ベネリットグループ御三家の御曹司で、決闘委員会の筆頭で、現在のホルダーだぞ!   作:ボブ

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 前話で頂いた感想でライスシャワーの話があったのですが、まんまそれやんと思いました。

 追加。誤字修正ありがとうございます。


あんたは馬鹿で!負けず嫌いで…私の花婿でしょ…

 

 

 グエルが負けた?そんなずない!あいつに限って負けるなんて絶対に!だって約束したじゃない!それなのに!

 

 どこにいるのよ!電話も出ないし!あーもう!イライラする!

 

 「はぁ…はぁ…あの馬鹿!」

 

 あと行ってない所は…あ。

 

 

 

 「…こんな所で何やってるのよ…」

 

 「ミオリネか。」

 

 以前建てさせてから2人で過ごしてきた場所。私とグエル2人だけの場所。

 

 「決闘負けたんだってね…。」

 

 「…聞いたのか。」

 

 「えぇ。あんたの部屋で待ってたらフェルシーが血相変えて飛び込んできたわよ。…てゆーかあんたが報告に来なさいよ!何でこんなところに居るのよ!帰るわよ!私はもう疲れたの!色々準備してたってのに…」

 

 「いや、俺はもうお前の花婿じゃ…「うっさい!あんたは一回負けただけで諦めるの!?そんなにお利口さん!違うでしょ!私が知ってるあんたは馬鹿で負けず嫌いで…私の花婿でしょ…。いやよ私。あんた以外は。それともあんたは良いの?私が誰かに取られても?それに約束…覚えてるって言ったじゃない…」

 

 「…ふっ。少しは慰めてくれても良いんじゃないか?」

 

 「あんたに今必要なのは慰めなの?なら来なさい。私の胸に!」

 

 「はぁ…そうだな。今の俺に必要なのは」

 

 

 

 

 「父さん!お願いがあります!」

 

 「話は聞いた。お前は負けたままで終わる漢じゃないな?」

 

 「はい!」

 

 「よろしい。現在開発中のダリルバルデという機体がある。それで勝ちを掴み取ってこい。ミオリネ嬢を泣かせるなよ。」

 

 「…父さん。」

 

 「何だその顔は?そんな顔する暇があったら早く孫の顔でも見せにこんか!心配するな。俺は学生結婚にも理解ある大人だ。デリングのやつがぐだぐだ言ってきたら任せろ。飲み潰してやる…!」

 

 「気が早いよ父さん…」

 

 

 

 

 次は…

 

 「カミル!」

 

 「おうグエル。元気になったか?嫁さんのおかげだな」

 

 「…茶化すなよ。それより頼みがあるんだが」

 

 「あぁ、お前の新機体だろ?さっき届いたぞ。何でも新型AIとドローン搭載だとか。ちょうど今から調整に取り掛かる所だ。ご注文は?」

 

 全くこいつは…

 

 「お前に任せるよ。父さんが作ってお前が調整する機体だ。2度も負けられん。」

 

 「それだけじゃ無いだろ?」

 

 こ、こいつ!ずっとニヤニヤしやがって!

 

 「…あぁそうだよ!俺はホルダーの座を。ミオリネを取り戻す!誰にも渡さん!」

 

 「だってよ花嫁さん」

 

 !?!?

 

 「知ってるわよ…」

 

 「ミオリネ…何故ここに…」

 

 「あんたが!勝手に!どっか行ったから!探してたのよ!3日も連絡よこさないってどういう事よ!?」

 

 「…すまん。端末持っていくのを忘れて「知ってるわよ!だって私が持ってるから!ほら!」

 

 久しぶりに見るな般若ミオリネ。

 

 「何ニヤついてんのよ!」

 

 「グエル今日はもう休め。あと嫁さんに埋め合わせしとけ。今のお前に必要なのはそれだ。」

 

 「カミル!良いこと言うわね。行くわよグエル」

 

