ボツネタ
「手首の角度は直角90度を保つ。各指は曲げずに真っ直ぐを保つ」
奇抜なデザインをしたバンダナを巻いた男──岸辺露伴が腕を上げ、直立した姿勢を保っている。
露伴は、しばらくすると「ふぅぅぅ〜〜〜」と大きく息を吐きながら、腕の形をそのままにして肩を回す。
「手のひらを前へ……ひじも真っ直ぐ、手首の角度は直角を保ったまま……」
露伴は手を前に持ってくる。
「一本ずつ折る。1……2……3……4……5。再び一本ずつ指を開く。……2……3……4……5」
そうして指を開ききると、露伴はしばしその姿勢を保ったのち、体の力を抜く。
「以上。漫画を書く前の『準備体操』終わり」
露伴はそう言うと、手首をブラブラさせながら作業する机に戻る。頭の中では、先ほどのことを考えていた──。
*
「手を貸してほしい事がある?」
露伴がそう尋ねる。対面には、金髪の青年──アクアが座っていた。
「ああ。ひとりじゃあどうやったって
「…………」
アクアは続ける。
「まあ、いきなりこんな事言われても困るよな。……いや、説明はするよ。だが……その……」
そうやってアクアはしばらく悩んでいたが、やがて意を決したように言う。
「有馬の「熱愛記事」が出る」
「有馬……ああ、あいつか。有馬かな」
露伴はそう思い出したように呟いた後、言葉を続ける。
「だがなァ……芸能人の熱愛記事なんて、今時珍しくもなんともないだろ? 別にいいんじゃあないか? 世間だって祝福してくれるだろ」
「はぁ……あんたほんとにアイドル興味ないんだな」
「どういう事だ?」
「……やってるんだよ、「アイドル」。それに……」
「それに?」
「……それに嘘なんだ。その記事」
露伴はそれに対して、なるほどなと呟いた後訝しげにする。
「だが、それなら言えばいいじゃないか。世間に対して、あの記事は嘘ですと。これだけSNSが発展してるんだ、なんとかなるだろう」
「あんたほんとに……いや、あんたは
そう言うと、アクアは露伴の目をはっきりと見つめて告げる。
「あんたの「新作映画」の「発表」をさせてもらえないか?」
「……誰から聞いた? ……まあいい。だが残念だったな。話の繋がりが見えないが、まだ「本決まり」って感じじゃあないらしいぞ。ぼくの助力は諦めて、記事を出すヤツに交渉しに行け」
「それは無理だ。最近は目立ったニュースもない……「週刊誌」は有馬の記事を、絶対に手放さないだろう。……だから代わりの「バーター記事」を出してもらう」
「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ」
露伴は驚きながら尋ねる。
「記事を手放してくれないからって、「ぼく」の情報売りつけにいくのか? しかも、それって「嘘」ってことだろうッ!?」
「いや、「嘘」じゃあない……あんたの話が事実になるよう、うちの事務所も協力する。それにその話が立ち消えたとしても、
「ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア」
露伴が勢いよく立ち上がって、答える。
「名前を貸すだけだって…………ぼくは健全な少年少女のために漫画を描いてる人間だぜ……社会的に少しは有名なんだ。しかも! 週刊誌の人たちにだって生活があるッ! そりゃあ、褒められたことじゃあないかもしれないが……
「「
「
*
「あん時の子供がなァ……この「岸辺露伴」に向かって「名前を貸せ」とは、ずいぶん大きく出たもんだ」
そう言って露伴は机に向き直る。露伴の思考は、すっかり
「ぼくの名前を貸すんだ……せいぜい
投げっぱですけど……まあ終わりのないのが『終わり』ということでここはひとつ……
まあ導入部分しか思いついてないにしては、まだ上手いこと纏めた方じゃあないでしょうか
なんとかこれで許して……許して……
これで完全にこの小説思いついた時のネタは、無くなったので多分ほんとに終わりです
後、この小説と全然関係ないけど、推しの子見て最初に思いついたネタ
↓
???「この味は! ……ウソをついてる『味』だぜ……。星野アイ!」
ちなみに原作知ってる?
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どっちも知ってる
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推しの子だけ
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岸辺露伴だけ
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どっちも知らない