郷村家専用霊具《
郷村家の霊道師としての家系の役割は鏡越しに見える鏡面世界、ちょっと何かが違う並行世界線の観測。この力によって多重世界の可能性とその技術の流用と発展。あるいは陥るであろう不測の事態を考慮し、対策を練るといった、この世界を構築するに置いて重要な役目のある重要な家系であった。
だが、その郷村家は〝蒼碧〟と呼ばれる大いなるチカラに対して適正が強すぎるがあまり、この宇宙の法則をいずれ紐解いては乱し、最低でこの星が消滅、最大で銀河系が滅ぶこと危険性を考慮され、霊道師としてのチカラを一部禁忌として封印。家系の役割としても除名された。
霊道師の家系において、仏霊会から除名通告は即ち、無能の烙印に等しい汚名である。犯罪行為を行う霊能力者こと『怨霊士』に同等に侮蔑扱い。
もっとも、郷村家の一族にとっては役割を除名されたこと自体特に問題としなかった。仏霊会に与えられた役割などただの仕事でしかない、どうでもいいことでしかなかったのだ。
何故ならば郷村家の人間は共通してどうしようもなく欲していたものが存在した。
女性家系である彼女達の生きる目的は、いや魂に刻まれた目的は一つだけ。
『愛しい人と結ばれたい』
そしてそれは〝蒼碧〟を使って構築された別の世界線に存在しなかった。つまり、愛しい人と結ばれないことを意味し、故に彼女達にとって、この星を、果てや宇宙の法則すらも司るほどの大いなるチカラたる〝蒼碧〟への執着心など一切なかった。
愛に勝るものなどこの世にはないし、好きな人と結ばれない世界のことなどどうでもいいのだ。
除名された後、彼女達は自身の願を叶えたいと、『好きな人と添い遂げたい』というたったそれだけの願いに生き、そして叶えるために新たな霊能力は発展させていったのだ。
そして、完成した霊具がこの《射留矢》だ。
その効果は意中の相手の心臓にこの矢を射すことで相手を惚れさせる効果を持つ。
時代や子孫に継承されることで副次効果も幾つか付与されたが、効果の基礎にして真の効果として発揮する根本は『好意の相手に好きになって貰う』こと。
効果は永続であり、巫術で解くことも、呪術などによる相手を虜にする魅了誘惑系の術の効果、あるいは上書きは無効にする。
こうして、郷村家は表の世界では危険視による除名された家系だが、その裏では自分達の恋心に努力を務める、恋に恋する可憐な女性の一族として栄え、霊能力が使えるだけの一般家庭として、の確かな小さな幸せな生活を送りました。
めでたしめでたし。
× × ×
「が、郷村家の歴史の秘密よ」
そう溟さんは郷村家についての話を聞かされた。
場所は溟さんが入院している病院。
昨晩、朱月と結ばれたこともあって、報告も兼ねて彼女の見舞いにやってきたのだ。
再会した彼女はだいぶ窶れた顔をしており、左目を失っていて眼帯を掛けている。目だけじゃなく、今身体を起こして横たわっているが、何でも下半身の方も何やら弄られたようで、さらに霊道師としても霊能力も奪われたらしくそのショックで足が動かなくなったらしい。
あの野郎、ウチのお義母さんになんてことしてくれやがった。次会ったら絶対ぶち殺す。
一先ず、護るっていう約束を果たせなかったことに対して、詫びを入れ、その後朱月との関係について話した後、溟さんの方から二人きりで話したいと言われ、朱月達(妹二人も来た)を追いやって現在に至る。
霊道師郷村家について、教えられ、こめかみに拳を叩く。
「……その話を聞いて幾つか聞きたいことがあるんだけど」
「質問をどうぞ。お婿さん」
疑問があると告げると、大変愉しそうな調子で、どうぞ、と言われる。
