μ’s MUSIC BOX   作:ぶりくすむ

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年の瀬も頑張って投稿したい。むしろ冬休みがチャンスまである。





























# 07 !!!!!~カンタンフス~

 

 

 

 

 

 深々と雪が振り続ける中

 

 

 

 ラブライブ!最終予選終了後のステージイルミネーションを見つめるベンチに座る青年が一人居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れさん。」

 

 

 

 その青年に労いの言葉を掛けて缶コーヒーを渡し青年が隣に腰掛ける。

 

 

 

「おお、サンキュ。」

 

「大変だったな。雪かき。」

 

「フミコから電話があった時は正気か?と思ったけどな・・・。ことりさんの事を思えばこんなの屁でも無いな。」

 

 

 

 青年は肩をぐるぐると回しまだ行けるとアピールする。

 

 

 

「んじゃ、明日も雪かき頼むわ。」

 

「・・・・勘弁して下さい。」

 

 

 

 学院説明会からラブライブ!予選会場に向かう穂乃果たちが雪で会場に向かえない状況に陥ろうとした時、音ノ木坂学院の皆は穂乃果たちにの為に雪かきを行い会場へ向かう準備をしてくれた。その御蔭で穂乃果たちは会場に向かうことが出来た。

 

 

 

「今日だけで色々起き過ぎなんだよ。」

 

 

 苦笑交じりに青年は言葉をこぼす。

 

 

「ホントだな。」

 

 

 

 まだ煌々と光るステージのイルミネーションを眺め二人は今日の出来事を思い返す。

 

 

 

「俺はぼちぼち退散するわ。」

 

「・・・そっか」

 

 

 

 そう言って先に腰掛けていた青年は席を立つ。

 

 

「そうそう。」

 

「ん?」

 

 

 

 立った時に何かを思い出したかのようにまだ腰掛けている青年に話しかける。

 

 

 

「・・・そろそろ決心しろよ。1番『素・直・じゃ・な・い』人さん」

 

 

 青年にその言葉を言われたもう一人の青年はバツの悪そうな顔をする。

 

 

 

「そいじゃ、俺は打ち上げ会場向かうわ~」

 

 

 ひらひらと手を振り青年はその場を去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あ、澤村くん」

 

「どうしました、先輩?」

 

 

 

 打ち上げ会場に向かう前に会場控室の前を通っていた拓哉は希に声をかけられる。

 

 

 

「伊達くん知らへん?」

 

「あー、アイツならステージイルミネーションの前でたそがれてますよ。」

 

「こんなに寒いのに外おったらまた風邪引くやん。もぉ~・・・連れてくるわ。」

 

「お願いします。」

 

 

 

 そそくさと外へ向かう希をみて『心配で仕方ないんだろうな』と思いながら拓哉は希を見送る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 宏樹は拓也の去ったベンチで一人イルミネーションを眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

「こんな所でぼ~っとしてたら皆に置いてかれてまた風邪引くで。」

 

 

 

 聞き慣れた関西弁が聞こえ宏樹は声のする方を見る。

 

 

 

「そんな事言いつつちゃんと声掛けてくれる先輩は優しいですね」

 

「心配してくれてる人に対してそういうおちょくり方するかぁ・・・」

 

「すんません!すんません!」

 

 

 いつもの二人でするような会話が始まると希が思った瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・取り敢えず、お疲れ様でした。」

 

 

 

 

 宏樹は少し真面目に見えるトーンで希に話しかけた。

 

 

 

 

「えっ?・・・・あっ、ありがと。」

 

 

 

 

 希は不意を突かれてドギマギしてしまう。

 

 

 

 

「どうでした?やりきった感想は?」

 

「そうやねぇ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんかもう・・・あのステージに立ってパフォーマンスすること自体が奇跡だったんかなぁ・・・って思ったかな?」

 

 

 

 

 希は晴れ晴れとした顔でステージを見上げる。

 

 

 

 

