μ’s MUSIC BOX   作:ぶりくすむ

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もし、自分の作品が他の作者様の作品に1㍉でも影響を与えたなら絶頂射精ものでお馴染みどうも僕です。

長らくお待たせしました。ことり編2話です。

前振りでふざけ過ぎてなんか色々浅くなってて\(^o^)/

そんなおふざけもお楽しみ頂けたら幸いです。



あ、希イベ2枚ギリギリ取れませんでした(半ギレ)


# 02

 

 

 

 

 

 ___脅迫事件の一悶着があった数日後の週末、私は駅前で彼を待っていた。

 

『ぶる~べりぃとれいん』の歌詞を書いたけど現実のデートでオシャレを気にし過ぎて遅刻しそうなんてカッコ悪いことは流石にしたくない…。そんな気持ちで待ち合わせの時間よりだいぶ早く来てしまった。

 

 

「あと30分か…。」

 

 

 そう言って私は時計を見る。遅刻したくないからって早く着すぎてしまった馬鹿正直な自分を少し笑ってしまう。

 

 

「…あの~お姉さん、お時間あります?」

 

「…はい?」

 

 

 声を掛けられた方を見るとスーツで明るい髪の毛の如何にも『チャラい』を表現をした男性が居た。

 

 

「いや~…お姉さん凄い可愛いね~」

 

「は、はぁ…」

 

 

 正直、この手のパターンは面倒なのは見当がつくメイド喫茶で働いてた時も似たようなことがあった…大概がナンパで…。

 

 

「お姉さん、お水の世界に興味無い?」

 

「…っえ!?」

 

 

 ナンパだと思っていた私は面食らってしまう。

 

 

「可愛いから思わずスカウトしちゃたんだよねぇ~…お話でもいいから聞いてもらえないかな?」

 

「ご、ごめんなさい。待ち合わせで人を待ってるので…」

 

 

 こんなパターンはなかったので焦りながら答える。

 

 

「お友達が来るまででいいから!頼むよ~」

 

「え、え~っと…」

 

 

 自分が押しに弱いのはよくわかってる…けど、こうなってくるとどうやって拒否すればいいかわからない。何時もは海未ちゃんや穂乃果ちゃんが助けてくれたから…。

 

 

「向こうの喫茶店でさ、聞いてもらうだけでいいから」

 

 

 そう言って男性は私を連れ出そうとする。

 

 

「オニイサン、オニイサン…」

 

「ん?今こっちは忙しいんだよ。邪魔するなよ。」

 

 

 根負けして連れだされそうになる私を引き止める男性が現れた。

 

 

「オニイサン、『パロパロ』好きアルか?」

 

「…は!?」

 

 

 引き止めた男性は映画でよく見るような怪しげな中国の人が来ているような風貌で顔はひげと髪が顔全体埋め尽くしてオマケにサングラスをしていて全く表情が読めない…。

 

 

「何意味わかんねぇこと言って来てるんだよ…こっちは取り込み中なんだよ!」

 

「今、ウチのお店とってもサービス中ネ。今なら看板娘のこの子と『パロパロ』し放題アルよ。」

 

「皿洗いアルー!」

 

 

 スカウトの男性の話を無視してお店?のプレゼンをし出す中国人?の人。

 何やら女の子を紹介している見たい…。

 

 

「昼間っから訳わかんねぇ営業してんじゃねぇよ、いい加減にしねぇとぶっ飛ばすぞ!」

 

 

 私とのスカウト話の邪魔をされてる男性はついに怒りだした。

 

 

「オニイサン、ホント『パロパロ』好きみたいアルね。仕方ないアル。サービスアルよ。」

 

「は?意味わかんねぇ!…ってぇ!!何すんだよ!」

 

 

 中国人?の人は話が全く噛み合わない事についに怒鳴りだした男性の腕を掴んだと思ったら強引に引きずりだした。

 

 

「痛ぇ!てめぇ!何しやがる…ってか解けねぇ!!」

 

