・魔改造コンセプトは【ウォージーガイロン】
・組み合わせコンセプトは【幼女と野獣】
ストンナ「へっくしょい (相棒が)まものっ
この古いネタに気づいてくれた方が居てくれて嬉しかったです。
無法者やネット犯罪者が集うウラインターネット。
そのウラインターネット誕生の切っ掛けとなった
そんなクリームランドのウラインターネットはどうなっているのか。
近年のクリームランドはセキュリティの最先端と言われる程に技術力が向上しており、ウラインターネットに生息する高レベルのウィルスも攻撃性より防御性に優れたウィルスばかり。
更に最近になって発足されたクリームランド独自のネットバトラー組織の警邏も合わさり、クリームランドではウラインターネットに留まる程度なら見逃して貰えるが、騙し討ちや闇討ちといった乱闘が起こればオフィシャルよりも先に
故に騒動を起こそうとする連中が少なく、雑談や商談、傷を癒す為の憩いの場として訪れるネットナビが多い……ウラインターネット的「リゾート地」として機能としていた。小国故にエリアの広さも小規模なのが難点なので、一定期間ごとにウラの住民が入れ替わっていたりする。
当然ながらウラの住民には、そんなクリームランドの暗黙の了解を知らず破ってしまう余所者もいる。
クリームランドのウラエリアに、1人のヒールナビが逃げている。一心不乱に走るものだから、そこで駄弁っていた別のヒールナビにすれ違いざまにぶつかる。
「ってぇな気ぃつけろ!」
普段の彼ならブッコロスと怒鳴り散らすだろうが、このウラエリアでは言葉を慎むのが暗黙のマナーだ。まぁぶつかってきた相手はスルーして走り去ってしまったが。
対談していた黒のヒールナビは逃げ去るネットナビを見て「あーあ」と声を漏らした。
「あの逃げ様……ここを知らねぇ余所者だな」
「あー……じゃあ終わるな」
暴言を吐いていた彼は黒ヒールナビの言った事に納得し、名も知らぬ彼に合掌を送る。
あの逃亡者が何から逃げているかといえば、大方の予想がつく。ウラでは貴重な休暇を堪能する為にも、関わらないのが吉だ。
―ヴォオォォ……
「ヤベ、
「道空けろ、道!」
何かの唸り声が聞こえて来た―――それだけで二人組はその場から離れようと道を空ける。
「あづっ、熱いって!」
「相っ変わらずだなこの炎野郎はよ!」
道を空けたにも関わらず、周囲の景色を歪ませるほどの高温に晒される。
陽炎が発生するほどの高温の持ち主は、道を譲ったヒールナビの二人組など眼中にないとばかりに歩みを進める……先の逃亡者を追って。
彼が通った道には足跡のように、高熱で溶けて真っ赤に輝くパネルが続いていた。
クリームランドのウラインターネットは腑抜けた連中ばかりが居ると聞いてわざわざ赴けば、それはとんでもない間違いだったと彼は思い知る。
原因は今まさに近づいてくる存在……超高温の炎を常時発生させているネットナビにある。このウラエリアに疎い彼が運悪く行き止まりにたどり着いてしまった為、否応なしに
結膜も瞳孔も無い、不気味に赤く光るだけの眼。火達磨のように燃える身体。独特的な手足。
新種のウィルスだと聞けば納得するような恐ろしいネットナビの名はフレイムマン。クリームランドのウラインターネットを徘徊する【クリームランドの獄炎】の異名を持つ
「く、来るな! 来るんじゃねぇっ!」
バトルオペレーションできる範囲に近づかれては逃げづらくなる。少しでも距離を取る為、最後の手持ちウィルスであるカーズド2体とストームボックスを配置。ゴウゴウと吹き抜ける風と二体の盾が行く手を阻む。
「ヴォオォォォォ!」
強風で全身の炎が揺らぐも消える気配は無いが、鬱陶しいと言わんばかりに咆哮を上げる。
その咆哮に合わせて口から赤く燃える火炎放射が噴射、運悪く1列に並んでしまったカーズドとウィンドボックスを纏めて
ウィルスを3体纏めて貫通したにも拘らず火炎放射の勢いは衰えず、地面をマグマ色に染めながらヒールナビへと伸び続ける。苦し紛れに発動した『バリア』も、火炎放射が持つ攻撃力を前に溶けてしまう。
火炎放射が消えた頃には、炎が通り過ぎた後のパネルはマグマに染まり、フレイムマンの姿が陽炎で歪んで不気味に映える―――やがて歩を進め、バトルオペレーションを開始できる距離に達する。
「こ、こうなったら隠し玉だ! くらえっ!」
『バブルサイド』を三種類のコードで繋げて発動するプログラムアドバンス『バブルスプレッド』が炸裂。悠長に歩いていたフレイムマンに直撃して水が広範囲に飛び散り、マグマパネルが急激に冷やされた事で真っ白な水蒸気が噴き上がる。
「ヴォオォォ……ッ」
だが焼け石に水というか、水蒸気の霧が瞬時に高熱の炎でかき消され、再び火達磨となったフレイムマンが姿を現す。ヒールナビはたじろぐが、よろけるフレイムマンを見てダメージは通っていると再確認する。
再びフレイムマンは口から火炎放射を放つも、ヒールナビは『エリアスチール』で陣地と機動力を増加、直線状から脇に避けてやり過ごし『フルカスタム』で内蔵されたチップフォルダからチップを選択する。
(焦るな、焦るなっ! まだ水属性のチップはある、弱点を突けばこんな火達磨やろ……っ!?)
