とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜   作:死徒

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ちょっと後半セクシーな場面となりました。

描写下手ですが…


思考

 

〜学生寮・オビトの部屋・夜〜

 

「それじゃフレメアと先にお風呂行ってくるわね」

 

「オビトお兄ちゃん、猟虎お姉ちゃん、行ってくるにゃあ」

 

「フレメアちゃん行ってらっしゃい」

 

「ああ、分かった。 姉妹同士話すこともたくさんあるだろうし、ゆっくり入って良いからな」

 

「ありがとねオビト。 それじゃ行ってくる訳よ!」

 

フレンダはフレメアの手を引き、風呂場へと歩き出す。

 

「……猟虎、オビトと二人っきりだからって抜け駆けしたら分かってるわよね?」

 

不意にフレンダは猟虎の横で立ち止まると二人はボソボソと聞こえない声量で話し始めた。

 

「フレンダさん、貴女はわたくしを何だと思っているんですか?…貴女が折角フレメアちゃんと久しぶりに姉妹水入らずでお風呂に入れるというのにそれに水を差すような真似は出来ませんよ……上手く言えませんけど…その…楽しんできて下さい」

 

「猟虎アンタ……うん、ありがとね」

 

猟虎との会話が終わるとフレンダは今度こそ、フレメアと共に風呂場へと消えていった。

 

 

フレンダとフレメアが風呂に入っている間、猟虎と軽い世間話をしながら俺は内心で物思いに耽っていた。

 

暗部抗争から数日が経過し、様々な変化があった。

 

まずはあのアレイスターからの脅迫まがいの依頼から数日後、上条の部屋に”天草式十字凄教(あまくさしきじゅうじせいきょう)”所属の少女…”五和”が上条の護衛の為にやって来た。

 

そして、彼女の仲間の天草式の面々も続々と学園都市入りしていることが影分身のグルグル仮面達から伝えられていた。

 

このことから原作通りに進むことを考えると…数日中に後方のアックアが学園都市に襲来するということが予測できた。

 

神の右席”後方のアックア”…奴は神の右席にして聖人としての側面も持った人の形をしているものの、その強さは規格外の化け物だ。

 

アックアと同じ神の右席の一人である通称小麦粉おじさんこと”左方のテッラ”曰く”神の右席は通常の魔術を使用することが出来ない”。

 

だが聖人であるアックアにはその枷は無く、奴は当然のように通常魔術を使用してくる。

 

よって人払いの結界や気配遮断の魔術といったものも普通に使ってくる為、下手するともう既に背後を取られている可能性すらある…

 

先程言った通り、グルグル仮面達を放っているものの、奴を見つけ出すのは正直厳しいと言わざるを得ない…

 

一つ分かっていることは…奴の狙いは上条…更に言えばその右手の幻想殺し(イマジンブレイカー)だ。

 

その為、上条と居れば確実にアックアと遭遇することが可能だ。

 

しかしアレイスターからの依頼はアックアの迎撃。

 

それにあの様子から見て俺だけに依頼している…

 

恐らくアレイスターは俺が上条達と共闘することは望んでいない…

 

かといって俺がアックアに勝てるなど微塵も思っておらず、俺が単身で奴に挑めば負けるのなど百も承知で、アックアを多少消耗させられればそれで良いのだろう。

 

どの道、原作通りに進めば”聖人崩し”によってアックアは撃破されるのだ。

 

聖人崩しをアックアに直撃させる…その隙を作らせる為に俺を使ってアックアを消耗させようという魂胆なのだろう…

 

アレイスターめ……忌々しいが、フレンダと猟虎が人質にとられている状況では俺も奴の言いなりになる他無い…

 

兎に角、先ずはアックアをどうにかして捕捉し、奴と対峙しなければならないな。

 

「オビトさん、そんなに難しい顔をしてどうされたのですか?」

 

考えを巡らせているうちにそれが表情に出ていたらしく、それにいち早く気付いた猟虎に問われる。

 

 

「…いや、何でもないよ。 気にしないでくれ」

 

「き、気にします!」

 

「猟虎?」

 

俺は誤魔化そうとしたものの、声を強め、真っ直ぐ俺を見つめる猟虎に圧倒される。

 

「あ、貴方様がそんな顔をして悩んでいるのを見ているだけなんて…わたくしは…わたくしは嫌です! オビトさん、貴方様は一人では無いんです! わたくしもフレメアちゃんも…不本意ながらフレンダさんも居るんです! 頼って下さい…わたくし達はそんなに頼りないですか?…」

 

「!?」

 

涙を浮かべながらも強い目をして語る猟虎に俺は気付かされた。

 

確かにアレイスターにフレンダと猟虎…恐らくフレメアもだろうが…彼女達は人質に近い状態とされている。

 

俺はそんな彼女達をアレイスターの魔の手から守りたいが為に一人悩んで奴から依頼されたアックア迎撃の対処法を模索していた。

 

しかし俺は彼女達の気持ちを考えていなかった…

 

彼女達もまた俺の力になりたいと考えていたのだから…

 

「俺は君達を頼っても良いのか?…」

 

「勿論です! わたくしは貴方様の為になら命すら惜しくありません! 何でも言って下さい!」

 

「猟虎、俺の為にそこまで言ってくれるのは嬉しいけど、命を捨てては駄目だ。 俺は君にもフレンダにも勿論フレメアにも死んで欲しくないんだ…だからどんなことがあろうと絶対に生きて戻ってくること。 良いな?」

 

「オビトさん……分かりました。 わたくしは何があっても絶対に生きて戻ってきてみせます!」

 

「ありがとう猟虎。 それじゃフレンダ達が戻ったら色々話すよ。 ちょっと現実離れした話になると思うけど嘘ではなく本当のことだ…信じて聞いてくれ」

 