「まず、その理屈ならこっちと朱月ちゃん本来なら結ばれなかったってこと? 一応、これでも朱月ちゃんのこと、ぶっ刺される前からそこそこ好きって感じだったんだけど」
「まず解釈の違いね。他の世界線で結ばれなかったからこそ、この世界線では結ばれるっていう世界線に『成った』のよ。その世界線するために必須な道具が《射留矢》なだけ。他の世界線には存在しない」
「……物は言いようだ」
他の世界線にないなら、ここにある、という理屈。無理矢理感はあるけど、納得できなくもない。だが。
「でも若干その理屈納得いかねえ。使った後ならともかく使う前の話なんだけど」
そう、あくまでもこっちの朱月への好意は射留矢を使われずに少なからず想っていた。少なくとも直前の雰囲気はそれなり良い感じだった。朱月自身も最初から使う気なかったような感じだった。
使う気になった所を考えればおそらく〝蒼碧〟について教えて貰おうとした時だ。
「〝蒼碧〟について訊いたから? 危険な目に遭わせたくないから護ろうってしたのか? こっちとしては〝蒼碧〟のチカラを手に入れれば朱月も妹ちゃん達も溟さんも、今度は宇宙服の魔の手から護れるって考えがあったんだが」
どうやらそこで悲しい連れ違いが起きたようだ。う~ん、こっちとしては善意のつもりだったんだが。
そう困ったように肩を竦めていると溟さんの方が目を細めてこちら視てくる。
「あなたそれ、〝蒼碧〟と朱月を天秤に賭けた時、〝蒼碧〟を選んでしょ?」
「いや、そんなことないよ。今は朱月が大事だ」
「今は、でしょ。使われる前は〝蒼碧〟のチカラに完全に惹かれていた。……郷村家の女はね、愛しい人からは常に一番に想われなくちゃいけないのよ」
「独占欲つっよ」
「愛する人の一番になりたいなんて女として当然のことよ」
そんなの当たり前の事でしょ、と言わんばかりに告げてくる。
でも確かに、昨日までなら今すぐにでも宇宙服をぶっ殺しに〝蒼碧〟のチカラを聞き出してこの場飛び出している所だったが、今はそんな気がしない。普段なら面白おかしい事を見つけたらすぐさま首突っ込んでいく所だが、今はここを離れる気は一切ないし、ずっと朱月と愛し合っていたいという気持ちが強い。というか朝起きた時からベッドから出ずにずっと愛し合っていたかった。妹達がいなかったらそのまま起き上がらなかったんだろうな。
なるほど、コレが射留矢のチカラか。使用者への愛を最優先にするチカラ、か。
今までとは違う感情が、この身体を支配していた。そしてその気持ちが案外悪くないと思える。
これが愛、ってヤツか。
自分だけが愉しいと思える戯びを追求するのではなく、愛する人を想うこと。
………………………。
「んじゃあ、約束通り朱月と結婚するけど一年だけ待ってね。法律上まだ無理だから。誕生日四月六日だから、そん時に籍入れる予定だから『郷村我一』って。初孫もちゃんと見せてやるからちゃんと名前考えといてお義母さん」
気になったことはとりあえず聞けたから、話は終わりだ、と〆ては前にした約束通り結婚すること伝える。すると溟さんは満足いったように頷いて返答する。
「ええ、考えておくわ。とっても素敵な名前を我一と朱月で『一月』なんてどうかしら?」
などと安直なネーミングセンスで返してくれる。「ま、月は一つしかないから、お前は星空のような塵芥の人間に成らずに、誰からも一目置かれるデカい存在になれ。形を変えることで人々に時の存在を示し、時の人になれ的な意味を含まれているな」などと何故かそんな長くて意味の分からない名前の由来の台詞が思い浮かんだが、言うのが面倒くさかったから言うことはしなかった。
……普段なら口が適当な冗談で話すが、こんな意味の分からない発言は初めてだ。どうしたんだろう、この口は?
