ものすごく間が開いてしまってすみません。
仕事がホントに忙しくて平日時間が作れなくて・・・(ヽ'ω`)
週末は週末で予定を入れるので/(^o^)\ナンテコッタイ
本シリーズは Hurdle Race - 星空 凛 編 -を読んでから読むことをオススメ致します。
感想でもあったのですがNTR?
どんな展開になるかは乞うご期待ということで!
あ、あと期間限定になると思いますがログインユーザーじゃない方の感想もOKにしてみました。
# 01
「ふふふ…。」
放課後の家庭科室で不敵な笑みを浮かべ佇む少女がいた。
少女の名前は南ことり。音ノ木坂学院3年生である。彼女は『ある作戦』を実行するためにとある人物を待っていた。
ニヤニヤとしてしまう自分の顔を抑えつつことりは教室の扉を見つめている。
――ガチャリと扉が開く音がし、ことりが待ち焦がれている人物が現れた。
「お疲れさんです。用があるってなんですか?わざわざ家庭科室くんだりまで呼ぶなんて…。」
疑問全開の顔で質問をしてくる男子。ことりの待ち焦がれていた人物、同級生の澤村拓哉である。
「ここじゃないと拓哉君が可哀想だなぁ…って思ってここに呼んだの」
「はぁ…?」
拓哉の疑問が全く解けないままことりは無言でゴソゴソとポケットからスマホを取り出す。
「あの…ことりさん…そろそろ主旨説明をして欲しいんですけど…。」
「それはねぇ…『
強調するようにことりは拓哉にスマホの画面を見せてくる。
「…っ!!これは!!!」
画面を見て拓哉は凍りつく。
画面に映っているのは以前、罰ゲームで女装をして街へ繰り出している自分の姿だった。
「中々の可愛さで似合ってるから、ことりビックリしちゃいましたぁ。」
「な、何の事かさっぱり分かりませんねぇ…」
笑顔の中にも溢れ出る『サド』なオーラに若干引きつつ目を逸らしとぼける拓哉。
「残念ながら証言は凛ちゃんから取ってるの。」
「っ!!」
この写真の事を知っている人物の名前を出され拓哉は動揺する。
「…マジかよ…言わない約束だろ…凛ちゃん…。」
「ああ、誤解しないで。凛ちゃんはこの事を話してきた訳じゃないんだ。」
「…へ?」
「この写真はことりが撮ったの」
衝撃の一言に拓哉は目が点になる。
「驚いたよ~。たまたま街へ出かけたら可愛らしい格好した拓哉君が居たんだもん。思わず激写しちゃいました♪」
「…」
首をがっくりと項垂れる拓哉。
「この写真。流石に皆に知られたくないよねぇ…?」
「…。」
拓哉はダンマリのままだ。
「大丈夫。ことりは人に言いふらしたりしないから…」
ことりは言葉にタメを作る。
「ただし…ことりのお願いを聞いてもらいm・・・」
「おしまいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ピィッ!?!」
ことりのセリフを遮るように項垂れていた首を起こし拓哉は絶叫する。急な絶叫にことりは驚く。
「た、拓哉くん…?」
「『愛しのまじえんじぇー』ことりさんに見られてしまうなんて!!!もうダメだぁ…おしまいだぁ…。」
膝から崩れ落ち頭を抱え某戦闘民族の王子のような絶望感を出しながら拓哉はボヤく。
「あ、あの…拓哉君、ことりの話を…というか面と向かって…その『まじえんじぇー』とかは恥ずかしいから…。」
「あぁぁぁ、絶望だ!絶望した!」
「だ、だからことりの話を…」
「もういっそ殺してくれぇ…」
二人の会話が平行線を辿る。
「拓哉君!!」
「はひぃ!!?!?」
ことりの一喝で拓哉は正気に戻る。
「ことりのお願いさえ聞いてくれればこの写真はちゃんと消してあげます!だから落ち着いて!」
平行線を辿る会話と声を張り上げせいで息切れを起こし方で息をすることり。
「…いや…別にバラしてもいいですよ。」
「チュン!?!?」
予想とは全く違う返答が返って来て今度は逆にことりが絶叫する。
「え?…えっ?」
