具体的に言うと、ムニエルのムニエルがワールドディシプリン・ケラウノスするタイプの。
あとルシファーはヤンデレ(重要)
こんにちは。
ぼくのなまえはルシファーです。
この世かいで、さい初に生まれたあくまです。
ぼくには、たった一人のおとうさんがいます。
おとうさんは、ぼくたちあくまのおとうさんです。あと、ついでにてんしとかいううっとおしいやつらのおとうさんでもあります。
あくまっていうのは「カッコよくてイカしてる奴」っていみです。おとうさんがおしえてくれました。だから、ぼくたちはあくまであることをほこりにおもってます。
ちなみにてんしは「なんか偉くて凄い奴」だって言ってました。どうでもいいけど。
おとうさんは、ぼくたちだけじゃなく、この世かいもつくったえらいかみさまです。
そとの世かいには、ほかにもかみさまを名のるやつらがいるけど、でもぼくたちにとってのかみさまはおとうさんだけです。
おとうさんは、とってもやさしいです。
おこるとこわいけど、まいにちぼくたちのごはんを作ってくれて、はみがきやおきがえ、せんたくをがんばってくれてます。
ぼくたちもお手つだいしようとがんばるけど、いつもうまくいかなくておとうさんにめいわくをかけてしまいます。
でも、おちこんだぼくらをおとうさんはわらってゆるしてくれて、「ありがとな」って頭をなでてほめてくれます。
だから、ぼくたちはうれしくてうれしくて、もっとおとうさんにほめてほしくてがんばります。
おにいちゃんぶるじゃまなミカエルよりも、ほかのえらそうなてんしたちよりもおとうさんのやくに立ちたいから、いつもいつもがんばっています。
はやく大きくなって、あくまらしく「カッコいいイカしたやつ」になって、おとうさんといっしょにエデンを、このせかいをもっともっとたのしくてりっぱなばしょにしたいです。
それで、おとうさんにえらいえらいってほめてもらって、たくさんなでられて、だっこされて、いっしょにごはんをたべて、あそんだりして、ずっといっしょに仲よくくらしていきたいです。
それが、ぼくのゆめでした。
そう。
叶うことがなかった――――
――――かつての
◆◆◆
余命はあと何年か。
千年?五百年?はたまた百年?
少なくとも、三千年以内に神核が停止して死ぬのは間違いない。
長いと思うかもしれないが、神が寿命で死ぬなんて事自体が異常なのだ。
無限に等しい時の中で有限を自覚した瞬間の、あの感覚は筆舌し難いものだった。
死を、間近にした時の感覚というのは。
ついこの前にも感じた…しかし、種類が違う終焉の予感。
人なら誰もが味わうそれを、俺は数万年の時を経て思い知らされ…………いや、
記憶の中の俺も、いつか味わったであろう
頭を抱えた。
死ぬ。死ぬ?
誰が?
いつ?いつか。
どうやって?どうやってか。
いつか、俺は、神ではなくなる。
全てを失う。
これまで手足のように、息を吸うように、テレビのリモコン、或いは携帯でも弄るように当たり前に振るっていた力を。
天を、地を、水を、空気を、命を、死を、自然を操る力が、権能が完全に失われる。
そして死ぬ。
人間のように、人間らしく、死ぬか殺される。
老いさらばえて朽ち果てるか、野で飢え死ぬか、凍え死ぬか、病で衰え果てるか、獣に食われるか、何者かに打ち殺されるか。
そのいずれかで、俺という存在は終焉を迎える。
戦いの時と違い、じわじわと真綿を絞めるように緩やかに、しかし確実なそれは俺の精神をとことん追い詰めた。
いや、精神的に追い詰められる時点で俺はだいぶ人間に近づいていたのかもしれない。
あの巨人に、俺は本来の力の半分以上を食われていたんだから。
いや、俺一人で死ぬならまだいい。
それは恐ろしいが、自己責任のみで一人きりで終われるならまだ気が楽な方だ。
問題は――――
俺の権能で創られし眷属にして、我が子達。
俺という主神失くして、あいつらに未来はあるのか?
神亡き後の楽園に、先はあるのか?
