今回もガバガバな展開になりますが暖かい目で見守ってくれるとありがたいです。
※原作キャラ掘り下げ及びオリジナルナビが登場します。しかも女体化ナビ。
私ことストンナ・キロクラムは伊達にお嬢様していないですし、石器時代を生き抜いた人類してねーんですよ。
キロクラム家って凄い御家で、お外に出るようになった5歳の頃からもー誘拐されかけまくったです。汚物のような嫌な思い出は良い思い出で消毒です。
何より法律や防犯に煩い前世日本人な私に、ネット犯罪犇めくこの世はこぇーものだらけなのです。防犯意識も高まるってもんですガチで。
そんなわけで……テッテレーン、仕込み防犯セット(手作り)~(某青たぬk、いや猫風)
その1、ストーンマンのナビマークが刻まれた発信機入りワッペン髪飾り! 彼のナビマークをそのまま流用する際に自作した、私一番のお気に入りです。
プライド様やクリームランド警察、そして我が相棒ストーンマンに受信機データを渡してあるので、この髪飾りが外れない限り私が何処にいるか解るはずです。小型化を優先したあまり位置表示が大雑把なのが欠点ですが……。
その2、糸鋸内蔵ブレスレット! お洒落なクリーム色の腕輪です。
人差し指と親指さえ使えれば、厚めの腕輪から細長い糸鋸を引き抜ける仕組みです。これでも手錠の鎖ぐらいなら切れる頑丈なもので、梃子摺ったけどこれで手首を縛る縄を切ってやったです。
その3、仕込みナイフ入り編み上げブーツ! 靴裏は軽くて丈夫な鉄板入りです!
踝当たりにナイフを仕込んでいて、それを取り出して太い縄や袋などを切ることができるです。
もう3つありますが、それは後からのお楽しみです。
これらを使えばいつでも抜け出せるのですが、この変態親父中々私から目を離さなくて困ってたです。目隠しされても気配ぐらいは察せれるです、私。
恐らく原作通りONB会議場になったアメロッパ城へ一緒に連れてかれたんでしょう、プライド様に変わって物見の塔にある電脳を乗っ取るために。ロック解除オペレートに夢中な変態親父の隙をついて仕込みナイフで布を破り、そのまま気づかれない内に地下へ逃げた次第です。
で、ここからが問題なのです。
「ここ何処ですか?」
アメロッパ城の地下……の、どの辺りです?
トラップが起動する前に脱出できればと思ったですが見事に迷子。想定外に広くて複雑なので、こればかりはゲーム知識そのままじゃないから役に立たないです。
今頃プライド様とストーンマンどうしているかなぁと思ってた所へ、地下全体が揺れたです―――おわっとっと。小さな体に大きな揺れは堪えるです。
変態親父こと風吹アラシとエアーマンが城の電脳を乗っ取り、侵入者撃退システムを起動したのでしょう。金目当てのチンピラの事だから私を追いかけるかと思ってたですが、流石にゴスペル首領の反応が怖いんですかね?
とにかく迂闊には動けなくなったです。いきなり矢とか火炎とか出ないだけマシでしたが、ここが釣り天井の可能性も……おや?
「……誰? オフィシャルの者じゃないわね?」
開いた扉から現れた、片手を押えている黒人系の女性。ウェーブの黒髪をポニーテールで纏めた彼女に、私は見覚えがあるです。
ミナミアメロッパの公式HPで紹介され、最近ではわーつべのチャンネルでより有名になったネットバトラー・ジェニファー氏です。
「確か貴女は、ミナミアメロッパ大陸のONB・ジェニファーさんですよね? 私はストンナ=キロクラムと言うです。どうしてこんな所に?」
クリームランドの科学者(見習い)にしてお嬢様として外国語は大抵マスターしているです。
まぁ原作知識はあるですが、何も知らずに来たのは本当なので置いておくです。
「私のことを知っているのね……まさか貴女、ゴスペルの手先!?」
「ひょっ?」
いや変な声上げてる場合じゃないです。秘密のはずの会議場の地下に何故かいる無表情幼女……怪しまれる要素しかないです本当にありがとうございます。
「待つです、私は貴女の言うゴスペルとかは関係ないです! ほらPETもないですし、私のナビはPETと共に離れ離れになってしまいまして!」
慌てて身振り手振りで無害をアピール、ポケットやスカートの裏ですら捲って何も持っていないと懸命に証明するです。防犯セット?それはスルーでオナシャス。
「嘘おっしゃい! どういった訳でこんな地下に無関係の子供がいるっていうの!」
どうやらジェニファーさんは私の事は知らないようです。知っている人は知っている程度の知名度じゃ仕方ないとはいえ、よりにもよってこんな時に限って!
「そんな事を言われても、いつの間にかココに連れてこられたとしか……」
本当なんです。誘拐されたんです。
しかしジェニファー氏が嫌疑をかけるのも無理はないです。ゴスペル妨害の為の会議にゴスペルが侵入してきて罠にかけられたとなれば、私みたいな幼女相手でも神経質になるというものです。
流石に
フラグを立ててしまったです……ほらゴゴゴって音が上から……!
