ベネリットグループ御三家の御曹司で、決闘委員会の筆頭で、現在のホルダーだぞ!   作:ボブ

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俺はお前の花婿だが、ジェターク寮の寮長でもあり、決闘委員会の筆頭なんだ。

 

 

 

 

 

 「久しぶりに温室に来たな。」

 

 「あんたはね。もう体調は大丈夫なの?」

 

 そう。このグエルジェターク。ストレスによる胃痛で4日程寝込んでしまっていたのだ。いつから俺は軟弱になってしまったんだ。

 

 「あぁ問題ない。迷惑かけたな。」

 

 「…別に、花婿の看病するのぐらい当たり前だし…」

 

 「それでもだ。小さな事でもお前との事は大事にしていきたい。」

 

 「あんたそんな台詞吐いて恥ずかしく無いの?」

 

 呆れミオリネ!?くっ。最近しょっちゅう呆れられてる気がするぞ!

 

 「はい。これ頼むわ。」

 

 む。何だこの独特なフォルムの台車は?

 

 「それはね、「待て!」何よ。」

 

 タイヤが一つ。持ち手らしき場所が二つ。この持ち手らしき場所の下についている三角形は何だ?そして底が沈んでいる。この事から導き出される答えとは…

 

 「わかったぞミオリネ。」

 

 「へー。聞こうじゃない。あんたの推理を。」

 

 「これは水を運ぶ…

ちらっ はぁ…

 と思わせて実は土を運ぶ手押し車だ!」

 

 「!凄いじゃないグエル!もしかして私に内緒で勉強してたの?まぁ別名猫車とも言ったりするんだけどね。」

 

 ふっふっふ。舐めるなよミオリネ。俺は常日頃から成長し続ける男。表情から正解かハズレかぐらいは察しがつくのさ。

 

 「じゃあ使い方とかも分かるわね!」

 

 「…あぁ。問題ない。」

 

 「それじゃあ地球寮から土もらってきてもらっていい?あそこは動物も飼ってて、いい肥料になるのよね。あ、話は通してあるから。」

 

 

 

 

 さて。ミオリネが温室の中に入っている今のうちにこいつをどうにかするしかないな。まずは持ち上げてみるか。ふん!こいつはなかなか!

 はぁはぁ流石に持ち上げて地球寮まで行くのは厳しいものがあるな。まぁ考えるまでもなくタイヤがついているんだ。このタイヤを支点に動かすって事か。

 

 なるほど。これは凄いな。単純に持ち手を持ち上げて押すだけとは。しかも手を離せば三角部分が支えになって倒れる心配もない。これなら簡単だな。

 

 

 

 「誰かいないかー?ミオリネからの使いなんだがー」

 

 「はいはーい。話は聞いてますよっと。お、グエルじゃん!こないだの決闘最高だったぜ!俺はいつもお前の勝利を信じてるからよ!次も頼むぜ〜」

 

 「誰だお前は。」

 

 

 

 

 ふぅ。

 

 「ミオリネ持ってきたぞ。」

 

 「早かったわね。それじゃちょっと休憩にしましょうか。」

 

 

 

 

 「そう言えばこないだの決闘って結局どうなったんだ?」

 

 「ふん。そんなの私が勝ったに決まってるでしょ?あんたの好きな…私の得意分野なのよ。」

 

 ドヤミネ…

 

 「俺はお前に何も作ってもらった覚えがないぞ…」

 

 「こ、今度何か作ってあげようか?」

 

 そうだな。スイーツ系で好きなものはあまり浮かばないが強いて言うならこないだのチョコケーキか。だがあれを作ってくれと言うのも違う気がするしな。

 

 「因みにミオリネのおすすめは?」

 

 「はぇ?そ、そうね。は、花嫁の作るものと言えば肉じゃが…とか?」

 

 この流れでスイーツ系じゃ無いのか!?危なかった。

 

 「ふむ。確かに花嫁修行の一環的な話をペトラ達が厨房で言ってた気がするな。なら、ミオリネが作れる時に頼めるか?」

 

 「任せなさい!最高の肉じゃがを食べさせてあげるわ!」

 

 

 

 

 「ペトラー!助けて〜!」

 

 「ど、どうしたんですかお義姉さん!?」

 

 突撃。隣のペトラさん。

 

 「なるほど。見栄を張って作れない料理を作ると言ってしまったと。」

 

 「…うん。」

 

 「任せてください!肉じゃがはたくさん練習しましたから!」

 

 「ペトラ〜!」

 

 「うわっ!ちょっ!抱き付かないでくださいよ〜!」

 

 

 

 

 

 さて。俺の知る限りミオリネが料理なんか出来るわけがない。だが漢として出てきた料理は全て平らげる覚悟はある。

 

