ストーンマン拾ったんで魔改造するです!   作:ヤトラ

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※バブルマン来襲・N1グランプリ第一次予選とかなり詰め込みました。

〇時系列が原作と変わっているので軽く説明。
・VSフラッシュマン事件はN1グランプリ第一次予選前
・バブルマンが捨てられたのは一次予選直前
・シャイニングブラウザクラッシャーが発動したのは一次予選後
・チサオ襲来は第一次予選後

作者自体原作の流れが忘れがちなので色々ややこしくなってます。
ご指摘などありましたら随時調整します。ご了承ください(汗

〇9/26:第一次予選通過者の人数を百数人から数百人に変更。減らしすぎました。


【ツンドラマンとバブルマン】

 シャーロ人とクリームランド人のハーフである少年アケートをオペレーターに持つ、水属性のネットナビ・ツンドラマン。

 『氷の貴公子』を自称するナルシストだが、それに見合う為の努力を惜しまぬ向上心を持ち、ナイトマンに憧れ学んだ騎士道を重んじる紳士でもある。

 それは責任感の強いオペレーターのアケートも同様で、初対面だろうとも困っている人やナビに手を差し伸べる優しい心を持っている。

 

 そんな彼らだからこそ、例えN1グランプリ第一次予選の当日だとしても、泣いて嫌がる小さなナビを無理やり連れて行こうとするナビの素行を放っておけなかった。

 そもそもあのピエロのようなネットナビ・カラードマンは、オフィシャルのネット掲示板に指名手配者として告知されていた、元WWW所属の脱走ネットナビだった。

 

 そんなカラードマンからバブルマンを庇ったのだが、カラードマン曰く。

 

『そいつはオペレーターに捨てられた癖に、自分から出て行ってやっただなんて嘘言ってさ~。認証コードもないし、なんならWWWに入れてやろうとしたんだよ~ん』

 

 認証コード―――オペレーターとネットナビの関連性を示す証拠のようなものだ。

 これを辿れば逸れてもオフィシャルがオペレーターの元へ帰してくれるのだが、中には心無いオペレーターが認証コードを削除し返却を拒む者もいる。

 バブルマンは心無いオペレーターに捨てられたらしく、同じ水属性ナビに庇われて安心していたのに、嫌な記憶を思い出したのかポロポロ泣いてしまった。

 

『泣いてないプク!』

 

 一々偉そうなバブルマンだが、心を開いてくれていると思えば可愛らしいものだよ、とツンドラマンは朗らかに笑って慰めた。

 カラードマンはそれを『ザコを庇って楽しいかい偽善者さ~ん?』とケタケタと笑うも、ツンドラマンの氷の如き冷たい目に睨まれて思わず後退る。

 

 N1グランプリ予選が待っているから速攻で片付けようか、と余裕の姿勢を見せるアケートとツンドラマン。

 ノルマを達成しないと怒られるからとデリートを命ずるのは、WWW所属のネットバトラー・色綾まどいだ。彼女も脱獄者としてオフィシャルに指名手配されている。

 バブルマンはそそくさとツンドラマンから離れてツンドラマンを応援、ツンドラマンVSカラードマンのネットバトルが始まった。 

 

 『フレイムタワー』に『アクアタワー』、更に『コオリホウダン』や『ヨウガンホウガン』、巨大なボールで場を荒らすカラードマン。

 それらを華麗なアイススケートで回避しつつ、常備機能(パッシブ)『ツンドラボディ』で行く先々をアイスパネルに変えて『キックソード』『アイシクルスピン』で斬りかかる。

 

 まどいも『ツナミ』や『ヨーヨー』と言ったバトルチップで攻め手を増やすも、アイスパネルで滑って思う様に動けないカラードマンと息が合わない。

 対するアケートはツンドラマンが避けるべきタイミングを的確に指示、更に接近戦でアイスパネルが広がったのを見計らって『ラビリング』や『プラズマボール』を送信。

 

『水属性のナビに電気属性のバトルチップ使わせるとかあり!?』

 

