そんなわけでダイジェクトで流した戦闘シーンを書いてみました。
本編更新できなくてすまない…。
投稿予約ミスしたので移動しました、ご迷惑をおかけしました;
N1グランプリ本選の舞台『ジゴク島』の電脳に配置された大型ウィルス・ハンニャ
本選をより盛り上げようと、DNNディレクター・砂山ノボルが、クリームランドのウィルス科学者メガト・キロクラムに依頼して作らせた最新の大型ウィルスだ。
巨大な般若の顔に「必」と「殺」の字が書かれたミサイルポッドを二門挟んだというインパクト抜群の見た目を持つ。因みに
このハンニャ
―――まぁ倒せればの話だが。
ハンニャ
―――
「意地がワリぃぞノボルさんとストンナパパ!」
『熱斗くん集中、集中!』
脳裏に浮かぶノボルとメガトに悪態を付きながら熱斗はPETを操作する。
アトラクションをクリアし宝箱電脳にプラグインしたは良いが、実況の緑川曰く「大当たりにして大外れ」だという大型ウィルスとご対面。
一つ前のアトラクションをクリアして『キャノンチップフォルダ』を手に入れたから良かったものの、『ヨセンチップフォルダ』のままでは間違いなく苦戦していた……それほどまでに硬い相手だった。
「バトルチップ『ハイキャノン』、スロットイン!」
『それっ―――あぁダメだっ!』
バスターを『ハイキャノン』に変形して放つも、ハンニャ
只でさえ頑丈な面に加え、顎下の小型ブースター二基と合せた高い機動力により防御性は更に向上している。迂闊にバトルチップを消費するわけにはいかない。
―
ハンニャ
更に目を光らせると同時に動きが少しだけ止まる為、ここは攻撃チャンス。ヒートガッツスタイルの巨大バスターで厚い装甲に傷をつける。
―
それでもハンニャ
更にミサイルの弾速も早く一発貰ってしまうも、実はこれを含めた
―
かと言って油断できない理由は、ハンニャ
すぐさま「必」のミサイルポッドから放たれた爆弾をジャンプで回避、広範囲が爆発する。
―
そして即座にもう片方の「殺」のミサイルポッドから新たな花火爆弾が投下。着地後に跳躍し爆破から遠ざかる。しかし綺麗な花火だ。
ガッツマシンガンで狙い撃つもブースターが点火、再びハンニャ
―
ハンニャ
隙の短い突進故に油断し直撃、吹っ飛んで大ダメージを負うも『リカバリー120』で回復。
顎下のブースター二基でバック、開いた両目からレーザーを発射。今度は横転して回避。
隙の少なさ、次々と攻撃に転じる高速戦闘、そして頑強な装甲とブースターによる高速飛行。
しかも『エリアスチール』で機動戦に持ちこもうものなら『スチールパニシュ』で無効化してくる。対等に持って行こうとする厭らしさは砂山ノボルの入れ知恵だと錯覚してしまう。
その頑丈な顔面とブースターから繰り出される体当たりに気を付けつつ、このダメージが低くも激しい弾幕をよけながら、高いHPを削る。控えめに言って厳しい。
しかもだ。
『おおっと炎山&ブルースペア、見事にビクトリーデータを入手! 堂々の一着です!』
「やっば!?」
『熱斗くん落ち着いて!』
ハンニャ
あわあわと手に持つバトルチップを使うか温存するか悩む中、ロックマンはヒートガッツスタイルの攻撃力を活かしジワジワとハンニャ
――ロックマンが必死にジゴク島の番人と戦っているのだ、温存だなんて言っていられない!
「ええい使っちまえ! プログラムアドバンスだロックマン!」
『いくよ! ゼータキャノン2!』
キャノンチップフォルダというだけあって豊富な『ハイキャノン』を3種類使用して発動するプログラム・アドバンスが発動しやすい。
短時間ながらもインビジブル状態になるゼータ系統はハンニャ
ロックマンの命中率の高さもあって着実にハンニャ
だがインビジブル状態が切れ、ハンニャ
『うわ、怒り出した!』
「こ、こえぇ~!」
迫力のある巨大ウィルスの怒り顔に慄く2人。
信じられるか? これ作ったのニホン人じゃなくてクリームランド人なんだぜ?
