スーー…
大変申し訳ございませんでした!!!
今更ながら、めっさ筆遅いので次がいつになるかは本気でわかりません。
今回はUSJ終了まで一気に投稿します
それでは、よろしくお願いします(OwO)
入学二日目。昨日は入学早々、入学式を無視して個性把握テストをやらされた。今日はどんな無茶苦茶をやらされるのか、怖いような楽しいようなそんな気持ちで登校してきた。
「エヴァバディ!今日から俺の授業が始まるぜ!!アーユーレディ!?」
「YEAHHH!!!」
『『『『……』』』』
「ノリいいの機械島だけかよ!」
午前中の授業は普通の日本の学校って感じの授業だった。等間隔で敷き詰められた机に統一された制服を着て座り、無言で授業を受ける。ドラマの中の世界に迷い込んだようで少し楽しかった。
ただ、そんなきっちりかっちりとした日本の授業から、英語の授業は少しだけ外れていた。日本に留学に行った子からよく聞くような、文法的に正しく使えるようにする“英語”の授業というよりは、ちょっとしたスラングやフランクな崩した言葉と言ったような、いわばアメリカ人がよく使うような日常会話を中心とした、英語圏の人と円滑なコミュニケーションを取れるようにするための実践英語を教えていた。
多分コレ、海外のヒーローとのチームアップとかを見据えて英語を教えているんだと思う。正しい英語より使えて楽しい英語、そんな思惑を感じる。
それはそれとして久しぶりに思いっきり英語で話して良いって事で凄く楽しかったです。マイク先生とも意気投合して、これからの授業では先生の助手として、実質的に教員側として参加する事になった。
午後の授業、五限目から七限目までの三限をぶち抜いて行われる、ヒーロー科がヒーロー科であるための根幹的な授業が始まる。
「わーたーしーがー!」
扉の向こう側からテレビでよく聞く、世界一有名なヒーローの声がだんだんと近づいてくる。
「普通にドアから来た!」
勢いよく教室のドアを開け、オールマイトが姿を現した。
「さて君たち!午後は時間全部使って重要な授業をするぞ!なにかって?それは“ヒーロー基礎学”!ヒーローの素地を作り上げる為の様々な訓練を行う科目だ!単位数も最も多いぞ!」
そう言いながらオールマイトはマントの中に手を伸ばし、一枚の文字の書かれたプレートを勢いよく引っ張り出してくる。
「早速だが、今日はこれ!戦闘訓練だ!」
引っ張り出させたプレートには“BATTLE”の文字。
これから先、私たちがどんなヒーローになるにしても絶対に避けては通れないもの、それが“戦闘”。たとえ災害救助を主とするヒーローになるにしても戦闘力は必須。むしろ災害時だからこそ敵はより弱い被災者たちを襲ってくるとも言える。だからこその戦闘力、力がなければ守りたいものも守れない。
「そして、そいつに伴って……こちら!」
オールマイトがいつの間にか手に持っていたリモコンのボタンを押すと、ガコッと言う音と共に教室前面の壁が迫り出してきた。
迫り出してきた壁の中には1から21までの番号が割り振られている。
「入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた……
『『
どうやら壁の番号は出席番号で、その中は自分の戦闘服が納められたロッカーになっているらしい。
「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!」
『『はーい!』』
「おっと!そうだ機械島少女!」
自分のロッカーから戦闘服が納められたケースを取り出していると、オールマイトに呼び止められた。
「なんですかオールマイト」
「いや、君のサポートアイテムだけどね、つい先ほどアメリカから学校に郵送されてきたんだ。なので、そこのロッカーの中ではなく更衣室に直接運び入れてもらった事を伝えようと思ってね」
「そうですか!ありがとうございます!」
そっか!私のサポートアイテム、なんか税関やら検閲やらで足止めされてるって聞いてたけど、ついに到着したんだ。全然来ないから、てっきり今日の戦闘訓練はアイテム無しでやるのかと思ってた。
教室を出ると先に行ったと思っていた女子メンバーが待っていてくれた。
「ごめん、待たせた?」
「ケロ、良いのよ私たちが勝手に待っていただけだもの。それよりオールマイト先生から何か話されていたけどなんだったのかしら?」
「ウチも気になるな!」
「大した事ないよ、ただ私のサポートアイテムがつい先ほどアメリカから到着したから更衣室に直接運んだってことを教えてくれた」
「そうでしたのね、アメリカ製のサポートアイテム。とても気になります」
「わかる!なんか写真とか動画とかで見ると日本のと結構違うよね!」
「まあ、そこら辺は着替え終わったあとね。早く行かないと色々遅れちゃうよ」
◇女子更衣室
更衣室の扉を開けると、それはあった。
円柱形のそれは、部屋の真ん中に、誰に対しても邪魔になる位置に堂々と置かれている。
邪魔になるのでさっさと片付けるために中身を取り出す事にする。
個性を使い右手を機械化させ、円柱の正面にある穴に差し込む。そのまま指だけをある一定の角度に回転させる事でこの円柱のロックは解除される。
指を引き抜くと、中身を覆い隠していた外壁が砂の様に崩れる。中には磁力によって固定具もなく空中に宙吊りにされた私のサポートアイテムがあった。私専用のサポートアイテム。『極超音速単独飛行ユニット“クイーンビー”』それがこの子の名前だ。
「うわ、すっごい。それがミシェルちゃんのアイテム?」
「そ、“クイーンビー”って言うの。さて、さっさと着替えちゃお」
