・魔改造コンセプトは【耐久力と脚力】
・組み合わせコンセプトは【選手とトレーナー】
Q1:アナタが元WWW所属という話は本当ですか?
A1:ああ、その通りだ。オレは元はWWWの自立型ネットナビだったんだ。あるナビにデリート寸前まで持ってかれてな、オレを見つけ出したナビ・ストーンマンと、オレを回収し再構築してくれたオペレーター・ストンナはオレの命の恩人ってやつだ。クリームランドじゃ有名らしいから、知りたかったら検索してみろ。
Q2:元悪党だったことに罪悪感はありますか?
A2:別にねぇなぁ。オレがやってたのはWWWネットワークの門番だったからな。強いて言えばウr……ゴロツキやシノギの連中を爆破してやったってぐれーで、WWWとして悪事をやった覚えはねぇしなぁ。入場したオレに決まってブーイングしてきやがる奴らいるだろ? あれ内心じゃ笑ってやってんだよ「何もしらねーくせにブーブー言ってやがる」ってよ(笑
Q3:それが何故フットボム選手に名乗りを上げたのですか?
A3:安っぽい言葉だが「運命」ってヤツかねぇ。ストンナのPCで居候していた時に【WorldTube】でフットボムのPR動画を見掛けたんだよ。アメロッパで古くから伝わるスポーツらしいが、当時は知名度の低いドマイナースポーツだって言ってたが……動画を見て、オレのソウルは爆発しちまったね。何せ俺はボンバーマンだからな。
Q4:今の意気込みをどうぞ。
A4:次のフットボムワールドグランプリ優勝、それだけよ!
~フットボムコラム特集『WorldBomber』より~
―――
【フットボム】―――2000年以上続くアメロッパの伝統スポーツの名称である。
キーパーとキッカーに分かれ、特殊なボールを電脳ゴールへ交互に入れあうという至ってシンプルなルールだ……ボールが爆弾でなかれば。
爆弾がゴールに入ると爆発しキーパーにダメージが入る。それを繰り返し先に倒れた方が負けとなる……控えめにいってクレイジーなスポーツだ。
そんな危険極まりないスポーツは(当然だが)いつしかネットナビ専用のスポーツとなり、あまりにも危険故に寂れていった。
だが今の時代……世界的動画投稿サイト【WorldTube】が栄えたネットワークでは話が違う。
一流のフットボムトレーナーであるジャック・ボマーが、フットボム布教活動を兼ねた動画チャンネルを設立。
解りやすいルール解説、フットボムの魅力、危険性やトラブルの解決方法、充実したQ&A……ジャック・ボマーの熱意を込めた数々のフットボム動画は視聴者の心を徐々に掴んでいく。
そこへ、爆弾を愛するネットナビ・ボンマーマンを魅了し、かの有名なクリームランドの少女科学者ストンナ・キロクラムに目を付けられた。
ジャック・ボマー最大のターニング・ポイントはまさにココだろう。将来一流となるフットボム選手に、フットボムの環境を整える科学者を引き寄せたのだから。
熱意には熱意で返し、平坦よりも極端を好むクレバーなストンナにとって、ジャック・ボマーの熱意とフットボムは「面白そうです!」とノリノリ。
まずは居候であるボンバーマンにフットボム専用ナビカスタイズを施し、白熱したフットボム動画を投稿、より多くの視聴者を呼び込むことに成功した。
そこからはとんとん拍子に話が進んでいった。
DNNチャンネルでお馴染みのスポーツ番組『NAVIRE』でも使用している、エリア内全てのナビの
ストンナ・キロクラムが開発したフットボム専用カスタムパーツ【フットボマー】を用いた、フットボムフィールド内での安全管理の徹底。
爆発の演出強化、好みの見た目に変更できる防具スキンの開発、シュート及びディフェンスの派手な演出、妙なオネェデザイナーを始めとした各種デザインの充実。
フットボムのルールはそのままに、より楽しくなるような演出と公平性を導入したことで、かつてとは比べ物にならない数のフットボムプレイヤーが誕生していくことになった。
こうして『ネットナビが安全に遊べるデンジャラス・スポーツ』をテーマにしたフットボム改革は、『NAVIRE』に次ぐスポーツ番組として流行し始めたのだ。
後に『フットボム革命時代』とも呼ばれる日々を、ジャック・ボマーはこう語ったという。
「2000年以上続いたアメロッパのスポーツがこれからも続いていく……その懸け橋になれたことをオレは誇りに思うぜ」
~フットボムコラム特集『2000年を越えた爆発的革新』より~
―――
『シュートでガァーッツ!』
『しまっ―――』
―ドッゴオォォォン!
