ガチ恋勢の恋模様〜傍観者的に大変そうだなぁって思いましたまる〜   作:色月 茉夜

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こんばんにゃ。色月と申します。真夜中の更新です。友達に飯テロされたのでめちゃくちゃ空腹です。お腹すいてお腹と背骨がくっつきそうです。人体錬成かな?

ガチまる25話、投稿します


第二十五話 舞香の恋愛秘境

10分ほどバヤと雑談していると、電話が鳴る。

 

「はい、まい‥」

『まぁぁぁぁちゅぅぅぅぅぅ!』

「‥か。どしたの?」

『人多いぃぃぃぃぃ!』

「あー」

 

突然の叫びにびっくりしながらも舞香の背後から聞こえる声に全てを察する。要は、イルミネーションの会場に着いたがあまりに人が多くて舞香では耐えられなくなったのだ。

 

「舞香、大丈夫大丈夫。僕もバヤもいるよ」

 

画面に向けて撫でるような仕草をすると、すぅはぁと深呼吸をする舞香。バヤにも何か言うように指示しようかと思ったが、余計混乱させちゃうかと止める。

 

『はぁはぁ、ん、ちょっとだけ落ち着いた』

「はいよ、じゃあ舞香。バヤに軽く説明してくれる?」

『えっと、この公園のイルミネーションは県内トップで全国的にも有名なの』

「へぇー。そう言えば聞いたことあるかも」

 

バヤのパッド型デバイスを(勝手に)借りて検索すると、すぐに特集された記事が出てきた。期間中は何万人も集まる大きなイベントらしい。

 

『まちゅ、パッドいじってないでマイカを応援してよぉ』

「はいはい。舞香がんばっ、僕らに綺麗な景色見せて」

『‥ゆーすけは?』

「え、俺も?あー、うー、舞香さんこけないようになー。」

『‥ん、マイカ頑張る』

 

そう言って歩き出す舞香。画面は外カメラになっているため舞香本人は映らず、足音と息遣いだけ聞こえる。やがて、公園の中心部まで来ると。

 

「おぉ、すげぇ」

「うん、めっちゃ綺麗」

 

そこには光でできた花畑のような輝きが広がっていた。馬やウサギを象ったものや、クリスマスが近いからかトナカイとソリの形のイルミネーションもあった。

 

『まちゅ、人多い暗い寒い』

「はいはい、わかってるよ舞香」

『まちゅ、虫いるっ!やだぁ!』

「ライトを下に向けたら離れるよ、やってみ」

『まちゅ、ちゃんと見てる?』

『まちゅ、手が疲れた』

『まちゅ、お腹すいた』

 

せっかくのオンラインイルミネーションデートだというのに、舞香はバヤじゃなくて僕にばかり話しかける。まあ余裕が無いからだろうし、僕も気持ちがわかっているから強くは言えない。僕は相槌を打ちつつ何とか2人の会話のタイミングを測るが上手く行かず時間だけが過ぎていく。

 

その後も舞香は僕に話し続けて微妙にバヤを空気にしつつ、僕らに綺麗な景色を見せてくれた。途中で車の場所を忘れてパニクるなどの場面もありつつ、帰宅。疲れたとのことで今日はお開きになった。

 

電話を切った後にバヤの一言。

 

「舞香さんって、ツマさんのこと大好きだよな」

 

 

‥‥そりゃそうなるよねっ!

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