 倍のダメージを受けた上に痺れて動けないカラードマンを見てまどいが叫ぶも、ツンドラマンは冷徹に『ニードルマシン』をカラードマンの前方に設置。

 麻痺して動けない事で恐怖するカラードマンを他所に、『アタック+10』で強化されたニードルが発射。デリート寸前に持ってかれてしまった。

 

 弱って動けない所へオフィシャルに通報した所へ、突如謎のナビがプラグインしてきた。

 

 泣いた顔と笑った顔が雪だるまのようにくっついており、上半身らしき笑い顔に蛇腹の腕が伸びて大地を踏みしめている。

 ヤジロベエと道化師を足したようなネットナビは深々とお辞儀し、クラウンマンと名乗った。

 

 クラウンマンが勝手にペラペラと、自身とカラードマンはWWWの手駒を増やす為、各電脳でナビの勧誘や誘拐を繰り返していたと話し出す。

 まどいが手古摺っている間にクラウンマンが優秀なネットナビを引き入れたから、さっさと引き上げるようカラードマンに命ずるためにやってきたのだ。

 

 そんなやり取りをしている間にオフィシャルのネットナビが現れ、危ういと慌てたまどいは即座にカラードマンをプラグアウトさせて逃げ出す。

 クラウンマンはオフィシャルに向けて『いよいよWWWが動き出しますよ』と宣戦布告、プラグアウトして姿を消した。

 

 何やら大事に巻き込まれたと感じつつ、カラードマンという脅威が去って安心したバブルマンを宥めるツンドラマンとアケート。

 N1グランプリの予選を午後の部にしておいて良かったと思いつつ、オフィシャルの職務質問に応じる2人だった。

 

 

 

―――

 

『……というわけなんだ。スマートじゃないよねぇ捨てナビやナビ誘拐だなんて』

 

『オフィシャルに相談しようとしたけどバブルマンが嫌がるから、ボクの友達に相談するってことで納得してもらったんだ』

 

『嫌がってなんかないプク、ツンドラマンとアケート以外を信用できないだけだプク!』

 

「そういうことがあったんですねー」

 

 朝っぱらから大変ですねアケート君にツンドラマン。熱斗さんには劣りますが主人公属性でも持っているんですかね?

 

 N1グランプリ第一次予選当日の朝に「頼みがある」とメールを貰い、その後に私のPC電脳に現れたツンドラマンと、彼が連れて来たバブルマン。

 経緯を聞かせて貰ったのですが、中々に濃ゆい経歴なのです……脱獄したWWW幹部の色綾まどいとカラードマンがバブルマンを誘拐しようとして、倒しかけた所へクラウンマンという謎のナビによって逃げられたと。

 まぁN1グランプリの参加者数が(想定していたとはいえ)多すぎるので午前の部と午後の部に分かれ、我々【ラウンズ】は午後の部を選んだのが幸いしましたね。充分間に合うのです。

 

 そんで友人の中で一番ナビに詳しく、セキュリティが強固な私のPCにやってきたと。

 頼りにされるのは良いのですが、問題はバブルマンなのですよ。誘拐されかけたって時点で危なかったのですが。

 

『バブルマンの認証コードが破壊されてしまった以上はオペレーターの下へ帰れないし、オフィシャルに引き渡せば最悪……なんてこともあるから悩んでいるんだよね』

 

『それにWWWは諦めが悪いという噂もあるし、またカラードマンがやってくる可能性もある。だからストンナにお願いしたいんだ』

 

 酷い事をするオペレーターもいるものですねぇ。バブルマンを作った癖に認証コードを破壊して自らの下へ帰れなくして捨てるだなんて。

 そりゃ助けてくれたツンドラマンから離れたくなくてバブルマンが泣き出すのも無理はないのです―――え、無表情幼女とバカでかいナビが怖い?ひでぇです。

 

 ですが、私はナビ改造に定評のある幼女―――バブルマン、お前は既に解析されている!

