ウマ娘達と行くプリコネの世界   作:通りすがりの邪教徒

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いつかゲームでプリコネとウマ娘がコラボして欲しいって思ってます。

頼むぜ木村!


美食殿との出逢い

僕の名前は北島直人。トレセン学園のトレーナー学科に在籍している普通の中学生さ。

僕は姉の幼馴染であるダイヤ姉ちゃんことサトノダイヤモンドからVRウマレーターという最新型のゲーム機をプレゼントしてもらい、最新ゲーム『レジェンドオブアストルム』というソフトを起動したら謎の空間にいた。



そこには、アメスと名乗る不思議なボロボロな妖精がいて、謎が多いまま装備一式を貰い、目の前が真っ白になったと思ったら青い空が視界に入った。

 

 

「ここって……まさか! 空の上〜!?」



 

目を開いたら僕は空の上から勢いよく落ちていた事に気付いた。い、いきなりゲームオーバーですか!? せめて送るなら芝生の上とかに寝てる所から始まってくださいよー!

 



「うわぁぁぁぁ! 落ちるぅぅぅぅ!」

 



僕は上空でそう叫びながら地面に向かって落ちて行く。風の感触が頬や身体中に伝わってきて、凄くリアルだ! と感動もしてるんだけどさ……いきなり空から落ちる始まり方って、タマモさんの言葉を借りれば、何でやねんと口に出して言いたいくらい想定外の展開に、僕は涙目になっていた。



 

「ヤバい! ヤバい! 地面が近づいてくる!」



 

もう駄目だ……お終いだ……。そんな事を思いながら背中から地面に落ちようとした瞬間のことだった。



 

「たぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

遠くから女の子が勢いよく走ってきて、もの凄い衝撃と共に受け止められる感触を感じた。僕はその衝撃の影響か、意識が朦朧としていた。



 

「君! だ、大丈夫ですか!?」



 

め、目の前が見えない。それに何だか眠気を感じる。受け止めてもらった女の子が誰かも知らずに、僕はゆっくりと目を閉じて眠ることにした。 







 

  ー♦︎♢♦︎♢♦︎ー





 

 

「う……う〜ん……。ここって……?」



 

目が覚めたら、視界に入ったのは木に沢山生えている綺麗な緑色の葉っぱで、薄暗いという事は木陰の中で寝ている感じかな。


きっと受け止めてくれた子が運んでくれて寝かせてくれたんだな。助かった〜!

 



「あら、起きたのね」



 

女の子の声が突然聞こえてきた。さっき受け止めてくれた女の子の声とは違ったので、気になった僕は身体を起こした。



 

「っ!?」



 

目の前には黒髪に白メッシュが入っており、猫のような耳と尻尾が付いている女の子が立っていた。
ウマ娘じゃなくて、これって確か獣人(ビースト)って奴だな。ファンタジーって感じがしてきてワクワクしてきた。



 

「あの……ここはいったい?」



 

「此方の方、お目覚めになられたのですね」



 

聞こうとした時に、違う方向から違う声が聞こえてきた。今度は誰だ? と思い首をその方向に向けると、長い耳に綺麗な白い髪、そして巫女のような服を着ている可愛らしい少女がやって来た。
多分この子はエルフだな。年齢は恐らく10〜12歳くらいだろうか?

 



「大丈夫でございますか? お怪我などは?」



 

「はい、全然。ピンピンしてますし!」



 

「あんた、空から降って来たのをあたし達の仲間が目撃して、全力ダッシュで奇跡的にキャッチしたのよ。命拾いしたわね」



 

「まぁ、受け止められたのは覚えてます。その子はいったい?」

 



「そんな事よりも、あんた一体何者なの? 空から降ってくるなんて、普通じゃないわよ」



 

ですよね〜。突然空から降って来た奴なんて怪しむのも当然である。どうしよう……質問の答えが思いつかない。

ゲームの世界とか言ってもこの人達には通じないよな。ここは何とか誤魔化してこの場を乗り切ろう。

 

「なんて言ったら良いかな……。特に目的もなく故郷から出て、旅をしてる途中で仮眠を取るために芝生の上で寝てて、目を覚ましたら遥か上空にいたんですよ。何でなのか自分でもハッキリ知らなくて」

 

「不思議な話ね。まぁ、一旦この話は置いといて、あんたって冒険者なの?」

 

「いえ、違いますよ」

 

「おや? 装備をしておられるのに、冒険者ではないのですか?」

 

冒険者か……僕がよく見る異世界アニメではよく聞くワードだ。ここの世界の事が何となく分かった気がする。

 

「そうなんです。それに、何処に行けば良いのか道に迷ってまして」

 

「成る程ね。大体分かったわ」

 

