ストーンマン拾ったんで魔改造するです!   作:ヤトラ

55 / 112
前書き:Q:暑さで書けない→A:別に本編更新じゃなくてもいいじゃん
そんなわけでダイジェクトで流した戦闘シーンを書いてみました。
本編更新できなくてすまない…。

投稿予約ミスしたので移動しました、ご迷惑をおかけしました;


【VSハンニャNED2】

 

 N1グランプリ本選の舞台『ジゴク島』の電脳に配置された大型ウィルス・ハンニャNED2(ネドネド)

 

 本選をより盛り上げようと、DNNディレクター・砂山ノボルが、クリームランドのウィルス科学者メガト・キロクラムに依頼して作らせた最新の大型ウィルスだ。

 巨大な般若の顔に「必」と「殺」の字が書かれたミサイルポッドを二門挟んだというインパクト抜群の見た目を持つ。因みに設計者(メガト)曰く「ジゴクに住むオニをイメージして作った」とのこと。

 このハンニャNED2(ネドネド)は所謂大外れ枠で、数多くある宝箱電脳に一体だけ混ざっている。但し『ビクトリーデータ』を持っている為、デリートできれば本選突破は確実だ。

 

―――まぁ倒せればの話だが。

 

 ハンニャNED2(ネドネド)の背後でそのような事を言って高笑いするノボルとメガトが幻視される。

 

 

 

―――

 

「意地がワリぃぞノボルさんとストンナパパ!」

 

『熱斗くん集中、集中!』

 

 脳裏に浮かぶノボルとメガトに悪態を付きながら熱斗はPETを操作する。

 

 アトラクションをクリアし宝箱電脳にプラグインしたは良いが、実況の緑川曰く「大当たりにして大外れ」だという大型ウィルスとご対面。

 一つ前のアトラクションをクリアして『キャノンチップフォルダ』を手に入れたから良かったものの、『ヨセンチップフォルダ』のままでは間違いなく苦戦していた……それほどまでに硬い相手だった。

 

「バトルチップ『ハイキャノン』、スロットイン!」

 

『それっ―――あぁダメだっ!』

 

 バスターを『ハイキャノン』に変形して放つも、ハンニャNED2(ネドネド)は背面の金棒型ブースターを吹かし回避。

 只でさえ頑丈な面に加え、顎下の小型ブースター二基と合せた高い機動力により防御性は更に向上している。迂闊にバトルチップを消費するわけにはいかない。

 

眼光(ガンコウ)

 

 ハンニャNED2(ネドネド)は両目を光らせレーザーを発射。溜めが比較的長めで回避は容易だ。

 更に目を光らせると同時に動きが少しだけ止まる為、ここは攻撃チャンス。ヒートガッツスタイルの巨大バスターで厚い装甲に傷をつける。

 

地獄弾(ジゴクダン)

 

 それでもハンニャNED2(ネドネド)は怯まず、口からミサイルを発射。ジグザグに動きながら三回ミサイルを撃つので迎撃は難しい。

 更にミサイルの弾速も早く一発貰ってしまうも、実はこれを含めた殆ど(・・)の攻撃は攻撃力10しかないと緑川ケロは言っていた。

 

必玉(カナラダマ)

 

 かと言って油断できない理由は、ハンニャNED2(ネドネド)の攻撃の回転速度にある。

 すぐさま「必」のミサイルポッドから放たれた爆弾をジャンプで回避、広範囲が爆発する。

 

殺玉(コロシダマ)

 

 そして即座にもう片方の「殺」のミサイルポッドから新たな花火爆弾が投下。着地後に跳躍し爆破から遠ざかる。しかし綺麗な花火だ。

 ガッツマシンガンで狙い撃つもブースターが点火、再びハンニャNED2(ネドネド)は高速飛行を開始。

 

鬼突(キトツ)

 