視界に展開されたチップの一覧を収める中、フレイムマンが屈んで足元のマグマを飲んでいるのを見て愕然とする。
高熱によって溶かされマグマに変化されたデータを体内に摂取することで発火プログラムの機能が補われ、身体に纏う炎が一段と派手に燃え上がった。
マグマを吸い尽くすと顔を上げ、ぶっはーっと言っているかの如く炎が漏れ、足元のふらつきが無くなる。体から吹きでる炎が強くなったのも合わさって先程より強そうだ。
すると今度はより大きく口を開き、なんと砲身が伸びてきた。
「は……どわっとぉ!?」
プログラムアドバンス『ギガキャノン2』。
四股を踏んで首を真っすぐ伸ばして砲撃する様はまるで多脚戦車だ。幸いにも攻撃は単調なので避けやすいが、マグマパネルを避けながら『バブルショット』や『ワイドショット』でマグマを消火しながら戦うのは厳しいと言わざるを得ない。
「ま、まて! と、取引しねぇか!?」
そこで命乞いときた。
しかしフレイムマンは気にも止めず、取り敢えず回復しようと足元のマグマパネルに頭を突っ込む。オペレーターの支援か『インビジブル』で姿が揺らぎ、攻撃は無駄だとわかったヒールナビは僅かな可能性に賭けて言葉を続ける。
「アンタ
ヒールナビは懐からデータファイルの束を広げて見せる。フレイムマンは初めて意識がそれに向けられ、炎のゲップをしながらジッと
彼はクリームランドの禁忌に触れたが故にフレイムマンに追われている。それだけ危険な任務だと解っていながら、彼は夢を追って犯罪に手を染めたのだ。
「こいつを全部くれてやる! 頼む、もうあんな事はしねぇから見逃してくれ! ネットナビもオペレーターも同じ男なら、誰もが夢見ても仕方ねえだろ!?」
ヒールナビは必死だ。だが命乞いというよりは、この宝の意味を理解して欲しいという気迫に満ちている。
彼が危険を犯してまで手にしてたものは、男の浪漫にして夢! 男ならどうしても手を伸ばしてしまう、禁忌にして本能!
「クリームランドの男なら一生に一度は見たいはずだ!この……
プリンセス・プライドの生着替写真(盗撮)を!!!」
『ストンナは女だから解らないですっ!!』
「ゲーーー幼女ォーーー!?」
−ゴオォォォ!!
哀れ覗き魔ヒールナビは画像ファイルごと焼かれデリート!
さようなら、助平心を胸に抱きしナビよ。焼かれてしまえ女の敵よ。
「……ヴォ」
『エリアスチール』で急接近し、『フレイムバースト』で自身の周囲をヒールナビごと焼き尽くしたフレイムマン……陽炎で歪んでいるが、なんとも微妙そうな顔を浮かべていた。
『お疲れ様なのですよフレイムマン……』
無表情な幼女(前世は中年男性)、ストンナ・キロクラムの顔に陰が差す……くっだらねぇと。
「というわけで、不届き者は
「ご苦労様ですストンナ、フレイムマン。覗き魔ナビが操作していた盗撮用ドローンもクリームランド警察が回収したと報告もありました」
『ヴォオォォ』
「……ナイトマン、フレイムマンはなんと?」
『申し訳ありませぬ、某にもフレイムマンの言っていることはさっぱりでしてな……』
「フレイムマンは
『あんな小悪党なんてこたぁねぇ、それよりプライド様の気苦労の方が心配だぜオレぁよ』
……と言っているのです!」
「なんで解るの?」
今日もクリームランドは平和です。
★フレイムマン(魔改造)
・オペレーター:ストンナ・キロクラム
・属性:炎
【主な技】
〇『ファイアブレス(改)』:
最奥まで届くブレイク属性を持った火炎放射を放ち、マグマパネルに変える。
〇『フレイムバースト』:(蝋燭がオミット
自身を中心とした8マスにブレイク属性を持った火柱を放ち、マグマパネルに変える。
〇『マグマリカバリー』:(蝋燭がオミット
マグマパネルの上でのみ発動可。HPを150~400回復しノーマルパネルに戻す。
【戦闘コンセプト】
ストンナの発想により『ロックマンDASH2』に登場する超大型ボスリーバード・ウォージーガイロンをモチーフに魔改造した。カラーリングもそれに近い。
周囲をマグマに変える程の超高温の炎を武器とする。あまりの高温故にブレイク属性も付与されているが「壊す」というより「溶かす」と言った方が正しい。
またマグマパネルを利用した回復機能も搭載。マグマパネルに立つだけでじわじわと回復する他、マグマを飲むことで『リカバリー』の様に急速回復する事も可能。