「オニイサン、お店で看板娘がたっぷりサービスするから大人しくするアル。」

 

「皿洗いアルー!」

 

 

 私は目の前で展開される訳の分からない世界に圧倒されてしまう。

 

 

「…おい、このままどこへ連れて行くんだよ?」

 

 

 

 

「…………………楽しい所アルよ。」

 

 

 

 表情が読み取れない顔だったがその雰囲気から私にも恐怖を感じられた。

 スカウトの男性は助けを求める叫び声を上げながら二人組に連れ出されて言ってしまった。

 

 しばらくすると遠くから…

 

 

 

 

 

 \天!上!天!下!唯!我!独!尊!/

 

 

 ピギャー!!!

 

 

 \デストローイ/

 

 

 

 

 

 という音が聞こえた…何だったんだろう…。

 

 

 

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 

 

「ったく間がワリィんだよ『オ・ニ・イ・サ・ン』」

 

 

 気絶してる先ほどのスカウトの男性を見ながら中国人?はパンパンと手を叩く。

 

 

「でもいいのかにゃ?こんな事して」

 

 

 看板娘もさっきとは違いはっきりな口調で喋りつつ気絶してる男性を気遣う。

 

 

「ナンパはもちろん学生にお水の仕事を勧めるような奴に慈悲は無い。」

 

「ははは…確かに…。」

 

「そんじゃ、あいつらには存分にデートを楽しんでもらいますかねと。」

 

 

 そう言いながら中国人?はヒゲとカツラとサングラスを外して顔を振る。

 

 

「ヒロ君中々のエセ中国人ものまねだったにゃ。」

 

「そいつはど~も。」

 

 

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 

 

 ことりに目の前で起こった出来事に圧倒されていたら気がつけば待ち合わせの時間は近づいていた。

 

 

「あ、ことりさ~ん!」

 

「こんにちは。拓哉くん」

 

 

 ことりの目の前で起きていた出来事など露知らず拓哉はいつもの様に元気にことりに挨拶をする。

 

 

「なんか、この辺ザワザワしてますね。何かあったんスカ?」

 

「う~ん・・・。特に無いかな?」

 

 

 拓哉を心配させるのも悪いなとことりは笑いながら誤魔化す。

 

 

「そういえば、今日の映画は何時なんですか?」

 

「少し時間があるんだ。拓哉君ご飯食べた?」

 

「朝から何にも…」

 

「あはは…それじゃ、早めのお昼にしよう。」

 

「…助かります。」

 

 

 ことりはスマホを取り出し何やら調べ出す。

 

 

「気になるお店があって…行きたいなぁと思ってたの。」

 

「お、それじゃそこ行きましょう!」

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 待ち合わせ場所を歩き出して数分。

 

 

「ことりさん…お店ってそんなに遠いんですか?」

 

「う~ん…。確かこの辺なんだけど…。」

 

 

 スマホを見ながらオロオロすることりを見かねて拓哉が声をかける。

 

 

「よしっ!スマホのナビは切ってください!」

 

「…へ!?ちょっ、ちょっと!」

 

 

 拓哉はことりのスマホを取り上げてナビをオフにする。

 

 

「ルート案内なんて気にせずこの辺歩けばいつかは着きますよ。」

 

 

 拓哉はニコっと笑い携帯をことりにスマホを返す。

 

 

「のんびり歩くの大好きなんですよ~こう見えて!」

 

「…拓哉君…。」

 

 

 ことりはテンパッている自分に拓哉が気を利かせたことに気がつく。

 

 

「…そうだね。時間あるしのんびり行こうか。」

 

 

 ことりも笑い一緒に歩き出す。

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

「はぁ~食った食った。」

 

「…拓哉君食べ過ぎだよ…。店員さんに笑われてたよ。」

 

 

 ナビをやめて歩き出してすぐ、ことりの行きたいお店が見つかり二人は早めの昼食を取りお店を出ていた。

 

 

「だって、朝飯食ってませんでしたし…。」

 

「みんな見てくるから少し恥ずかしかったよ…。」

 