「天井が!?」
「ひ、ひぇぇですぅ!」
ゆっくりと着実に降りてくる天井に狼狽する私達。ひぇぇぇ魔改造ストーンマンに迫られたナビの気持ちを思い知ったですぅぅ!
「じぇ、ジェニファーさんプラグイン、プラグインするです! そこの端末でこのトラップを止めれませんか!?」
「無理よ……さっき落ちた際に片手に怪我を負っちゃって……前の部屋のトラップを解除する際に無理してろくに動かせないの。とてもじゃないけど片手でオペレートなんてしてたら間に合わないわ!」
「そんなぁ……!」
ジェニファーさんは悔しげな顔を浮かべて、痛々しい青たんが浮かぶ手を私に向けたです。これじゃ残った片手でPETを握るしかできず、ケーブルを繋げるのは勿論の事バトルチップの送信もできない!
うひーどうするですどうするです!? 誰かに助けを……え?落ちた直後に妨害電波が発生して連絡が取り合えない? あの変態親父ー!
『ちょっと! そこのお嬢さん!』
ピリリリ、とジェニファーさんのPETからアラーム音が響き、恐らく彼女のネットナビであろう女性の声が私を呼び止めてきた。ジェニファーさんも驚きながらも腰に掛けていたPETを手に取り、私はそれに近づく。
ジェニファーさんは仕方ないとばかりに私にPET画像を見せてくれると、そこには特撮番組に出るような蜂の怪人のようなデザインをした女性ナビだった。
『私はジェニファーのネットナビ・ホーネットよ! ねぇ、さっき言ってた事は信じていいのよね!?』
「は、はい!」
どこかで見たような名前だなと思ったけど、天井が迫ってくることもあって頭の隅に寄せて女性ナビことホーネットの言葉に頷くです。
『なら貴女が私をオペレートして罠を止めるしかないわ! 死にたくなかったら協力しなさい!』
「です!?」
「何を言うのホーネット!? ゴスペルの手先かもしれない奴にアナタを任せられないわ!」
私が素っ頓狂な声を上げ、ジェニファーさんがPET画面に向かって怒鳴る。自身のオペレーターが負傷しオペレートできないからって敵か味方かも解らない幼女にオペレートを頼むなんて、危機的状況なのを含めても正気の沙汰じゃないです。
私達人間が冗談だと疑う中、ネットナビのホーネットは至って真面目だった。
『ごめんなさいジェニファー、けど私は貴女を失いたくないの! 時間がないから急いで!』
このまま見殺しにするぐらいなら、少しでもオペレーターが助かる可能性に掛けてて敵か味方かも解らぬ相手に委ねる―――ジェニファーさんとは深い絆で結ばれたコンビのようです。
一刻を争う事態を打破すべく真剣な眼差しで私達に訴えるホーネットに折れたのは、やはりというかジェニファーさんです。
「………ああもうっ! ホーネットに少しでも変な事したら許さないんだから!」
私への疑惑は未だ残っているにも関わらず、ホーネットの必死の願いに屈したジェニファーさんは私にPETを差し出す。
それは自身のナビの命を預けるも同意の勇気ある行為。本当は手渡したくないと言わんばかりに震えているそれを然と握るです。
「必ずお返しするです! B級ライセンスですが、よろしくお願いするです!」
なんか予想外な展開ばかりですが、背に腹は代えられないです!
生きてプライド様とストーンマンに会うために、他人様のナビ様をお借りするです!
『何もしないよりマシよ! 頼むわ!』
「プラグイン! ホーネット.EXE、トランスミッション、です!」
こうして始まった他人のナビを使ってのオペレーション。こんな機会は二度とないでしょうね。
スタイルが良いぴっちりタイツのお姉さんですが、両肩とスカートのように伸びる計6本の六角柱が、彼女のモチーフは
フロート機能を持つ彼女の最大の特徴は『特定のウィルスを生成・使役する能力』です。
六角柱のポッドから放たれるのは、スパークビー系より小さなスズメバチ型ウィルス『ホーネットチェイサー』。これを2匹1組、最大3組まで展開する。1組が破壊されるとインターバルを挟んでから再生成が可能となる。
再生成速度が一番早い、真っ直ぐ飛ぶ『ホーネットチェイサーA』。AはアタックのA。
相手をゆっくり追尾し当たれば麻痺を与える『ホーネットチェイサーH』。HはホーミングのH。
そして自分の前を漂い盾となる『ホーネットチェイサーG』。GはガードのG。
これらのネーミングはジェニファーさん一番の拘りらしく、一々解説してたです。解るですよ好きな事にはとことん拘るのは大事です―――ホーネットさんその目つき止めてイタイ。
はっきり言ってホーネットさんは使いやすいです。
3種類のスズメバチウィルスを使いこなしタイムラグをしっかり管理すれば、攻撃にも防御にも転じられる汎用性に優れたネットナビです。
まぁ時間がないので、多少ゴリ押してでも速攻デリートを意識してオペレートするです。隠し持っていた私のチップフォルダはストーンマン用ですが『リカバリー』チップが多く、カースシールド系に有効なブレイク性能を持つ『アースクエイク』をたっぷり仕込んでいるです。
尚、『アースクエイク』系統にブレイク性能がつくのは本来まだ先のはずですが、この世界線のチップはある程度時代を先取りしているみたいです。これも動画サイトの影響ですか?(適当
この『ホーネットチェイサー』を利用することで城の電脳を行き来する【ゾンビ】・【キュウケツキ】・【トウゾク】を誘導し、上手く擦り抜けれたです。
そして電脳カギを見つけ出して最奥へと向かい―――システムを停止したと同時に天井が止まり、元の位置へ戻ろうと上がっていくです。
『OK、制御システム停止! ジェニファーには劣るけど良いセンスしてるわ貴女!』
「ふひぃ……ですぅ」
予想外に早く解除できたとはいえ、窮地を脱せたようで良かったです……。
肩の力を抜くと、そこにポンとジェニファーさんの無事な方の手が乗っかるです。
「ありがとう、助かったわ。とりあえず敵じゃないってことは信じてあげる」
「あはは……落ち着いてくれたようで良かったです」
ジェニファーさんのPETを返すです―――あ、思い出した。
袖に手を突っ込んでゴソゴソするです。ジェニファーさんが不思議そうに見ていますが、貴女の為になる物なんです。
「テッテレーン、仕込み応急手当セット~!」
唖然としているジェニファーさんを他所に、仕込み防犯セットその4・コンパクトなファーストエイドセットを掲げるです!