 「出来たわよ!」

 

 来たな。さてどんなものが出てくるのか…ゴクリ

 

 「ふふん。そんなに楽しみにしてたのね。」

 

 「あ、あぁ。当たり前だろ。お前の手料理なんだからな。」

 

 ドヤテレミネ!?は、初めてみたぞ。

 

 「ほ、ほら!あーんしなさい!あーん!」

 

 「いや、自分で食えるわ。」

 

 「良いでしょ別に!誰がみてるわけでも無いし!」

 

 はぁ。こいつ定期的に勢いよく突っ込んでくるんだよなぁ…

 

 「ん。」

 

 「えい。」

 

 ふむふむ。…こ、これは!

 

 「う、美味い!」

 

 「…あ、当たり前でしょ!私料理得意なんだから!」

 

 知らなかった。昔はどんな物でも焼き焦がしたり、砂糖と塩を間違えたり散々だったのに。しかも注意すると逆ギレしてたし…

 

 

 

 

 「で、何で当たり前のようにベッドを占領してるんだ。」

 

 「…だってあの日から色々あったから…」

 

 「はぁ…」

 

 「良いでしょ!こんな美少女と!…その…」

 

 何で自分から言い出して照れてるんだこいつ。

 

 「ほら詰めろ。俺は寝る。」

 

 「えぇ!?寝るの!?」

 

 「寝る。明日早いんだ。」

 

 「…いや、でも、ほら?ね?」

 

 …寝よ。

 

 

 

 

 「ふぁ。…ん?」

 

 何か身体が重い。布団の中を捲る。

 

 「うへへ。グエルのアホ〜」

 

 …何だこいつ起きてんのか?て言うかコアラかよ。何で手も足も巻きつけてきてるんだよ!普通に寝たらそうはならんだろ!

 

 「おいミオリネ。朝だぞ。」

 

 「んー?あ、グエルだーおはよーのちゅーだよー」

 

 ちょっ!

 

 「んん!グエルの味だぁ〜」

 

 ぽふ。

 

 こ、こいつ!朝が弱いのは知ってるがキスだけしてまた寝やがった!?

 

 「おい起きろ!俺は用事があるんだって!」

 

 「あと5分〜」

 

 「起きてんだろお前!」

 

 「いーやーだー!私と用事どっちが大事なのよ!」

 

 朝からめんどくせぇ…だが、この返答間違えばまたこいつはブチギレる。

 

 「いいかミオリネ。俺はお前の花婿だが、ジェターク寮の寮長でもあり、決闘委員会の筆頭なんだ。実は最近色々任せっきりになってたからそろそろ俺もやらないといけないんだ。わかってくれるな?」

 

 「…グエルのばーか!もう知らない!」

 

 髪ボサボサミネはそう言って部屋を飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 「ペトラ〜!」

 

 「はーいペトラですよ〜どうしましたか〜?」

 

 すっかり対応に慣れてきたペトラ!

 

 「グエルがぁ!グエルの馬鹿でアホで間抜けがぁ!」

 

 えぇ!?そんなに罵倒するぅ!?

 

 「ま、まぁまぁ一回落ち着きましょう。」

 

 

 

 「なるほど。要するにお義姉さん的には他の事全てほっといて私を優先してよって事ですね!」

 

 「違っ!違うのよ!そこまでは言ってないでしょ!ただ、その、あれじゃない?ね?」

 

 顔真っ赤で手をブンブンさせるお義姉さん可愛い。

 

 「わかりますよお義姉さん。私もラウダ先輩には他の事ほっといて私だけに構えよって思う事ありますもん。」

 

 「や、やっぱり、思う?変じゃない?」

 

 今度はしゅんとしちゃって何だこの可愛い生き物。

 

 「全然!むしろこれはグエル先輩が悪いです!」

 

 「そうよ!そうよね!」

 

 「はい!」

 

 「文句言いに行ってやる!」

 

 「あ、その前に着替えません?」

 

 「…それもそうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見つけたわグエル!!!て、何で横にスレッタがいるのよ!…あの子顔真っ赤じゃない?ちょっと何話してるのよ…声が小さい!…隠れて近づけば声ぐらい聞こえるわよね。

 

 

 「…なので、グエルさんが」

 

 聞こえてきた。一体何話してるのよ。

 

 「デ!」

 

 で?

 

 「デート!してください!」

 

 !?!?!?「はぁぁぁ!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 ちょっと話が飛び飛びで申し訳ないです。
 
 誤字報告ありがとうございます。こんな機能があったんですね…

本編を進めた方がいいか、このまま平和に過ごして行くか

  • 俺は止まらねぇからよ…
  • 平和が1番
  • 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
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