俺の死は、避けられない。
僅かに残った、消えつつある千里眼で覗き見た未来において、俺が生き延びる未来はない。
ある…あるのだが『アレ』はだめだ。そう断言する。
あの
子供達が、そんな俺を心配している。
どれだけ口を噤んでも、この死の気配は、募る苦悩は隠しきれない。
まだまだ未熟な子供達。
教えることが山程あるのに、伝え切るには時間があまりにも足りなすぎる。力が無さすぎる。
「世界が滅ぶ?だからどうした?」
「こちとら、滅亡なんて見飽きてる」
「そんなに恐ければ、尻尾を巻いて逃げればいいじゃないか。なぁ?」
黒いアイツの言葉が過ぎる。
共闘を頼んだ時の、嘲りと共に返された言葉。
あぁそうさ。
怖かったよ。逃げればよかったと後悔しているよ。アイツらのように赦しを乞えばよかったとな。
でも、俺は逃げたくなかった。逃げる自分の無様な姿だけは…今も十分無様だが、それでもあの戦いから背を向ける自分を許せなかった。
世界はいつか滅ぶ?滅亡なんて見飽きた?
うるせぇんだよ、だからなんだ。そりゃテメェの感想だろうが。
どうせいつか無くなるから、自分の「特別」が失われるのも黙って受け入れろってのか?
ふざけんな。
黙って受け入れられないから「特別」なんだろうが。
間違っていようと、道理に反していようが守ろうとする行為こそが、その「特別」の価値を証明するんだろうが。
黙って失われるのを受け入れられたら、俺はもう、それを「特別」なんて言えなくなるんだよ。
そうだ。
この地を、俺は愛していた。
なんとなく、本当にくだらない思いつきで作ったこの大地を、空を、草木を、森を、獣達を。
それでも
子供達を、あいつらが生きるこの場所を。
――――俺達の
「――――」
沈みゆく夕日に照らされた丘。
肉が削げ落ち、皮が垂れ皺が刻まれ始めた掌を見遣る。
遠くで、天使達が、悪魔達が遊んでいる。
ミカエルとルシファーと、みんなと目が合う。
笑顔で手を振られ、こちらもなるべく、頬を強張らせながらも優しく微笑んで手を振り返す。
時間は、ない。
二度目の決断を、迫られている。
また、間違いを犯してしまうかもしれない。
取り返しがつかない、間違いを。
しかし、あの子達の、俺のガキ共の笑顔が背中を押してくれた。
さぁ、唯一神としての最後の仕事を始めよう。
そして、それが成された暁には俺は愛するこの楽園を――――
――――あの子達を、捨てなければならない。
◆◆◆
創世記 第三章
巨人を討たれた主は再び休みをとり、楽園の中心に生命の樹と知恵の木を植え、土より二人の人間を創られた。
男にアダムと、女にイヴと名付けられた二人は主と天使、そして悪魔に囲まれて育ち、やがて美しき男女へと成長した。
主はイヴがアダムの妻となり子を成す事を望まれた。
だが、イヴはアダムが夫となることに不満を申し立てた。
それに主は訝しみ、イヴにいかなる男を望むのかと問われた。
すると、イヴは途方もなく傲慢な願いを答えとした。
あろうことか、父なる主の妻となることを望んだのだ。
主は怒り狂い、イヴを責め立てて悔い改めるよう促した。アダムもまた、主に並んで同様にイヴを責めた。
しかし、イヴは頑として考えを改めず、天使と悪魔もイヴの答えに困惑し、主の怒りに恐れ慄いた。
やがて、イヴは己を否定したアダムと主に叛き、楽園を去っていった。
そして、主より授かった自らの名を捨て去り、新たな名を自ら付けた。
――――リリスと。
当時
ロリイヴ「あたち、おおきくなったらぱぱとけっこんしゅる!」
主「はっはっは、こいつめぇ〜(ナデナデ)」
↓
少女イヴ「早くパパと結婚したいなー」
主「まだ言うかこの〜」
↓
イヴ「パパ、結婚しよ?」
主「(アカン)」
最初の悪魔「ギリギリギリギリギリギリギリギリギリ(歯軋り)」