とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜   作:死徒

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設定めちゃくちゃですが、暖かい目で見ていただけると幸いです。


フレメア=セイヴェルン

 

「オビトお兄ちゃんは料理上手にゃあ」

 

満面の笑みで俺に笑い掛けるフレメア。

 

そんな幸せそうな顔を見せられると俺も嬉しくなるな。

 

「そう言ってくれると嬉しいよ。 まだ食べるか?」

 

「う〜ん…大体お腹いっぱいだにゃあ…ごめんなさいオビトお兄ちゃん…」

 

申し訳なさそうにフレメアはこちらを見る。

 

 

「気にしなくて良いよ。 それでフレメア、君はどうして俺の部屋の前で行き倒れていたんだ?」

 

俺はフレメアに部屋の前で行き倒れていた理由を聞く。

 

「私はフレンダお姉ちゃんと離れてから大体ずっと一人で暮らしていたんだけど…フレンダお姉ちゃんから時々送られてくる備蓄してあった食べ物が無くなっちゃって…どうしようか困ってた時にこの間フレンダお姉ちゃんから電話で言われたことを思い出してオビトお兄ちゃんの家に来たにゃあ」

 

「フレンダ…俺の了承無しに自分の妹に勝手に俺の部屋の場所教えるなよ…というか困ったら俺を頼れって言ってあんのか…信頼してくれてんのは嬉しいけどさ…」

 

俺の脳裏に「ニヒヒ!」と小悪魔笑いをしてるフレンダが見えた気がした…

 

そういえば今フレメアは一人で暮らしているって言ってたな。

 

時期的にまだスキルアウトの駒場とは出会っていないということか…

 

! ちょっと待て! もしかしなくても流れ的にフレメアはこのままこの部屋に住み着くってことか!?

 

…聞いてみるか?…

 

「フレメア、もしかして君は今日からうちで暮らすつもり…か?」

 

「? そのつもりで来たんだけど…駄目だった?」

 

はい、うちで暮らすの確定ですね。

 

こんな小さな子にそんな不安+泣きそうな顔で見つめられたら断れませんって…

 

断ったら罪悪感に苛まれる…

 

というかフレンダにバレたら爆殺されるだろうな…

 

「駄目じゃないよ。 よろしくフレメア」

 

「! オビトお兄ちゃんよろしくにゃあ」

 

こうしてフレメアの同居が決まった。

 

とりあえずフレンダに連絡するか…

 

俺はスマホを取り出すとフレンダに電話を掛ける。

 

数コール後、彼女は電話に応答した。

 

「もしもし」

 

【あっ! オビト? どうしたの? 今ちょっと立て込んでるんだけど】

 

どうやら暗部の仕事中のようだ。

 

「忙しい時に電話してごめんな」

 

【別に簡単なにn…ゴホン! 簡単な遊びしてるだけだから大丈夫って訳よ】

 

今思いっきり簡単な任務って言おうとしてたな…

 

てか言い直したのは良いが、簡単な遊びって意味がわからないって…

 

…本題に入るか…

 

「君の妹がうちに来たんだが…」 ドオォン!!

 

俺が話してる途中で爆発音が響き渡った。

 

恐らくフレンダの爆弾の炸裂音だろう。

 

あの爆発音だ…恐らく…

 

【えっ? ごめん、聞こえなかったもう一度お願い】

 

やっぱり聞こえていなかったか…

 

仕方ない…もう一度言おう。

 

「だから君の妹…フレメアがうちに来たんだが…というか今の何かが爆発した音どうしたんだ!?」

 

【ば、爆発音?…そ、そんなのしたっけ?…オビトの気のせいじゃない? それは置いといて…えぇー!? フレメアが!? た、確かに前に電話で困った時はオビトを頼ってって言ったけどなんでまた?】

 

爆発音の件流す気だな…

 

まっ、合わせとくか…

 

「フレンダ、君は勝手に…そういうのは先ず俺に話を通してから伝えてくれ…いきなり来られてしかも部屋の前で行き倒れているのは流石に焦る…」

 

