椚ヶ丘を卒業してから私は陽東高校に入学した。
あの双子のご尊顔を拝みたいからだ。
原作の有馬かなみたいに恋愛感情抱くかは
わからんが、恋をしたらその時は気分のままに
好きにすればいい。正直いうと私はあの双子が
好きだ。ラブもライクも今の所は無いけど
ある程度離れた所で見てみたいという感じで
好きなんだ。ただ、私の例もあるからあの2人も
転生者の可能性もあるし、原作とはキャラが
違うかもしれん。だからアイドル目指したり
復讐を企んでいるとかが無いかもしれない。
つまり陽東高校に入学するとは限らないのよ。
もし原作と違ったならそれはそれで構わない。
そもそも私の将来の目標は、殺し屋とブローカー
だ。臓器以外にも武器や薬物を売るのも
悪くないわね。
それから陽東高校に入って一年が立って例の
双子を見かけたので声をかけた。
「ひさしぶりじゃん!」
「「誰?」」
まあ当然ね。たった一回共演しただけだからね。
「私だよ10秒で泣ける天才子役のなれの果ての
有馬かなよ」
「なれの果てって…」
双子は呆れている。
「まさかお前らがこの学校に入るとは思っても
見なかったわ」
「まだ役者やってんのお前ら?」
「いや、俺は一般科に入るから」
「私は芸能科受けたけど兄がシスコンだから
私と同じ学校に入ったのよ」
「マジか!流石は星野アクアだ!納得のいく
キモさを発揮しているわ!!」
「それは褒めてんの?」
ルビーは不思議そうに聞いてきた。
「まあそんな訳だからシクヨロ!」
「いや、こっちはよろしくするつもりは
無いんだが」
まあそうだよな私はアイに枕やってるとか言っちゃ
ったしそれはしょうがない。
「まあそれでもいいけど。それと話は変わる
んだけどいいかな?」
「何だ?」
「私さあ今日は甘口でとかいうドラマの
主役やってるけどさあ」
「今日あまってあの名作か?」
「知ってるの?」
「知ってる、役者やってる奴で知らないとか
モグリもいいトコだぞ」
私も見たけど主人公があんまし肌に会わな
かったわ。話の完成度はかなり高いけど。
「あれのドラマで役者が1人足りなくなった
からアクアやらない?」
「どんな役だ?」
「ヒロインのストーカーの役よあんたにピッタリ
だと思って」
「何がピッタリだやっぱバカにしてるだろ」
「大丈夫よあんたなら完璧にこなせるから
自信持ちな」
「褒めてるのか侮辱してるのかわからんな」
「いやさあ鏑木の旦那が困っててねえとりあえず
やってくんない?」
「鏑木…だと?」
「うん、鏑木がプロデューサーやってるけど」
「少し考えておくか」
「いい返事を貰えると期待するわ」
私はそう言うと双子と別れた。
「与作は~木を切るーヘイヘイホー」
それからアクアが話があるからと言ってたの
でカラオケで話をした。そして今、私は
北島三郎さんの与作を歌っている。
「何で与作なんだ…てか何でカラオケで
話をするんだよ?」
「私は腐っても芸能人だからこういう個室の
方が良いのよ。それに与作いい歌じゃん。
まあ私はラルクの方が好きだけど。」
「で、話って何よ?」
「俺はお前の持ち掛けた話を受けようと
思ってな…」
「マジか。」
「金がいるからな、小遣い程度でもバイトに
ありつけるのは有難い。」
「私が言うのも何だけどかなり酷い出来のドラマ
だから覚悟しといた方がいいよ」
「そんなに酷いのか?」
「うんマジで学芸会レベルだから」
「まあそれはしょうがないな。俺としては
金を稼げたら特に言う事はない」
「だったら監督にギャラに色付けてもらう
様に言っといてあげるわ」
「ありがとな」
「せっかくカラオケ来たんだからあんたも
歌いなさいよ」
「いいぜ、こう見えてカラオケには自信が
あるからな」
アクアは天体観測を歌った。予想以上に上手い
わね。私はBUMP OF CHICKENだとグングニルが
好きよ。
作者はBUMP OF CHICKENだとラフメイカーが
一番好きです。