ブレザーを脱ぎ、片手でネクタイを解きながら、もう片方の手で戦闘服が入っているケースを開ける。
中身はショート丈のレギンスと袋詰めされたお得用使い捨てニップレス、耐火特殊合皮製のウェストポーチ、ポーチに入れておく投擲アイテムが4種類、固定器具の無い真っ赤なチェストアーマー、側頭骨の辺りから二本のブレードが顔に沿う様に斜めに生えているフルフェイスヘルメットの六つ。装備と呼ぶにはあまりにも布面積が心許ない様に感じるかもしれないけど、全部私の要望通り。
とりあえず今来ているのはショーツを残して全部脱いでしまう。周りからギョッとした様な視線を感じるが気にしない。
…約一名、とある部位を親の仇の様に睨み付けているが、実際に手を出しては来ないから実害なしとしてスルーする。
お得用ニップレスを貼り付けて、レギンスに足を通す。これで着替えが八割終わった。
さて、あとはチェストアーマーを付けるだけ…。
「って!お待ちになって!ミシェルさん、あなた他の服は有りませんの!?」
モモに呼び止められて振り向くと、痴女がいた。
首元から臍下まで大きく開いた真っ赤なレオタード、ミニスカートみたいにしてるけど、ただの極太なベルトを巻いているだけの腰回り、膝下までのロングブーツ。
「いや!モモに言われたくないよ!モモこそ、それの上に何か羽織るよね!?羽織らないと完全に痴女だよ!?」
「し、失礼ですわ!?これでも元のデザインよりも布面積を大幅に増やしたのですよ!?ミシェルさんこそニップレスにショートスパッツのみなんて痴女を通り越してど変態じゃ有りませんの!」
「どへ…!?なんて事言うの!?私はこの後チェストアーマー付けるし、ヘルメットも被るから露出するのは手足だけだけど!?胸元丸出し、臍丸出しのモモの方が変態度高いよ!!」
お互いにお互いの戦闘服の露出度で罵り合うが、埒が開かないので今度こそチェストアーマーを着て、どちらの露出度が危険なのかを分からせる。
クイーンビーを背負い、チェストアーマーを胸元に合わせる。ちょうど良い収まりになった所で左胸にある女王蜂のエンブレムを素早く三回叩く。
その瞬間、チェストアーマーの内側から真っ黒な粒子がとび出し、私の胴体を覆った。そして、瞬き一回にも満たないほどの時間で、私の胴体はクイーンビーを取り込んだ赤と黒のスーツに包まれていた。
「ほら!どうモモ!これが私の戦闘服!ナノマシン技術を使った瞬間装着型のスーツ!あれはあくまでも戦闘服を着る前の段階だから!ど変態じゃ無いから!」
「くっ!そう言う事でしたのね」
そう、コレが私の戦闘服。チェストアーマーの中に格納されたナノマシンによって瞬時に構築されるナノテクノロジーアーマースーツ。アメリカから機械島グループ経由で送ってもらった最新鋭の逸品だ。それに、このアーマーの製造開発には、かの“アイアンマン”ことトニー・スターク氏が協力してくれているとのこと。なんでも、スターク氏の経営するスターク社と、お婆様の財閥、機械島グループはスターク氏のお父様の時代から結構深い関係にあるらしく、何かと技術協力をし合う事もあるそうで、今回、私の戦闘服の製造にも協力してくれたそうだ。
凄いよねスターク氏、ご本人は“無個性”ながら卓越した経営力と単純な技術力だけで他のヒーローを圧倒するスーツを作り上げて、“無個性”で有りながらヒーローとして活動してるもん。ある種、ヒーロー主義が高まりつつあったアメリカで無個性の星として、オールマイトとは真逆のヒーロー性を確立して人気を集めたスーパーヒーローだもん。
っと、話がズレすぎた。
「て事だから。私の格好はど変態じゃ有りません」
「くぅっ……あれ?ミシェルさん、その戦闘服の事は分かりましたが、靴や靴下は?」
「無いよ?」
「やっぱり、変態では有りませんの!?」
「なにを!?まだ言うか!」
「まーまー、お二人ともそこら辺にしとこ?ほんとに時間無くなっちゃうよ」
再びモモと言い合いになりかけたとき、声をかけられた。
この声は、トール!
「ん、確かにそうだね。ごめんモモ、ちょっと言い過ぎた」
「いえ、そうですわね。私も気が動転しておりました。申し訳ありませんでしたミシェルさん」
「うん!お互いに気持ちのこもった戦闘服だもんね。熱くなっちゃうのも仕方ないよ」
無事、モモと仲直りした。
仲裁してくれたトールにお礼を言おうと振り返ると、空中に浮かぶ手袋と靴だけが見えた。
もう一度言おう。
空中に浮かぶ手袋と靴だけが見えた。
それ以外に何も見えない。
横目でモモを見ると、私と同じ様にトールにお礼を言おうと思っていたのか振り返った格好でフリーズしている。
「あの、トール」
「なに?」
「手袋と靴しか見えないけど、それ以外の戦闘服は?」
「無いよ!」
「え?」
「無いよ!」
「…光学迷彩で周りと同化しているとかでは無く?」
「そもそも着てないよ!」
「……個性と同期して透明になっているわけでも無く?」
「個性を最大限に活かすために手袋と靴だけだよ!本気になったら手袋と靴も脱ぐよ!」
つまり、今現在トールは手袋と靴を履いただけの全裸……っ!?
同じことに思い至ったのかモモも顔を赤くしている。
「どうしたの二人とも?」
「「どうかしてるのはトール(葉隠さん)だよ!?(ですわ!?)」」
仲裁してくれた一番の常識人かと思ったら、一番の狂人だった。
ようやく出せた marvel要素、多分アベンジャーズメンバーは基本チャート入りせずに国際チームアップにのみ参加してるんだと思う。少なくともこの世界ではそうだと言うことにする。
うちの子のヘルメットは“マリキト ヘルメット”で調べれば出てくると思う。