『ガッツマン渾身のシュートが決まったぁ! これはどうだ!?』
デカオが導入したエフェクトにより『GRADE!』と描かれた爆炎が浮かび、エリアを爆音と衝撃が襲う。
それをかき消すように、ネットナビ達やオペレーター用ディスプレイの数々から歓声が轟く。クレイジーなゲームにはクレイジーな連中が集まるのだ。
煙が晴れると……ゴールの前で片膝をつくも立ち上がったボンバーマンの姿が。
サイをモチーフにしたような重厚なプロテクターを身に纏っていたが、幾度もの爆発で傷つきボロボロだった。
『ボンバーマン耐えたぁぁぁ! その重厚な耐久力で耐え抜くスタイルは流石だぜぇ! 因みに今更だが、多分GRADEじゃなくてGREATじゃねーか?』
『ガッツマンの的確さも中々ですね。真っすぐ飛んでいくから本来は読みやすいのですが、そこをキック力による速度で補っています。重装甲が故に足が遅いボンバーマンには厳しい相手ですね』
実況者と解説者の言う通り、ボンバーマンはどちらかというとパワー及びキーパーに重きを置いている。
動きこそ遅いので今のようにキッカーの攻撃を止められないこともあるが、爆発に耐えれば問題はない。
だがサッカーユニフォームを身に纏うガッツマンも侮れない。
彼はゴリゴリのパワーアタッカー。キックは直線ばかりだが、強靭な足腰から繰り出すシュートとディフェンスは、初心者とは思えぬ程にピカイチだった。
パワー&スピードで的確な攻守を見せるガッツマン、パワー&防御力で耐えながら確実に攻めるボンバーマン。
似ているようでスタイルが異なる両者の戦いが、単純なルールのフットボムを熱くさせてくれる。
『こっちもボロボロだが、これでHPはイーブンだ。粘るぜガッツマン!』
『合点でガッツ!』
興味本位で参加したら思いの他のめり込んだデカオは、トレーナーとして的確な指示を下す。
普段から頼りにしていガッツマンは気合を入れるべく両の拳を打ち付け、ゴールへ足を運ぶ。
『慌てるなボンバーマン、次のシュートで決めろ!』
『解ってる!』
口調こそ荒々しいが、肩を鳴らすボンバーマンは楽しげだった。
彼のオペレーターとなって浅い壮齢の大男デンジ・ヤラスボムは、要らぬ心配だったな、と笑い出す。
すれ違い様にボンバーマンとガッツマンは拳同士を打ち付け、攻守交替。
『さぁ、ボンバーマンのターン―――おっと?』
ボンバーマンは胸部のナビマークを押すと、胸部プロテクターがガパっと開く。
そこから出てきたのはフットボムでも利用される爆弾だが……デフォルメされた髑髏マークが記されていた。
『ここでデンジ選手、試合中に1度だけ使えるアタックチャンスを切ったー!』
『ネットバトルでも使われる超強力爆弾アトミックボムですね。これが入ればガッツマンのHPがゼロになるのは確実でしょう』
『へっ、堂々と見せつけやがって! そっちがその気ならこっちだって使ってやらぁ!』
『おっとデカオ選手、大胆にもディフェンスチャンス宣言だー!』
『これで両者共にアタック及びディフェンスチャンスを使い切りました。試合も終盤、盛り上がってきましたよ』
ストンナが「これだけは盛り込むべきです!」と熱心に説いて導入したアタックチャンス及びディフェンスの宣言に一同は大盛り上がり。
受け止められればジリ貧になりボンバーマンが不利、通ればガッツマンが倒れるのは確実。観客に反しガッツマンとボンバーマンのプレッシャーは甚大だ。
両者にらみ合いが続き―――審判ナビのホイッスルが鳴る。
『食らいやがれ! アトミックボム!』
炎が浮かぶ強靭な脚力から繰り出される豪速球!
『負けんでガッツ! マッスルガッツ!』
一瞬だけ気合を込めることでバンプアップ、
まるでボールから逃げるようにガッツマンが跳んだ。
『『ミスったーーー!!!』』
―ドゴオオォォォン!!
