とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜   作:死徒

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眠気マックスで書いたのでグダグダかもしれません…


吐露

 

 

あの後バスタオル姿で俺に迫り暴走する猟虎とパジャマを着て戻ってきたフレンダが口論を始め、一触即発の睨み合いとなるものの、俺は何とか二人を宥め、猟虎はそのまま風呂に入り、彼女が戻り、フレンダがフレメアを寝かしつけた後に大分と言うかかなり話は逸れたが、俺は彼女達に今回の件を打ち明けることにした。

 

その中でイギリス清教、ローマ正教、神の右席などの魔術方面の事柄も伝えた。

 

勿論アレイスターに彼女達が人質状態にされていることは伝えていない。

 

統括理事長直接の依頼としてアックアの迎撃を頼まれたという形で話す形とした。

 

どんなことがあっても生きて欲しいと伝えたものの、自分達が人質状態であることを知ったら彼女達のことだ…激昂してアレイスターの元へ殴り込みに行く可能性も0ではない。

 

原作からしてフレンダ戦で左目と鼻から口、恐らく首に至るまでを爆破による重傷を負い、一部機械化した状態で愛憎入り混じった復讐心(本人は死闘を経て生まれた友情によるものと否定していたが)により単身アイテムを襲撃し、返り討ちに遭い死亡した前科のある猟虎は勿論のこと、フレンダも……下手に話せば命を落とす危険性が高い。

 

その為、余計なことは言わずにそれ以外の部分を事細かに説明したのだった。

 

「魔術かー…俄かには信じられない話だけどオビト、アンタが言うなら本当なのよね…なら私は信じるわ」

 

「わたくしも先程も言いましたが信じます」

 

「ありがとな二人共」

 

「それで、その神の右席の後方のアックアだっけ? ようはそいつを倒せば良い訳でしょ?」

 

「フレンダさん貴女って人は…そんな簡単に言いますけどオビトさんがこんなに悩む相手ですよ…わたくし達の想像を遥かに超える強さの筈…簡単に倒せたら苦労はありませんよ」

 

「そんなことアンタに言われなくても分かってるっての! それでオビト、私達は結局どうすれば良いの?」

 

「…先ずアックアは統括理事長のアレイスターに果たし状…つまり戦線布告宣言を送りつけている…内容は隣の部屋に居る俺のクラスメイトであり友人の上条当麻の異能である右腕…幻想殺し(イマジンブレイカー)を渡せというものだ。 あの力はローマ正教が危険視するレベルのとんでもない異能だからな。 俺達やイギリス清教、そしてアレイスターとしても上条の右腕を渡す気が無い以上確実にアックアは学園都市に攻め込んでくる。 だがアックアは認識阻害の魔術を使っているのか未だ捕捉出来ていない…果たし状が送られてきた日にちから予想すると確実に日本には来ている筈なのにだ…迎撃しようにも奴を捕捉しなければどうにも出来ない。 一応俺の分身体を各地に飛ばしてはいるけど、見つけられるかどうかは分からない…そこで頼りたいのがフレンダの交友関係の広さと猟虎の優れた嗅覚だ」

 

俺はそこまで言うと、アレイスターから一応渡されていたアックアの果たし状を取り出す。

 

「フレンダにはその広い交友関係を駆使してアックアを探して欲しい。 奴の特徴は”目の下の八ノ字が特徴的な上半身に青い十字架の紋章が刻まれた白い服を着た長身でガタイの良い男”だ」

 

「分かった! ”FUKIDASHI(ふきだし)”に登録してる友達皆にメッセしてみる!」

 

「頼む。 猟虎にはこのアックアからの果たし状から奴の匂いを嗅ぎ取ってその方面で奴を捕捉して欲しい」

 

「わかりました、やってみます」

 

猟虎は俺からアックアの果たし状を受け取るとその人間離れした嗅覚を駆使し、アックアの捕捉に掛かる。

 

「クンクン…この果たし状…何人かの手に渡っていますね…ですが恐らく一番色濃く染み付いたこの匂い…これがそのアックアという人のものですね…匂いは覚えました。 まだ学園都市には入っていないようですが、入れば直ぐに感知出来ます!」

 

「…やっぱ猟虎の嗅覚って凄いんだな、そんな簡単に分かるとは…」

 

「…オビト、猟虎の嗅覚があれば私がFUKIDASHIの友達にメッセしなくても良くない?」

 

「そうかもしれないn「オビトさん待って下さい!」猟虎?」

 

「フレンダさんもFUKIDASHIの友達経由でアックアの捜索をお願いします。 わたくしの嗅覚も万能ではありません。 仮にアックアがわたくしの嗅覚を遮断、もしくは封じる術を持っていたとしたら…感知出来ない可能性があります」

 

「確かに魔術を使えばそれも可能だろうな…それも踏まえてアックアを捕捉する手段は多い方が良いだろう。 フレンダ、やっぱり君の方でも頼む」

 

「成る程ね、りょーかい! とりあえずFUKIDASHIのグループを使って纏めてメッセしとけば良いっしょ?」

 

「それで良いよ。 一人一人送っていたら時間が掛かるだろうしな」

 

「オッケー!」

 

フレンダは自身のスマホを取り出すと凄まじい速さで画面を操作していく。

 

「よっし! いっちょ上がり!」

 

「速っ!? もう送ったのか!?」

 

「ただグループで纏めてメッセ送信しただけだからね、こんなの楽勝って訳よ!」

 

「さ、流石手慣れてるな…やっぱ友達千人以上ってのは伊達じゃないな」

 

