ストックはしない主義
「私もご一緒して宜しいですの?」
青い髪の少女に並びつつ、横で金髪縦ロールの女性が声をかけた。
前をオルステッドとルディが並んで進んでいる。
「エリナリーゼも一緒に聞いて欲しい。」
というか、
「エリナリーゼ自身もこの旅に巻き込まれた段階で他人事ではない事は気づいているはず」
「それは、そうですけど・・・」
夫は先立っている。
息子夫婦はミリスで元気に独立している。
長命種の宿命で見送るのは慣れていたが幸い息子夫婦は自分の2✖️4のインブリードだ。
ある程度長命だろう。
すでに自身は隠居の身。
そんな時に意外な人物から自身のルーツと言うか全く無関係ではない場所の話を聞かれた。
久々に激っているのだ。
そこに何かと意味深な話題。
しかも同席許可がでているのだ。
隠居気分から一気に冒険者に戻った気分である。
「それにしろママのおばあちゃんなら、私のひいおばあちゃん」
「まあ、ララってば、可愛いですわね!」
エリナリーゼ
ララはマイペースだがルーデウスの娘だ。
実は年配者を手のひらで転がすのは上手い。
「時間のスケアコート、目覚めさせよ。」
ララ達がナナホシの部屋に入る直前、スケアコートの魔力の限界だったのだろう。ペルギウスが彼にそう命じた。
「・・・・、う、う〜ん・・・お腹・・空いたぁ。あ、ペルギウス様、おはようございます・・あれ?オルステッドも?」
野郎が3人(うち一つは無機物)が周りを取り囲んでいた。
確かにこちらの時間では60年くらい生きてきたある意味ババ・・いや失礼レディではあるものの実態は所謂Jkである。
それ以上に空腹が勝ってはいるのだが一応の体裁は整える。
「おはようございます。オルステッド、そして、ララ?久しぶりね。大きくなった?最も一年で十二日しか起きていないから当たり前だけど。」
ナナホシは暫く周りを見渡しつつ、、
「エリナリーゼさんもお久しぶりです。・・・ところで・・・ん〜?」
眉を顰めた、厳密には、そう、起きたてで目覚まし時計で時間を確認しようとするも寝起きで焦点が合わず目を細めている。そんな表現が最もしっくり来る。
『おはようございます。眠り姫様、貴方のルーデウスが帰って来ましたよ。』
『へ?』
(え?)
『『キモっ』』
初対面で臆面もなく気障なセリフをしかも『日本語』で語りかけられたナナホシ。
一方のララは日本語は理解してはいないがルーデウスの例の表情を久しぶりに見て内容を理解した。
二人は奇しくもかたや『日本語』で、かたや『念話』で同じ感想を漏らしたのである。
さて、暫くはナナホシの視点から話を進めよう。
どうやらルーデウスは帰ってこれたらしい。依り代はアンと同じ人形である。違うのはアンはあちらの世界の所謂AI、ルーデウスは本人がコアとなっている点だ。
そして彼を死後の世界から釣り上げた、いや、サルベージしたのがララだそうだ。
どうも私の研究が役に立ったらしい。
更にララは私が転移する直前に見た景色の記憶を確認してきた。
「う〜んと、足元にプラネタリウムの天の川がある感じ、そう、でも天の川には自分はつかっていなくて上を浮いている感じ」と一部ルーデウスにしか理解できない単語を並べて説明したよ。
ララも理解できない部分があり、ルーデウスが皆に翻訳してくれた。やはりネイティブ日本語がいると便利だ。
ルーデウスは更にその中の川を自分は流されている途中に引き上げられたと説明してくれた。恐らく輪廻転生している人やルーデウスのような転生者は川を流れ、私のような転移者は宙に浮いているらしい。予測の範囲だが。
そこでララは得心したらしい。
「占いで知り得た未来」について話を始めた。
それまでは同じように頷いていたオルステッドも、
本当は初耳なんだけど知識と記憶をフル回転させてさも理解しているフリをしていたペルギウスも
更には今までララと一緒に説明者側でシタリ顔で話ししていたルーデウスでさえ。
3人とも目を見開いていた。
いや、その言い回しだと怒っているように思われるわね。
そう、日本風に言えば目が点に、そう、まさにメガテンなのよ。(いや、それは違う)
最初から理解できずに、風景描写的にも話に出てこなかったエリナリーゼと並び四人ともまさに同じ顔でララの話を聞いていたのよ。
え?私?私はホラ、ラノベとかなろう系の話は読み慣れていたから、他よりはマシだった。そう、マシだった。
でも、同じ境遇のルーデウス、いや、彼は生き返って今は「ルディ」と呼ばなくちゃいけないのよね。
同じようなルディでさえ目が点になるのよ。
でも、私は頭が真っ白になった。彼女が話した内容は
「秋人」の事だったから。
この話は如何でしたか?
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ありきたりだった。予想の範疇
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構成に難があった、こじつけすぎ
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意外と頷けた、検証としては適切
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文章勉強しろ。
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いや、面白かったよ(棒読み)