Divinezのopである切札をずっと聞いてる。
誕生日前日である1/15の深夜、ザクサとトマリは皆が帰った後の誰もいないワンダヒルにいた。
ザクサ「トマリ、明日誕生日だろう??」
トマリ「そうねぇ。と言ってもあと数分だけど。」
ザクサ「プレゼント、何が欲しい?」
トマリ「ん〜…。ペンダントとか貰ってもなぁ…。仕事柄付けられないからなぁ〜。
……じゃあ、ザクサかな。」
ザクサ「俺?」
トマリ「実は明日ね、お休み取ったのよ?だから私明日一日フリーなの。
だからデートに行こうかと思ってねぇ。」
ザクサ「うん。そうしよっか。
……だけど、絶対暖かい格好してね?」
トマリ「ん?な〜に〜?私のこの格好見られたくないってこと〜?」
揶揄うようにトマリは笑いながらザクサを肘で小突く。
ザクサ「……それもあるけど、風邪ひかれたら困る。」
トマリ「あら、随分と素直だこと。」
ザクサ「それはそうだろう?だって、トマリは俺の恋人なんだよ?不特定多数の男にトマリのこの格好を見られるのが嫌だ。」
トマリ「あら。それ言ったらブラックアウトで皆が散々見てるじゃない。」
ザクサ「それはそれ、これはこれ。ブラックアウトの皆は許してる。
……正直嫌な気持ちなのは少しあるけど。」
トマリ「ほんっと、ザクサのそういうところ、可愛い!!」
突然トマリはザクサに抱きついてくる。
ザクサ「えっ!?ど、どうしたのトマリ!?」
トマリ「ふふっ。ん〜?なんでもないわよ?ただザクサに抱きついて暖を取りたいだけよ?」
ザクサ「そう言ってくれるのは嬉しいけれど、実際そんなに暖かくないと思うけれど?
あと上着着ればいいんじゃ……」
トマリ「そういうこと言わないのッ。」
ザクサ「……ごめん。」
時計を見ると、日付が変わる15秒前だった。
トマリ「じゃあザクサ、目瞑って?」
ザクサ「えっ、トマリ!?」
トマリ「いいから!」
ザクサは言われた通りに目を瞑る。
不意に唇に感触を感じるザクサ。目を開けると、トマリがキスをしていた。
トマリ「ふふっ。」
ザクサ「誕生日を迎えるタイミングでキスなんて、トマリはロマンチストだね。」
トマリ「たまにはいいでしょ?こういうこと、滅多にできないんだし。」
ザクサ「そうだね。
ところで、この後は一旦解散にするかい?」
トマリ「うーん、ザクサの家行ってもいいかしら?」
ザクサ「いいよ。
この前はトマリの家に行ったしね。今度はこっちが迎える番だね。」
そのままザクサの家まで向かう2人。
着くと真っ先にトマリはザクサをベッドに押し倒した。
トマリ「待ってたわよ、この時を。」
ザクサ「と、トマリ…!?」
ザクサは一瞬ナニが始まるのかと驚くも、トマリは普段のテンションに戻して喋り始める。
トマリ「私ずーっとザクサの家来てみたかったのよね〜。」
拍子抜けしたザクサは、少し悲しそうな顔しながらトマリを見る。
トマリ「まぁ、ザクサのイメージ通りって感じね──
って、なーに、ザクサ。もしかして期待した?」
ザクサ「し、してない…。」
トマリ「いーや、その顔はしてた顔でしょ?
警察の私を舐めないでちょうだい。」
にっこりと笑顔で話すトマリ。
ザクサ「……まぁ、少しだけ期待した。」
トマリ「〜〜〜〜〜!!!
もう、ほんっとにザクサのそういうところ好き!」
ザクサ「ちょっ、トマリっ、近い近いっ。」
トマリ「別にいいでしょー?
