ストーンマン拾ったんで魔改造するです!   作:ヤトラ

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うぐぐ、22時前に投稿できなかった(いつもギリギリ


【VSフォルテ】

 光熱斗とロックマンはフルシンクロ及びパルストランスミッションに似た経験を電脳獣(ゴスペル)戦でしているが、所詮は一回だけ。不慣れには違いない

 ましてや適合できたとはいえストンナとストーンマンに至っては今回が初……と言うか電脳世界に疑似的な体を作りナビと融合するシステムなど一般的に出回るわけがないわけで。

 更にパルストランスミッションの危険性は高く、電脳世界でダメージを負えば熱斗もストンナに何かしらの影響が出るのは確実。

 

 不慣れと危険が合わされば人間誰しも慎重になるものなのだが―――この二人はそうでもなく。

 

『「ガッツマシンガン!」』

 

 緑が生い茂るフィールド(クサムラパネル)の上で、ヒートガッツスタイルとなった赤いCFロックマンの巨大バスターが火を噴く。

 

 これまでにも幾つかスタイルチェンジを会得したが、防御力を貫通するナビカスパーツやマシンガンによる高い火力を売りとしているヒートガッツスタイルが一番使い慣れてる。

 その射撃センスと戦闘スタイルは使い続ける度に研ぎ澄まされ、ガッツマシンガンを的確に当て最大のダメージを与える。バトルチップによる火力と合わせればダメージは更に倍。

 

『小賢しい……!』

 

 オーラを剥がされ腕を交差させて防御するも、CFロックマンの火力を忌々しく思うフォルテ。

 

 自身の圧倒的な火力に比べれば微々たるものだが、その洗練された動きと射撃センス、更にバトルチップのアシストは的確にダメージを蓄積させていく。

 何より、その力が憎き人間と融合した結果だというのがフォルテには許せない。一気に蹴散らしてくれようと憎悪を込めて反撃に移る。

 

 だが光兄弟には、超重量級の巨壁(CFストーンマン)という頼もしい味方がいる。

 

『食らえっ!』

 

『「フンヌッ! ナノです!」』

 

 フォルテはマントを翻し、両腕をバスターに変えて連続射撃。CFストーンマンは袖のような腕から伸びる石柱を打ち合わせ、それらを防ぐ。

 石壁のような靴や四角いヘッドギアにも銃弾が直撃するが、その小柄な体に似合わぬ重量と防御力を前にしては若干の凹みでしか与えられない。

 

『「ストンナ(ストーンマン)、大丈夫か!?」』

 

 ストーンマンの防御力は信頼しているがストンナの事が心配でつい確認しつつ、『マグナム2』の弾丸をフォルテに直撃させる。

 

『「ぷらいど様ノでこぴんグライニハ痛イですガ、平気ナノです!」』

 

『「微妙に解りづらい!」』

 

 バトルチップ『ランダムメテオ』で発生した杖を、凹凸が残る石柱を構えたままのCFストンナの背後に接地した後、彼女を土台に飛び出しマシンガンを放つ。

 空から強襲する隕石とマシンガンの集中砲火を高速浮遊で回避しつつ両手をバスターに変えて連射。広範囲の連続射撃をCFロックマンは避け、CFストンナは背後の杖を守るように動かず受け止める。

 

(クッ……先程のダメージがまだ……!)

 

 思い出すのは、自身の生みの親が破れかぶれに放った捨て身の一撃……あの時のダメージが未だ残っており、全力を発揮できずにいたのだ。

 

 隕石の雨が止んだ直後、フォルテは一気にCFストーンマンの正面へと瞬間移動(ワープ)し―――。

 

『アースブレイカー!』

 

 『マグナム』をも超える破壊の一撃を振り下す!

 

 

―――ぽっぺー♪ ぽっぺー♪ ぽっぺー♪

 

 

 力が抜けるような旋律(オウエンカ)で若干パワーが抜けてしまったが破壊は破壊だ。

 小さな体にも関わらずCFストーンマンしか見ていなかったフォルテは、その背後に浮かぶ杖と、『オウエンカ』を奏でるララパッパに気づけなかった。

 ギリギリ無敵状態となったCFストーンマンは「きも冷ヤシタです……!」と腕を交差させたまま思わず呟く。それぐらいには怖かった。周りのパネルも破壊されていたし。

 

『「力を借りるぜヒノケン!」』

 

 その隙をCFロックマンは逃さず、CFストーンマンの前に躍り出ててチップを転送する。

 

 それは未だ動けないヒノケンから託された、皮肉にも眼前のネットナビにデリートされたナビの力を宿す炎属性バトルチップ!