 「いや俺はシミュレーションを…「グーエールー?」はい」

 

 

 

 

 

 

 

 「ほらこのケーキあんた前に美味しいって言ってたでしょ。」

 

 「覚えてたか」

 

 「当たり前でしょ…馬鹿」

 

 「…ありがとうな。」

 

 「ん。」

 

 ん?ミオリネが隣に座る。ケーキを置いて、コーヒーを置いて、スプーンを手にして

 

 「…はい。」

 

 「ふむ」

 

 なるほど。これがあーんか。

 

 「いや何でだよ!」

 

 「何がよ!?」

 

 この流れで何であーんしてくるんだよ!静かに食べる場面だろ!?

 

 「おとなしく口を開けなさい!」

 

 近づけてくるなぁ!あ、ちょっ

 

 「わかった!それ以上押し付けようとしてくるな!落としたらもったいないだろ。」

 

 何故そこでドヤミネになるんだ…

 

 「ん」

 

 「えい」

 

 「ぐはっ!」

 

 痛い!?何でだ!?刺された!?だが俺は咽せたりせん!

 

 「あ、ごめん。」

 

 「…美味しかった。」

 

 危うくミオリネにケーキを吹きかけるところだった。

 

 「ミオリネ決闘に勝ったら改めて話がある。」

 

 「今じゃ駄目なの?」

 

 ケーキをパクつきながら首を傾げるミオリネ。

 

 「駄目だ。今の俺にはその権利もない。」

 

 「えー何よ言いなさいよー」

 

 そう。考えてみたら俺はまだミオリネに結婚を申し込んでいないのである。漢としてそれは駄目だろう。と言うかその前にやる事やろうとしてた俺ってどうなんだ?本当に誠実と言えたのか?くっ!わからん!

 

 グエルはやはり純粋だった!

 

 「俺を信じて待っててくれ。次は負けん。」

 

 「しょうがないわね。まぁ私はあんたと違って器が広くて理解ある花嫁だから我慢してあげるわ。」

 

 器が…広い…!?器って何だ?

 

 「何よその顔?あ!まさかあんた私の事馬鹿にしてるでしょ!?」

 

 何!?また顔に出てしまっていたのか!

 

 「言っておくけどね!私ほどあんたの事理解してるのはせいぜいラウダぐらいよ!」

 

 あ、そっちか。危なかった。

 

 「あ?もしかして私の器が小さいって思ってたの?」

 

 1日に2度も見ることになるとはな般若ミオリネ。だが俺は負けん!

 

 「そんなわけないだろミオリネ。俺はお前に救われている。」

 

 「わかれば良いのよ。」

 

 今度は照れミネ!?今日は機嫌が変わりやすいな。いや割といつもこんな感じか?まぁ全然器の話では無いけど納得してくれて助かった。

 

 「話変わるけどシャワー借りるわね。」

 

 「あぁ。」

 

 あぁ!?

 

 「何でだよ!?」

 

 「うるさいわね!あんたを探し回って今日も汗かいたからよ!文句ある!?」

 

 「あるわ!逆に何で無いと思った!?」

 

 何考えてるんだこいつは!?

 

 「良いでしょ別に…そんなに大きな声出さないでよ…」

 

 「…すまん。」

 

 そんな悲しそうな顔されると何も言えなくなる俺がいる。俺はいつからこんなにミオリネに弱くなったんだ。

 

 「ちゃんと待ってなさいよ…」

 

 言い残してささっと風呂場に入っていく。

 

 

 ……

 

 どういうことだ!?考えろ考えるんだグエルジェターク!これはそう言う流れなのか!?いや、だが俺は誠実であろうとしたばかりなんだが!?ラウダー!助けてくれ!今のうちに逃げるか!?

 

 「グエルーこれどっちがジャンプー?」

 

 「手前だ。」

 

 「ありがと。」

 

 逆に今のうちに人をここに呼べば良いのでは!天才か俺!いや待て駄目だ!そんな事をすれば風呂上がりのミオリネを他のやつに見られてしまう!そんな事許せるか?否!

