ベネリットグループ御三家の御曹司で、決闘委員会の筆頭で、現在のホルダーだぞ! 作:ボブ
「は?」
何を言ってるんだこいつは?
「どうなのよ!はっきり言いなさいよ!どうせ子供の頃の事なんか忘れてるんでしょ!こんなツンツンして、めんどくさくて、優しくなくて!本当は他に好きな子いるんでしょ!」
「忘れるわけないだろ。俺は…お前が好きだ。大切なんだ。」
「だったら!証明してみなさいよ!私が好きだって!私だけを好きっ!?」
マウストゥマウス!それは一般的には人工呼吸と言われる物。人を助ける行為である。
「…これで証明出来たか…?」
グエル君真っ赤である。なんとピュアなのであろうか。
「…」
ミオリネちゃんトマトである。こちらも負けじとピュアであった。
「だめよ…」
だがしかし!ミオリネちゃんは再度攻撃を仕掛けた!?
「もう一回ちゃんとしなさい…ん」
こ、これがキス待ち!?やれるのか!グエルジェターク!?何とでもなるはずさ!
「意気地なし…」
「すまん…だがこういう事は筋を通してからだと思う。」
「あんたにとってその筋ってのはどうしたら通せるのよ?」
決まっている。
「俺がお前をしっかりと面倒を見てやれるようになってからだ。」
むすっとしたミオリネ。だが俺にも曲げられないものがある。
「…具体性がない。相手に対する誠意が見受けられない。そんな悠長にしてて良いの?私が誰かに取られちゃうかもよ?」
「具体的には俺が大人になって、ミオリネに不憫な思いをさせない程度は稼げるようになって、親父さんに挨拶させてもらってからだな。それが俺にとっての誠意でもあるんだ。ミオリネは俺が誰かに負けると思うのか?」
「負けたら許さないから!」
情緒が不安定だ。はっ!?まさかこれが噂に聞く女の子の日!?なるほど。どうすれば良いんだ。教えてくれラウダ。あ、ペトラは許さん。
「と、言うわけなんだがどうすれば良いと思う?」
「にい…さん…それは駄目だよ…」
「なん…だと…!?」
そんな馬鹿な!ラウダに駄目と言われた事は今まで一度たりとも無かったのに!?何が!一体何が駄目だったんだ!?
「兄さん。確かに兄さんは素晴らしい人間だ。他に並ぶものがいないよ。でも義姉さんだって結構勇気を出したと思うんだ。あの日頃から厳しい義姉さんがそんな事をするなんて僕には到底想像出来ないよ。それに兄さん達は子供の頃に約束したんでしょ?」
「な、な、何故それを…」
馬鹿な!これは俺とミオリネの2人だけの秘密のはず!一体全体誰から漏れた!
「いや、何故って昔兄さんから聞いたけど?」
俺だったぁぁぁ!!!
「ペトラ〜どうすれば良かったのかなぁ…」
「義姉さん…」
そこには死んだ魚のような目をして机に突っ伏しているミオリネと、困った顔のペトラがいた。何を隠そう(隠れてない)昨日の作戦を提案したのはペトラである。
「おかしいですね。ラウダ先輩にはこれでイチコロだったんですけど。」
「何よ!私じゃ魅力が足りなかったって言うの!?自分で言うのもアレだけど私!見た目悪くないわよね!?それともやっぱり中身なの!?」
あーむしゃくしゃするー!と言いながら机を叩き不満を垂れ流す美少女。そう。ミオリネは女の子のペトラから見ても美少女なのである。例えば、ペトラが男だったとして、誘惑されたら我慢出来るのだろうか?多分無理だろうなぁ…と思う程には。
「グエル先輩は、義姉さんがとっても大切だからって言ってくれたんですよね?」
まずは慰めよう。そうすれば冷静になってくれるだろう。
「言ったわよ!でもじゃあペトラの事はラウダは大切じゃないの!?あのクソ真面目なラウダよ!おかしいじゃない!?」
!?!?確かに!?
