推しの子 双子との大切な繋がり   作:ニャン吉

2 / 19
2話

病院着

 

お土産のフルーツの盛合せと俺達のCDを持って。

 

いやね・・・学校も休みだし、飛行機も取れたし、いいんだよ。

 

 

いいんだけど・・・

 

 

「宮崎県・・・遠いな。」

 

「遠いね。」

 

「でも・・・ここはいい場所だな。

静かで、空気も美味い。」

 

「そうだね。体調崩したらここに入院しようかな?」

 

「えっ・・・何か予定でもあるの?」

 

「予定は無いけど・・・静かなここはいいなって。

空は綺麗だし。

取り敢えず中に入ろう?ハルくん。」

 

「そうだな。」

 

と返して俺達は病院に入った。

 

 

一応変装してるからバレていないな。

 

花名が受付で部屋までの行き方を聞いて来て。

 

「行こっか。行き方は確認取れたし。」

 

「了解。とりあえず一言言わないとな。」

 

2人でアイの部屋まで歩こうとするとエレベーターからアイが出てきた。

 

「久しぶりだな。アイ。」

 

「久しぶりアイ。」

 

「えっと・・・久しぶり。遥輝君。花名。」

 

とエレベーター前でフリーズしていたが

 

「まずはアイ。なにか目的があって降りてきたんじゃないのか?」

と俺が聞くとアイが

 

「特に用事はないんだけどね。センセーから運動不足にならない様に歩く様に言われてるから歩きに来ただけだし。・・・あれ?遥香は?」

 

「仕事。今頃、撮影じゃないかな?」

 

「そうなんだ。」

とアイは少し寂しそうな声を出した。

 

「そうだ。アイ?病室は鍵とか空いてるか?」

 

「えっ?空いてるけど。」

と確認を取り、手元のフルーツ盛合せとCDを見せて。

 

「お見舞いの品を持ってきたんだ。置きに行ってもいいか?」

「確かにフルーツ持ったまま移動は大変ね。」

「そういう事。」

 

「いいよ。

じゃあ1回部屋に戻って置こう。」

 

と俺が言うとアイが

 

「ちょっと待って。

センセと一緒に行く事になってるから」

 

side雨宮吾朗

 

アイドルのアイの担当として外に出る付き添いに行こうとすると同い歳位の男女2人組だった。

 

とりあえず近付くとその男女2人は見覚えがあった。

でも、この3人が・・・と言うよりあの男女2人組と星野アイが仲良さそうに話す所が想像出来ていない。

でも現実は仲が良さそうなのだ。

 

「あっ!センセ!」

都星野アイが気付いて手を振ってきた。

早く行かないとな。

 

「お待たせ。・・・えっと?

もしかしてこの前のドラマに出てた」

と聞くと男の方が

「もしかして見てくれてました?

ありがとうございます。

俳優と歌手やってる白崎遥輝です。

それと隣にいるのは」

と隣に話を変えると

「初めまして。

私は有澤花名です。遥輝と同じく女優と歌手をやっています。

アイの事。よろしくお願いします。」

と言うと星野アイが

「ハナちゃんは私のお母さんじゃないんだよ。」

「誰が貴方なんかのお母さんなんだよ!

友達が入院してるんだよ。先生にお願いするのは当たり前でしょ。」

と話しているのを

「まぁ花名もアイもとりあえず落ち着け。

そうだ。先生も1枚どうぞ。

俺達の最近出したシングルのCDです。」

と言って1枚渡してきた。

ここにいる白崎遥輝と有澤花名にあと2人はの4人組のグループで歌手をやっているのだろう。

普段、音楽は推しの星野アイ位しか聞かないので詳しくないが今やっているドラマのタイトルにopと書いて得るのでそれなりに有名な曲なのか。

 

「まだ、先生には知られてないか。歌手としては。」

と言われたので反応を返す。

「いや、知らない訳じゃないです。

ただ、俳優・女優と言う印象が強いので。

特に白崎さんは。

有澤さんの方はまだあまり・・・すいません。」

 

side白崎遥輝

まぁ歌手としては知られていないのか。仕方が無いな。

と思い俺はメモ帳に今、俺達の曲を使用しているドラマやアニメの名前を書いて渡す。

それを見てアイが

「可愛そ〜」

と俺に笑いながら言ってきたが先生はドラマやアニメを知っているのかすごく驚いていた。

 

「白崎達はもしかしてオランジュ?」

と聞かれた。

 

オランジュ

とは俺と花名をボーカルに据えた4人組のユニットだ。

 

「はい。以外と有名なんですよ。

Nステの出演も決まってます。来週ですけど。」

 

「こっちだとまだ知名度はグループ名だけなのかも知れないね。」

 

「ふふん!私は直ぐにB小町だって気付いて貰ったもんね。」

 

と少し悔しい事をアイに言われてしまった。

 

まぁまだまだだってのは認めないとな。

 

「先生もこれを機に俺達の曲を聞いてくれると「いやいや!結構聴きますよ!」えっ?」

 

「曲が凄く大人っぽいので勝手にもう大人が歌っていると思っていたのでびっくりしただけです。」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。