 

 「ドライヤー使うわよ〜」

 

 「あぁ。」

 

 そうか!ペトラとフェルシーを呼べば良いのか!そうすれば何の問題もないはず…いや駄目だ!考えてみたらミオリネ以外の女子を部屋に入れた事なんて無いしそもそも何て呼べば良いんだ?一度考えてみるか…例えば。

 

 「お風呂空いたわよ。後このシャツ借りるわね。」

 

 「あぁ悪いな」

 

 そうだな。実は今ミオリネが部屋にいて困ってるから助けに来てくれないか?…いや意味がわからないな。なら 少し話でもしないか… 電話で済ませれば良いな。仮にミオリネが今風呂に入ってて気まずいなんて言って言いふらされたりしたら…あの2人に限ってそんな事はしないとは思うがそう言う話はすぐに広まるとも聞く。湯船にでも浸かって一度頭を休めるか。

 

 …っは!?俺はいつの間に風呂に!?

 

 「グエル〜大丈夫〜?随分長いけど。」

 

 「あ、あぁ。もう出る。」

 

 一体いつミオリネは風呂から出て俺は風呂に入ったんだ?何も覚えていない。心配されると言うことはよほど長い時間俺は風呂に入っているのか?逆に変なこと考えてると思われるのでは?さっさと出るか。

 

 グエルは考える事をやめた。

 

 「待たせたな。」

 

 「大丈夫?1時間くらい入ってたけど」

 

 「問題ない。」

 

 「なら良いんだけど。まぁ座りなさいよ。」

 

 「俺の部屋なんだが?」

 

 「良いでしょ今日くらい」

 

 ふむ。何故俺のシャツを着ているんだ?後恥ずかしそうな顔をしないでくれ!俺まで恥ずかしくなる!やっぱりそう言う事なのか!?

 

 

 (兄さん。男にはやらなければいけない時があるんだよ。)

 

 ラ、ラウダ!今がその時なのか!

 

 (そうだよ兄さん。言ったでしょ?兄さんなら大丈夫。)

 

 わかった。俺も男を見せる時だな。

 

 「何ポケっとしてるのよ?」

 

 「何を着ても似合うな…はっ!?俺は何を!?」

 

 「…変態」

 

 落ち着け!グエルジェターク!大丈夫だ。俺はやれる奴だ。まずはベッドに座っているミオリネの正面に正座して、

 

 「何でそこに正座するのよ。隣に座りなさいよ。」

 

 あ、はい。

 

 「それで…少しは元気出た?」

 

 「慰めてくれてたのか?」

 

 「はぁ?何で私が慰めなきゃいけないのよ!寧ろあんたが私を慰めなさいよ!」

 

 どう言う理屈なんだ。

 

 「…私はねあんただから良いかなって思えたのよ。クソ親父の言いなりになってトロフィー扱いされて、それでも相手があんたならまぁ妥協してあげようかなって。なのにあんなぽっと出のよく分からない子に負けて!泣きたいのは私よ!」

 

 そうか。そうだよな。

 

 「でもあんたは勝つんでしょ?私を取り戻すんでしょ?」

 

 何だか最近小動物感が増してきたな。

 

 「ちょっと!聞いてるの!」

 

 「ミオリネ。目を閉じてくれ。」

 

 「はぁ?…ん。」

 

 「本当は勝ってから渡そうと思ってたんだがな。」

 

 用意していた婚約指輪をミオリネの左薬指にはめる。

 

 「良いぞ。」

 

 「いつの間に用意してたのよ…綺麗ね…」

 

 「悪いなあまり高いのはまだ俺には買えん。だが「良いわよこれで。しょうがないからこれで満足してあげる。」

 

 「どう?似合うでしょ?」

 

 笑顔ミオリネか。ふっ。悪くない。

 

 「当たり前だろ。俺がお前のために選んだんだ。」

 

 「何よそれ。そこは素直に褒めときなさいよ!…まぁ良いわ。あんたの分は?」

 

 「何故俺がつける?」

 

 「はぁ…。ほら手を出しなさい。」

 

 何を言ってるんだこいつは?

