とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜   作:死徒

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オリジナル要素が入ります。


邂逅

 

〜とある高校〜

 

「おはよう、うちは」

 

「おはよう上条って…お前頭どうした?」

 

とある日の登校時、教室で挨拶をされた俺は声の先を見ると俺の前には原作主人公の”上条当麻”がいた。

 

しかし、その頭には痛々しく包帯が巻かれていた…

 

原因は恐らくかの有名なインなんとかさんだろうが、とりあえず聞いておく。

 

「ハハ…ちょっと凶暴な獣みたいなのに噛まれてな…」

 

案の定そのようだった…

 

「一体何飼ってんだお前…というか最近怪我ばっかしてるよな? ”退院したばっか”なんだから身体大事にしろよ?」

 

「分かってる、出来るだけ気をつけるさ」

 

俺の言葉に上条は頷きながらそう答える。

 

先程の発言から分かるように数日前、一方通行(アクセラレーター)は上条に敗れ、絶対能力進化計画は原作通り第10032回で中断、無期限凍結…最早白紙に近い状態となっていた。

 

「まあ、それしかお前は言えないよな? その不幸体質が原因みたいなもんだしよ」

 

「それを言わないでくれうちは。 嫌が応にも現実を思い知らされる…」

 

どんよりとした雰囲気となり、机に突っ伏す上条。

 

「…な、なんか…悪かったな」

 

「はぁー…不幸だ…」

 

その光景に居た堪れなくなった俺は謝罪するが、上条は名言を言ったまま更に雰囲気を暗くしてしまう。

 

「おはようにゃーカミやんとうちはん!」

 

「おはようさん」

 

そこへクラスメイトの土御門元春と名前不詳の謎の男…青色の髪と耳にピアスという特徴から通称そのまま”青髪ピアス”略して青ピがやって来る。

 

「土御門に青ピおはよう」

 

「…おはよう…」

 

「うちはん、カミやんどないしたんや? めっちゃ暗いやん」

 

「俺が上条の不幸体質のこと言ったら不幸モード入っちまった」

 

「うちはん…毎回思うけど空気読まな…」

 

「…面目ない」

 

「そんなことで暗くなるカミやんもカミやんだけどにゃー」

 

「土御門…そんなこととか言うなら俺の不幸体質変わりに貰ってくれ」

 

「そんなこと出来る訳ないし、仮に出来たとしても丁重にお断りだにゃー」

 

「だよな…はぁー…不幸だ」

 

再び名言を放ち、項垂れる上条。

 

コイツこんな面倒くさい奴だっけ?

 

一方通行との戦い直後に加え、例のシスターさんに頭を包帯巻くレベルで噛まれたのもあって一時的に情緒不安定になっているのかもしれないが…

 

それにしたって面倒過ぎる…

 

「はいはーい! みんなおはようなのですよー」

 

そんな時、明らかに小学生にしか見えない姿をしているが歴とした大人である担任の”月詠小萌”先生が教室に入って来た。

 

「さーて今日も授業始めるのですよ! ! 上条ちゃんどうしたのですか?」

 

「小萌先生カミやんは大丈夫でーす」

 

「うちはんの一言でカミやんはナーバスになってるだけだにゃー」

 

「全く、上条ちゃんもうちはちゃんも何やってるんですか! 授業を真面目に受ける気が無いのなら…放課後補習決定です!」

 

「えっ!?」

 

「!?…ふ、不幸だー!」

 

上条…俺も不幸だと叫びたいんだけど!?

 

というかなんで俺まで補習なんかしないといけないんだ!?

 

確かに上条をこんな状態にしたの俺のせいだけどさ…

 

いくらなんでも理不尽過ぎる…

 

そう嘆いたところで小萌先生の決定が覆ることはなく、俺と上条は放課後補習が確定したのだった…

 

というか青ピ…「小萌先生の補習…ただのご褒美やん…羨ましいわー」とか言ってたが気持ち悪いから黙っとけこのロリコン!

 

 

〜夕方〜

 

放課後補習が終わり、俺と上条は帰路に着く為に帰り道を歩いていた。

 

「はぁー…疲れた…」

 

「小萌先生も鬼だよな…」

 

「授業聞く気ない訳じゃないってのにな」

 

「全くだ…ん? あれはビリビリ!?…いや、あのゴーグルは…」

 

愚痴を溢しながら歩いていた俺達だったが、そこへとある人物が現れた。

 

「やっと見つけましたとミサカは捜していた本人に対して抗議の視線を浴びせます」

 

「なんだ御坂妹か。 というかなんで俺のこと捜してたんだ?」

 

現れたのは御坂美琴のクローンの一人…ミサカ10032号だった。

 

そんな彼女に上条は自分を捜していた理由を聞く。

 

「それは先日助けていただいたお礼をする為ですとミサカは感謝を込めて伝えます」

 

無表情で言うミサカ10032号…長いから上条の呼び方に習って御坂妹で良いか…

 

御坂妹は無表情で言うものの発言からして多少なりとも上条に好意を持っているのは明らかだった。

 

そりゃ殺されるところだったのをあんな感じで助けられたら彼女でなくとも上条に惚れるだろうな。

 

「へぇー…上条さん…モテモテじゃないですかー それじゃ邪魔者は退散しますかね?」

 

「ちょ違っ!? 待てうちは!」

 

呼び止める上条をガン無視し、俺は学生寮に帰った。

 

こんな時…女性が絡む時…の上条の近くに居たら厄介ごとに巻き込まれる可能性が高いし

 

逃げるが勝ちってやつだ。

 

大体こういう時は上条に好意を持ってる別の女性と遭遇して修羅場になるからな

 

 

 

だが俺も俺でそういう体質を持ってしまっているのかもしれない…

 

何故なら学生寮…

 

ひいては俺の部屋の前で見知った女の子を小さくしたような長い金色の髪の少女が倒れていたからだ…

 

「おっおい! 大丈夫か!?」

 

俺は少女に駆け寄るとゆっくり起こす。

 

すると

 

「…お腹…減った…にゃあ…」

 

少女はか細い声で呟いた。

 

「! 分かった、直ぐ何か作るからな」

 

俺の言葉に安堵したのか少女は小さく頷くと意識を手放す。

 

それを見た俺は彼女を抱き抱えると大急ぎで部屋に連れて行く。

 

これが俺と少女…フレメア=セイヴェルンとの出会いだった。





という訳でまさかのフレメア登場の回でした。

何故オビトの部屋の場所を知っており、そして部屋の前に倒れていたのかというと、勿論フレンダから聞いていたからです。

この物語ではフレンダとフレメアは暫く直接的には会ってはいませんが、電話を通しての会話はちょくちょくしていたということにしています。

その為、フレンダから何か困ったらオビトを頼るようにと伝えられ、その通りフレメアはやって来たという訳ですね。

ニワカなのでフレメアの台詞が変になると思いますがご了承下さい。
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