 ハンニャNED2(ネドネド)は口を閉じて目を閉じたかと思えば、そのまま真っ直ぐ突進。

 隙の短い突進故に油断し直撃、吹っ飛んで大ダメージを負うも『リカバリー120』で回復。

 顎下のブースター二基でバック、開いた両目からレーザーを発射。今度は横転して回避。

 

 隙の少なさ、次々と攻撃に転じる高速戦闘、そして頑強な装甲とブースターによる高速飛行。

 しかも『エリアスチール』で機動戦に持ちこもうものなら『スチールパニシュ』で無効化してくる。対等に持って行こうとする厭らしさは砂山ノボルの入れ知恵だと錯覚してしまう。

 その頑丈な顔面とブースターから繰り出される体当たりに気を付けつつ、このダメージが低くも激しい弾幕をよけながら、高いHPを削る。控えめに言って厳しい。

 

 しかもだ。

 

『おおっと炎山&ブルースペア、見事にビクトリーデータを入手! 堂々の一着です!』

 

「やっば!?」

 

『熱斗くん落ち着いて!』

 

 ハンニャNED2(ネドネド)を相手にしている間にも選手達はアトラクションをこなしていく。特にライバルの炎山が先にゴールしたと聞いて、熱斗は判断力を鈍らせる。

 あわあわと手に持つバトルチップを使うか温存するか悩む中、ロックマンはヒートガッツスタイルの攻撃力を活かしジワジワとハンニャNED2(ネドネド)にダメージを与えている。

 

――ロックマンが必死にジゴク島の番人と戦っているのだ、温存だなんて言っていられない!

 

「ええい使っちまえ! プログラムアドバンスだロックマン!」

 

『いくよ! ゼータキャノン2!』

 

 キャノンチップフォルダというだけあって豊富な『ハイキャノン』を3種類使用して発動するプログラム・アドバンスが発動しやすい。

 短時間ながらもインビジブル状態になるゼータ系統はハンニャNED2(ネドネド)にも有効で、激しい弾幕等を恐れず『ハイキャノン』のダメージを連続で与えていく。

 

 ロックマンの命中率の高さもあって着実にハンニャNED2(ネドネド)のHPが削られていく。

 だがインビジブル状態が切れ、ハンニャNED2(ネドネド)のHPが半分以下になった時……ジゴク島の鬼(ハンニャNED2(ネドネド)は般若だが)は怒りに満ちる。

 

『うわ、怒り出した!』

 

「こ、こえぇ~!」

 

 迫力のある巨大ウィルスの怒り顔に慄く2人。

 信じられるか? これ作ったのニホン人じゃなくてクリームランド人なんだぜ?

 

 ハンニャNED2(ネドネド)が大口を空けて叫び、顔が真っ赤に染まっていく。

 まさに鬼のような恐ろしさにロックマンが少しだけ怯む中、ハンニャNED2(ネドネド)のミサイルポッドが変形していく。

 ミサイルポッドを肩に腕が生え、その腕で金棒型ブースターの持ち手を掴み、本体から切り離したではないか。そのまま金棒としての機能を使うべく振り被り……。

 

鬼弐金棒(オニニカナボウ)

 

 顎下のブースターだけで浮遊している為に飛行能力は大きく減少しているが、『ドリームソード』に匹敵する圧倒的リーチで巨大金棒を振り回す。

 

『うわ、わわわっ!?』

 

 金棒のリーチ外に逃げるも、金棒の硬度と振り回し速度は凄まじく、下手な射撃攻撃なら難なく弾くという馬鹿げた性能までも持っている。

 ロックマンは察している……『これ絶対に攻撃力10じゃない』と。当たれば大ダメージ必須の必殺技であるのだと。だから迂闊には近づけない。

 目を光らせ、怒りに任せて金棒を振り回す般若型大型ウィルス。絵面が怖く並大抵のネットバトラーなら慎重に遠距離で攻めるのがセオリーなのだろうが……。

 

「怖ぇけど、電脳獣(ゴスペル)に比べたら!」

 

『うん、マシだよね! 怖いけど!』

 

 怖いには違いないが、それ以上に恐ろしい敵と戦い抜いた経験(尚11歳)は伊達ではない!

