ストーンマン拾ったんで魔改造するです!   作:ヤトラ

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・サブタイトルは【アッフリクの狩人】

・魔改造コンセプトは【3対1の悪夢】

・組み合わせコンセプトは【ハンター×ハンター】


【IF:拾ったんでビーストマン魔改造するです!】

『皆様、大変長らくお待たせしました! これよりレッドサントーナメント決勝戦を始めます!』

 

 司会者の宣言に歓声を上げる観客達。

 何せブルームーントーナメントの対となる世界大会、レッドサントーナメントの決勝戦だ。

 世界最強の二人目が決まる瞬間を、観客は今か今かと待ち望んでいた。

 

『まずはニホン代表、光熱斗選手の入場です!』

 

 多くの観客達の歓迎を受けながら階段を登る熱斗。

 ジャック・ボマー、ライカといった強豪ネットバトラーをロックマンと共に戦い抜いた彼に恐れも不安もなかった。

 ネットバトルマシンの前に立ち、彼女(・・)の到着を静かに待つ……恐れも不安も無いが緊張はする。

 

『続いてアッフリク代表、レオナ・リオン選手の入場です!』

 

 再び湧き上がる歓声に合わせ、黒人系の女性が階段を駆け上がる。

 

 アッフリク代表のオフィシャルネットバトラー、レオナ・リオン。

 健康美を感じるスタイル、ロープ状の束になった黒髪のドレッドヘアー、そして鋭い目つき。

 肉食獣を思わせながらも、その静かな佇まいが優れた理性を持つ淑女なのだと理解させる。

 

 彼女は熱斗と対になる位置に立ち、薄らとほほ笑む。

 

「ミスター熱斗、改めてお礼を。私の村を救ってくれてありがとう」

 

「気にするなって! 困ったときはお互い様さ!」

 

 レオナの礼にニカっと笑って返す熱斗。

 

 観客や審判の与り知らぬ事ではあるが、2人はアッフリクで大変な目にあっていた。

 レオナによって壊滅された密猟者チームが復讐の為、レオナの故郷にライオンを解き放ったのだ。

 レオナは帰還するも密猟者に脅され動けぬ中、心配してやってきた熱斗とロックマンがライオンを操る装置を破壊したことで事件は終結、こうして決勝戦を迎える事が出来た。

 

「ならアナタ達にはこう言った方が良いわね―――全力で狩らせてもらうわよ」

 

 レオナの顔から優しさが消え、獲物を前にしたライオンの如く獰猛な笑みを浮かべる。

 レオナの村でも見たが相変わらず怖い顔だと思うが―――だからこそ熱斗は燃えるのだ。

 

「へへっ、勝つのはオレとロックマンさ!」

 

 2人はネットバトルマシンにPETを繋ぎ、互いのナビが立体映像として映し出される。

 片方は我らがロックマン、そしてもう片方は獣のような姿をしたナビ・ビーストマン

 

『グルルル……愚かな。放っておけばお前らの不戦勝だったものを』

 

 忌々し気に唸るビーストマン。

 再構築される前の記憶を覚えているが故の、彼らに対する敵意だ。

 しかしロックマンは構えこそすれど、熱斗と同様に恐れも不安も感じていない。

 

『ボクと熱斗君はビーストマンとレオナのコンビと戦って勝ちたいから手伝ったんだ、理由なんてそれで十分だよ!』

 

『グルル……!』

 

 その純粋な闘志が逆に気に入らないのか、ビーストマンは再び唸る。

 

「ビーストマン、プランは?」

 

『ガルル……全力だ! シェンジ・バンザイ・エドも出す! お前も全力でオペレートしろ!』

 

「いいわ、最高の狩りを見せてやりましょう!」

 

『前のビーストマンと同じと思って油断しないでね、熱斗君!』

 

「ああ、なにせストンナが魔改造したからな! どんな攻撃だろうと驚くかってんだ!」

 

 かつてWWWの手先だったビーストマンの残留データが何故あの電脳にあったのかは未だに解らないが、それを回収し改造を施したのがストンナ・キロクラムだ。

 データを回収した後どうしたのかは知らないが、ストンナの人柄と趣味を考えれば油断ならない。レオナの気迫も相まって、決勝戦に相応しい強敵であろう。

 

