20日以降は試験勉強と仕事がダブルで忙しくなる予定なので更新はかなり厳しくなると思いますのでダッシュっでアップしていきますよ!
「それってさぁ・・・。」
「あんだよ。」
「どっからどう見てもデートじゃね?」
「だよなぁ・・・。なんで気が付かなかったんだろ・・・。」
ネットの通話をしながら拓哉とゲームをしていた俺は数時間前の出来事を思い出す。
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俺は生徒会の取材を終え海未と帰りながら明日の作詞の打ち合わせをしていた。
「何か行きづらいところで作詞してるのか?ネカフェとか?」
「わざわざそんなところでしません!」
「じゃぁ、どこでやってるんだよ。」
「お気に入りの喫茶店でやってます・・・。」
「なんだよ、別に言いよどむようなとこじゃないじゃん。」
「そ、そうですが・・。」
「ちょうど明日学院休みだし・・・海未明日予定あるか?」
「えっ!?特に無いですけど・・」
「そんじゃ明日行くか」
「えっ・・・・・ええぇ!?」
そんな驚かんでも・・。
「明日行かないと日程的に行けそうにないしさ。」
「そ・・・そうですね・・。」
明らかに動揺している海未に首を傾げつつ集合時間やら場所を決めていく俺。
「あ、あの・・宏樹・・。」
「どうした?」
「μ'sの皆を呼んだりしないんですか??」
「いやいや、海未の取材じゃん。しかも作詞はほぼ海未がメインだろ?」
「そうなんですけど・・・。」
海未の抗議に目もくれず取材の許可を貰うようにお願いして分かれ道まで来る。
「そんじゃ、撮影の許可だけ頼むわ。」
「はい・・・。あの宏樹・・・。」
「ん?」
「あ、明日は楽しみにしてますね!」
「お、おう・・・。」
そう言うなり海未は逃げるように立ちっ去っていった。
俺は顎に指を当て首を傾げつつ海未を見送っていた。
海未の最後の態度に『?』を浮かべまくって家路に就く。
「ただいまー」
「おかえり。今日は帰るの遅かったのねー」
「生徒会の仕事手伝わされてねー」
母親と何気ない話をしつつ家に上がる。
「海未ちゃん達の部活参加してから大変そうねぇ・・・」
「笑いながら言うと全然大変と思ってないように聞こえるから。」
「忙しいってことはお休みだけど明日も登校?」
「いや、部活は休みだよ。」
お弁当作らなくて済むからよかったーと母親は能天気なテンションで話しかけてくる。
「あ、でも出かけることは出かけるけど。」
「また、澤村くんとゲームセンター?」
「いや、海未と取材の絡みで喫茶店行ってくるわ」
呆れ気味に話しかけてるくる母親に俺は素っ気なく答えると母親は笑顔全開になる。
「最近、海未ちゃんと仲良しねぇ・・宏樹!」
「取材だよ!取・材!」
「えーでも、この前はウチに上がり込んで宏樹を起こしに来て今度はデートでしょ?宏樹も隅に置けないわぁ・・・」
青春に飢えてる母親の話を「はいはい」とスルーしようとした時大事なワードに気がつく。
「オカン今何て言った・・・?」
「デートよデート!!羨ましいわぁ・・・幼馴染の特権であんな可愛い子と!」
『デート』
この単語を聞いて自分の血の気が引いていく感覚が分かった。
「宿題・・してくるわ・・・。」
青ざめてるであろう自分の表情など考えられることも出来ずフラフラと俺は自分の部屋へ入っていく。
自分の部屋のドアを閉めた瞬間俺は膝から崩れ落ちる・・・。
(これアカンやつやろォォォォォォ!!!!!!!!!)
そう心のなかで叫びつつ頭を抱え床をゴロゴロと転がる。
(あの会話だとデートにならないように気を使ってる?海未に対してあくまで1対1でデート行きたがってるクソ童貞にしか見えねぇじゃねぇかぁぁぁぁ!!!)
(アカン・・・これはアカン・・・。)
そうやってやり場のない恥ずかしさを全身で無駄に表現していると拓哉からオンラインゲームの誘いが来て冒頭の話へと繋がる。
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「このカッコ悪さどうすればいいもんか・・・。」
「別にカッコ悪くねぇから・・・。」
拓哉は呆れながら俺の話を聞いている。
「別に取材なんだろ?」
「だけどさぁ・・どう見てもデートじゃん・・・。」
「そもそもさぁ・・・」
「なんだよ」
「お前はデートだったら嫌なの?」
そう拓哉に言われ俺は何も答えられなかった。
「はぁ・・・イヤじゃねぇのにウダウダ言ってるんだろ?」
「う、うるせーよ」
何も言い返せない。
「はいはい、ホントに成長しないヘタレですね。」
「・・・。」
「お前、どうせ今 (´・ω・`) って顔してるんだろ」
「うっ・・・。」
顔までバレていた・・・。
「まぁ、長い付き合いは嘘つきませんわ」
拓哉はいつもどおりの口調で話してくれる。
「お前らも変わらにゃーいかんタイミングなんじゃないかとか俺は思ったりするがな?」
「変わるって何がだよ・・・。」
「お前に染み付いた古い考えだったりだよ。」
ぼやっとしか拓也は答えなかった。
「実際お前は園田さんのことどう思ってるん?」
「んなっ!?」
「別に今は答えなくていいわ。めんどくせーし。」
余計な一言を言われて黙る。
「まぁ、その時が来たら教えてくれよ。」
「分かった。」
「俺が言えることは❝before you turn away !❞だな。」
「はっ?」
イキナリ英語をぶっ込まれて呆気にとられる。
「取り敢えず明日は楽しめよ。あー飯の時間だわ。」
「おい、チョット待て!お前一方的に喋っただけじゃねーか!」
「わりぃわりぃ、でも今のお前からなんてネガティブな発言しか聞けなそうだし!」
「明るくぶった切んな。」
そう言って俺は通話を切った。
海未の事をどう思ってるか?・・・か。
ここ数日の事がグルグルと頭のなかを巡る。
多分・・・なんだろうな・・・。でもよく分からん。
そんなことで思いにふけてるとさっき拓哉が言っていた英語を思い出して調べてみる。
「before you turn away !だっけ何々・・・」
❝君がそっぽむいてしまう前に❞
それまでにアクションしろって事か・・・。
溜息をつきながら俺も晩飯の席に着く為に自分の部屋を出た。
最後までご覧いただきありがとうございます!
ホントは今回のお話でガッツリデートまで書く予定でしたがだれてしましました(^q^)
次回はガッツリデート&インスパメインのお話ですよー