一般サイコパス、あの人に転生する。   作:クライザー二世

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椚ヶ丘での日々

 

 

E組に落ちてから、私は殺せんせーの授業を受けた。

殺せんせーはやはり強く私ですら全く攻撃を

当てられなかった。

それから近接戦闘でも射撃でも私は1位になったわ。

初めて業と組手をして最初は手こずったけど前世

での経験もあってか私が下したわ。ただ、これに

関しては自慢にはならないわね。私が強いのも前世

での経験というチートがあってこそだし、業に

勝ったのもチートがあったから。戦士としての

才能は業の方が上だと思う。

 

 

「あんた強いねこの俺が負けるなんて」

 

「鍛えているからね」

 

「次は負けないよ」

 

「私も簡単に負ける気はない」

 

「望む所」

 

業は私をライバル視した。

 

「かなちゃん凄いね」

 

茅野が話しかけてきた。

 

「まあね。」

 

「かなちゃんやっぱり役者やってたんじゃないの?」

 

「それはどうかな?」

 

茅野を適当にあしらいながら私は校舎に戻った。

 

 

 

 

 

「ヌルフフフ有馬さんは強いですね…それに全く迷いが無い。」

 

「鍛えているからよ」

 

「それにしては最小限の動きで業くんの攻撃を

回避してましたし立ち回りが常人のそれにみえませんね。まるで歴戦の殺し屋みたいですよ。」

 

鋭いな殺せんせーは。流石は裏社会の伝説ね。

 

「私は天才なのよ、天才なんだから鍛えたら一流に

なれて当たり前よ」

 

「それにしても私は有馬さんの事が良くわかり

ません。あなたが昔から役者をやっている以外は

全く」

 

「流石は殺せんせー。良く知ってるね。私もね

役者を辞めようと思っているけどタイミングを

探っているのよ。」

 

「辞めるんですか?勿体ないじゃないですか」

 

「今の所は辞めないよ。今、辞めたらトイレで大便

がまだ出そうなのに途中で出る様な物だから。」

 

「その表現は品に欠けますよ…」

 

「本当は売れてる時期に辞めたかった。

惜しまれる内に手を引きたかった」

「でも母がうるさくてね。あの女は自分が

芸能人になって文化人気取りがしたい。つまり

オナニーして気持ち良くなりたかっただけなの。」

「でも自分にその才能が無かったから私に押し付け

たの。私が売れてる時は母も私と共に呼ばれて

インタビューやホームパーティーを楽しんで

たわ。さぞ気持ち良かったと思うわ。」

 

「あ、有馬さん…あまりお母さんと仲良くなさそう

ですが…」

 

「まあ私の人気に陰りが出てきた辺りで母も

余裕が無くなり私に当たる事もあったわ。それは

ムカついたけど特に憎んでないわ。」

「邪魔になったらどうにかすればいいし」

 

「有馬さん…」

 

「私は役者としては死にきれてない、いわば

ゾンビみたいな物。役者有馬かなを葬りたい。

それが私の目標。」

「ありがとうね。話聞いてくれて。」

 

私は教室を出た。

 

 

 

 

 

 

茅野が触手を開放して殺せん襲ってる。茅野が

やらかしましてね、今凄い事になってるわ。

茅野が触手を出して猛攻に出て殺せんせーを

襲ってる。凄い、凄すぎる!!

でも、このまま行けば茅野は死んでしまう

可能性が高い。私としては死んだら死んだで

構わないが少しかわいそうに思える。それに

茅野に問答をしたい。私は茅野に語りかけた。

 

「茅野ちゃんよぉ、あんたこのまま行くと死んでしまうぜ」

 

「かなちゃん?」

 

「茅野ちゃんは殺せんせーを殺したいから触手を

自分に植え付けたんだよね。だけどそれじゃあ

あんたが死ぬ可能性が高いわ。なら私らと組んで

殺せんを殺した方が良くないか?」

 

「そんな事はわかり切ってる!たとえ命を削っても

私は殺せんせーをこの手で殺したいの!!」

 

「殺せんせーを殺した後に死ぬかもしれないけど

悔いは無いという事でいいのね?」

 

「ええ、構わないわ」

 

「…そうか、わかった。」

「なら、私はあんたの結末を見届ける。

あんたがどんな事になろうと最後まで

この目で見届けるよ。」

 

「仮にあんたが死ぬ事になっても焼香ぐらいは

済ませるわ。本当に悔いが無いなら全力で

戦いなさい。」

 

「かなちゃん…」

 

原作だと茅野は本心は誰かに止めて欲しいと思って

いるし、多分この後、殺せんせーと皆に救われ

るだろうけど正直興が冷めた。私はたとえ命を

燃やして全力で戦った末にどうなるかが見たい。

忍者と極道のガムテみたいなのが見たい。

いわば滅びの美学を求めているのよね。まあ

茅野は死なないだろうし、死んで欲しい訳では

無いけど。ただ命を燃やして足掻いた末は見たい。

 

 

でも殺せんせーと渚のファインプレーによって

茅野は触手から解放された。命拾いしたのは

良かったが個人的には不完全燃焼。

 

 

そして私は茅野のお見舞いに来ている。茅野は

私に話しかけた。

 

「かなちゃん、やっぱり私はあそこで止めら

れて良かったよ」

 

「でしょうね。」

 

「やっぱりガッカリした?」

 

「自分に嘘ついてたのにはガッカリしたよ。

触手に蝕まれた末に死んだら見れた物じゃないわ」

「あんたが生存(いき)るも死滅(くたば)るも

あんたの意思でなきゃ。触手による洗脳じゃ

なくて己の意思を貫いて命を捨ててでも望みを

叶えた末に死滅(くたば)るんだったら私は

一向に構わない。」

 

「かなちゃん、変わってるね」

 

「まあね。」

 

「じゃあもし私が望んだ末に戦って勝って命を

落としたらどうするの。」

 

「その時は泣くよ。二重の意味で。」

「あんたが死んだ悲しみとあんたが命を投げうって

でも目的を果たす事が出来た喜びで、私は涙するよ」

 

「フフッ何それ」

 

私の発言に茅野は笑う。

 

「じゃあ私はもう行くわ」

 

私は茅野の病室を出た。

 

「有馬さんて独特な考え方してるね」

 

「まあな。」

 

「やっぱり僕は茅野には死んでほしくないよ。

だからそんな事言ったら駄目だよ。」

 

「ああ、確かに死滅(くたば)っても構わないと

言ったけどそれは茅野が自分の意思で死ぬ覚悟を

した上でだからね。」

 

「そうだけど、やっぱり有馬さんにそういう事

言ってほしくなかったよ。」

 

「そうかい、そいつは済まないね」

 

私は潮田と別れてからお気に入りのバンドの

ライブに向かった。

 

 

 

 

 

入れてやるオレの魔物を

 

入れてやる今夜の生け贄

 

 

 

「クラウザーさん!ジャギ様!カミュ!」

 

「今日もクラウザーさんは凄いぜ!!」

 

「俺もクラウザーさんにレイプされたいぜ!!」

 

 

まさかこの世界にクラウザーさん達がいるなんて

思わなかった。初めて見た時は衝動的に

ライブハウスに入ったけど思わず夢中になったよ。

DMCは私の1番の惜しよ。

 

 




次でE組の話は最後です。
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