 両者の意気込みは十分。ならばと審判がバトルの宣言を開始する。

 

『それではまいります! 光熱斗VSレオナ・リオン! バトルオペレーション、セット!!』

 

『イン!!』

 

『ガルルルーッ!』

 

 ビーストマンの咆哮と共に自軍エリアがX字を描くようにクサムラパネルに変化、更にモサモサと草が伸びて『シゲミ』に変化した。

 

『早速ビーストマンの常備機能(パッシブ)、『シゲミ』が発動! ナビカスタマイズによってバトル開始時にクサムラパネルに変化、更に自身のパッシブで草木が伸びる仕様です!』

 

「まずはビーストマンを動きやすくしないとね」

 

 丁寧な解説を他所にビーストマンが『シゲミ』に飛び込んで姿を晦まし、レオナが送信した内の一枚『エリアスチール』によって機動力が強化、姿を現したり茂みに隠れたりとロックマンを翻弄する。

 

「だったらこうだ! 力を借りるぜ、ファイアマン!」

 

 『シゲミ』から斜めへ向けて攻撃を仕掛けるビーストマンを避けるロックマン。それを見ても慌てず熱斗はバトルチップを送信する。

 

『ソウルユニゾン・ファイアソウル!』

 

『出ましたロックマンお得意のソウルユニゾン! 圧倒的火力でシゲミ諸共焼き払えるか!?』

 

 『フレイムライン』をコストにロックマンが変貌、ファイアマンを模した姿となる。

 それと同時に自軍と敵陣に十字を描くようにクサムラパネルに変化するが、その草木も伸びて『シゲミ』に変化する。一見すると敵に塩を送るような行為だが。

 

「一気に焼き払うぜ!」

 

 『インビジブル』で姿を晦まし、ファイアソウルの効果により両腕がバーナーに変化する。

 チャージショットの火炎放射で『シゲミ』を消すと同時にあわよくばビーストマンに大ダメージを与えようという魂胆だが……それを見抜けぬような相手ではない。

 

「お馬鹿さん」

 

『ぐぁっ!?』

 

 ニヤリと笑ったレオナに合わせ、突如としてロックマンが火柱に包まれる。

 運が悪い事にロックマンが立っていた場所も『シゲミ』。見た目だけでクサムラパネルと変わらないが、それでも炎属性ダメージ2倍は厳しい。

 

「ロックマン!?」

 

 だがロックマンが受けたダメージ量は尋常ではなかった。ナビカスタマイザーに『HP+200』がセットされてなければデリートされていただろう。

 クサムラパネルの効力を抜きにしても、このダメージは着火した『ブラックボム』レベル。

 熱斗は謎の火柱の正体に気づく。レオナは歯を剥き出しにして笑ったまま種明かしを口にする。

 

「自然の前では『カキゲンキン』、でしょ?」

 

 炎属性の攻撃にする攻撃反応系バトルチップ『カキゲンキン』。

 発動条件に癖はあるが大ダメージを叩き出せる上、インビジブル状態を無視できる。

 クサムラパネルのコンボを狙おうと炎属性を使うのを想定して入れていたのだろう。

 

『グルル! 来い、『カルムナバッシュ』!』

 

 『シゲミ』の奥からビーストマンの雄叫びが轟く。相手エリアの大半が『シゲミ』に覆われており姿は見えないが、何かが居る気配は感じられる。

 ガザガサと『シゲミ』を掻きわけて移動する『何か』。HPギリギリであるロックマンの警戒心を更に掻き立てる。

 

 『インビジブル』の効力が切れた後、それらは現れた。

 

『ジャンピングクロー!』

 

 ビーストマンが飛び掛かり切り裂き攻撃。後方へ跳んで回避。

 

『シェンジ!』

 

 後ろの『シゲミ』から赤褐色のガルー『カルムナバッシュ』が出現、ビーストマンを飛び越えロックマンに襲い掛かる。右へ跳んで回避。

 更にビーストマンも後方へ跳んで『シゲミ』の中に身を潜める。

 

