7☆ストリートボーイズ   作:太陽に恋したライオン

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第1話

時は1900年代

これは、東京の繁華街に近い下町を舞台にした若者達の物語

 

SHOTA:曽祖父の時代からの地元っ子。親がバーを経営していて、顔が広い。地元をこよなく愛し、何にでも口を突っ込む。ちょっと危ない場所もあるような町だが、大人に頼らず、自分達で町を守りたいと思ってる。町を巡回して変わった事がないか目を光らせるのが日課。運動神経がよく、ストリートダンスやバスケが好き。人の話をあまり聞かず、思い込みで先走りがちなため、周りからウザがられる傾向がある。SHUNとRYUSUKEを無理矢理引き込んでレンジャーを結成している。

 

SHUN:親がバイク屋を営んでいて、機械に強い。スケボーが趣味。SHOTA同様、運動神経がよく、何をやらせてもカッコ良くやりこなす。ダンス、ギターなども得意。熱くなりがちなSHOTAに比べてクールだが、結局SHOTAに付き合ってしまう。女性にモテるが、友情を優先して、まだ彼女を作る気は無い。

 

RYUSUKE:無口でオタクっぽい雰囲気だが、頭がよく、作戦を考えるのが得意。普段はあまり人とつるまないが、何故かSHOTAが何かやる時にはやってくる。生意気でわかりにくいが、恐らく、SHOTAに懐いている。実は空手をやっていて、ケンカが強いが、争い事はあまり好きではない。

 

LEON:SHOTAとは別の区画の地元っ子。背が高く、体も大きいので、かなりいかつい見た目だが、実は優しい。小さな町工場の次男。家の家業を継ぐのが嫌で、何か大きな事がしたいと思ってる。JUNとRIKUKIは幼馴染み。マイペースで厄介事に巻き込まれやすいJUNを助けたり、ケンカっ早いRIKUKIの尻拭いをしている。細かい事に気が回り、誰とでも仲良くなれる性質で商売上手な一面も。誰に対しても格差をつけたり、差別したりするのが大嫌い。ちょっと危ない筋の人でも、普通のサラリーマンでも、男でも女でも、大人でも子供でも、一人の同じ人間というのが信条。

 

JUN(J):金持ちの家の坊っちゃん。親が忙しくて、ほっとかれる事が多かったため、ちょっと寂しがり屋で天然マイペース。とてもモテるが、本人に自覚はない。そのせいで厄介事に巻き込まれる事も多いが、その度にLEONとRIKUKIが助けてる。綺麗な顔と声の持ち主でスカウトされる事もしばしばあるが、自由にLEON達とつるむのが好きで断ってる。

 

RIKUKI(RICKY):祖父がアメリカ人。父親が破天荒で自由人である影響から、ルールに縛られるのが大嫌い。興奮すると英語が出てしまったり、日本語だと噛んでしまったりする。ずっと日本に住んでるのに外人と言われた事にブチ切れて大乱闘を起こしてから、狂犬扱いされるようになる。幼馴染みのLEONと天然なJUNだけは普通に接してくれる。荒っぽい性格に思われるが、情には厚く、友達の事は絶対に裏切らない。日本には馴染みが薄いHIPHOPが好きで、ラップが得意。

 

MAKOTO:最近、町にやってきた素性がわからない青年。無口だが、音楽は好きらしく、いつもヘッドホンで音楽を聞いている。ハーフのような見た目で目を引くが、目立たないように前髪を長くしている節がある。それでいて、髪色が変わってるので、結局目立ってしまう。抜けてるところがある。

 

序章:始まりの予感

 

SHOTAはいつものように町を巡回していた。まぁ、平和なもので、大概何も無いのだが、町の日常を見て回る事が好きなので、散歩のようなものだ。

 

しかし、今日はいつもと違った。

 

見かけないやつがいる。

 

ヘッドホンをして何かステップを踏んでいるつもりなのか、歩き方が変だ。この辺では見ないような髪色をしている。前髪が長くて、よく顔が見えないが、色白なのはわかった。

 

(何か変なやつだな)

 

気になって声をかけようとした時に、八百屋のオジサンに名前を呼ばれ、気を取られている内に、見失ってしまった。

 

最近、隣町でクレイジードッグズと名乗る3人組の噂を聞いていた。3人とも体が大きく、ケンカが強いとか、女をいっぱい連れてるとか、変な物を売ってるらしいとか。勢力を拡大してるらしく、気になっていた。さっきの奴は関係なさそうだが、奴らの仲間になる前に、いい奴だったらこっちの仲間にしたい。

 

(SHUNにも見かけたら声をかけるように言っておこう)

 

 

一方、夕方、RIKUKIが一人でいつもの広場に向かっていると、変な髪色の見かけない奴に出くわした。

 

「おい、お前!この辺じゃみかけねぇ面だな?どっから来た?」

 

RIKUKIが凄んで見せたが、聞こえてないのか、困った顔で首を傾げている。

 

(もしかして、ハーフなのか?)

 

男は色白で彫りの深い顔立ちをしていた。言葉が通じてないのか、聞こえてないのかわからなかった。

 

グイッと近付いて、ヘッドホンを外させた。

 

「Where are you from?」

 

ネイティブでないと聞き取りづらいような速さで言った。一瞬、ハッとした顔をRIKUKIは見逃さなかった。

 

でも、そいつは問には答えず、ニコっと笑うと走り出した。

 

「あ!おい!逃げんな!別に何もしねーって!」

 

RIKUKIは後を追いかけた。自分が過去に外人と言われて仲間外れにされた経験が蘇る。仲間になれるかもしれない、そんな気がした。

 

 

END

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