時を遡り、クリスマスの10日前の12月15日。
ユウユ「ミレイさんへのクリスマスプレゼント、用意しないと…」
そう言い、ユウユは朝食を済ませ、ミレイと一時離れることに。
ユウユ「ミレイさん、ちょっと出かけてきます。」
ミレイ「ユウユ、どこへ行くの?」
ユウユ「買い物です。」
ミレイ「買い物?ユウユ、何を買いに行くの?」
ユウユ「それは、帰ってからのお楽しみです。」
そのまま家を出て、しばらく歩いて、お店に到着。
そしてユウユは、マフラーの売ってある店を見つける。
ユウユ「ミレイさんとクリスマスデート行きたいし……そうだ、マフラーをあげよう。色は……ミレイさんの髪と同じ色にしよう。お揃いにすればきっとミレイさんも喜んでくれるはず。」
マフラーを手に取り、さらにその店を回っていると、手袋のあるエリアに来た。
ユウユ「手袋も買って渡そう。ミレイさんの手、この間触った時かなり冷たかったから、少しでも温まってくれると嬉しいからこれにしよう。」
そのままレジへ向かい、マフラーと手袋を購入。
そしてユウユは帰宅し、部屋へ戻って行った。
ユウユ「ただいま。」
ミレイ「おかえり、ユウユ。何を買ってたの?」
ユウユ「クリスマスにミレイさんとデートしたいですから、ミレイさんへのマフラーと手袋を買っていました。」
ミレイ「嬉しい!ユウユありがとう!大好き❤」
そのまま時が流れ、クリスマス。
ユウユはプレゼントで買ったマフラーと手袋をミレイに渡そうと決めていた。当日、ユウユはまさかの寝坊をしてしまい、目が開けるとタイミングが良いのか悪いのか、ミレイにキスされていた。
ユウユ「……!?」
ミレイ「んっ……。
あれ、ユウユもしかして起きた?」
ユウユ「えっ、はい……起きましたよ?」
ミレイ「~~~///」
起きたと聞かされ、ミレイは思わず赤面。そのまま枕を取って顔を隠す。
ミレイ「ユウユのばか…///」
ユウユ「す、すみません……。」
そしてユウユは改めて挨拶し、身体を起こした。
ユウユ「おはようございます、ミレイさん。」
ミレイが身体を起こすのと同時に、ユウユも身体を起こして、ミレイの身体を支えてベッドを降りる手助けをする。
ミレイ「私のためにいつもありがと。」
ユウユ「いえいえ。僕ができる最大限の事をしてるだけですから。」
微笑みながら2人は話す。
2人は仲良く手を繋いで階段を降りていく。すると、居間から良い香りが2人の鼻を擽った。
ナツコ「あら、おはよう。ご飯出来てるわよ?」
ユウユ「ありがとう、お母さん。」
ミレイ「ありがとうございます!」
ユウユ「お姉ちゃん達は?」
ナツコ「ん?お友達と遊びに行くーって言ってさっき出てったわよ?」
ユウユ「早くない?」
ナツコ「まぁいいんじゃない?これも青春よ。」
ミレイ「私たちもお出かけしよ?クリスマスだから!」
ユウユ「はい!じゃあご飯食べたら行きましょっか!」
ナツコ「はい、今日も寒いでしょ?おうどんなら温かいうちに食べれるでしょ?」
ユウユ「ありがとう、お母さん。」
ミレイ「いただきます!」
2人はうどんを食べ始める。
ミレイ「美味しいっ!ねぇユウユ、そっちもちょうだい!」
ユウユ「はい!じゃあ口だけ開けてくださいね?」
ユウユは息をふきかけて少し冷ました後、ミレイにうどんを食べさせた。
ミレイ「そっちも美味しい!
じゃあこっちもあげるね!」
同じことをユウユにしたりと朝からイチャイチャしているのを微笑ましくナツコは見ていた。
ナツコ「(青春ねぇ……。ふふっ。)」
ユウユ「……お母さん、どうしたの?」
ナツコ「ううん。なんでもないわ?