『バンザイ!』

 

 回避した先へ青錆色の『カルムナバッシュ』が突進攻撃を仕掛ける。咄嗟に左へ跳んで回避。

 

『エド!』

 

 その隣のシゲミから姿を現した黄土色の『カルムナバッシュ』の口から火炎放射が放たれ、ロックマンの居た『シゲミ』パネルを全て焼き払う。

 『パネルスチール』による瞬間移動でなんとか逃れるが、ビーストマンは見逃さない。

 

『ビーストレイ!』

 

『ぐあっ!?』

 

 クサムラパネルの効力が乗った火炎放射だけは避けるであろうと踏んだビーストマンが斜めから突進、両のツメがロックマンを捉え切り裂いた。

 

『ビーストマン、数の差で攻める攻めるっ! 一見すると単調なウィルスの攻撃も組み合わせ次第でこうも追い詰めるかっ!』

 

「ロックマン、チップを転送する! なんとか持ちこたえるんだ!」

 

『うん、けど攻撃が激しすぎて……!』

 

 熱斗が送信した『リカバリー』で回復、再度『インビシブル』で姿を晦ましロックマンの体制を整える。

 だが『カキゲンキン』に『シゲミ』のクサムラパネル効果が重なって受けたダメージは大きい。些細な油断ですらデリートまで持っていかれる可能性がある。

 

 その際にもビーストマンと特殊なガルー『カルムナバッシュ』3体の連続攻撃は止まらない。

 クサムラパネルこと『シゲミ』で姿が見えづらく、どこから攻撃を仕掛けてくるか解らないのも回避を困難にさせる要因だ。

 

「まずはウィルスから一匹ずつ倒していこう!」

 

『了解! 『イアイフォーム』!』

 

 飛び掛かるカルムナバッシュに対し、『カキゲンキン』を警戒したが故の『イアイフォーム』で返り討ちにするロックマン。デリートしたのは赤褐色色のカルムナバッシュ、『シェンジ』だ。

 『シゲミ』の奥からビーストマンの舌打ちが聞こえる。相手エリアへ積極的に飛び込むビーストマンやカルムナバッシュにとって『イアイフォーム』は天敵だからだ。

 

「『イアイフォーム』なんて炎山みたいなことしてくるのね。炎属性が勿体ないわ」

 

 レオナの口振りは挑発か否か……ウィルスを一体デリートしたとはいえ、再び『カキゲンキン』なんてされたらデリートされかねないので慎重に出るしかない。

 ロックバスターで牽制しつつ『エリアスチール』で機動力を上げるも、『シゲミ』から『カルムナバッシュ』が顔を出し『ヒートブレス』でロックマン側の『シゲミ』を全て焼き払う。

 だがレオナが送信したであろう『ウッディパウダー』によって地面がクサムラパネルに変化、早々に『シゲミ』となる。下手な行動をすれば『カキゲンキン』のダメージが倍増しかねなくなる。

 更にビーストマンが飛び出て『スチールゼリー』を召喚。ロックマンの『エリアスチール』による機動力を『スチールゼリー』によるポータル移動で相殺するつもりだ。

 

『ロックマン、折角のファイアソウルも『カキゲンキン』を恐れて動けず終い! ビーストマン、この有利を活かしきれるか!?』

 

 『カキゲンキン』を恐れ本来のファイアソウルを発揮できず回避に専念するロックマン。

 『イアイフォーム』でウィルスを減らされるも遠距離戦に切り替えるビーストマンとカルムナバッシュ。

 

「だーもう、気にしても仕方ない! ロックマン、次はこれだ!」

 

『うん! ソウルユニゾン・ガッツソウル! からの―――『マグナム』!』

 

 『クラックアウト』をコストに、今度はガッツマンを模した姿へと変貌。続けざまに『マグナム』を発射し『シゲミ』を消して穴を空ける。

 運が悪い事にカルムナバッシュの『バンザイ』にも命中。『ガッツソウル』の効力でパワーアップした『スプレッドガン』を反射的に放った事でデリートに成功する。

 更に『スプレッドガン』による拡散ダメージがビーストマンにもヒット。これ以上の被弾は拙いと被弾時に晒してしまった姿を別の『シゲミ』に潜り込む。

 