 

「―――バブルマン、丁度アナタのようなネットナビにしか頼めない事があるのです」

 

『プ、プク?』

 

「テスラお姉さまから預かっているこのゲームのテスターになって欲しいのです。私には解るですよ……バブルマンは頭がキレる頭脳明晰なナビだと!」

 

『そ、そうでプクか? 確かにポク自身、優秀な頭脳派だと思っているでプクよ』

 

「このゲームはやり込み要素が強く、私では到底遊びきれないんです。バブルマンの目利きと頭脳なら、このゲームの新たな可能性や問題点を次々と指摘してくれると確信しています。テスターとしてこの上ない逸材です!」

 

 どうかお願いするです、とテーブルの上に手を突いてバブルマン―――正確にはPC画面前で頭を下げるです。

 それを見たバブルマンは「えっと、その」と予想外な要望に慌てるけど、すぐさま「ふふん」と鼻(?)を鳴らして腰に手を当てる。

 

「そこまで言うなら仕方ないでプクね、このバブルマンのアニキに任せるがいいでプク! さぁ、そのゲームとやらを貸すプク、ビシバシ批評してやるプク!」

 

「流石です! 頼りにしているですよバブルマン(・・・・・)お兄ちゃん(・・・・・)!」

 

『お、お兄ちゃん!?』

 

 顔を真っ赤にして喜びの顔を浮かべるバブルマン。

 

 ふふふ……臆病で狡猾なナビほど承認欲求が強い物なのです。

 ましてや、小さい体を馬鹿にされているであろう彼に、兄貴分扱いされれば効果は絶大……!

 トドメに、丁度よくテスラお姉さまから預かっていた、やればやるほど時間を浪費する面白ゲームを与えてお留守番させる!

 

 とりあえず今日1日は凌げるのですよ。上手く懐じゅ―――仲良くすれば魔改造もさせてくれるかも!

 

『『『このナビたらし』』』

 

 そこ黙っているです。何しれっとツッコミ側に回っているですかストーンマン。

 しかも『ヒョーゲンリョク』で「ジト目」とか。なんですかその目つきは!

 

 

 

―――

 

 両親に事情を説明してOKを貰い、デニッシュさんにたまに様子を見てもらうようお願いして、準備完了なのです。

 

「それじゃあバブルマンお兄ちゃん、お留守番お願いするのです。不審ナビが入らないようケーブルは抜いておくですね」

 

『気を付けて行ってくるでプクよストンナ、ストーンマン。お土産期待しておくでプクー』

 

 N1グランプリ第一次予選はデンサンエリアで行われるですが、バブルマンとゲームが入っているPCとサーバーの外部接続を切っているのです。念のための戸締りです。

 

『ゴゴゴ……自分ノPCニ居候なびヲ置イテオクナド、大丈夫ナノカ?』

 

「まぁ意地は悪いですが根っこからの悪ナビじゃないですし、重要なデータはロックしといたので大丈夫ですよ」

 

 それに放っておけませんからね、と呟くとストーンマンは納得してくれました。

 ストーンマンもデリート寸前だった所を私に助けられて今に至りましたからね。バブルマンに想う所があるのかも。

 

「それとしてエヌワンエヌワン! プライド様の分まで頑張るですよストーンマン!」

 

 遊べる時間は増えたけどこういう大会に出たいのに出れないのが辛い、とシクシク泣いてましたもんねプライド様。

 プライド様の分まで活躍しよう、と我々【ラウンズ】は気合十分なのです。目指せ前予選突破! 予選突破の賞品にナビカス用プログラムがあるんですよ!

 

『ゴゴゴ、任セロすとんな!』

 

 と言うわけでデニッシュさんの個室にお邪魔するですー。相変わらずヌイグルミの数がすんごい。

 因みにデニッシュさんの許可は貰ったのです。お父さんとお母さんの研究室は使用中なので入れません。

 

 ではこのポリスっぽいカラーリングのデスクトップPCをお借りしまして。

 ナビカスタマイザーも確認。シノビダッシュOK、デカオさんとトレードして手に入れたHP+100もOK。

 

「プラグイン! ストーンマン.EXE、トランスミッションです!」

 

 目指すはデンサンエリア第一次予選エリア!