【ア、アハハ……テヘッ☆!】

 

全くこの子はほんと反省してるのか…

 

ウインクしながらあざとく舌を出して誤魔化しているのが見なくてもわかる…

 

レールガンのファミレスでの話でそれをされた麦野が彼女の脛を蹴り飛ばした理由が良くわかる…

 

正直やられたら可愛いというよりムカつくが勝つもんな…

 

「君は全く…とりあえずフレメアはうちで一時的に預かる形で良いんだな?」

 

【うん。 オビトなら安心してフレメアのこと任せられるからよろしく頼む訳よ…私はまだ直接会う訳にはいかないから…】

 

「直接会う訳にはいかないってどういうことだ?」

 

【こっちにも色々事情がある訳よ。 という訳でオビト Ha det bra(ハ デ ブラ)!】

 

「待てフレンダ、それの意味はさよならだろ?…縁起が悪いっての…正しくはVi ses (ヴィ セース) …またね…だろ?」

 

【!?…驚いた…オビトがノルウェー語知ってるなんて……でもそうね… Vi ses (ヴィ セース) ! またねオビト! 改めてフレメアのことお願い…アンタに任せる訳よ!】

 

「はいはい、任されましたよ。 フレンダも色々大変だろうけど頑張れよ」

 

【ニヒヒ! ありがとう! それじゃあね!】

 

その言葉を最後に通話は切れた。

 

「オビトお兄ちゃん…フレンダお姉ちゃん大体なんて言ってたにゃあ…」

 

「フレメア、君のこと俺に任せたってさ」

 

「…フレンダお姉ちゃん…私のこと嫌いじゃない…よね?…」

 

「フレンダが君のこと嫌いな訳ないだろ? 嫌いだったら態々俺に君のこと頼まないし、頻繁に君に連絡を取ったりしない…違うか?」

 

「……」

 

フレメアはコクリと頷く。

 

「フレンダは君と直接会えないのは色々事情があるって言ってた…でもまたいつか必ず会える日が来る…それまで俺が代わりに…なれるかはわからないけど頑張ってなるから…改めてよろしくな」

 

「…にゃあ! うえぇーーん!!」

 

俺がそう言った直後、我慢していた何かが外れたのか泣き出し、俺に抱きついてくるフレメア。

 

この子の為にもフレンダは絶対に死なせる訳にはいかない。

 

あのフレンダの発言…

 

この子と直接会うことが出来ないということは必然的に俺も彼女と会うことは外でなら兎も角この場では確実に出来なくなったということだ。

 

直接会う機会が減るということは今まで以上にフレンダの動向を気にしながら行動しなければいけないだろう。

 

全てが原作通りに進むとも限らない。

 

暗部抗争の時期が早まり、知らないうちに事が起き、気づいた時には麦野にフレンダが粛清されていたなんてことになったら取り返しのつかないことになる…

 

かといってあまり目立った行動をすれば今度はアレイスターに俺が目をつけられ、最悪殺されかねない…

 

こんなことなら神様にアレイスターとも渡り合えるくらいの力を貰うべきだったな…

 

貰った力は確かに強力だが、アレイスタークラスの化け物達相手には正直力不足感は否めない…

 

…まあ、過ぎたことを気にしても仕方ない…今出来ることをするしかないのだから…

 

一先ずこれから俺がフレンダを救う為に最初に対処すべきは学園都市第二位がリーダーを務める暗部組織スクールのスナイパー…”弓箭猟虎(ゆみやらっこ)”がフレンダを狙撃するのを防ぐことだろう。

 

彼女の容姿、戦闘スタイルは原作やアニメを通して知っている。

 

場所を特定して弓箭を妨害すればフレンダへの狙撃を防ぐことは容易な筈だ。

 

俺はセイヴェルン姉妹が再び直接会うことを目標に加え、今宵も考えを巡らせる。

 

そして物語は秋…10月へと移る…

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