 

 必要最低限と言わんばかりにキャノンチップフォルダに入っているソード系統、それらが三種類揃ったことで惜しみなく三連続スロットイン。

 熱斗の意図を察したロックマンは、金棒を振り上げるタイミングを狙って一気に眼前にまで踏み込む。思わぬ接近にハンニャNED2(ネドネド)も光る目を丸くした。

 

「『ドリームソード』ォォ!!」

 

(ザン)ッ!

 

 ハンニャNED2(ネドネド)が金棒を振り下ろすよりも先にロックマンが巨大な刃を振るう。

 金棒はロックマンの直前で二つに割れ、遅れてハンニャNED2(ネドネド)の体も縦に割れる。

 スタイルチェンジを解除し背を向けた途端、HハンニャNED2(ネドネド)は派手に爆散、必玉及び殺玉以上の花火がロックマンを照らす。

 

 

――熱斗とロックマンは知らなかったが、特設席では砂山ノボルが「ブラボー!」と言いながら拍手を送り、メガトは「折角の自信作が…」と膝をついて落ち込んでいたそうな。

 

 

『光熱斗&ロックマンペア、見事ハンニャNED2(ネドネド)をデリートしましたぁぁ! 早い、早いよ二人とも!』

 

 緑川ケロがはしゃぎながら称賛する。ロックマンはそれを証明するように、今しがた手に入れた『ビクトリーデータ』を掲げる。

 

 

 

―――

 

「チックショー、オレ達3着だったのかぁ~」

 

『たま子さん達も頑張った証だよ』

 

 課題をクリアし宝箱データから景品を取り出すことで開く、アトラクションのスタート地点に繋がる通路を歩きながら熱斗がごちる。

 大型ウィルスを倒しビクトリーデータを手に入れたのはよかったが、その2分前に白泉たま子&メタルマンペアがビクトリーデータを入手していたらしい。気づかなかった。

 

 それでもほんの1~2分で3着なのが気に入らずブーブー言いながら『ドラゴンスライダー』のスタート地点にたどり着くと。

 

「やっと戻ったか」

 

「え、炎山?」

 

 そこにはアトラクション入り口で立ち止まる炎山の姿があった。どうして彼が此処に?

 

『ビクトリーデータ入手後はクリア済のアトラクションに挑戦することが出来る。炎山様は暇だからと、他のアトラクションに挑むことにしたのだ』

 

 『ドラゴンスライダ―』の電脳を写すウィンドウにはブルースが待機しており、熱斗とロックマンの疑問に(言われてもいないのに)応えだす。

 ふーん、と言いながらも熱斗は炎山を凝視し―――ほんの僅かだがソワソワしていると気付く。

 

「つまり遊びたいんだな!」

 

「悪いか」

 

 悪意の無い無邪気な熱斗の笑顔が、若干ひねくれ要素を持った炎山の視線を逸らさせる。

 ロックマンとブルースが肩を竦む中、せめて熱斗より最速タイムを更新してやる、と言って『ドラゴンスライダー』に挑戦し始める。

 

 そんな彼を見送った後……様々なアトラクションに挑んではスタート地点に戻る選手達を見る。

 力自慢なデカオがロッククライミングをして、マサが回転する柱に吹っ飛ばされて、ストンナがヒィヒィ言いながらマグネットマン像を押しやって……。

 

「よし、オレらも遊ぶか!」

 

『うん!』

 

 冒険心を擽るアトラクションの数々に魅了された兄弟が走り出す!

 

 

 

―――光熱斗と炎山が数々のアトラクションに挑んだ動画が流行った事もあってか、「灼熱!ジゴク島!」はDNNのレギュラー番組にまで上り詰めたのだが、当然2人は知らない。

 




大型ウィルスとの戦闘は別のゲームのBGMを聞きながら書いております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。