度重なるプレッシャーで判断力が鈍ったのだろう。ガッツマンはゴールごと爆炎に包まれた。
『フットボムは幸運の女神にも愛されないとダメなのさ』
爆風と衝撃に曝されボンバーマンはニヒルに笑い―――歓声の爆音が轟いた。
―――
『ボンバーマンが決勝へ駒を進めたところで、次の試合発表だぁ!』
『フットボムの伝道者! 俊敏な動きで勝利を逃さない! フットボムワールドグランプリ優勝候補が片割れ、ジャック・ボマー&エクスプロォォォズ!』
『愛してるゼェェェ
派手な爆発エフェクトと共に選手紹介。
アメロッパのオフィシャルネットナビ・ホーネットへの愛を叫ぶ彼は、惚れた女性ナビ同様ハチをモチーフにしたネットナビ・エクスプローズ。
『強豪フットマンを下した技巧派! いつの間にか参加してたN1で話題沸騰の人気コンビ! 光熱斗&ロックマァァァン!』
『熱斗君……』
『ここまで来ちゃったし頑張ろうぜ……』
流れで参加して流れで勝ち進んでしまった、サッカーユニフォームを来たロックマン。オールマイティに強いぞロックマン。
エクスプローズに並ぶ観客達の熱い声援と演出で生じた爆風を受けながら、何もかも諦めたような顔をして歩み始める。
―この後めちゃくちゃ盛り上がった。
★ボンバーマン(魔改造)
・オペレーター:デンジ・ヤラスボム(当作オリジナルキャラ。アメロッパ出身の黒人系男性でフットボムトレーナー)
・属性:無
【主な技】
フットボム用の魔改造の為ステータス向上が主となっている。
〇『アトミックボム』:
ストンナの「一発逆転の切り札ぐらいは欲しい」という要望で搭載された超強力なドクロ爆弾。攻撃力・攻撃範囲共に高性能だが、リソースの都合上充填速度を犠牲にしておりネットバトル1回につき1度しか使えない。
【戦闘コンセプト】
フットボム選手になりたいというボンバーマンの意向を組んで『ロックマンゼクス』に登場するフォスルロイド『プロテクタス・ザ・ゴアロイド』をモチーフとした改造を施した。
サイをイメージしたプロテクターを装備して防御力の向上、並びにキック力の向上の為に脚力も強化、結果的に安定性が増し、ガッツマンのようなフィジカル特化の重量級ナビと化した。
防御力もHPも高く、見た目に反して機動力が高くポンポン爆弾を蹴って相手を爆風で圧迫させる。またネットバトル1回につき1度しか使えない最大の必殺技「アトミックボム」で大逆転も狙える。
【オペレート】
攻撃手段が爆弾蹴りと一発逆転の『アトミックボム』しかない為チップフォルダに依存している。
オペレーター共々フットボムに集中しているのでネットバトルは強くない。広範囲の爆弾攻撃や『ダブルボム』といった爆弾系バトルチップを重視している為にウィルスバスティングには強い。それでもネットバトルするなら『リカバリー』を大量に投入してひたすら持久戦に持ち込もうとする。
【性格】
『ステルスマイン』入りの内蔵チップフォルダを削除したことで空いたリソースで言語プログラムを改善、流暢に喋れるようになった。一人称『オレ』の荒々しい性格で、ここぞという時のド根性が彼の持ち味。
【経緯】
ストーンマンと同じくロックマン.EXEにデリートされかけたところを救出され、ストンナ宅サーバーの居候ナビとなった。
暇つぶしに『わーつべ』を見ていた所でフットボムに遭遇、ソウルを大いに刺激してストンナに懇願し、フットボマーの道を歩むことになった。
「熱意には熱意で返す」を信条としたストンナはフットボムの魅力に惹かれ、ボンバーマンの為、そしてネット対戦の可能性を広める為にジャック・ボマーに協力。
以後はフットボムトレーナーのデンジ・ヤラスボムに譲り渡し、フットボム選手としての道を歩み始めた。
ネットバトルでもフットボムでも爆発しまくる。そんなクレイジーなネットナビである。
★エクスプローズ(ナビカスタマイズ)
・オペレーター:ジャック・ボマー
・属性:無
【経緯】
フットボム専用ノーマルナビ「エクスプローズ」に本格的なナビカスタマイズを施したしたもの。「俊敏になりたい」「ホーネットという女性ナビに惚れたから蜂型がいい」というナビのリクエストを汲んでジャック・ボマーがストンナに教えを乞い、偶然にもロックマンX3に登場するボス、エクスプローズ=ホーネックに似たデザインとなった。
ミサイルポッドのお尻が無くなった事でスマートな見た目をしており、背部の羽で飛行可能だがフットボムではあまり利用されない。それでも高い機動性を持ち、ホーネットとお揃いの蜂モチーフであることに本人は満足しているようだ。
〇ボンバーマン
魔改造リクエストでもチラホラ出ていたボンバーマン。
ゴアロイドというボスが居たのでプロテクターをデザインしてみました。
〇フットボム魔改造
これがやりたかった(笑
ストンナの性質を考えれば魔改造待ったなしのデンジャラススポーツ。
〇エクスプローズ
ジャック・ボマーのネットナビがノーマルなのは味気ないと思ってホーネック風に。
ついでにオリメイクナビのホーネットに惚れさせてみました。愛は爆発だ!
〇ガッツマン
ナビでスポーツ関連と言えばこのナビってぐらいに世間でも有名になりそう。
フィジカルは良いのだがここぞという時の運の無さが致命的。
〇ロックマン
はい、いつもの流されパターンですね。勝敗の結果はご想像にお任せします。
明日投稿するのも本編にあまり関係ないゲームの話です、ごめんなさい(汗
いつも感想や誤字報告ありがとうございます!