本当に必要最低限しかないですが、これで応急処置が可能です。念のため消毒液をかけて、添え木をして、ハサミで切った包帯を巻いて。
「……貴女、いつもそれ仕込んでいるの?」
「もしもの備えはしておいて損はないのです」
これも防犯意識です。応急処置の手引きもしっかり勉強しているですよ。
誤解も警戒も解けて手当もできて良かったです……なんですか顔を近づけてきて。
「貴女臭うわよ? ちゃとお風呂入ってる?」
「あう……捕まってからずっと入浴してなくて……」
ジェニファーさんに言われてクンカクンカしてみたら確かに不快な臭いがするです……。
涙が出ちゃう、(これでも)女の子ですもん。
「捕まってから? 貴女なんなの?」
おっと、食いついてくれたです。少しは余裕もあって疑いも晴れてたので、話すべきですね。
「話せば長くなりますが、私は―――ん?」
「―――大丈夫かロックマン!?」
「この声、ニホンから来たっていう……?」
扉の向こうから聞こえる少年の声。ジェニファーさんが言うより先に、ロックマンという単語から光熱斗であると推測したですが、一体誰と戦っているです?
「そんな石お化けなんかに負けるな! 力を借りるぜデカオ、ガッツマン!」
石お化け――――?
〇仕込み防犯セット
活動報告【ストンナ】の自画像の服装に色々仕込んでます。
全てで6つ隠し持っており、残り2つはまだ秘密。
〇変態親父=アラシ
ゴスペル首領「お前ロリコンとなんとかか色々言われているぞ」
アラシ「解せぬ」←作者のせい
一応こんなやらかしをするアラシがこんな場面に居るのには理由があります。
〇ジェファニーと合流
プライド様と合流できればいいんでしょうが甘くはない。折角なのでジェファニーさんのキャラを掘り下げてみました。
秘密のはずの会議にゴスペルの手がかかったり、落とされて利き手を怪我したり、死人が出るような罠があったりしたので幼女相手でも神経質になっています。
〇外国語は大抵マスター
前世日本人なら考えられないが、ネットワークが発展しているということは国際交流も盛んというわけで。
原作ではロックマンが翻訳してくれるが、オリ主は偉い地位に居る両親の付き添いなどで覚える機会が多い。
〇利き手に怪我
落ちた際に打ち所が悪かったってことで(目逸らし
〇ホーネット
ジェニファーのネットナビ。ジェニファーを死なせないと緊急処置としてストンナにオペレートをお願いする。
元ネタはホーネットマン(ロックマン9より)。スプラッシュウーマンと性別が入れ替わったという設定があるらしいし、ナビ化に伴い女性化してみた。
やりたいことを詰め込むのがこの二次創作小説です。
〇他人のナビをオペレート
なんでわざわざこんなことをしたのかといえば、緊急事態に感けて信頼を得る為なのと、ホーネットを出したかったから(ぉ
リベレートミッションはあったけど他人のPETを用いてオペレートとかどうかな?と思って試しに書いてみました。批難批判等々あるでしょうがご勘弁を。
因みにオリ主は「トランスミッション!」を叫ぶ派。ストーンマンをプラグインする際は一々叫んでいたり。
〇【ゾンビ】【キュウケツキ】【トウゾク】
順に連れ戻し・HP吸収・ゼニー泥棒の能力を持つプログラムくん的な奴。いずれも面倒くさいし厄介極まりない。
〇石お化け
▼ストーンマンがログインしました
受信機データを頼りにアメロッパネットワークを駆け巡った重量級ネットナビ。
発信機の反応が強くなったアメロッパ城電脳にどうにか侵入した所……?
後編へ続きます。