 

―――

 

 

『何々……【おいでよナビのボックスガーデン(仮):試作版】でプクか』

 

『おお、そこそこに広いエリアが出たプク。この素材プログラムでインテリアが作れるでプクか』

 

『ふむふむ、コレをこうしてああして……椅子が出来たプク!』

 

『……プクッ!? 青い椅子を作ろうと思ったら、説明書にないインテリアが出来たプクよ!?』

 

『水槽が出来たプク……発想と素材次第で想定外のインテリアプログラムが組めるでプクか!』

 

『よーっし、素材プログラムに限りはあるでプクが、夢のバブルマンハウスを作るプク!』

 

 

―――

 

 N1グランプリ第一次予選が開催される、デンサンエリアの一次予選エリア。

 DNNスタジオだけでなく各国のサーバーの何割かを借りて作られたという広大なエリアは、さながら巨大迷路のように入り組んでいるのです。

 そんなエリアに多くのナビが揃っていて、その数は五桁いっているです。これで午後の部、つまり半数なんだから驚きです。

 

 では司会者の緑川ケロさん、午前の部でもやっていたお約束をどうぞ!

 

『世界一のネットバトラーになりたいかー!?』

 

『『『おー!』』』

 

『N1グランプリ本選に行きたいかー!?』

 

『『『おー!』』』

 

 この圧倒的バラエティ感! 本気を出して楽しむぞーって感じが全員から伝わってくるのですーっ!

 

 そして始まった、N1グランプリ第一次予選の様子がコチラとなるです。

 

『一次試験は○×クイズ! この広大なエリアのどこかに〇と×のプログラムがあるので、それを探し出して問題に答えてもらいます!』

 

『第1問! メットールのHPは40である。〇か×か?』

 

『こっちか!?』

『しまった行き止まりだ!』

『え? HP50じゃないの?』

『ミステリーデータに釣られてしまったオレを許してくれコーエツ……2000Zだワーイ!!』

『遅れたー! 最初からナビカスにシノビダッシュ入れておけばよかったー!』

『ぐわーラウンダにやられたー!』

『はーい入口からプラグインし直してくださいねー! 因みに○×プログラムはその場で落ちるので所謂デスルーラはできません!』

『×あった、急げ急げ!』

『うぉっ……ラッキー、目の前に×が出てきた!』

『ドケドケーッ!』

『ぎゃー! ストーンマンが来たぞー避けろ避けろーっ!』

 

『第3問! PA・ドリームソードの発動条件はソード・ロングソード・ワイドソードである。〇か×か?』

 

『これは簡単だな、PA解説動画ありがとう……!』

『〇どこだ〇!?』

『待て、これもしかすると引っ掛けじゃねぇ?』

『―――あ、そういやオレその順番やって発動しなかったわドリソ!』

『どわーっ!?』

『ストーンマンに轢かれて吹っ飛んだでマスーっ!?』

『ねぇケロちゃんこれ妨害行動じゃないかしら!?』

『ストーンマン、妨害行動【衝突事故】により5分間静止ペナルティ! トードマン、エリア機能をストーンマンに発動しちゃって!』

『不慮の事故だろうけど、これもルールケロ! そりゃ!』

『ウゴゴゴ、動ケナイ……スマナイすとんな!』

『NAVIREでもそうだったけどエリア機能って面白れぇな、色々設定できて広範囲でも即座に対応できる』

『すみませんです日暮さん、ナンバーマン……』

『前方不注意でマス、安全運転は基本でマスよストンナちゃん!』

 

『第5問! バトルチップ【コオリホウガン】のコードは*を除くとF・I・K・Q・Sである。〇か×か?』

 

『『わっかんねーよ!』』

『コオリホウガンってレアチップじゃねーか! それを全種コード当てろって無理があるわ!』

『マサ、確かあったよな? 確認してみてくれ』

『あ、ずっりぃ!』

『余裕でクリアでマス、伊達にレアチップコレクターやってないでマスよ』

『こればかりは運と金が絡むなぁ』

『ええい運も実力の内や、これにしたれ!』

『ゴゴゴ、取ッターッ! 急ゲーッ!』

 

『終了ーっ! 一次試験クリア達成者(午後の部)一覧は……こちらです、ドン!!!