何が? 大体分かったって、分かってない人が言うセリフですよ。

それとさっきから会話が上手いこと成立しすぎている。最新のゲームって凄いな。サトノ家の技術力恐るべしですわ。

 

「お〜い! キャルちゃーん! コッコロちゃーん!」

 

遠くから聞き覚えのある高い声が聞こえた。これは、僕を受け止めてくれた主の声である。

キャルちゃんにコッコロちゃんって事は、この人達の名前なのだろう。

 

声が聞こえた方を振り向くと、アホ毛が特徴的な金髪のロングヘアに、後ろの腰には大きな剣をが装備されている、まさしく騎士の装備って感じのを纏っている女の子がひとり。

 

そしてもうひとり。黒髪に何処にでもいそうな容姿をしている、腰には剣を一本装備している男の子がやって来た。

 

「あっ! 目が覚めたんですね。良かった〜!」

 

「あなたですよね? 空から落ちた僕を受け止めてくれたのって」

 

「はい、そうです。あの時は間一髪でした」

 

「本当にありがとうございました! あのままだったらマジで終わってたので」

 

「いえいえ、あなたが無事で何よりです。ところで……あなたはいったい?」

 

猫耳少女と同じ事を質問されたので、同じ事を答えたら納得してくれた……って此処は何処なのかまだ何も聞けてないし、その前に名前でも聞いておこうかな。

 

「あの、突然で申し訳ませんが、お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

「おっと、そうでしたね。わたしの名前はペコリーヌって言います」

 

「キャルよ」

 

「わたくしはコッコロと申します。そして、隣にいるお方が、私のお使いしている主、ユウキ様です」

 

「よろしく!」

 

最後に紹介された人は、一言だけ短いセリフを口にして、片手でサムズアップをする。

 

「自己紹介ありがとうございます。僕は……直人って言います(名前だけで行くことにする)」

 

「ナオト様ですか。素敵なお名前ですね」

 

「あ、アザス」

 

「あんた、歳はいくつなの?」

 

「13歳です」

 

「て、事はあたしの方がひとつ年上ね♪」

 

猫耳少女ことキャルさんは、随分とご機嫌そうな表情を浮かべる。

 

「それと、質問良いですか? あなた達は何の集まりですか?」

 

「私たちは『美食殿』というギルドを組んで活動しているんです」

 

ギルドか……因みに、どんな目的で活動するために結成してるのかを聞いてみた。

 

『美食殿』では、基本的に食べ歩きを目的としていて、偶に未知なる美味しい物を求めていて、珍しい食材の依頼が来たりした時は、ギルドマスターであるペコリーヌさんが、自ら依頼書を持って来て、その食材を探す為に結成したんだそうだ。

 

ん? 未知なる美味しい物を求めて冒険するって……ト○コか何かかな? でも、何だか楽しそうなギルドだな。このコンセプトだと、オグリさんとか絶対好きそう。

 

「いっつも大変なのよね。コイツが持ってくる以来全部が!」

 

「あっはは、キャルさん苦労してるんですね」

 

「そうなのよ! いっつも訳の分かんない場所に連れてかれては、大量の魔物に襲われたりして、上げ気の果てには……」

 

キャルさんはペコリーヌさんが持ってくる依頼の数々の愚痴を垂らしていた。

大変そうな言葉を並べてはいるが、彼女にとってその思い出は良くも悪くも? といった感じであった。

 

「そういえば、魔物で思い出しました。ペコリーヌ様、依頼の魔物は見つかりましたか?」

 

「まだなんですよ。ここら辺にいるのは確かなんですけど……」

 

その後のセリフを言い続けようとしたその時だった。遠くから怒号のような叫び声が聞こえて来た。

 

「あっ! 皆さん、アレを!」

 

「見つけました! アレです、アレ!」

 

叫び声が聞こえた場所を見ると、デカい鳥みたいな奴が此方に近づいて来た。

まさか、あれが魔物か!? スゲェ、めっちゃリアル感凄いぞ。

 

「あっちから出てくるなんて、探す手間が省けましたね」

 

「ペコリーヌさん、あれって?」

 

「ワイルドグリフォン。今回の依頼でわたしたちが探している魔物です。行きますよ!」

 

美食殿の4人は武器を構えて戦闘体制に入る。この場面、慣れてるんだな……って見てるだけじゃ駄目だよな。

 

「僕も助太刀しますよ。助けてもらったお礼に」

 

「本当でございますか? ナオト様」

 

「大丈夫なの? あんた」

 

大丈夫と言えば嘘になる。初めての魔物に僕は正直ビビっている。

 

「今この状況を目の前にして、何もせずにはいられないですから」

 

「ナオトくん、頼もしいですね。では、共闘お願いします」

 

「おっきゅー!」

 

僕も美食殿の人たちと同じく、自分の装備されている武器を手にしてグリフォンに向けて構える。

 