溟さんにセンスに思うこともありながらも名前の話題が出て、ふと思ったことがある。
「そーいや、どうでもいいけど朱月達の名前ってどう名付けたの?」
実は少し前からあの姉妹の名付け方について疑問に思っていた。家族や姉妹としての何かしらの法則性や、一人一人の名前そのものに何かしらの意味を込められたようには思えなかった。皆バラバラ感のある名前だと。
まあ、特に考えず付けられたと言われればそれでいいんだが。
溟さんはあっさりと事もなさげに答える。
「あの人の、夫のセンスよ。自分の好きな曲と歌手、バンドから取ったわ。『朱月』っていう曲に『玲央奈』っていう歌手、『鐘凛』というバンドからね。……正直『玲央奈』だけは許すかどうか迷ったわ」
「…………」
よっぽど嫌だったのか、少しだけ殺意やら敵意が含まれた言葉を零す。……郷村家の女は愛した男の女関係には相当厳しいらしい。こっちも朱月の前では気を付けようっと。
アイツらの名前の由来ってそういうことだったのか。あ~、でも確か、そんな感じの音楽のヤツあったような気がするわ。こっちも誅禍の婚活且つ霊能力者として修行の旅であっちこっち行き歩くためあんまり音楽を聴ける環境にはいなかったけど、《百鬼夜行》が起きる前の子供の頃に兄ちゃんや姉ちゃんがそんな感じのCDだかなんだか持っていたっけ?
どうでもいいけど、今ってCDの文化って衰退したらしい。全部携帯端末に入れているらしい。
溟さんは懐かしむように遠い目になり、眼帯で窶れていた表情は明るく元気な、それこそ恋する少女のような笑みを浮かべて語り出す。
「バンドマンだったの、彼。私が十四の時に初めて先輩友達と一緒に年齢を誤魔化して、ライブ会場にいって、そこで一目惚れして、最初はファンとして追っかけで、その後に顔を覚えてもらって付き合って、そして『お前か、バンドかって聞かれたらバンドを選ぶ』って言われてね。あの時の顔と声がとってもカッコよかったわ。……カッコいいあまりつい勢い余って《射留矢》を使ったわ」
「…………」
……やっぱ血だな。やってることほぼ一緒だもん。
「で、その後バンドやめたってわけ」
「いえ、その後ももちろんバンドは続けたわよ。朱月産まれてからもしばらく。解散したのは玲央奈ができる前くらいに、まだ二十代後半だったのにどういうわけか体力が衰えてしまってね。鐘凛が産まれる前に衰弱死してしまったの、…………はぁ~、あなた、どうして……あんなに元気な人だったのに……」
「なんで体力落ちて衰弱死したの? 原因が何なのか分からないの?」
「分からないわ。体力の事も考えて料理もスタミナメニューを常に考えていたのに。あなたも食べたスッポン鍋、あの人アレが特に好物で『コレがないとやっていけない!』って泣きながら美味しそうに食べていたのに」
「そうなんだ」
原因不明の衰弱死とか呪いか何かだろうか、と勘繰ってしまうが、だけど腐っても、いや色ボケしても霊道師の家柄の人間。多少の呪いなどには精通しているはず。そんな人が見破れずに謎の衰弱死が起きてしまうとは……一体どういうことなのだろうか?