「心配なさらずとも、わたくし達はオビトさんのことを信じていますから安心して下さい! それに、暗部に所属している時点で現実離れしてるんですから今更ですよ?」

 

「あっ!…それもそうか」

 

「フフッ」

 

「ちょっと猟虎笑わないでくれよ」

 

「ご、ごめんなさい! つい……で、でもオビトさんが抜けたことを言うなんて珍しくて…」

 

「君は俺のことをやたら崇拝してくれているけど、俺もただの人間だ。 抜けたことくらいは言うさ」

 

「そうですね、凄いオビトさんも人間なんですもんね。 何だかオビトさんのそんな一面が見られてわたくしはとても安心しました」

 

安堵し、穏やかな笑みを見せる猟虎。

 

そんな時

 

「オビトお兄ちゃん! 猟虎お姉ちゃん! お風呂終わったにゃあ!」

 

「お帰りなさいフレメアちゃん…!?」

 

「お帰りフレメア…ってまたか君は!? 服! 服を着なさい!」

 

風呂から上がったフレメアだったが、その姿はバスタオルを身体に巻いただけといったものだった…

 

ちなみに俺の言葉から分かる通り、フレメアには何度も言っているのだが全く直る気配がない…

 

「えぇ〜! だって服を準備するの大体忘れたにゃあ」

 

「それなら声を掛けなさい。 フレメアは先ず脱衣所に戻る! 猟虎、悪いんだけどフレメアの着替え持ってきてくれないか?」

 

「えぇ〜!?」

 

「……」

 

不満顔で俺を見るフレメアを無視し俺は猟虎に頼むが、彼女は何やら固まっていた。

 

「猟虎?」

 

先程から固まっている猟虎に俺はもう一度声を掛ける。

 

「フレメアちゃん意外と大胆なんですね……わ、わたくしもあんな感じでオビトさんの前に…で、でも流石にバスタオル一枚でオビトさんの前に行くのは…な、何を躊躇っているんですか弓箭猟虎! わ、わたくしには積極性が足りないんです! やって見せます! やって見せますとも! そうすれば…ウヘヘ……」

 

すると猟虎はブツブツと独り言を呟いた後、だらしない顔を見せる。

 

一体何を妄想したんだ!?

 

「…さっきから一人で何言ってんの猟虎?…」

 

「ハッ!? オ、オビトさん! わ、わたくしも服を脱いでバスタオルを身体に巻いてきます!!」

 

「何でそうなんの!? そんなことしなくて良いからフレメアの服持ってきてくれって!」

 

顔を真っ赤に染めながら、自身の顔の前に両手の拳を握り締め、意味不明なことを宣言する猟虎に俺はツッコミを入れる。

 

「どうしたの? 騒がしいけど何かあった訳?」

 

するとフレンダがやって来た。

 

「フレンダ、風呂上がりで悪いんだけどフレメアの服を…って君もか!?」

 

だがフレンダもフレメア同様バスタオル一枚を身体に巻いただけの姿だった…

 

この姉あってこの妹ありとはこのことか…

 

「ん? ああ! 着替えの服忘れちゃってさ、でもバスタオル巻いてるから問題ないっしょ?」

 

さも当然のように言うフレンダ。

 

あの、俺、男だからね?

 

自分のそんなあられもない姿見せても俺は襲わないって信頼してくれているんだろうけど…目に毒過ぎる…

 

「問題だらけだっての! というかフレメアのこの癖、君の影響だろ絶対!」

 

「あぁ〜…それに関しては否定出来ないかも…テヘッ☆」

 

例のウインク+舌出しのテヘペロポーズを繰り出すフレンダ。

 

マジで可愛いんだけどほんとムカつく…

 

「…可愛いけどムカつくこの感情は何なんだろうな…良いから君達は早く服を着てこい」

 

「分かってるって。 フレメア行こっ」

 

「はーい」

 

フレンダはフレメアを伴い、服を着る為自室へ向かった。

 

「ハァ……って猟虎!?」

 

俺は溜め息をつくと猟虎に声を掛けようとして振り向いた瞬間固まる。

 

何故なら猟虎は下着姿となっていたからだ…

 

「オ、オビトさん、ち、ちょっと待って下さい! あ、後は下着を脱いでバスタオルを身体に巻けばわたくしもあの姿になれますから////! フレンダさんにアドバンテージを与えてなるものですか!」

 

「君は何を対抗意識持っちゃってんの!? そんな姿ならなくて良いから服着ろって! ちょ…下着に手を掛けんな! 何でこうなった……上条、台詞借りるぞ…不幸だー!」

 

俺はアックアのことで思い悩んでいた筈なんだが、バスタオル一枚を身体に巻く行為をする彼女達に思い悩むことになるとは思いもしなかった…

 

結局、暴走した猟虎を止めることは出来ず、彼女はバスタオル姿になってしまった…

 

その際、意図せずチラリと見えてしまった双丘は形も色も素晴らしく綺麗だったとだけ言っておく。





という訳で前半はオビトの熟考、後半はバスタオル女達のせいで苦労するオビトの構図となりました。

しかも脱ぎ出す猟虎ちゃんが自らのブラを外そうとしたのを止めようとした際に意図せず彼女の双丘を見てしまうというラッキースケベぶりを発揮してしまうという…

見られた本人は寧ろ上機嫌で「フフッ…わたくしの◯っ◯◯がオビトさんに見られた//// フレンダさん、大きさもですが色々とわたくしの勝ちですね!」と勝ち誇った表情をしていたとか何とか…

相変わらず上手く描写出来ませんが、見ていただける方はこれからもよろしくお願いします。
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