 

 うっかり衝突しちゃったときはヒヤヒヤしたですが、皆でワイワイ楽しかったですー!

 【ラウンズ】の皆も一次試験突破です! 続いて二次試験ですが、意外なナビ達が出たですね。

 

『続いてはオフィシャルの新鋭【ミュージシャンズ】が出すお題をクリアしてもらいます!』

 

 そういって一次試験通過ナビ達の前に現れたのは、カットマン・エアーマン・クイックマンのオフィシャル自律型ナビトリオ。

 その性能の高さと行動力の高さから【ミュージシャンズ】と噂される精鋭部隊として、通過ナビの中にサインを欲しがるナビがいる程に名を上げてきたです。

 

『一番手はこのオレ、カットマン・ガガクよぉ!』

 

『お題はこのエリアにいるウィルスの中からラウンダ・クエイカー・キャノーダムを見つけ出して2体ずつ倒すことだ! 運も実力の内、兵は拙速を尊ぶ、とか言うだろ?』

 

『おらスタートだ、チャキチャキ探し出せぇ!』

 

 ここでナビカスからシノビダッシュをパネルから外すのに手間がかかるのですよ! 狙って出題しましたねカットマン・ガガク!

 ナビカスを操作する側と操作せずそのまま走り出す側がキッチリ分かれてて笑っちゃいました。

 因みに私達のコンビは難なく突破。運も絶好調だぜイェーイ……です。

 

 

『オレはエアーマン・テクノ、此度の出題者に選出された』

 

『オレのお題は決められたバトルチップで特定のウィルスを倒す【詰めバスティング】だ。NAVIREでも使用したエリア機能を用いて、バスターや技スキルプログラムは全て攻撃力が【1】となる』

 

『出題は5戦、バトルチップとウィルスの理解力が肝心だ―――ではスタート!』

 

 最初の問題は……ハルドボルズ相手に『ホウガン』が混じっているとかとか解りやすいですね。

 他にもチップの組み合わせやPAの発動、ウィルスの挙動を読むなど……知識が無いと苦戦するですね。

 

 

『クイックマン・ジャズだ』

 

『私の出題はタイムアタック……3連戦のウィルスバスティングを如何に短時間で倒しきるかだ。スピード勝負は如何なるネット犯罪にも有効だと私は考えている』

 

『バスター・バトルチップ・技スキル・頭脳・天性・経験・そして絆……ナビとオペレーターの全てを見せてみろ―――スタート!』

 

 これは至ってシンプル。広範囲遠距離攻撃でドンドン潰してやるですよ!

 3戦までの総合タイムが競われる中、クリアした者の名が次々上がるから心臓に悪いのです。

 

 

 それでも何とか食い込みました!

 動きは遅いですが、広範囲かつブレイク性能を持つストーンマンの攻撃はウィルスバスティングにも強いのです。えっへん。

 残念ながら【ラウンズ】の内、シープ&ウールは脱落しちゃいました。持久戦型はタイムアタックに不利ですねぇ。

 

 こうして、当初数万人以上居た参加ナビは数百人にまで減らされたのでした。現実は厳しい。

 因みに予選突破者の一覧には成績表のようなものも記載されており、当然と言うかランキング1位に【伊集院炎山&ブルース】の名前があったです―――おお、【光熱斗&ロックマン】はTOP5入りですか!