『偶然か必然か『マグナム』が命中してから形勢逆転! 残るウィルスは1体となったビーストマン、徐々に追い込まれる―っ!』

 

 難しい顔をするレオナ。熱斗の試合のリプレイを見ていたが故に『ガッツソウル』の存在も理解していたが、こうも切り替えが早いとは予想できず、送信した『カキゲンキン』が無駄になってしまった。

 

「こちらも切り返さないとね。ビーストマン、プランD!」

 

『ガルルル!』

 

 『シゲミ』からヒョッコリ頭を伸ばす『ディスコード』に複数の蜘蛛の巣を張る『ホワイトウェブ3』が展開。火力押しから一変、行動阻害に出る。

 

「ロックマン、『ディスコード』を破壊だ!」

 

『だりゃりゃりゃーっ!』

 

 聞いた者を混乱させる音色を奏でる『ディスコード』を破壊すべく『ガッツマシンガン』を放つ。

 これ幸いにと『ディスコード』の後に潜んでいる『エド』に『ヒートブレス』を放つよう指示するビーストマンだが、『シゲミ』にいるにも関わらずロックマンは無傷だった。

 

『な、なんだと!?』

 

「へへっ! 連射中のロックマンは無敵だ!」

 

「そんな機能があったなんて……っ!」

 

 ガッツマシンガンを放つ間は無敵状態になるとは知らず、『ディスコード』を破壊された上に『エド』が巻き添えを食らってしまう。

 ビーストマンは『シゲミ』の中で唸る。『カルムナバッシュ』は3体揃って召喚できるプログラム故、再度召喚するには3体まとめてデリートされなければならない。

 だがロックマンの瞬間火力と変則的な攻撃、そして『カキゲンキン』というアドバンテージを失った以上、数とHPの差による有利は維持していきたい。

 

「ビーストマン、()よ―――堪えて」

 

 『ガッツマシンガン』で撃ちまくるロックマンを立体映像越しに見据えながらレオナは言った。

 

『――チッ! 『ワイルドラッシュ』!』

 

 彼女の言う【次】には意味がある。それを察したビーストマンは消極的になりつつあった己を恥じた。

 此方の『シゲミ』を闇雲に撃つロックマンに対し『エド』を飛び掛からせ、無敵時間が切れた瞬間を狙い『ワイルドラッシュ』で分離した両のツメと頭部を突撃させる。

 

『ぐあっ!?』

 

「ロックマン! 一旦距離を取るんだ!」

 

 チップフォルダの『リカバリー』は効力こそ高い物を入れているが、枚数自体は少ない。半分以下となった今のHPでは『ホワイトウェブ』ですら迂闊に踏みたくない。

 飛び掛かる『カルムナバッシュ』と『スチールゼリー』によるポータル移動で素早く斬りかかるビーストマンの攻撃を避けつつ、次のカスタム画面を確認する。

 

(これは―――っ!)

 

 熱斗の直感が告げ、理性が反対するも―――己の直感を信じそのチップを選択。

 

「ロックマン!」

 

『うん!』

 

「―――ビーストマン」

 

『グルルル……っ!』

 

 熱斗の力強い呼びかけに即答するロックマン。レオナの静かな呼びかけに唸るビーストマン。

 

『この雰囲気―――決着は、近いようです!』

 

 気分はさながら荒野のガンマン同士の決闘―――観客達は固唾を飲んで見守る。

 

 

 

『エドォッ!』

 

 『シゲミ』から飛び出た『カルムナバッシュ』が飛び掛かるも『ガッツパンチ』でデリート。

 

 ロックマンが立っている場所は―――『シゲミ』。

 

「プログラムアドバンス、フレイムクロス3!」

 

『ゴルルアァァーッ!』

 

 ロックマンの無敵時間が切れたのを見計らい、『フレイムライン3』を贅沢に使用する炎属性のプログラムアドバンスが発動。

 『シゲミ』から跳躍したビーストマンの口から地獄の業火が吐き出され、ロックマンごと『シゲミ』を広範囲に焼き払う。

 

 

 

「『この―――!』」

 

 業火の中、熱斗とロックマンの声が重なる。彼らの前には黒焦げになった「ナニカ」。

 彼らの声、そして目の前に置かれた「ナニカ」を察したレオナの血の気が一気に引く。

 十中八九あれは、メガクラスチップの……!

