とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜 作:死徒
仕事のストレスと鬼滅の二次創作がなかなか書けないことによる影響で気付いたら思いつきで書いてたものです…
続くかはわかりませんがよろしくお願いします。
神と転生
俺は確か車に轢かれて死んだ筈…
俺の名は……ダメだ思い出せない…
事故のショックか、死んだ影響か分からないが名前を忘れてしまったらしい。
そこへ
「申し訳ありません」
銀髪の美女が突如俺の前に姿を現した。
何故かは分からないが彼女は現れるや否や急に俺に謝ってきた。
「何で謝るんですか? というか貴女は誰なんだ?」
「私は貴方達人間がいうところの神という存在です」
「か、神様!?」
女性の爆弾発言に俺は驚愕し、咄嗟に跪く。
そりゃいきなり神様と言われたら反射的にそうなるだろ!?
「そんなに畏まる必要はありませんよ…貴方が死んでしまった原因は私にあるのですから」
「? どういうことですか?」
死んだ原因が彼女にあるということに俺は疑問を持つ。
「…本来交通事故で亡くなるのは貴方ではなく別の方でした。 ですが、私の手違いで貴方が交通事故に遭い亡くなってしまったのです…」
「手違い?」
「はい。 人間達は交通事故や自然災害に遭うことは運命によるものだと思っているようですが、本当は私達神がそうなるよう仕向けているのです」
「!?」
途轍もない話に俺は目を見開いた。
「滅茶苦茶なことを言っているのは分かっていますが、事実です。 人間でなく他の生き物もそう…増えすぎるのを抑制する為には私達神が時々生き物達の運命を操作して…言い方は悪いですが…処理しているのです…ですが、今回貴方はそうなるべき人間では無かった…本当に申し訳ありません」
「…何だか色々非現実なこと過ぎて混乱してますけど、神様気にしないで下さいよ」
「えっ!? 気にするなとはどういうことですか? 私は結果的に間違いで貴方を死なせてしまったのですよ!?」
冷静に言う俺に対し、神様は動揺したように声を荒げる。
「別に死ぬといって未練は無かったですからね」
「……」
神様は静かに目を閉じる。
「だから気にしなくて良いんですよ神様」
「…本来は死んでしまった生き物は私達がランダムに転生なり消滅させるなりするのですが…貴方には転生先を選ばせましょう」
神様は感情を押し殺した雰囲気を見せる。
そして目を開くと俺に転生先を選ばせると言ってきた。
「!? 転生先!?」
「はい。 転生先は今回のような現実世界、漫画やアニメ、映画の世界など様々なものから選べます」
「神様…俺は未練が無いとは言いましたが、本当は一つだけ未練があるんです」
「未練? というと?」
「アニメの話なんですけど、俺はとある女の子に死んで欲しくない…でもその子は原作でもアニメでも死んでしまうんです…確かに彼女は仲間を裏切る形になってしまい、仲間を危機に晒した…でも殺されてしまうのはおかしいです…本当にどんな世界にでも転生出来るとしたら…彼女を救いたい!」
そう、俺は現実世界には未練など無かったが、ある作品の登場人物の女の子が殺されたことに納得がいかず、それが未練として残っていたのだ。
「…成る程、分かりました。 転生先を教えていただけますか?」
「とある魔術の禁書目録の世界です」
「…その世界ではそのままの状態では厳しいですね…特別に何か能力を与えましょう」
「能力?」
「はい、とあるの世界のものでも他の世界のものでも可能です」
「なら、ナルトのうちはオビトの写輪眼…神威と第四次忍界大戦時の彼の忍術、身体能力、柱間細胞付き、九尾並みのチャクラ保有、後は綱手レベルの医療忍術…というのは大丈夫ですか?」
「ええ、可能です。 容姿は今のままでよろしいですか?」
「容姿も変えられるんですか? なら、10代半ば…高校生くらいのうちはオビトの容姿でお願いします」
「わかりました」
神様が手をかざすと俺の身体が光り輝き、それが収まると凄まじい力が内から湧き出す感覚を覚えた。
「これで姿、能力は言われた通りのものとなりました。 能力に関しては頭や身体が既に覚えている筈なので、いつでも使用可能です」
「ありがとうございます」
「それではとあるの世界にこれから転生していただきますが、何処へ着くように致しましょうか? 後、時代や設定も伝えていただけると」
「そうですね…場所は上条当麻の隣の部屋…あっ!土御門とは逆で! 上条達とは高校一年からの友達で、時代は高校一年の春休みって形で」
「了解しました。 それではお気をつけて」
「はい、色々とありがとうございます。 行ってきます」
神様の声と共に俺はとあるの世界へと転生する。
この力があれば大抵のことは出来る筈だ。
流石に魔神などという魔術サイドの人外達には勝てないだろうがあの子を救うだけなら例え戦闘になったとしても科学サイド…学園都市内での戦いだ。
戦闘において何も問題ないだろう。
もし俺が間に合わず、彼女が原作同様致命傷を受けたとしてもこちらには綱手の医療忍術と柱間細胞、そして時空間忍術である神威がある…
余程のことが無い限り彼女が死ぬという最悪の事態は防げる筈…
だから
「君は絶対に死なせない…待っていてくれ”フレンダ”」
俺は決意と共に今度こそとあるの世界に飛ばされていくのだった。