 

 3人前ほどの料理を平らげた拓哉に呆れつつことりは溜息を付く。

 

 

「それじゃ~映画館に向かいましょう!」

 

「もう…調子いいなぁ…。」

 

 

 文句を言いつつことりたちは映画館を目指した。

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

「拓哉君、ことりが気になってた映画はどうだった?」

 

「超面白かったです!超大作の続編だったんで俺も気になってたんで見れてよかったです。」

 

「よかった~あんまり面白く無かったらどうしようかと思ってたんだぁ」

 

 

 映画を観終わった二人はお互いに感想を言い合いながら映画館を出て行った。

 二人が外を見ると空はオレンジ色に染まっていた。

 

「うわ、もう夕暮れか~」

 

「最近は日が暮れるのも早くなったね。」

 

「ホント、あっという間に冬が来て年が明けて春が来たらもう俺達も卒業ですね…。」

 

「…そうだね。」

 

「?」

 

 

 拓哉は少し会話の間が気になりつつもそのまま何気ない会話を続けた。

 

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 

「それじゃあ、ことりはここで…。」

 

 

 映画からの帰り、ことりは分かれ道で拓哉に言う。

 

 

「あ、えっと!待ってください!」

 

「ん?何か忘れ物?」

 

「あの…忘れ物というか…そのなんというか…。今日は伝えたい事があったというか…。」

 

『?』マークが浮かんでいることりに対し拓哉は真剣な面持ちでことりを見つめていた。

 

 

 

 

「ずっと…入学した時から…ことりさんのことが好きでした!!」

 

 

 

 意を決したかのように拓哉は告白をした。

 

 

「ファンのフリして誤魔化していたんですけど…一人の女性として好きです!」

 

 

 

 

 

 お互い無言の時間が過ぎる。

 

 

 

 

 

「―― ごめんなさい。拓哉君とは付き合えないよ。」

 

 

 

 

 

 一瞬驚いた顔をしたことりだったが淡々と答える。

 

 

「…やっぱそっかー!俺なんかじゃダメですよね。ハハハ…」

 

 

 笑っている拓哉だが明らかにショックを受けている顔をしている。

 

 

「あとね…拓哉君に伝えとかなきゃいけないことがあったの。」

 

「はい、なんでしょう?」

 

 

 ことり言葉を発する時、その目にはハイライトがなく淡々喋り出す。

 

 

「部活の衣装はもう後輩に引き継ぐからお手伝いはもういらないから。」

 

「え?」

 

 

「あと、もうことりのこと下の名前で呼んで欲しくないかな~」

 

「…。」

 

 

 矢継ぎ早に飛んでくる非情な言葉に拓哉は頭が回らないで居た。

 

 

「それじゃぁね、今日は凄く楽しかったよ『澤村君(・・・)』。」

 

 

 そう言い放ちことりは拓哉に別れを告げ去っていく。拓哉はただ呆然としていた。

 

 

 

 

 ❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 Prrrrrrrr…

 

 

 帰り道私の携帯電話が鳴る。

 

 

「もしもし、あ、お母さん。」

 

 

 母が私の帰りが遅くなるかの電話だった。

 

 

「もう、帰るよ。今帰り道だから。ん?進路関係の提出物?」

 

 

「大丈夫。理事長の娘が提出が遅れてるなんて情けない事はしないから。うん。じゃぁ。」

 

 

 会話が終わり私は電話を切る。

 

 

 

 

「はぁ…ついにやっちゃったな…。」

 

 

 そう言って私は空を仰ぐ少し目が熱かった。

 これから辛い日々が始まる。でも半年さえ頑張れば大丈夫だ。

 心を空っぽにして少しだけ嘘をつく。ただそれだけ。改めて私は自分を奮いたたせる。

 

 

 日が落ちた秋の帰り道は少し寒かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は海未編の難産回に匹敵する難産でした(^q^)

ともかくこの手の流れは苦手すぎ・・。

ここからはきっと筆が早くなるはず(フラグ)
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