 

『「いっけぇぇぇフレイムマンV3ぃぃぃ!!」』

 

『ヴォオオォォォォ!!!』

 

 『フレイムマンV3』のナビチップにより生成された簡易ネットナビ……フレイムマンが出現。

 驚愕するフォルテを嘲笑うかのように息を吸い、現時点でヒノケンが出せる最強の火炎放射を放つ。

 

『がぁぁぁぁぁ!!』

 

 足元の植物に燃え移った事で炎は倍増、マントごとフォルテが焼かれていく。

 火達磨となっても燃えないマントを不思議に思いながらも、CFロックマンとCFストンナは警戒の構えを取り続ける。

 

 

 

―ナビチップ故に意志は無いはずなのに、消えゆくフレイムマンは「ざまぁみやがれ」と言わんばかりに炎の吐息を吐いた。

 

 

 

―――

 

 Dr.ワイリーがパルスインしていたことを良い事に戦意を滾らせるドリルマン。

 対峙するは、強化プログラムを参考に造り上げた戦車型プログラム『ワイリーマシン1号』

 ワイリーマシン1号の特色は、ドリルをも防ぐ厚い装甲と砲台から繰り出す高い攻撃力……だけではなかった。

 

『ネオンライト!』

 

『うおっ!?』

 

 砲塔からカラフルな丸い電球がジグザグに飛んできたり。

 

『トモ!』

 

『ドリルドライブ!』

 

 明らかに砲塔の直径に釣り合わない巨大ボールが飛び出てドリルマンのドリルで貫かれ。

 

『ローズニードル!』

 

『いってぇ!』

 

 次々と発射されるトゲの内一本がドリルマンの肩に刺さったり。

 

『ワイルドラッシュ!』

 

『んなもん出してくんな!』

 

 二本の爪が伸びた腕を発射し追尾してきたり。

 

 ワイリーマシン1号は、WWW幹部が所有するネットナビの攻撃プログラムを全て使えるのだ。

 

 フラッシュマン・カラードマン・マジックマン・プラントマン・ビーストマン・フレイムマン……置物やナビ特有の特殊スキルを除けば大抵の攻撃手段が砲台から飛び出てくる。

 傍から見れば兎に角詰め込んだだけで使い熟すのに相当苦労しそうだが、兵器プログラム……特に戦車をモチーフにしたが故の装甲値と、操縦者であるDr.ワイリーの頭脳と戦術センスが合わさることで克服。

 

 堅い装甲と豊富な攻撃手段で、高硬度によるドリル突進という攻防一体の攻撃を見事に封じていた。

 

『隙ありじゃ、落雷(ラクライ)!』

 

『ぐああぁぁっ!?』

 

 ドリルマンの動きが鈍った瞬間を狙い、直線に飛ぶ雷が命中。

 WWWに復帰した際、エレキマンの『ラクライ』に麻痺属性を追加した甲斐があり、ドリルマンは片膝をついたまま動けなくなった。

 

『くはははは、キサマを改造したワシにかかれば完封も容易わい! このまま踏みつぶしてくれる!』

 

『チ、チクショウ……!』

 

 ドリルマンの攻撃パターンは勿論、癖や弱点もDr.ワイリーは理解している。

 ストンナに改造されているかと思えばそうでもなく、事前情報そのままだったことも合わさり、言葉通りにドリルマンの攻撃チャンスを殆ど潰した。

 

 キュラキュラと恐怖と屈辱を味合わせるようにゆっくりと戦車を前進するが。

 

『―――ぬっ!?』

 

 突如としてワイリーは慌てて戦車を旋回、砲塔から火炎放射『ファイアブレス』を放つ。

 

『「うわっ!?」』『「アッヅ!?」』

 

 直線状に長く伸びる火炎放射は、Dr.ワイリーの計算も合わさりCFロックマンとCFストーンマンを直線状に捉えた。

 CFロックマンは慌てて飛び、CFストンナはブレイク性能持ちの火炎放射をモロに食らってしまう(それでも熱いで済む辺り、ストーンマンの防御力とHPの高さが伺える)。

 

 火炎放射に当たらなかったのは……全身から湯気を出して膝をついていたフォルテだ。

 

『キサマ……情けのつもりか』

 

 ギロリとフォルテは睨みつけるも、その目には怒りだけでなく驚愕も交じっている。

 その睨みを一身に受けたワイリーは屁のかっぱと言わんばかりに、ふん、と鼻を鳴らす。

 

『勘違いするでないわい―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――キサマにはエサ(・・)になってもらわねばな』

 

 

 それは、子供達どころかドリルマンとフォルテですらゾっとするような……あまりにも邪悪な笑みだったという。

 

 

 

 

 次の瞬間、フォルテは足元から伸びるナニカ(・・・)に一瞬で引きずり込まれる。

 

 

 

 

―――プロト、再起動。




〇タンク役CFストンナ
配置系バトルチップの盾にもなる! 幼女を盾にするなんてひどい作者だ。

〇フレイムマンV3
医者に止められWWW本拠地侵入に参加できなかったヒノケンより託された。

〇ワイリーマシン1号
ロックマンロックマンでもライトナンバーズの攻撃を幾つか使えたので。
けど砲塔からローリングカッターが出るのはどうかと思うの。

次回はプロト戦。その前にもちょいちょいと。
そろそろギガフリーズ・基本使えない切り札とか色々盛り込むかも。

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