「まぁ、確かに見られたくないとは思ってましたけど今となってはどーでも…ですよ。」
どんどん顔が青ざめていくことりに対しさっきまでの取り乱しが嘘のようにあっけらかんとしてる拓哉。
「脅されてまで守るような秘密じゃないし、煮るなり焼くなりしてください。」
「あ、その…。」
「てか、ことりさんに脅されるなんて思ってもなかったすよ…用件はそれだけっすよね?」
『それじゃ俺はこれで』と言って扉に手をかけ拓哉は部屋から出ようとする。
「ま、待って!!!!!」
「うぉっ!?!?」
部屋から出ようとする拓哉の腕にことりは飛びついてきた。
「こ、ことりさん!?」
「違うの…脅すとかそういうつもりは無くて…」
ことりは今にも泣き出しそうな顔で拓哉に弁明をする。
「バラすつもりなんて無かったの!お願いを聞いてもらう口実が欲しくて…」
「は、はぁ…。」
腕を掴まれて嬉しい気持ちと今にも泣きそうなことりに困っている気持ちが半々の拓哉は複雑な顔をしながら答える。
「ことりのお願い…聞いてくれませんか?」
上目遣いで目を潤ませお願いしてくることり。
「(ヤバイ…なんだこの天使…俺今日死んでも良いかもしれん。)」
クソくだらない煩悩を頭でまき散らす拓哉。
「ことりさん…。」
「はい…。」
「ことりさんのお願いならいつでもどこでもお受けいたしますよ。脅迫なんてしなくても大丈夫です。」
拓哉の言葉を聞いてことりの顔が明るくなる。
「拓哉君…ありがとう!」
「んで、お願いってのは…?」
待ってましたという顔をしてことりはあるものを取り出す。
「ことりのお願いはですねぇ~!!」
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「んでコレを渡されたと。」
「っそ。」
放課後の帰り道、拓哉は悪友の伊達宏樹と今日あった一部始終を話していた。
「いや~女装を見られて死にたいと思ったら映画のチケット渡されて映画デートのお誘いだよ!世の中捨てたもんじゃないね!」
「ははは…俺は女装は絶対勘弁だけどな。」
他愛も無い会話からも溢れ出す幸せオーラ全開の拓哉を見て、頑張ってデートの応援するかと宏樹は誓ったのであった。
「そろそろ俺も覚悟決めないとな・・。」
ぼそりと拓哉は呟く。
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放課後の帰り道、私は後輩の星空凛ちゃんと一緒に帰っていた。
「それにしても、いきなり映画デートなんてことりちゃん勇気あるにゃ。」
「それもこれも拓哉君の女装写真の証言が取れたおかげだよ。ありがとう凛ちゃん♪」
「…凛はヒロ君をぶっ飛ばしただけなんだけどね…。」
「あはは…」
伊達君がKOされた話はあの女装写真を見られたあと凛ちゃんが彼の元に飛んでいった後に聞いた。
たまたまスマホで写真を整理していたら凛ちゃんが覗いて来て女装した拓哉君と歩いている伊達君の写真を見つけてしまった。
結果この出来事で写真の主が拓哉くんであることが確定した。
「それにしても凄いにゃ~」
「何が?」
「街中で人混みも一杯なのに女装した澤村先輩を探しだすなんて…」
「ホントにたまたまだよ~♪今日はありがと!じゃぁね!」
そう言って私は凛ちゃんと分かれ道でサヨナラを言って別れる。
どんな街中でも人混みでも変装でも彼を見つけ出せたのかもしれない。
そんな事はどうでもいい。デートに向けて色々と考えなきゃ…。
「――ことりにはもうあまり時間が無いから…。」
凛ちゃんの後ろ姿を見つめながら私はそう呟く。
最後までご覧頂きありがとうございます!
そんな訳でスカした展開かそれとも予想通りか
今回はなんと宏樹君が対象ではございません!w
取り敢えず今後の進展はゆっくりになるかと思いますがお許しを・・・。
あ、かよちんSR2枚取り出来ませんでした(半ギレ)
今、全力で希イベ走ってます。(知らんがな)