アクアとルビーの高校入学まで後、1ヶ月ほどになった為、俺達はプレゼントを用意していた。
正直な話、アイのプレゼントのセンスは独特過ぎるのだ。
花名と話をしながら決めたプレゼントは
アクアにかなり性能の良いBluetoothのヘッドホン。
ルビーには花名のおすすめの化粧品1式。
2人合わせて10万はしたぞ。
(アクア25000円
ルビー78000円)
因みに去年、かなにも同じように入学祝いの品を送っている。
かなにも化粧品だが、当時は1人で8万位した。
「化粧品ってやっぱり高いな。
びっくりした。」
と俺が言うと花名が
「私の普段使いは一式で2万位で特別な時用の一式は10万位する。
ルビーにはしっかりと去年のかなちゃん同様に伝えるつもりだけど良い奴だから、特別な時だけって伝えるつもり。
普段使い用はアイに見てもらうつもり。
去年のかなちゃんは私が一緒に回って買ったけど。」
なるほど。だからかなは毎日自然な感じのナチュラルメイクをしているのか。
「かなに一人でやるメイクを教えたのは花名か?」
と聞くと花名は
「そう言うのは本当は親に簡単に教わるものだけど、私にとってもあの子は娘見たいな娘だもの。少し、贔屓したくなる。実はたまにね、かなちゃんの部屋に入って作り置きとかしているの。あの子、料理があまり得意じゃ無いみたいだから何も無いと色々出前を頼んでるみたいだし。」
と言っていた。
なるほど。仕事の度にかなが俺にお礼をするのはそういう事か。
「俺も鍵は貰ってるけど花名はしっかりと活用してるんだな。
俺は体調を崩した時の介抱をやる時にたまに行くくらいだな。買い出しとか。」
と言うと
「かなちゃんもだいぶ甘えてくれるようになった。
凄く嬉しい事ではあるけど正直、もっと甘えて欲しいと思うのは我儘なのかな?」
「良いんじゃないか?
いつか俺たちの事がわかる日が来るよ。」
と言うと学校が終わり、部屋で着替えて来たかなが玄関から入って来た。
「お疲れ様です。
晩御飯のお誘いありがとうございます。花名さん。遥輝さん。」
と
「いいんだ。気にしないでくれ。
いつも言ってるだろ。俺達は血が繋がっていなくとも家族だ。
かなはもっと甘えてもいいんだぞ。」
と言うとかなは小さな声で
「ありがとう。」
と言って俺に
「飛鳥ちゃんはどうしてますか?」
と聞いてきて
「今、遊び部屋で寝てるよ。
「ご飯の前にかなお姉ちゃんに遊んで貰うんだ」って言ってたけどね。」
と言うとかなは
「わかりました。少し飛鳥ちゃんのところに行きますね。」
と言って飛鳥のいる部屋に向かうのだった。
俺はこんな何でもない日常がとても幸せに思えてならなかった。
side……
同刻 高千穂
「白崎遥輝。
貴方と会った回数は何度だったか。
10年齢以上の時が経った今、星野アイの死の運命を壊した貴方には精算してもらわないと行けないね。
カミキヒカル。
彼も使えなかったから私自らが動かないとダメかな。
この世界にあの強さの光は何人もいてはいけない。
光の数を調整しないといけない。
芸能界から切り離した事で彼は私の言葉から読み取った事の対策をしている様だけど、あの星野アイが生きている限り、
貴方か白崎遥香は
死を持って精算してもらわないといけない。
でも光は弱まっている?
あの時産まれた2人に半分ずつ移り、結果として合わせて1人分増えた。
調整しないとダメね。
本来死ぬはずだった星野アイ。
本来この世界には存在することの無かったイレギュラー白崎遥輝
同一体でありながら別の人格を宿らせた白崎遥香り。
どうしますか。」
と雨宮吾郎の白骨化した遺体の前で話している少女がいたのだとか。