「魔法で援護するわ。『サンダーボール!』」

 

凄い! あれが魔法か! スイープさんが見たら絶対喜ぶ奴だ。本人ならこのゲーム絶対買うぞ。

キャルさんの魔法が命中して、飛んでいたグリフォンが、地面に倒れる。

 

「今よ、ペコリーヌ!」

 

「ありがとうございます。キャルちゃん! セイヤっ!」

 

ペコリーヌさんが、剣で羽を傷つけて飛べなくしたぞ。ナイスネイチャです! 僕も続けていきますか。

 

「か、身体が軽い!? たぁ!」

 

このゲームを初めて魔物とエンカウントして、初のダメージ。この感じ……スッゲー楽しすぎる。

 

「ペコリーヌ様、身体強化のスピードアップの魔法を掛けました」

 

「ありがとうございます、コッコロちゃん。全力全開! プリンセスストライーク!」

 

コッコロさんの魔法で強化されたペコリーヌさんが剣にオーラを宿し、必殺技の名前を叫ぶと、強烈な威力でグリフォンを撃破した。

 

「ペコリーヌさん、凄いですね!」

 

「ナオトくんも強かったですよ。これで冒険者じゃないのは勿体無いくらいです」

 

めっちゃベタ褒めされました。やっぱりゲームキャラに褒められるのは新鮮だな。

この後は、ワイルドグリフォンの討伐報告をするために街へと戻るらしかったので、連れてってもらうことにした。

 

 

  ー♦︎♢♦︎♢♦︎ー

 

 

美食殿の後に続いて、やって来た大きな街。名前は『ランドソル』というらしい。一瞬ランドセルと言い間違えちゃう名前の街ですね。

そして、やって来たのが『ギルド管理協会』という所だった。

 

「お疲れ様でした、美食殿殿の皆さん。あの……そちらの方は?」

 

美食殿の人たちが話しかけた緑色のロングヘアに眼鏡をかけた人。多分ここの職員だな。

 

「依頼先で偶然出会ったんです」

 

「そうでしたか。初めまして、ギルド管理協会のカリンと申します」

 

「初めまして、ナオトです」

 

「これからよろしくお願いしますね。それでは、これが依頼料となります」

 

「ありがとうございます。カリンさん。所でナオトくんは、これからどうするんですか?」

 

「取り敢えず、今日は疲れたので宿を探して、一泊しようかなって」

 

「でしたら、わたしが近くの宿屋を知っているので案内しますね。手伝ってもらったお礼です」

 

ペコリーヌさんはそう言い、美食殿の他の3人と別れて宿屋に案内してもらった。

 

「ここが宿屋です。それでは、また何処かで会いましょう」

 

「はい、ここまでありがとうございました」

 

こうしてペコリーヌさんとも別れて宿屋の前に立った僕は周りの人がいない場所でログアウトをすることにした。

 

「ここなら誰もいないな……」

 

僕はメニュー画面を開いて、セーブボタンを押してログアウトを選択した。

 

 

 

「はぁ〜! 楽しかったー!」

 

「どうだった?」

 

「いやはや、開幕早々死ぬかと思ったよ。でも、何とか生きてたわ」

 

「ふふっ、それは良かった」

 

それにしても、このゲームを1人だけで楽しむってのはちょっとだけ勿体ないな。

 

「ダイヤ姉ちゃん、そういえばこれって他の人とでも出来る仕様になってるの?」

 

「うん、出来るよ」

 

「だったら、僕のチームのウマ娘達も一緒にやりたい!」

 

「なおくんのチームって3人だったよね。分かった。今度お父さんに送ってもらうように頼んでみる」

 

「やった!」

 

今度は姉ちゃん達とあのゲームの世界に行けるのが楽しみだな〜。

 





ペコリーヌ(CV:M・A・O)

いつもお腹を空かせているヒューマンの女の子。元気いっぱいで明るいのが特徴的だが、実は色々秘密がある。

コッコロ(CV:伊藤美来)

礼儀正しい11歳のエルフの少女。ユウキの事を主さまと呼んでいる。

キャル(CV:立花理香)

ツンデレで猫のビースト族。美食殿のツッコミ担当。ダイワスカーレットと相性が良さそう

ユウキ(CV:阿部敦)

プリコネにおける主人公。記憶喪失でプリコネにおいて、物語の鍵を握るキャラクター。

カリン(CV:洲崎綾)

ギルド管理協会の職員で仕事の腕前はプロ並み。キャラからはクソ眼鏡と時々呼んでいる。ウマ娘でいうたづなさん(緑の悪魔)

次回から主人公の所属するチームメンバーがプリコネの世界に行きます。

お楽しみに!

このウマ娘とプリンセスの絡みが見たいって方はリクエストあったらお願いします!
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