 

 「はーやーくー!」

 

 あ、はい。

 

 「これで良し。まぁまぁ似合ってるんじゃない?私が選んだんだから当然だけど。」

 

 「婚約指輪って男女共に付けるものなのか?」

 

 知らなかった。親父は男が付けるのは結婚してからで良いって言ってたのに!

 

 「別に決まってないわよ。ただ…どっちも付けてた方が変な虫付かないでしょ…」

 

 「声が小さくて聞こえなかったんだが?」

 

 「知らない!もう寝る!」

 

 顔を真っ赤にして布団に潜り込むミオリネ。おい、寝るのか。そうか俺の勘違いだったのか。危なかった。

 

 「なら俺はラウダの所に行くか。おやすみミオリネ。」

 

 がし。

 

 「は?」

 

 「…あんたもここで寝るのよ…」

 

 「…一応言っておくが俺は男だぞ?」

 

 「…知ってるわよ…」

 

 …やはりそういう事なのか。

 

 「…えい」

 

 「うおっ!?」

 

 油断していたのもあって引っ張られただけで布団に倒れ込んでしまう。その先には当然ミオリネがいる訳で…

 

 「良いんだな?」

 

 「聞くな馬鹿」

 

 

 

 

 

 

 朝。

 

 やっちまったぁぁぁ!?!?

 

 落ち着けグエルジェターク。俺はグエルジェタークで、ラウダの兄で、父さんの息子だろ!?まずは深呼吸。すぅーはぁー。ふう。

 

 「…ん」

 

 まぁ考えてみれば良いのか?いや良くない!?結局俺は自分で決めた事も守れなかった男になっちまった!

 

 「がぶっ」

 

 がぶ?

 

 「いったぁ!?何で噛みついてきてるんだこいつは!?」

 

 「ふへへ…私の方が上ね…」

 

 どんな夢見てるんだこいつは。

 

 コンコン。

 

 「おいグエル起きてるか?開けてくれ。」

 

 「!?待てカミル!今は駄目だ!すぐに出るから待ってくれ!」

 

 「?わかった。格納庫で待ってるぞ。」

 

 あ、危なかった。急いでシャワーだけでも浴びねば!新たな来客の恐れもあるな。

 

 

 

 「悪い遅くなった。」

 

 「珍しいなお前がお寝坊さんとは。」

 

 「ちょっと色々あってな。」

 

 「まぁいい。機体の調整なんだがな最終はお前に乗ってもらってからじゃないとやっぱり難しくてな。頼めるか?」

 

 「もう終わるのか?早すぎるだろ。」

 

 「なーに大体はジェターク社の方で終わらせてたみたいだからな。そんなにやることは無かったさ。」

 

 よく見てみると目にクマが。

 

 「お前まさか徹夜か?」

 

 「俺らのリーダーがリベンジに燃えてるんだ。俺たちエンジニアだって熱くなるに決まってるだろ?大丈夫5重チェックぐらいはしてるから抜かりないさ!」

 

 「…ごめんなさい。」

 

 「謝るな。俺はお前が2度も負けるとは思ってない。存分に暴れさせてやるさ。」

 

 「いや、本当にごめん。」

 

 「良いって良いって。そんじゃすぐに始めれるか?」

 

 「あぁ。任せろ!」

 

 

 

 

 「水星女。俺と決闘しろ。」

 

 その日のうちに俺はリベンジの申し込みを叩きつけた。

 

 「え、いや、ですけど…」

 

 「あぁ!?」

 






 

本編を進めた方がいいか、このまま平和に過ごして行くか

  • 俺は止まらねぇからよ…
  • 平和が1番
  • 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
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