とある魔術の禁書目録外伝IF〜とあるフレンダの救済計画〜   作:死徒

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自分は詳しく知識がない為、ニワカな部分が色々あると思いますがご了承下さい。


暗部設立

 

〜窓のないビル〜

 

アレイスターの居場所は原作を通じて大体分かっていた為、俺は神威を使い、彼の元へと転移していた。

 

「ほう…案内人も無しに単独でこの場に現れるとは驚きだ」

 

培養液に満たされた巨大なビーカーのようなものの中から逆さまの状態でアレイスターは感情を感じさせない表情を俺に向ける。

 

こう面と向かって対峙すると不気味さと異質さを感じるな…

 

「その割には全く驚いているようには見えないがな?」

 

「君がこの場に現れることは前々から知っていたからな」

 

「…どういうことだ?」

 

聞き捨てならないアレイスターの発言に俺は聞き返す。

 

「それは君が知る必要のないことだよ」

 

「チッ…」

 

全てを見透かしたような態度のアレイスターに俺は思わず舌打ちする。

 

「そう気を悪くするな、まずは自己紹介をしよう、私は学園都市の統括理事長を勤めるアレイスター=クロウリーだ。 知っているだろうがね?」

 

「…俺はうちはオビトだ…アレイスター、アンタ相手にまどろっこしい話をしても埒があかない…単刀直入に言わせてもらう…俺は暗部組織を作りたいんだがその許可をもらいたい」

 

「ふむ、私としても暗部はいくらあっても良い、許可を出そう…だが、一つ条件がある」

 

「…なんだ?」

 

「そう身構えてくれるな。 何、難しいことではない、君には魔術師の学園都市への侵入を可能な限り防いでもらいたい」

 

可能な限りね…流石に神の右席レベル以上はキツいからアイツらは放置決定だな。

 

アレイスター自身からの言質ももらったわけだし

 

「その程度のことならば構わない…俺が対処出来る範囲でなら手を貸す」

 

「君ならば大抵のことならば対処出来ると思うがね?」

 

「どうだかな?」

 

「さて、話は終わりだろう? この端末を渡しておく、君に依頼する任務がある際は追って伝えよう」

 

アレイスターがそう言うと、俺の目の前に小型の端末が現れる。

 

「わかった」

 

「忘れるところだった、暗部を作るにあたって名を決めてもらわねばならない。 長となる君が名を決めてくれ」

 

「…組織の名は”暁”……実名で行動するのは時として支障をきたす場合がある…故に俺が暗部として行動する際には”トビ”と呼んでくれ」

 

「トビか…奇妙な名だが、不思議と君に合っているな」

 

「…皮肉か?」

 

「他意はない、純粋にそう思っただけだよ。 気を悪くしたのなら謝ろう」

 

「…本当にアンタは心の底が読めん男だ…まあ良い…用は済んだ、俺は帰らせてもらう」

 

「構わんよ。 ああ、言い忘れていた。 多少のことならば目を瞑るが…私のプランの邪魔だけはくれぐれもしないでくれ。 こちらとしても君程の戦力を消してしまうのは惜しいのでね?」

 

成る程、俺程度ならいつでも消せるということか…

 

確かにチートを具現化したような存在であるこの男が本気を出せば俺などあっという間に消されるだろうな。

 

「…肝に銘じておこう」

 

そう言い残すと俺は再び神威を使い、アレイスターの前から姿を消すのだった。

 

 

〜学生寮〜 オビトの部屋

 

神威によってアレイスターの元から戻った俺は、部屋のクローゼット見て驚きのあまり固まっていた。

 

何故ならそこには初期のトビ…オビトのグルグル仮面、第四次忍界大戦時の仮面、暁の装束、うちはの装束、そしてマダラも使っていた巨大な団扇などが収まっていたからだ。

 

神様の仕業か…まあ、暗部として活動するにあたって顔を隠せるのは有難いし、装束があるのも助かるが…

 

それにしても何故アレイスターは俺が現れるのを知っていたんだ?

 

俺がこのとあるの世界にやって来てからそんなに時間は経っていない筈…

 

いくらアレイスターがこの学園都市内部の情報を瞬時に把握出来るとしても早過ぎる…

 

更に前々から知っていたという発言…

 

…いや、考えても仕方ない…

 

相手は長い年月を生きる最高峰の魔術師であり、学園都市そのものである最高位の科学者でもある存在

 

考えるだけ無駄だな…

 

真相を知ったところで奴の非常識度合いが分かって終わりだろう…

 

一先ずは暗部設立の許可をもらえただけ良しとするか。

 

何だか今日は疲れた…

 

少し早いが寝るとするか?

 

ん? スマホにメールが来てるな

 

俺はスマホがメールを受信したのを確認すると内容を見る。

 

相手はフレンダからで「アンタのサバ缶料理めちゃくちゃ美味しかったわ! 友達にも好評だったって訳よ! 今度私が行く時あったらまた食べさせなさい! という訳でまた今度連絡するって訳よ! またね〜!」と書かれていた。

 

このメールを見た瞬間、自分が穏やかな表情になっていくのがわかった。

 

やはりフレンダは死なせる訳にはいかないな…

 

それを思うと同時に何故彼女が暗部に入っているのか改めて疑問を持った。

 

彼女は原作やアニメを見る限り、確かに殺しに対し躊躇がないし、楽しんでやっている部分が見受けられ、その点は正しく闇ともいえる暗部そのものだ。

 

しかしこうして実際に話したり、やり取りをすると俺への気遣いなどもあり、内面はとても良い子なのだ。

 

そんな子が何故…

 

可能性があるとすれば彼女の妹…”フレメア”か?…

 

妹を学園都市に人質にでも取られやむなく暗部に入り、その生活をしているうちに初めは嫌々行なっていた殺しを楽しむようになってしまった…そんな感じか?

 

フレンダのことだ…俺の予想は当たらずも遠からずといったところだろう…

 

彼女をいつか暗部からも抜けさせると俺は心に決めるとシャワーを済ませ、寝る準備を終えると早めの休息をとるのだった。

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