おかわりはまだあるから足りなかったら言ってちょうだい?」
ミレイ「ありがとうございます!」
ユウユ「じゃあ僕おかわり。」
ナツコ「はーい。じゃあこっちきて〜。」
ユウユは器を持って立ち上がり、鍋の中のうどんを取る。
そして元の席に戻ってまたうどんを食べ始める。
ミレイ「わ、私もおかわり…!」
ナツコ「はーい。」
ナツコはミレイの器を取ってうどんを取る。そのままミレイの前まで持っていって、ミレイはまた食べ始める。
ミレイ「うん、やっぱり美味しい…!」
ナツコ「ありがと。作りがいがあったわ?」
ユウユ「余ったらどうするの?」
ナツコ「ん?まぁ私が食べるから気にしなくていいわよ。」
ユウユ「わかった。ありがとう。」
そのままユウユは食べ終わり箸を置いた。
ユウユ「ごちそうさまでした。」
ナツコ「お粗末さまでした。」
ユウユはまた立ち上がって台所まで向かって、使った箸と器を台所に戻す。
そのまま洗おうとした時、ナツコが止める。
ナツコ「いいわよ、私がやっとくわ。」
ユウユ「えっ、でも──」
ナツコ「ミレイちゃんの隣に居てあげなさい?」
ユウユ「……わかった。」
そのままユウユはミレイの隣に座る。
するとミレイはユウユの方を向いた。
ミレイ「ユウユ、またあーんして?」
ユウユ「ふふっ、わかりました。
ふぅー、ふぅー。はい、あーん?」
ミレイ「あむっ。
むぐむぐ。美味しいっ。」
ユウユ「ふふっ。」
ミレイ「ふぅー、ふぅー、ふぅー。
はむっ。うぅー……熱い……。けど美味しい……!!」
ユウユ「ミレイさん、本当に美味しそうに食べてますよね。」
ミレイ「うん!あふっ。本当に美味しいんだもんっ、熱いっ。」
ユウユ「ミレイさん、僕が冷ましましょうか?」
ミレイ「いいの?ユウユ大変じゃないの?」
ユウユ「大丈夫ですよ。ミレイさんのためですから。」
ユウユはまた息を吹きかけ、ミレイのうどんを冷ます。
そのままミレイはまた食べ始める。
ミレイ「うん、ちょうど良くなった!ありがとうユウユ!」
ユウユ「いえいえ、僕なりにできることしただけですから。」
ミレイは再びうどんを食べ始め、しばらくユウユはその様子を笑顔で眺めていた。
ミレイ「ごちそうさまでした!」
ミレイの代わりにユウユが食器を片付けて部屋に戻り、ユウユはプレゼントの袋をミレイに渡した。
ユウユ「ミレイさん、クリスマスプレゼントです。」
ミレイ「ありがとう!マフラーと手袋なんでしょ?
私につけてくれたら嬉しいな?」
ユウユ「はい!
