ガチ恋勢の恋模様〜傍観者的に大変そうだなぁって思いましたまる〜 作:色月 茉夜
さて、この小説ですがタイトルが長くてイチイチ全部打っていたら腱鞘炎になって火属性になりそうなので略しました。"ガチまる"です。特に意味はないです。ないんかい。
第二話、投稿します。
さて、あれから日が経ち5月半ば。そう言えばリリースがいつなのかバヤに聞くと。
『え?もう2日前だけど』
「早よ言わんかい」
というわけで仕事から帰宅して慌ててインストール。
ごめんごめん、と軽く謝っていたバヤだったが彼も仕事が忙しかったらしくまだ2回目の配信とのこと。
登録用のメアドなどを打ち込むとプロフィール作成画面へと移る。
「名前かぁ、まあいつも通り"ツマキ"と」
僕がいつも使っている名前を入れ、実家の猫写真をアイコンにする。
「へぇ、まだ2日なのに結構人がいるんだな」
目に付いたテキトーな配信枠に入る。ザッピングのように見て回ったがホントに色々なジャンルの配信があった。アイドルのようなイケメンと雑談する枠もあれば、美女がギターを弾いている枠もある。太眉に丸髭の女性が踊り狂うというどの層向けなんだという配信もあった。ここまで来ると、彼の配信も楽しみになってくる。
「お、バヤの配信が始まった」
通知をタップし配信に入る。すると、画面に見知った顔が映った。
『あ‥えっと、ツマキさんこんばんは〜』
「えっとー、こんばんは。リンユウくん」
昼間に話していた相手と画面越しに話すという違和感にお互い変な挨拶をしてしまう。
見た目だけならテレビ通話のようだが、画面端に映るチャット欄やギフトアイテムを贈るボタン、そして何より僕の声が直接届かないことがそれとは違うことを表していた。
ちなみに、リンユウというのは彼の配信者ネーム。お互い本名ではなくこの名前で呼び合うとのこと。あと、配信前のメッセージで彼から僕らが幼馴染であることも言わないように言われた。特別扱いしてるよう思われないようにとのことだが、僕自身目立つのは嫌いなので快く了承した。
話は戻って彼の配信。誰も来ないので雑談をしているとポンっと入室音が鳴る。
『おっ、メグミンさん!今日も来てくれてありがとうございます!』
知り合いらしい美人のアイコンの女性だった。今日も、ということは初配信で来てくれた人だろうか。
『こんばんはー』
『はじめまして、メグミンさん』
『はじめまして、ツマキさん』
挨拶をするとメグミンさんから返事が来て、それを彼が読み上げる。慣れない空間ながらも結構楽しくて会話が弾んだ。その後もちらほらと人が来たり出て行ったりしてあっという間に1時間が過ぎていった。
『今日もありがとう!また明日の配信で!』
彼の締めの挨拶で配信が終わる。夢中になって充電をしてなかったので、残量5パーなのを見て慌てて充電器に繋ぐ。
と、メッセージが届いた。
『真月、配信来てくれてありがとうな。毎日この時間にやるから来てくれると嬉しい』
"お疲れ。了解"、と返事を打ちそう言えばまだログインして居なかったゲームを点ける。
「ルカは‥‥あー、惜しい。10分前にログアウトしてるな」
僅かだったが間に合わずルカは居なかった。デイリーだけやって寝るかと思うと、普段は運営からのイベント情報などしか届かないメッセージボックスに通知が来ていた。それも、ルカから手紙が届いているという通知だった。
「手紙なんて珍しいな」
そう言いながら開くと。
ルカ:やあ、ツマキ。多分今日は来ないか俺が寝てからログインするだろうから手紙でも残そうかと思ってね。まあ、特に何か用事があるわけじゃないがそうだな。幼馴染くんの世話で忙しいのはわかるがたまにはこっちにもログインしてくれよ。じゃあなツマキ、おやすみもしくはおはよう。
そう書かれていた。
「ふふっ、ルカのやつ。僕を泣かせる気かな」
カチャカチャとキーボードをタップし返事を書く。それを送ると急いでデイリーを終えてログアウトする。
明日は配信覗く前にゲームにログインしようかな。
ふと、そう思った。
⭐︎登場人物(2話時点)
ツマキ
アイコン:実家の猫(白黒模様・雑種)
本名:飛川 真月
年齢:24歳
特徴:ハイテンションで女好き(キャラ)
リアルの職業:会社員
リアルの容姿:黒髪に黒縁眼鏡。身長はやや高め。
好きな食べ物:甘いもの
嫌いな食べ物:コーヒー等苦いもの
呼び方:優亮→バヤ、リンユウくん
Luca→ルカ
リンユウ
アイコン:笑顔でピースする自撮り
年齢:非公開(20代前半)
職業:Eleven Studio配信者。
容姿:金髪のイケメン。やや小柄。
特徴:ファッションセンスが奇抜。
本名:林 優亮
リアルの職業:会社員
好きな食べ物:タピオカ
嫌いな食べ物:ブロッコリー
呼び方:真月→真月、ツマキさん
ルカ【Luca】
年齢:?
職業:学生
容姿:?
特徴:厨二病気味の厭世家。
好きな食べ物:甘いもの
嫌いな食べ物:苦いもの、辛すぎるもの
呼び方:真月→ツー