「昨日も行ったけどウチの思いが形になって最高の形で最終予選を向かえることが出来て全部夢みたいかな?」

 

 

 

 

 希は笑顔で宏樹に振り返る。

 

 

 

 

「俺、ここ数週間凄い思うことがあったんです。」

 

 

 

 宏樹はポツリと喋り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今ココにあるものは『奇跡』なんかじゃないと思うんです。」

 

 

 

 

「・・・・えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さっき自分が言ったことを真っ向から否定され希は驚く。

 

 

 

 

 

「予選を勝ち上がって、先輩の思いが『Snow halation』を生み出して、大雪だけど皆が助けてくれて、ステージであの最高のパフォーマンスが出来て・・・」

 

 

 

 

「これを『奇跡』って『曖昧な』言葉で表現するのは勿体無いなって・・・・。」

 

 

 

 

「先輩が・・・μ'sが・・・音ノ木坂学院の皆が・・・頑張った結果だと思うんです。」

 

 

 

 

「だから自分のおかげだって胸張ってください!」

 

 

 

 

 そう言って宏樹はニッコリと笑う。

 

 

 

 

 

「ハハハ・・・伊達くんは凄いな・・・」

 

 

 

 

 宏樹の主張に呆然としてしまっていた希は苦笑しながら話す。

 

 

 

「伊達くんはホントにウチと全然違う感性でびっくりするわ。」

 

「まぁ、捻くれてるのもありますよ。」

 

 

 

 恥ずかしそうに宏樹は答える。

 

 

 

「ああ!そう言えば今日の写真見ます!?」

 

「おっ、いいやん♪見せて。」

 

 

 

 恥ずかしさを誤魔化すように宏樹は急いでカメラを出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 一通り写真を見終わった後宏樹が喋り出す。

 

 

 

 

「今日写真を撮ってて思ったことがあったんです。」

 

「ふむふむ」

 

 

 

 写真家の意見が聞けるんだなと思い希は耳を傾ける。

 

 

 

 

「先輩のパフォーマンス、凄い生き生きしてました。」

 

「へっ?」

 

 

 

 

 宏樹の発言に鳩が豆鉄砲食らったような顔になる希。

 

 

 

「言葉じゃ言い表しづらいんですけど、先輩の気持ち的な部分が影響してるような感じですよ。」

 

「別に普段と変わらんかったけどなぁ」

 

 

 

 

 

「誰の為でもなくて、自分の為にやって楽しんでるってかんじでした。」

 

「へぇ~」

 

 

 

 

「今までで1番魅力的でしたよ。」

 

「・・・っ!!!」

 

 

 

 

『魅力的』・・・。生徒会室でも言われた言われ慣れていない言葉に希は赤面する。

 

 

 

「そんな大したもんやないって!」

 

「そうですかねぇ・・・。」

 

 

 

 

 タジタジな希を他所に宏樹は熱弁を止めない。

 

 

 

 

「先輩が自分らしく素直になればもっともっと魅力的って話ですよ。」

 

「・・・す、素直かぁ・・・・。」

 

 

 

 

 赤面しながら希は小さくなる。

 

 

 

 

「そろそろ打ち上げ行きますかね?」

 

 

 

 流石にいじめすぎたなと思い宏樹はベンチを立ち上がり会話を終了させる。

 

 

 

 

「今日も結局ファミレスなんだろうなぁ・・・」

 

 

 

 

 

 ぼそぼそとボヤきながらベンチを離れようとした瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・伊達くん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?・・・・先輩??」

 

 

 

 

 

 宏樹は希に腕を掴まれていた。希は赤面しながら若干震えている

 

 

 

 

 

 

「・・・・ウチ・・・・ううん・・・・私・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・伊達くんのことが好き。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これがウチの素直な気持ち。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言って希はニッコリと微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧いただきありがとうございます。


とりあえず、山場終了。ここからはボチボチと2話ほど書いて希編は終了の予定です。
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