その原因が後に自らの身で実体験して知ることになるとは、今は知らなかった……。
そんな謎を残しながらも溟さんとの対話は終わる。
この後予定があり、その予定というのは護血隊の屯所であの宇宙服について事情聴取を受ける羽目にある。面倒くさくてバックレてやろうかと思ったが朱月からちゃんと行くようにと言われたので行くことにした。
これが尻に敷かれるってヤツか。そして真に物理的な意味で尻に敷かれるの意味を(以下略)。
病室を後にして、待合室の方へと足を向けると朱月と会う。
朱月は駆け寄ってきては訊ねてくる。
「お母さんと何を話していたの?」
「『娘さんを僕に下さい』『お前のような男にやれるか!』で、最終的には結婚を許してもらえた」
「……嘘ばっかり」
目を細くして少し責め立てるような瞳で本当は何があったのかを無言で訊ねてくる。
別に大した話はしてない、どうでもいいただの世間話程度だったんだが、そう言っても朱月は納得してくれそうに無さそうな様子。……こっちにとっては本当にどうでもいい話なんだよな、郷村家がどういう家かなんて。
大切なのはこれから朱月と一緒にどう生きていくかだ。
だから答えるならコレくらいか。
「ああ、世間話とあと、子供の名前どうするって話。考えてくれるって」
「
ほぼノータイムで答えられた。あまりの返しの速さに一瞬何を言われたのか理解できずにきょとんとしていると、それを想ってかあるいは口にした延長戦でしかないのか、朱月は続てくる。
「我一君のような強くて優しくて頼りになって紳士的で楽しい人のようになって欲しい。我一君の心意気を継いで欲しいから『我継』」
「……女の子だったら『朱継』?」
「? 女の子でも『我継』って使えるでしょ?」
「ああ、うん、そうだね」
突っ込むのはやめておいた。真顔で言い切られたし、言われれば確かに完全に否定し切れない感がある。
あの親にしてこの娘あり。男の捕まえ方が同じならば、名付け方も大差ない感じ。
我継ね。……なんか剣道とか空手やっている厳格な家柄の娘って感じだな。剣道やっている女ってだけで切利のこと思い出すし、何だったらこの間の宇宙服の部下の一人から殴られたからあんまりいいイメージがねえな。
「熱々のバカップルなのもいいけど、流石に子供の名前とか決めるの気が早くない? 確かに昨晩お愉しみだったみたいだけど」
待合室の自販機で買っただろうジュースを飲んでいる玲央奈がニヤけた面でそう茶々入れてくる。玲央奈の一言に隣にいた同じくジュースを飲んでいた鐘凛が答える。
「お愉しみって? そういえば昨日の夜に変な音と声が聞こえたけど何してたの?」
「鐘凛にはまだ早い、ただの大人の夜のプロレスだよ」
「玲央奈、やめなさい!」
「はぁ~、あの真面目で奥手なお姉ちゃんがこんなになるなんて。お義兄ちゃん、お姉ちゃんには内緒で今度私にも同じことして、ね」
玲央奈! と病院待合室もお構いなしに朱月は荒げた声を上げて、お~、怖っ、と楽しそうに笑う。よく分からないがとりあえず合わせた感じの鐘凛。
ふと、何となく子供の頃を思い出した。《百鬼夜行》が起きる前の価値観が壊れる前の頃を。
何でも教えてくれる優しいオタクの兄ちゃんがいた、口うるさくて面倒くさい陸上を愛した姉ちゃんがいた、まだ小さくて何もできないこっちが面倒を見ないいけないしょうもない妹がいた、小言や説教がうるさいがいつも飯を作って愛してくれた母さんがいた、船乗りで家を空けても子供とのコミュ力が下手くそな父親がいた。
子供の頃、あの小さな田舎町に住んでいた時いつも退屈だったと思っていた。何か面白いことが起きればいいと願っていた。
そして実際に起こってここまで味わってきた地獄に、愉しんできた戯びに、歩いてきた我道に後悔や間違いといったものはない。
ないけど…………。
でも、あの頃は退屈だったけど、―――それでも幸せだった、と思う。
……家族、ねえ。