 その他、秋原町組はデカオ&ガッツマン・やいと&グライド・メイル&ロールも突破が確認されました。後でメールでお祝いするです~。

 

『第一次予選はこれにて終了しましたー! 皆さんお疲れ様です! 次の第二次予選を楽しみにしておいてくだしゃい……あうぅ噛んだぁ!』

 

 今日一日を使って行われた第一次予選は大成功と言っていいでしょう。

 司会の緑川ケロさんとトードマン、カメラスタッフナビや解説ナビなど、番組としても動画としても映えるはずですね。今夜できるであろう切り抜き動画が楽しみなのです!

 

 シープが脱落したのは残念ですが、ストーンマン・ツンドラマン・クリスタルマン・バーストマンが代わりに頑張るですよ!

 

 そんな訳で今日の【ラウンズ】はこれにて解散。自室に戻るです~。デニッシュさんお邪魔しましたー。

 

 

 

「自室に戻ったらバブルマンの顔を模した家が建っていた件について」

 

『正確ニハPC内ノ箱庭ダガナ』

 

 ストーンマンの言う通り、PC内の箱庭……ネットナビが自由にインテリアを作って飾れる試作ゲーム画面の事を指しているです。

 

 ゲーム起動と同時に小規模のエリアを作成、ネットナビが自身にとって快適な空間を作れるゲーム。

 「ネットナビにも自由な遊びを」といったコンセプトにガウスおじさまが開発、テスラお姉さまが引き継いで試作版を完成させ、私にテスターの1人として預けたのでした。

 

 南の島。バブルマンの顔を模した自己顕示欲バリバリの小屋(コテージ)

 その傍には、ヤシの木の下でビーチチェアに寝そべってブルーハワイを飲むバブルマンの姿が。

 

『おっと、お帰りでプク。どうでプクかポクのバブルマンハウスは』

 

 サングラスを外してニヤリと笑うバブルマン。

 

「すごい……ハイセンスなのです。ここまで個性的かつ大胆なインテリアを作れるとは!」

 

『アノ限ラレタ素材ぷろぐらむデココマデノ出来栄エトハ……恐ルベシ、ダナ』

 

『プピピ、このバブルマン兄ちゃんにかかればどうってことないでプクよ』

 

 これは想像以上に頭の回るネットナビですね。

 

 

 そんなこんなありまして、バブルマンは暫くうちの居候となりました。




〇当作におけるバブルマン
N1グランプリ第一次予選前にオペレーターと大喧嘩して捨てられた。
当作では「このオペレーターが作りましたよ。だからこの人のナビだよ」という証明的なプログラムがあり、それをオペレーター側が意図的に壊して捨てるという行為ができます。
その直後にWWWのナビに誘拐され、ワイリーに改造されたのが原作におけるバブルマン、という妄想設定です。

〇カラードマン&まどい
バブルマンに変わるWWWの配下。ワイリーの手引きで脱獄し指名手配者に。
ヒノケンのせいでオフィシャルに警戒されたので「とにかく手駒を増やせ!」と上司に無茶ぶりされた。

〇クラウンマン
WWWに心酔する自律型ネットナビ。元ネタはロックマン8に登場する同名のボス。
活動報告により採用。無印とは大きくかけ離れた斬新なデザインが特徴的。

〇ナビたらしストンナ
脳破壊されたナビ「お兄ちゃん……ポクがお兄ちゃん……人間だけどポクの妹……」

〇おいでよナビのボックスガーデン(仮)
ネットナビの為のゲームアプリ。小規模なエリアを作り自由にインテリアを作って飾れる。
まんま「どう森」。住民はいないがネットワーク社会なので気軽にお客ナビを呼べる楽しいゲームアプリになるはず。
ただしナビによっては時間を物凄く食らう悪魔のゲームと化す。

〇N1グランプリ第一次予選
専用の巨大エリアを作成。迷路のようなエリア内から○×プログラムを探したり、ウィルスを探したり。
原作とは大きく内容が変わりましたが、こういったワチャワチャ書くの楽しかったです。

〇ミュージシャンズの出題
オリジナル設定。強引な設定でありますが、詰め将棋的な物、タイムアタック的な物があっても良いかなって。

次回はストンナの日記に戻り、熱斗達周辺の状況や時系列の説明もしたい。

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