 

「『バチアタリ―――ッ!!』」

 

 天から雷が落ちる。

 

 『オジゾウサン』……破壊した側に強烈かつ必中の雷属性ダメージを与える攻撃反応系バトルチップ。

 

 空中で落雷を受けたビーストマンは黒焦げになって『シゲミ』の中へと落ちていく。

 『インビシブル』が切れた直後、落下地点目掛けて『ガッツマシンガン』を乱射。ビーストマンの叫びが『シゲミ』の中に木霊する。

 

『ガルァーーーっ!!』

 

 『アンダーシャツ』で生き残った満身創痍のビーストマンが『スチールゼリー』を媒体に猛スピードで襲い掛かる。

 

 対するロックマンは当然とばかりに驚愕も侮りもせず、巨大化した拳を振り抜き――――。

 

 

 

 ビーストマンのデリートが確認された。

 

 

 

 鳴り止まない歓声と拍手の中、レオナと熱斗は握手を交わす。

 

「逆に狩られちゃったわね―――優勝おめでとう、ミスター熱斗」

 

「ありがとうレオナさん! レオナさんとビーストマンも強かったよ!」

 

 互いに薄らと汗を掻く程には緊迫したネットバトルをしていたにも関わらず笑顔だった。

 一方のナビ達はと言えば、やはりビーストマンが一番納得していない様子。

 

『グルルル……!』

 

『ビ、ビーストマン、そんなに唸らないで……』

 

 唸り続けるビーストマンを前にロックマンが怖気ずくが、そんな彼を爪で指差す。

 

『次こそオレ達が勝つ! 首を洗って待っていろ!』

 

『ビーストマン……!』

 

 ビーストマンから感じるのは、ガッツマンやブルースが向けるようなライバル心。

 それを感じ取れたロックマンは、かつて敵対したWWWのナビと心を通わせたようで軽く感動していた。

 

「相変わらず素直じゃないわね。ロックマンとバトルできて誇らしかったんでしょう?」

 

『ガルルル! 余計な事を言うな!』

 

『ううん、ビーストマンの野獣のソウルが、ボクのソウルに共鳴したよ!』

 

 ビーストマンは否定しているが、レオナの言う通り、誇り高き獣の魂を感じ取れたのだ。

 

 

ロックマンのソウルが、ビーストマンと共鳴した!

 

 

『グルル、さっさとアッフリクに帰るぞ! 次の獲物を狩る時間だ!』

 

「ええ。ではミスター熱斗、これから密猟者を狩りに行くから、またいつか」

 

「ああ、頑張ってねレオナさん!」

 

 ビーストマンの照れ隠しの咆哮に笑いつつ、レオナは颯爽と立ち去る。

 

 

 

 誇り高き2人の狩人の後ろ姿は、負けた後とは思えぬ、強い生命力を感じさせた―――。

 

 

 

★ビーストマン(魔改造)

・オペレーター:レオナ・リオン(当作オリジナルキャラ。アッフリク出身の女性。)

・属性:無

 

【主な技】

 基本的な攻撃手段は変わらない為、新規要素のみを記載する。

〇『シゲミ』:

 常備機能(パッシブ)。クサムラパネルの草が長くなり『シゲミ』状態に。見た目だけで大きな変化はないがビーストマン及びカルムナバッシュは『シゲミ』上だと姿を隠すことが出来る(インビジブル状態になるとかではないがワープ先が解らなくなる)。

〇『カルムナバッシュ』:

 特殊な錆色のガルー『カルムナバッシュ』を召喚する。一度のバトルに一度だけ。

 攻撃性能が高く自分から攻撃を仕掛ける他、ビーストマンの指示に従って行動できる。『シェンジ(赤褐色)』『バンザイ(青錆色)』『エド(黄土色)』の3体がいる。

 1マス飛び越えて襲い掛かる『トビカカリ』、最奥まで走る『タイアタリ』、ジグザグに飛び回る『ステップ』、火炎放射を放つ『ヒートブレス』を使う。

 

【戦闘コンセプト】

 ビーストマンの知能の高さを見込んで『ロックマンDASH』に登場するリーバード『カルムナバッシュ』をモチーフとしたウィルスを召喚する機能を与えた。更にクサムラパネルを『シゲミ』という特殊なパネルに変化させるパッシブを持ち、姿を隠しながら戦うことが可能。

 この『シゲミ』と『カルムナバッシュ』を活かした連携プレイが魔改造ビーストマンの新たな持ち味となる。

 

【オペレート】

 ビーストマンの機動力と連携プレイを維持する為にも『スチール』系統及び『ウッディパウダー』は必須。

 クサムラパネルの弱点を逆手に取った『カキゲンキン』や、逆にこちらが炎属性のバトルチップを使用、炎属性ナビ対策の『アクアソード』、姿を隠してからの投擲系バトルチップなど、チップフォルダ次第で『シゲミ』の活用方法が変わる。

 レオナの観察力や頭脳戦の強さも合わさって高度な『追い込み猟』を見せつける。

 

【性格】

 カルムナバッシュを使役するに当たって統率力が鍛えられ指揮官タイプに育った。

 オペレーターのレオナとは良好な関係を築いているが、何かとレオナに頭が上がらない。

 因みにカルムナバッシュの3体に名前を付けたのはビーストマンで、ウィルスバスティングで集めたバグのかけらを自ら与えるなど、カルムナバッシュに愛着が沸いている。

 レオナ曰く「ツンデレ」。

 

【経緯】

 何故か熱斗の犬小屋システムにあった残骸データをストンナが回収、アッフリクの友人であり密猟者を捕らえるオフィシャルネットバトラーとして活躍するレオナに譲り渡した(前のナビはネット犯罪者によってマスターデータごと葬られた)。

 以後は密猟者を始めとしたネット犯罪者を相手に『狩り』をする間柄となっている。仕事時の獰猛な笑みを浮かべるレオナをビーストマンは「オレよりも獣めいてて危なっかしい」と言っている。

 報酬はバグのかけらで、仕事が終わった後は3体の『カルムナバッシュ』の世話をするのが日課にして趣味となっている。最近は「とってこい」ができるようになった。

 

 仕事も人間関係も充実した必殺仕事ナビ。それがアッフリクを代表するネットナビ・ビーストマンである。

 

【ビーストソウル】

 ※原作とは一切関係ありません。

 ロックマンがビーストマンの野獣のソウルと共鳴した姿。グレイガビーストの進化前なんて言われている(嘘。

 コストはソード系統のバトルチップ。バスター攻撃がロングソードになり、チャージショットで最奥まで届く『ワイルドラッシュ』となる。

 




息抜きに書いていたはずのネットバトルは1週間近くかかりました……色々間違いあったらすみません。

今回の魔改造は活動報告を参考にビーストマン。
ロックマンDASHの中ボスをお供にした上に新しいオペレーターを追加しました。

・カルムナバッシュ
初代ロックマンDASHにボスとして登場する狼型リーバード。
3体がチョコマカ動きながら攻撃してくるし火も吹く。軽くトラウマ……。
見た目も同じにしようかと思いましたが錆色のガルーになりました。
名前は某獅子王のハイエナ三匹組から。引っかかったらごめんなさい……。

・シゲミ
見た目だけ特殊なクサムラパネル。ぼうぼうと伸びます。隠れます。

・レオナ・リオン
名前の由来は勿論ライオン(lion)から。たま子さんを黒人風にして骨太になった感じ。
ビーストマンに相応しいオペレーターを妄想してたらこうなりました。
彼女を登場する為に名人&ケンドーマンが犠牲になりました、妄想だし許して。

次は物を増やすんじゃなくてステータス関連の魔改造を書きたいなー。

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