言っちゃ悪いけどこの部屋ちょっと狭いし。」
ザクサ「それはごめん。今日トマリが来るって思ってなくて、大学の課題やってそのまま片付けてなかった。」
トマリ「しょーがないにゃー。
なら、トマリお姉さんが片付けを手伝ってあげよう!」
ザクサ「いいよ、俺一人でも出来る──」
トマリはザクサの話を遮って話を進める。
トマリ「いいからっ、人の好意は無下にしちゃダメよ?」
そのまま2人は部屋の片付けをし始める。
ザクサ「トマリ、その画材はこっちだよ。」
トマリ「あら、ごめん。
これは?」
ザクサ「それはそこに置いといていい。」
トマリは襖を開けると、埃っぽい感じがトマリを襲った。
トマリ「けほっけほっ。随分とここ埃っぽいわね。
掃除しなきゃじゃない?」
ザクサ「掃除…だね。」
トマリ「流石にこの時間に掃除機なんてかけたら近所迷惑だし、ほうきとちりとりない?」
ザクサ「ちょっと待ってて。」
作業を終えたザクサは立ち上がってほうきとちりとりを探し始める。
ザクサ「確かここの棚に……あった。
……トマリ、見つけたよ。」
トマリ「おんじゃ、お掃除ターイム!」
2人は掃除をし始めて、なんだかんだと片付けをし始めてから2時間程度が経過していた。
トマリ「ふぅ。ざっとこんな感じかにゃ〜。」
ザクサ「何から何までごめんね、トマリ。」
トマリ「いいのいいの!私が好きでやった事だし!
そ・れ・に、まだプレゼントを貰ってないにゃ〜。」
ザクサ「それはっ…今日のデートで買って渡すつもりで──」
トマリ「ザクサ、それだけで私が満たされると思ってる?」
ザクサ「……思ってない。」
トマリ「あら、物分りがよろしいことで。
それじゃあお待ちかねの、ご褒美タイムと行こうかにゃ〜。」
そう言って、またザクサをベッドに押し倒すトマリ。
そして熱い熱い夜を過ごした2人。
ザクサ「んっ……?時間は──」
ザクサが目を覚まして見た時間は、AM10:30。もうすぐ昼時になる時間帯。
ザクサ「まずい。トマリを起こさないと、デートの時間がなくなってしまう。」
ふと隣を見ると、熱い夜を過ごしたそのままの状態ですやすやと寝息を立てているトマリがいた。
ザクサが着替えようと出ようとすると、トマリが手を伸ばしてザクサを掴む。
ザクサ「……しょうがないな。」
トマリが起きるまでザクサは1人静かにトマリの横で寝顔を眺めていた。
ザクサ「この顔、絵に描きたいな。」
なんてことを考えたりしながら起きるまで待っていた。
そんなことをしてるうちにAM11:00。流石にトマリを起こそうとトマリの身体を揺すった。
ザクサ「……///」
熱い夜を過ごしてそのまんまの状態でトマリが寝ていたため思わず息を飲むが押さえ込んでトマリを起こすことに専念した。
ザクサ「トマリ、起きて。もうそろそろお昼になるよ。」
トマリ「んにゃ…?んんっ…?」
ザクサ「随分とお眠りだったようだね、お姫様?」
トマリ「おはよう、ザクサ。……眠いっ。」
ザクサ「とりあえず着替えを用意してこようか?」
トマリ「ううん、私昨日持ってきてたのよ…?」
寝起きでふにゃふにゃな声を出しながらトマリはカバンから着替えを取り出す。
トマリ「とりあえず、ちょっとだけ恥ずかしいからこっち見ないでね。」
そう言って着替え始めるトマリ。
ザクサもタンスから着替えを取りだして着替え始める。
トマリ「よぉし、着替え完了。今日の私はとびきり可愛い!」
ザクサ「うん。ほんとに可愛いよ、トマリ。」
トマリ「あら、ありがとうザクサ。」
ザクサ「ところで、ご飯どうする?」
トマリ「そうねぇ…。外で食べようかしらね。もちろん、ザクサも一緒で。」
ザクサ「喜んで。」
2人は暖かい格好をした状態で外へと向かう。
トマリ「さっすがにこの時間になると人だかりが多いわね〜。
あー、腰がバッキバキよ。全く…。」
ザクサ「それは……ごめん。」
トマリ「今日は気分もいいし誕生日だから許しちゃげる。
まぁ、たっくさん愛してくれたし、いいかにゃぁ。」
ザクサ「ごめんね。」
トマリ「もしもの事があったら責任とってもらわないとねー?」
ザクサ「もちろん、そのつもりさ。」
トマリ「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない。」
ザクサ「1人で背負わせるつもりはないから。」
トマリ「男前ね〜。ふふっ。じゃあ行きましょ!」
こうして、デートは続いていく──
執筆時間が……取れないっ…!!
2月から3月は学校ないから時間は取れそうなんだけどなぁ…。