原作の通り潮田はE組を呼び出した。
潮田は殺せんせーを殺したくないとの事。まあ
気持ちはわかる。殺せんせーには世話になった
からなあ。私も大分強くなった。前世の強さには
及ばないけど、大分大分、強くなった。
ただ、それはそれとして殺せんせーを殺すけど。
「潮田、つまりあんたは殺せんせーを
救いたいという訳ね。」
「うん、先生を救う方法があるハズだから
皆で一丸となりたいんだ。」
「私は殺したい。ここで殺せんせーを殺せないと
なるとアレだ、アレ。小便を出し切ってないまま
トイレを出るのと同じだから。」
「かなちゃんその表現はちょっと無いよ…」
茅野は冷ややかに注意する。
「やっぱり出す物は出し切ってスッキリ
したいのよね」
「だから潮田、私はあんたの意見に賛同しない。
例え1人でも殺せんせーの命を狙うよ。
でも、あんたの意見を否定するつもりは無い。」
「有馬さん・・・」
「せいぜい私にぶっ殺されない間に殺せんせーを
助ける為に足掻くといい。可能性もゼロでは
無いよ。」
私は潮田を一瞥してその場を足早に去った。
さあて、行きつけの店に行くかね。
え?殺す派と殺さない派の対決には参加しない
かって?私は私のやり方でやる。たとえクラスが
全員が殺せんせーを救う方向に行こうとも
たとえ1人になろうと私は殺せんせーを狙う。
それに私含めたE組の奴らがどれだけ頑張ろう
とも結果は見えてる。
殺せんせーは殺される。E組がどれだけ
頑張ろうとも世界によって確実に排除される
だろう。というか、いくら殺せんせーが
指定したからといって世界中の国々が
一中学校のクラスに世界の命運を本気で
託す訳がない。原作通りE組の暗殺の裏で
準備してるに決まっている。てか世界相手に
真っ向から喧嘩を売った時点で結果は
目に見えている。
「やっぱりここはいい店ね」
私は行きつけの店のサンズオブサタンという店に
来た。デトロイト・メタル・シティに出てきた
店だけど何故か推しの子の世界にもあった。
夜はバーだけど昼はカフェをやっている。
この店は紅茶が美味しくて茶菓子にもよく合う。
「ロイヤルミルクティーとバナナのパンケーキ
を下さい」
「私はコーヒーとフレンチトーストで」
「何で殺せんせー居るの?」
「以外ですね有馬さんはこういう店に来てたんですね」
「ここは紅茶が美味しいからね茶菓子もよく合うから」
まさか殺せんせーがいるなんて思ってなかった。
「なるほどねそれでE組は殺せんせーを助ける
という感じになったのね」
「ええ、そうですとも。有馬さんはそれで
よろしいですか」
「まあいいんじゃね?正直E組が殺せんせーを
殺せるとは思ってないしE組があんたを助け
ようとしてもどうせ結果は見えてる。」
「ヌルフフフやけに達観してますねえ」
「まあね。それと私的には業がね、アイツ
マジでガキじゃないの」
「潮田が思い通りにならないからって酷い
暴言吐いたりしてるけどお前こそ自分の理想や
望みを潮田に押し付けてんじゃねえっつの。」
「これは手厳しい。」
「E組があんたを救うという方向にシフトする
んだったら1ヶ月は待ってやるよ。」
それが過ぎたら暗殺するけど。
「有馬さんズルくね?E組の今後を決める
対決に参加してないし」
業が因縁をつけてきた。
「何言ってるのよあんたらが揉めたから対決に
なったじゃないの。私を巻き込むなよな」
「つーか聞いたぞ赤羽。潮田にひでぇ事言った
のは謝罪したのか。テメェこそ潮田に自分の
理想を押し付けてるじゃねえか。頭いいけど
ガキだなお前。」
「へぇ言うね」
「ま、まあまあ2人とも落ち着いて」
潮田は2人を止めに入る。
「僕も有馬さんと戦いたかったよやっぱり
何というかスッキリしないし…」
「まあいいじゃないか。つーか私は戦うのを
望んでないし、そもそも戦いになった原因が
赤羽が潮田に因縁付けたのが原因なんだしよ。」
「でもクラスが1つになった感じがしないし」
「いいじゃん1つにならなくても。そもそも
学校のクラス自体相性を考慮せず適当な数の
生徒を詰め込んだ箱みたいな物なんだから。
性格的に合う合わないがあって当然、それを
無理に纏めようとするのが間違い。当たり障り
なく最低限仲良くできてたらそれで御の字よ。」
「有馬さんは独特な考えをしておりますねぇ」
「あ、殺せんせー」
「有馬さんは1つにならなくても
問題ないと考えていますね。」
「ええ、クラスなんてほんの一時の寄り合い所帯
なんだから無理に1つにならなくてもいい。」
「そうかなあ…」
「私の主観で語ってるんだから無理に納得する
必要は無いよ。お前と私の考えや価値観が
合わないんだったらそれはもう
そういう物なんだからしょうがないよ。」
「有馬さん…」
潮田は不服そうだけど、まあどうでもいい。
「ヤベェ!!間に合わない!」
私は今、走っている。学校をサボって横浜に
遊びにいってたが今日は殺せんせーがラスボスと
戦って潮田に殺される日だ。それを失念して
遊び呆けていた自分が恥ずかしい。
電車やバスを使って走ったりして何とか
殺せんせーの所までたどり着いた。
「遅れてごめん」
「…締まらないですねぇ」
殺せんせーやE組の皆が呆れた目で私を見るが
それはしょうがない。
それから私は殺せんせーの最期を見届けた。
涙は出なかった。
そして・・・卒業式
「有馬さん、君は本当に不思議な人でしたよ。
成績優秀なのに学校の備品や私の部屋の物を
盗んで売り払うなんて、君が何を考えている
のか今でもわからない。」
「あははは・・・・」
理事長に嫌味を言われたがそれは私が悪いし
仕方ない。それから茅野を呼び出した。
「話って何?」
「卒業だから最後に言いたい事があってね」
私は茅野に真実を話した。
「あんたの言う通り私は10秒で泣ける天才子役
有馬かな本人よ。」
「知ってる。」
「やっぱ気付かれたか」
「だってかなちゃん隠してるつもりだけど
全然隠し切れてないよ。」
「流石私にも負けない天才役者ね。」
「でしょ?」
「それから私は役者をそう遠くない内に
引退すっから。」
「え?!何で引退するの!!」
「私の人気も段々下がってきてあんまし仕事
こないから。それに本当は人気が続いている
内に辞めたかったのよ。」
「今の私はゾンビ役者。役者として死ぬべき時に
死ぬ事が出来ず死に時を見失った、ゾンビ
みたいな物。私の目標は役者としての死を
迎える事。唯、それには何かが足りない。
その何かを探してるのよ。」
「役者続ける気は無いの?」
「役者は楽しかったけどあくまで小さい頃の
思い出にしたかったのよ。」
「変わってるね。」
「表現者は変人が多いのよ。じゃあもう行くよ
これから先合うかはわからんが元気でな」
そして私は椚ヶ丘を卒業した。
暗殺教室のとのクロスオーバーはこれで
終わりです。もしかしたらキャラは出すかも
しれません。