それじゃあ、行きますね?」
ユウユは袋を開けて、ミレイの首にマフラーを着け、手に手袋を着けた。
ミレイ「……暖かい。」
ユウユ「そう言ってくれて嬉しいです。」
2人は笑い合い、ユウユはミレイを着替えさせて、コートを着せて自分も着替えて出かける準備を済ませて2人は外へと向かった。
ユウユ「それじゃあ、行きましょっか!」
2人は手を繋いで身を寄せあって街を歩いていた。
ミレイ「ぅぅっ…寒い…。」
ユウユ「真冬ですからね……。
ミレイさん、もっと寄ってください?」
ミレイ「えっ、うん……。」
ミレイは言われるがままさらにユウユに身を寄せると、ユウユは自身の誕生日プレゼントで貰ったマフラーを、少しミレイの首にも巻いてあげた。
ミレイ「暖かい…かも。
ユウユ、マフラー巻いてる?」
ユウユ「はい。ちゃんと巻いてますよ。このマフラー少し長いから、ミレイさんにも共有して一緒に暖かい格好しようかなと思いまして…。」
ミレイ「ありがとう、ユウユ。(ユウユってば、なんでサラッとこんな事できるの?!///)」
ユウユ「ミレイさんがマフラーと手袋を貰ったからこんなこと出来てますから。ミレイさんも手袋してますしね?」
ミレイ「うん///ありがとうユウユ///」
街中にイチャイチャしているため、周りの一般人にめちゃくちゃ見られていた。
ユウユ「あっ///」
ミレイ「……///」
ミレイはユウユに抱きつく力を強くし、ユウユにしっかり抱きつく。
ユウユ「ちょっ、ミレイさん!?」
ミレイ「むぅー…。私、恥ずかしい思いしたもん、ユウユも恥ずかしい思いしてっ。」
ユウユ「……///」
街中を歩き、ユウユ達は歩く。
しばらく道を歩いていると、トマリとザクサに出会った。
ザクサ「ユウユとミレイちゃん?奇遇だね、こんなところで。」
ユウユ「ザクサさん!トマリさん!」
トマリ「あら、2人ともデート中みたいね〜。」
ミレイ「うん。ユウユと一緒にデート中ですっ!」
トマリ「ふふっ、楽しそうねぇ〜。私たちもデート中よね、ザクサ?」
ザクサ「そうだね。俺達もデート中だ。」
ミレイ「良かったら一緒に回ろ!」
ユウユ「ええっ!?」
トマリ「いやぁ、どうする?」
ザクサ「2人っきりの方がいいだろう?」
ユウユ「えっ、でも……」
トマリ「ほらユウユ、ミレイちゃんに男を見せてあげなさい?
私達も楽しんでくるわね?」
ミレイ「むぅ…。なら仕方ないよね……。」
そのまま2人はお昼ご飯を済ませたりしながら歩いていた。そうして時間は過ぎていき、夜になっていった。
ユウユ「イルミネーションで街が綺麗……!!」
ミレイ「ロマンチック……だね。私も、見てみたいな……。」
ユウユ「ミレイさん……。」
ミレイ「でも、私にはユウユがいるから平気だもん!
イルミネーション、私の分も楽しんでね?」
ユウユ「はい!」
ユウユはミレイの代わりにイルミネーションを見つつ、ミレイを抱き寄せる。
ミレイ「ふぇっ!?」
ユウユ「ミレイさん、人が多くなってきたので絶対に離れないでくださいね?」
ミレイ「う、うん!」
ミレイは強くユウユを抱きしめながら、人だかりを進んでいく。
ユウユ「ふぅ…。ひとまず人の波からは逃げれましたね。」
ミレイ「ねぇユウユ、ここって?」
ユウユ「近くの小さな公園です。今は誰もいないみたいです。」
ミレイ「そっ…か。ありがと、ユウユ。」
ユウユ「まだ、人の大きな声とか苦手だったりしますか?」
ミレイ「……ちょっとだけ。でも、前程じゃないよ。」
ユウユ「僕は、ミレイさんに無理をして欲しくない…です。何かあったら、すぐ相談して欲しいです。」
ミレイ「うん。わかったよ、ユウユ。」
そのままミレイは握っていたユウユの袖をくいっと引っ張る。
ミレイ「ねぇユウユ?」
ユウユ「え、はい……なんでしょう?」
ミレイ「ちゅー、しよ?」
ユウユ「えぇっ!?ここで……ですか?」
ミレイ「うん。それとも……嫌?」
ユウユ「嫌じゃない……ですけど、もし人来たら……。」
ミレイ「なら見せつけてあげよ?」
ユウユ「すごいこと言いますね……。」
ミレイ「ねぇ、早くちゅーして?」
少し急かされたユウユは、胸に手を当て、息を整え、ミレイの頬に優しく触れてキスをした。
しばらく沈黙が続き、2人の顔が離れていくと、ミレイは満更でもなさそうな顔をしていた。
ミレイ「ふふっ、ユウユとちゅー出来てよかった。さ、帰ろ!」
ユウユ「はい!時間も時間ですし、帰りましょっか!」
2人は立ち上がって再び手を繋ぎ、家へと帰っていった。
それを見るかのように、空には綺麗な星がそこにはあった。