推しの子 双子との大切な繋がり   作:ニャン吉

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10話

暫くして19歳になる。

もうすぐで20歳だ。

 

アイのドラマデビュー。

 

俺は偶々見に来ていた。

 

 

「久しぶり白崎君。」

 

「お久しぶりです五反田さん。

相変わらず目付き悪いですね。」

 

「余計なお世話だ。

にしても凄えな。君の見る目は。

星野アイ

上手くいけば売れるぞ。」

 

「でしょうね。

でも、今回の作品ではあまり出番は無さそうですね。

上の力が働きそうだ。」

 

「よくわかってるじゃねえか。

撮影が終わってすぐに主演女優の会社から圧力が掛かった。

大手と弱小の差だな。

そう考えると白崎君達は運がいい。

星野アイと同等の…下手したら同等以上の能力を持ちながら最大手にある。

売れるのは間違い無いな。」

 

「どうも。

貴方こそ。

いつまでそんな小さな会社にいるつもりですか?

そろそろ〇〇から声がかかってるんじゃ無いですか?」

 

と聞くと顔を逸らして

「大手に行くとやりたい様に出来ない。

今以上に縛られる。

俺は…いや。何でもねえ。」

 

と返ってくる。

「そうですか。

俺達がオープニングを付けるから雰囲気を見に来たけどこの映画は

やっぱり良いや。

まぁやるだけやりますよ。」

 

「わかってる。

でもこの作品に関わっている以上、」

 

「わかってますよ。

今、仲間が作品の映像を見させてもらってます。

俺は現場で裕太達は映像で。

この作品をいかす最高の曲を歌わせて貰いますよ。」

 

「ああ、頼んだ。」

 

と言って星野アクアを見た。

 

「アクア。

不気味ですよね。

どうも精神年齢が年齢と比べて成熟し過ぎてる。」

 

「ああ。

マネージャーのガキか。

もう名刺とかは渡してある。

次の作品。あのガキを出す代わりに星野アイをお前さんと主演に使うとな。」

 

「わかった。

また話を待ってる。」

 

 

この後すぐに映画の撮影を終えて俺達(俺、花名、アイ、アクア、ルビー)5人は変装して映画館で見ている。

 

中々の出来では無いだろうか?

 

「映画デビューはどうだ?アイ、アクア?」

と聞くとアイが

「なんか、あんまり現実味は無いかな。

でも、頑張ってきたかいはあったのかな?

アクアはどう?」

とアイがさらにアクアは

「演技してないので。

監督がありのままを出す事を期待している様に感じました。

一緒に演技をした有馬かなの方が凄かったかと。」

と冷静に返してきた。

そしてそれを聞いた花名がアクアに声をかけ始めた。

 

「いい。アクア君。

確かに君より一歳上って言う年齢であれだけの演技が出来るのは純粋に凄いと思うよ。

でもね。

監督の意図を読み取ってあの場面の敢えて演技をしないって言う選択をしたアクア君も凄いの。

いい。あの五反田監督が話したと思うけど

凄い演技をするのが凄い俳優じゃ無いの。

その場にあった演技を出来るのが凄い俳優なの。

アクア君はずっとハル君の演技を近くで見てきたからその演技が出来るの。

その演技が出来るのは…あの場面で使えるのは凄い事だよ。」

と言って頭を撫でる。

そして俺はそれを横目で見ながら

 

「いいか。アクア。

この世界で長くやりたいならエゴとコミュ力を持たないとだめだ。

今はまだ難しいかもしれないけどアクアはその中で必要なコミュ力を持ってるんだ。

それはアイには無い才能だ。

有馬かなは今はエゴの塊。

俺も子役からやっているけどこの歳からコミュ力があるのは凄い事だ。

言いたい事のほとんどは花名に言われたけど、少しは自信をもて。

でも天狗にはなるな。

これから経験を詰めば絶対にいい役者になれる。」

そう言って俺は花名と同じ様にアクアの頭を撫でる。

そして俺はルビーにも言葉をかける。

「ルビーはこれからどうしたいのかしっかりと考えろよ。

周りが芸能人ばかりだから自分も芸能人になるのでは無く

ルビーがなりたいと感じた時になるんだ。

ルビーは将来的にかなりの美人になる。

まぁ花名には負けるが。

でも芸能人になりたければ俺は力になるから。」

そう言って頭を撫でるとルビーは小さな声で

「うん。

ありがとうはるきお兄さん。

でも決めてるんだ。

将来はママみたいなアイドルになるんだ。」

と笑顔で話してくれた。

俺はこの笑顔を見て

「後で皆んなでカラオケに行くか。

俺と花名が歌を教えてやる。」

と言うと

「ママは?」

と聞いてきて花名が

「アイは歌、そんなに上手く無いもんね。」

と言うとアイがこっちを見て少し不機嫌そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにカラオケでルビーのB小町の曲を聞くと

 

控えめに言って

 

頑張ろう

 

 

 

それしか言えなかった。

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