「…私は…大切じゃない…?」
そんなはずは!?でも確かに私が押し倒した形ではあるし、もしかして私が勝手にそう思っていただけでラウダ先輩は私の事なんて…
「…行くわよ。」
「え、どこにですか…?」
「あの馬鹿兄弟の所よ!」
こうしてヘラッた2人は手を結ぶのであった。
「次の決闘に勝ったら、俺から行けば良いんだな!?」
「そうだよ兄さん!シチュエーションは任せて!あと、前もって僕の部屋で風呂は済ませて帰ろう。それから、これは必須。流石に子供ができましたって言うのは早すぎるからね!後は決闘を挑んでくるやつを待つだけだよ兄さん!」
ばん!「グエル!表に出なさい!ラウダ!ちょうど良い所にいたわね!あんたもよ!!」
「ミオリネ!お前に大事な話がある!!」
「いいから表に…はい?」
ずんずん接近していくグエル。壁に追い込まれまたいくミオリネ。バン!そう!壁ドンである!(流石兄さん!何をやっても様になる!)
「次の決闘俺が勝ったら…その…なんだ…」
真っ赤っかだ!やはりピュアには超えられないのか!
「あぅ〜」
撃沈している!?
「ミオリネ!?」「「義姉さん!?」」
「ペトラ?」
そしてここにも拗れた2人が。
「ラウダ先輩!私の事大切じゃ無いんですか!?」
「何の事だ!?」
「惚けないでください!」
ずんずん接近していくペトラ。ばん!そう。逆壁ドンである!
「ぺ、ペトラ?」
しかし動じないラウダ!
「私の事本当に大切に思ってるんですか!?どうなんですか!」
「あぁ。大切だ。好きだよペトラ。」
「せ、先輩!私もです!」
…チョロい。
そんな事は置いておきグエルとミオリネはどうなったのか?
「次の決闘に勝ったら!俺は!お前を!貰う!」
「…は?」
「…漢に二言は無い!」
「あっそ!?勝手にすれば!?」
そうだ。俺は決めよう。覚悟を。
数日後。
「こ、こんちは!あ、あなたが、ホルダーさん、です、か?」
何だこのチンチクリンは?と言うか口の利き方がなってないだろ。せめてグエルジェタークさんですか?が正しいと思う。威嚇しておくか。
「何だお前は?」
睨みを効かせ声を低くし
「俺はジェターク家の御曹司で、未来のCEOで、現在も連勝記録を塗り替えているホルダーだぞ?そんな俺に何のようだ?」
「ひぃぃぃ!?あの。ですね。決闘?をして、欲しいなぁ、って」
「あぁ?て言うかお前誰だ?まずは名乗れ。」
生意気なやつだ。だが、ミオリネとの約束を果たす良いタイミングだ。
「す、スレッタ•マーキュリー、です!水星から、来ました!」
あぁこいつがこないだミオリネが言っていた転校生か。
「良いだろスレッタマーキュリー。」
「や、やった!これで私も人気者…!」
何言ってるんだこいつは?
ばたばたばた
「ミオリネさん!!グエル先輩が!グエル先輩が!」
いつも通り決闘が終わるのをグエルの部屋で待っていたミオリネ。そこへ何故かフェルシーが走り込んできた。
「何よ。やっぱりビビって顔出せないって?しょうがないわね」
よっこいしょ。無駄にカッコつけようとするからよ。しょうがないから迎えに行ってあげるとしますか。
「違うんすよ!グエル先輩が決闘…負けちゃったっす…」
…は?
「はぁ!?」
誤字報告ありがとうございます!
本編を進めた方がいいか、このまま平和に過ごして行くか
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俺は止まらねぇからよ…
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平和が1番
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俺じゃなきゃ見逃しちゃうね