俺達の目の前で起こった事故。
ぶつかってきた車の近くを横切った1人の人。
薄らと見えたのは
俺と同じ様な
そして、アクア達と同じ様な特徴的な金髪
思い当たる人物は1人
だが、確証が無い。
俺は走って事故に遭ったバスの扉をスタッフ達と開ける為に皆とバスに向かった。
「大丈夫ですか!」
と言ってバスの中を覗くと頭から血を流してハンドルから出てくるエアバックにもたれ掛かっている。
急いで警察署にいるであろう次長に電話をかける。周りの状況を確認しながら
「どうした?遥輝!」
「〇〇さん!先程、撮影が終わって俺達とスタッフ全員が降りた後、車を返しに行った運転手が人を交わそうとした車にぶつかられて横転!
中で運転手が血を流しながら気を失っている!」
と伝えると
「場所は何処だ?」
と聞いてきたので俺は急いで携帯を操作してGPSの位置情報を〇〇さんの携帯に送る。
「ここだな。わかった!すぐに向かう。遥輝は他のメンバーを連れて近くの安全な場所でたいきしていてくれ。」
と連絡が来たので俺はスタッフやメンバーに伝えて近くのビルに入り待機する。
5分もすると〇〇さんは部下?5人ほどを連れてパトカー2台でやって来た。
俺は〇〇さんに実際に見た状況を伝える。
そして耳元で遠くから見たバスの事故直後にバスの近くを通った怪しい人の姿を伝える。
その後、
暫くして、防犯カメラ等で確認したが、信号無視しかけた一般車が轢きそうになったフードを被った男を避けようとして起こった偶然の事故という事になった。
〇〇次長さんは
「今回はもしかしたら遥輝の言うカミキだったか?の思惑通りに物事が進んだだけだったかも知れねえ。
一歩間違えればお前さん達が事故にあうこの事態を引き起こそうとした。」
「確かにあの事故はほぼ人為的なもので間違い無いかと俺も思います。
ですが、俺よりも歳下の男1人がそこまで狙って出来るでしょうか?」
「遥輝、俺はお前さんの事を天才児だと思っている。警察に誘うのはその観察眼を見越しての話で。冗談でもなんでも無い。だが形は違えどカミキも天才なのかも知らねえと俺は思ってる。
お前さんが地図や地形から犯行を推測し、遺体等を見つけ、着信のログから犯人を見つける事のできる天才ならばカミキはお前とは反対方向での天才だ。
どちらも俺は同等の知能を持っていると思っている。」
と言われると照れるのと同時に彼奴の大人からの評価を聞き、厄介だとおもうのだった。
とりあえず、今後も彼奴らを守れる様に頑張らねば。