ふとこれまで危険を愉しんできた時には感じてこなかった、忘れていた懐かしい温かいものがこみ上げてくる気がした。
「我一君?」
我に返ると朱月がこちらを見てくる。
「ああ、何でもない。ただ、可愛い恋人で良い将来の嫁さんを勝ち得たなって思って」
「…………もぅ~」
そう恥ずかしそうにもうれしそうな顔を浮かべる朱月。
こうして地獄のような
めでたしめでたし。
ゲームのエンディングで例えるならば、ハッピーエンドで間違えないだろう。
朱月にとっては。
今回の戯びはどうやら郷村家の価値観の勝ちのようだ。
その勝ち得た賞品は一人のお婿さん、この戯び人の夜名津我一。
郷村家の安泰に間違いない。
夜名津我一の
第一章『深淵鏡変』は完。
第二章『黒炎草薙剣』に続く。
今年(2023年)の冬か、来年(2024年)の頭に投稿予定。
× × ×
・郷村我継(さとむらがつぎ)
郷村朱月と郷村我一(旧姓・夜名津我一)の娘。
幾重にも存在する『もしも』の並列世界線において本来なら誕生することがない『郷村』の名を持つ存在の一人。
母親の恋愛観と父親の戯び心を受け継いだ、恋愛強者の霊能力者。
能力名 『
成道によって作り得たお手製の『ゴーグル』と『端末』を駆使して、破道系の『ヴィジョン・ストライク』や未来を先読む能力、その他幾つか能力を持つ。
口癖は『不愉快だね、戯び心を知らないのかい?』『愛しいね~』
本作に登場するか未定(多分でない。次回作や派生作を書くことがあれば多分、おそらく、メイビー)
× × ×
執筆裏話。
作者は朱月が大っ嫌いです。
初期プロットでは所謂一話完結系の捨てヒロイン(鋼の錬金術師の第一話のロゼポジ)として設定していたのですが、この時はまだただのヒロインだったんですが。設定を作り込むにつれ『郷村家』を物語の重要なキーポジション(主に郷村溟)にしてしまったためにそれに伴ってキャラ要素を追加。
話としては、母親が何者かに殺され、自分達姉妹も狙われている、妹の玲央奈「ママを殺したヤツぶっ殺してやる!」と好戦的。偶然出会った我一に妹を止めてくれと最初依頼されて玲央奈を助けるが、実際に対面した敵の脅威によってこのままだと危険だと判断した我一が倒して、解決というのが大まかなストーリー。
ちなみに敵は本作の『深淵卿』ではなく、別のキャラクターで溟に一目惚れし、『自分ものにしたいという欲求で殺した。彼女の大事な家族は自分の大事な人だ、だから娘達も殺そう』のサイコパスです。(……やっぱこの作品、恋愛をメインにおいているキャラおかしい……)
そんなわけで当初の『大人しい健気な家族思いのヒロインキャラ』を『普段は大人しいのに、恋を自覚したら恋愛に強かなヤンデレメンヘラの中間っぽいスイーツ脳のヒロイン』とわけ分かんないキャラになりました。
このプロットの段階では『ヒロインは主人公好きって普通だし、まあこんなキャラでもいっか』って特段何も思っていなかったんですが、ストーリーのプロット改変して、実際に執筆してみたら……『あ、なんか嫌いだわコイツ』と思いました。
なので、今後コイツを『嫌い』だからって理由で殺さないように、出番は最低限に抑えて執筆したいと思う性分です!
反対に好きなキャラは朱月に好意を寄せている『邦充』です!
今回は出番として『幼馴染は負けポジ』の体現者で恋愛空回り系の日常キャラポジでしたが、初期のプロットに存在しない。執筆していく上でとりあえず出しとくか、くらいのモブキャラ5くらいだったんですが。
あるネタを思いついて、そこからのエピソードのプロット構成していき、キャラの肉付けしたらなんか好きになりました。
邦充に関してはサブ主人公レベル扱いで、書きたいな~、
具体的には水星の魔女の『グエル君』並みの主人公力でキャラで描きたいなって今のところ思っております。彼の今後活躍にご期待ください。
ちなみに我一は朱月によって魂を歪められたので弱体化しました。
以上、裏話でした。