障害物やエリアごと焼き払う高火力と、マグマパネルを利用した回復力で粘り強く戦う。逆に言えばマグマパネルを潰されると低耐久なこともあって呆気なく負ける。
【オペレート】
フレイムマンの高火力と回復力を頼りに『スチール』系や『バリア』、『インビジブル』を構成して継戦能力を高めている。『アンダーシャツ』も入れている為、土壇場にも強い。
攻撃系はキャノン系のバトルチップを主軸にしており、PA『ギガキャノン』を積極的に狙う。どこかのヒノケンみたいに炎だらけではないのだ。
【性格】
言語プログラムはそのままなので「ヴォォォ」としか喋れないがストンナが翻訳する。
チャキチャキの江戸っ子で喧嘩っ早いが、他人の為に叱ったり怒ったりできる紳士。
【経緯】
ウラを知るクリームランドのネットバトラーを通じてバトルチップを売買し情報収集する側に回っていた所、フォルテにやられたものの辛うじて残っていたフレイムマンのデータの残滓を回収、修復した。『3』の最終場面で火野ケンイチとフルシンクロしたフレイムマンはバックアップを元に復活した個体。
修復後はストンナのナビとなる。戦闘データを見て「これでは高火力とは言えないです!」と激昂、周囲をマグマに変える超高温の炎を発するよう魔改造を施された。容量の都合上により言語プログラムに手をかけていないが、ストンナはなんとなく解る。
クリームランド独自のネットバトラー組織【ネットナイツ】の暗部担当。ウラインターネットの警邏を主な生業とし、不届き者は執拗に追いかけてデリートする。ついたあだ名が【クリームランドの獄炎】。
原作としての初出は『4』のレッドサントーナメントで、クリームランド代表のネットバトラーとして出場。
対戦相手がフレイムマンだと知って熱斗とロックマンは(無表情なのも合わさって)ストンナを疑い、偶然にも火野ケンイチとファイアマンの姿も目撃したことから後をこっそりと追う。ウラインターネットまで進んでいくとそこには……。
ヒノケン「てめぇ人の炎ナビをパクってんじゃねぇ!」
ストンナ「見捨てた奴がえらそーなこと言うんじゃねーです!」
ファイアマン『ヒノケン様に作られた癖に逆らうってのかフレイムマン!』
フレイムマン『ヴォオォォ!(だからオメーらみてーな迷惑野郎どもなんざ知らねぇって!)』
なんとストンナのフレイムマンはウラインターネットの残骸から作り上げた別ナビである事が判明。ヒノケンを不法侵入として警備員が追い払い、熱斗達は誤解していた事を謝罪。ネットバトルに挑むのだった。
「焼き尽くしてやるです、フレイムマン!」「ヴォオォォ!(合点でい!)」
〇ウラインターネットについて
当作品ではウラインターネットは各地の電脳に繋がっていて、その道中となるエリアが各国のウラインターネットという設定です。クリームランドの場合は古いサーバーからウラインターネットのサーバーに繋がっているといった感じです。雑です。
〇ストンナのフレイムマン
フォルテにデリートされたら欠片も残らないでしょうが、このIFでは微かに残ったデータの残骸から拾い上げて作り直した個体。フレイムマンのデザインが好きなんで無理やり設定作って魔改造しました(ぉ)
こちらのストンナはウラインターネットで魔改造やらバトルチップ売買やらやって情報収集を行う裏方担当。魔改造の相手は厳選して選んでます。
〇ウォージーガイロン
ロックマンDASH2に登場するボスリーバード。キモトマの遺跡に登場。
超巨大で、ダメージを負っても溶岩で回復する。溶岩の流れを止めて初めて倒せる。
フレイムマンのデザインってコイツを参考にしたんじゃないかって勝手に思ってる。
〇プライド様の生着替え写真(盗撮)
室内に潜入した蜘蛛型盗撮機、屋外で待機して受信し逃走する盗撮ドローンをウラから自立型ヒールナビ操作してこっそり撮影。クリームランドの男衆にオークション形式で売れば1枚数百万ゼニーはくだらないとされている(妄想)
というわけでブレイク性能マシマシになったフレイムマンでした。
バブルマンの時と違い、こちらは野獣を手懐ける幼女といった組み合わせ。
活動報告でも多くの案を寄せられましたが、魔改造楽しいですね(笑
いつも感想や誤字報告ありがとうございます!