ハンニャ
まさに鬼のような恐ろしさにロックマンが少しだけ怯む中、ハンニャ
ミサイルポッドを肩に腕が生え、その腕で金棒型ブースターの持ち手を掴み、本体から切り離したではないか。そのまま金棒としての機能を使うべく振り被り……。
―
顎下のブースターだけで浮遊している為に飛行能力は大きく減少しているが、『ドリームソード』に匹敵する圧倒的リーチで巨大金棒を振り回す。
『うわ、わわわっ!?』
金棒のリーチ外に逃げるも、金棒の硬度と振り回し速度は凄まじく、下手な射撃攻撃なら難なく弾くという馬鹿げた性能までも持っている。
ロックマンは察している……『これ絶対に攻撃力10じゃない』と。当たれば大ダメージ必須の必殺技であるのだと。だから迂闊には近づけない。
目を光らせ、怒りに任せて金棒を振り回す般若型大型ウィルス。絵面が怖く並大抵のネットバトラーなら慎重に遠距離で攻めるのがセオリーなのだろうが……。
「怖ぇけど、
『うん、マシだよね! 怖いけど!』
怖いには違いないが、それ以上に恐ろしい敵と戦い抜いた経験(尚11歳)は伊達ではない!
必要最低限と言わんばかりにキャノンチップフォルダに入っているソード系統、それらが三種類揃ったことで惜しみなく三連続スロットイン。
熱斗の意図を察したロックマンは、金棒を振り上げるタイミングを狙って一気に眼前にまで踏み込む。思わぬ接近にハンニャ
「『ドリームソード』ォォ!!」
―
ハンニャ
金棒はロックマンの直前で二つに割れ、遅れてハンニャ
スタイルチェンジを解除し背を向けた途端、Hハンニャ
――熱斗とロックマンは知らなかったが、特設席では砂山ノボルが「ブラボー!」と言いながら拍手を送り、メガトは「折角の自信作が…」と膝をついて落ち込んでいたそうな。
『光熱斗&ロックマンペア、見事ハンニャ
緑川ケロがはしゃぎながら称賛する。ロックマンはそれを証明するように、今しがた手に入れた『ビクトリーデータ』を掲げる。
―――
「チックショー、オレ達3着だったのかぁ~」
『たま子さん達も頑張った証だよ』
課題をクリアし宝箱データから景品を取り出すことで開く、アトラクションのスタート地点に繋がる通路を歩きながら熱斗がごちる。
大型ウィルスを倒しビクトリーデータを手に入れたのはよかったが、その2分前に白泉たま子&メタルマンペアがビクトリーデータを入手していたらしい。気づかなかった。
それでもほんの1~2分で3着なのが気に入らずブーブー言いながら『ドラゴンスライダー』のスタート地点にたどり着くと。
「やっと戻ったか」
「え、炎山?」
そこにはアトラクション入り口で立ち止まる炎山の姿があった。どうして彼が此処に?
『ビクトリーデータ入手後はクリア済のアトラクションに挑戦することが出来る。炎山様は暇だからと、他のアトラクションに挑むことにしたのだ』
『ドラゴンスライダ―』の電脳を写すウィンドウにはブルースが待機しており、熱斗とロックマンの疑問に(言われてもいないのに)応えだす。
ふーん、と言いながらも熱斗は炎山を凝視し―――ほんの僅かだがソワソワしていると気付く。
「つまり遊びたいんだな!」
「悪いか」
悪意の無い無邪気な熱斗の笑顔が、若干ひねくれ要素を持った炎山の視線を逸らさせる。
ロックマンとブルースが肩を竦む中、せめて熱斗より最速タイムを更新してやる、と言って『ドラゴンスライダー』に挑戦し始める。
そんな彼を見送った後……様々なアトラクションに挑んではスタート地点に戻る選手達を見る。
力自慢なデカオがロッククライミングをして、マサが回転する柱に吹っ飛ばされて、ストンナがヒィヒィ言いながらマグネットマン像を押しやって……。
「よし、オレらも遊ぶか!」
『うん!』
冒険心を擽るアトラクションの数々に魅了された兄弟が走り出す!
―――光熱斗と炎山が数々のアトラクションに挑んだ動画が流行った事もあってか、「灼熱!ジゴク島!」はDNNのレギュラー番組にまで上り詰めたのだが、当然2人は知らない。
大型ウィルスとの戦闘は別のゲームのBGMを聞きながら書いております。