「ニヒヒ!」

 

圧倒される俺にフレンダはウインクしながらピースをしてくる。

 

「…と、友達千人…なのにわたくしはボッチ…フ、フフッ……オビトさん、わたくしとフレンダさんのこの差は一体どういうことなんでしょう?」

 

そんなフレンダとは対照的に猟虎は友達千人以上という単語によりすっかりブルーとなり、目のハイライトが消えた状態で俺の右手を両手で掴んでくる。

 

…何故か声も低くなっているので正直めっちゃくちゃ怖い…

 

「猟虎、そんなに気を落とさなくても大丈夫だって! 猟虎はもうボッチじゃない! 俺達が居るだろ?」

 

「!! そ、そうですよね! わたくしはボッチじゃない! オビトさん達が居る! オビトさん達が居る! オビトさんが居る!! オビトさんが//// ウヘヘ…」

 

そんな猟虎を俺は宥めると一応手は離してくれたが、俺の発言は何故か逆効果どころか変なスイッチを入れてしまったらしい…

 

しかも途中から何を妄想したのかいつもの妄想後のだらしない顔を見せる猟虎…

 

「…猟虎は一体何を妄想したんだ?」

 

「…オビト、このメンヘラ猟虎について一々深く気にしてたら保たないわよ? 流す時は流しときなさい」

 

「でもな」

 

目を細め、呆れた顔で言うフレンダに俺は言葉を返すと再び猟虎に視線を移す。

 

「ウヘヘ…ウヘへヘ////」

 

しかし猟虎の顔は控えめにいって何というか……ヤバかった…

 

猟虎は見た目はかなりの美少女の筈なのだが、今の彼女にその面影は無く、最早だらしなさを超え、ただただヤバいとしか言えない顔をしていた…

 

「…確かにそういうのも大事かもな…」

 

その表情を見た俺は現実逃避に走ることを決めた。

 

「分かったら放置しときなさい。 結局、暫く放置してたら勝手に元に戻るって訳よ。 ふあぁ〜あ…眠くなってきたし、今日はこれくらいにしてもう寝よ」

 

フレンダは眠そうな目を擦りながら大きな欠伸をすると、時間も時間ということで今日は寝ようと提案してくる。

 

「そうだな。 でも俺はまだ風呂に入ってないから入ったら寝るよ。 フレンダは先に寝てて大丈夫だから」

 

それに俺は同意する。

 

「うん、分かった。 それじゃお休みオビト」

 

「ああ、お休みフレンダ」

 

フレンダはそう言うとフレメアの眠る自室へと去っていった。

 

さて、俺もさっさと風呂に入るか。

 

 

風呂を済ませ俺はリビングに戻ると、フレンダの言う通り勝手に元に戻ったらしく、猟虎がテーブルに突っ伏して眠っていた。

 

「猟虎、こんなところで寝ないでちゃんと部屋で寝なよ」

 

「う、う〜ん……」

 

俺は猟虎の肩をトントンと叩くが、彼女は寝惚けた声を出すだけで全く起きる気配が無い…

 

「ダメか…仕方ないな」

 

どうしても起きない猟虎に俺はやむを得ず彼女を横抱きにする。

 

持ってみての感想だが心配なくらい軽かった。

 

よくこの軽さで血生臭く、熾烈な暗部での戦闘を戦っていけるものだと感心する。

 

「むにゃむにゃ…オビトさん…愛してます…大好きです…」

 

猟虎を部屋に連れて行く最中、不意に彼女の寝言が聞こえてきた。

 

「!?…寝言とはいえ、こんな美少女に好きと言われるのは嬉しいもんだな…でも俺は本来ならこの世界に存在しない人間だ…」

 

俺はそこまで鈍い訳ではない筈だ…多分だが…

 

ここまであからさまな好意を向けられ続けていたら嫌でも猟虎が俺のことを異性として好きだということが分かる。

 

フレンダからも彼女の反応から察するに恐らく少なからずそういった感情を持たれているだろう。

 

だが俺は所詮は元々この世界に存在しない異物のようなものだ…

 

そんな俺が彼女達の好意を受け取るなどおごましいにも程がある。

 

安易に彼女達の好意を受け取り、結果どちらかと恋人関係になったとして…異物でしかない俺では最終的に不幸にさせてしまうのは目に見えている…

 

せっかく死の運命から解き放たれた彼女達を不幸にさせてしまうくらいなら…俺は絶対にその好意を受け取る訳にはいかない……例え彼女達から嫌われることになろうともな…

 

俺に出来ることは彼女達を最後まで生かし抜くこと。

 

それしかないのだから……

 

俺は猟虎を彼女の部屋に運ぶと布団に寝かせ、その後俺も自室に向かい、眠りについた。

 

最もこの葛藤によりまともな睡眠は取れなかったが…

 

こうして夜は明け翌日、本格的なアックアの索敵が始まるのだった。





という訳でオビトが二人に魔術関連のことを話しました。

フレンダも猟虎もオビトを信頼しているのでそれをあり得ない話と認識しながらも信じました。

終盤は二人に好意を向けられているのに実は気付いていながらも自分はこの世界に本来は存在しない異物だと考え、彼女達を不幸にさせてしまう結果となるくらいならその好意を受け取ることは出来ないと葛藤するオビトの一幕でした。

後にオビトのその葛藤を知った時フレンダと猟虎はどうするのか?

思いつきで書いているのでどうなるのか…それは私にもわかりません…

以上あとがきでした。
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