かよちんイベ敗走。真姫ちゃんイベ無難に1枚の奴です。
書き出せば頭である程度整理できてるので筆が進むので楽しいですね。
かよちんといえば花陽役でお馴染み久保ユリカさんも出演している
鷲崎健さんの新アルバムのPVが公開中ですぞ!(ダイマ)
ふざける余裕も出てきたね(白目)
では、どうぞ。
「か~よちん!帰りにラーメン食べに行こう!」
「凛、昨日も食べたでしょー」
「え、真姫ちゃんも付いてくるの?」
「何よその言い方!」
「ウソウソ!カバンで叩くのはやめるニャ!」
「ウルサイ!」
練習終わりのいつもの仲良しの友人二人が戯れ合う姿を少し気不味い様子で黙りこむ少女が居た。
「えっと…二人共…。花陽は少し用事があるから先に帰って貰ってていいかな?」
戯れ合う二人に意を決して話しだした花陽の言葉に一瞬だけ二人は固まる。
「かよちん!ど、どうしたんだにゃ?!」
「は、花陽何か私達が機嫌を悪くするようなこと言った?!言ったなら謝るから!」
普段の花陽からは中々聞かれない言葉だったようで友人二人は大きく動揺する。
「ははは…全然そんなことないよ。ホントに先生に頼まれた用事があるだけだから…。」
心配や謝罪をしてくる友人二人に少し引いてしまいながら花陽は答える。
「凛達が手伝えば早く終る仕事!?だったら手伝うよ!」
「そうよ。花陽一人でする必要無いでしょ?」
困っていたら助けてくれる。当たり前のようで難しいことを大切な友人たちはしてくれる。
花陽はその「優しさ」を感じ自分の「嘘」に少し胸が傷んだ。
「ホントに一人で大丈夫だから!あと今週は多分練習終わりは頼まれごとで一緒に帰れないと思うから…。」
花陽は心を鬼にして友人の「優しさ」を受け取ろうとはしなかった。
「分かったわ…。私達の手伝えることがあったらすぐ言いなさいよ。帰るわよ、凛。」
「えー!凛はかよちんと帰りたいのにぃぃ!!」
「だらだらしてたら花陽が手伝いに行けないでしょうが!花陽、また明日ね。」
真姫は叫びながら抗議をする凛を引きずり花陽へ下駄箱へと向かっていった。
賑やかだった屋上は急に静になる。
「はぁ…。嘘ついちゃったな…。」
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「まぁ、コソ練する上ではしゃーないわな。」
「そうなんですが、やっぱり凛ちゃんや真姫ちゃんに嘘付いたことないから罪悪感が凄いんです…。」
μ'sでの練習後の居残り練習を前に花陽は宏樹に先ほど大事な友人二人に嘘をついて居残りをしていることを話していた。
「でも、そうやるって花陽ちゃんは決めたんだろ?」
「はい。皆に迷惑は掛けたくないですから!」
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居残り練習を宏樹に目撃された花陽はいきなり一緒に練習に付き合うと言われた…。
「えっ!?」
「いやだから、俺もコソ練手伝うよ…って」
「いやいやいや!!なんでそうなるんですか!?」
「俺にも何か協力できたらなぁ…って」
焦り倒す花陽とマイペースに話す宏樹という対照的な二人の対話が続く…。
「えっと…花陽は皆に迷惑かけたくないからこうしてる訳なんですけど…」
「そんな一人で頑張る花陽ちゃんを応援したらダメかな?」
「だ、ダメじゃないですけど…。先輩に迷惑はかけれません!」
μ'sのメンバーとの居残り練習を避けて来た時と同じく、花陽の意思は変わらず宏樹の手伝いも拒否を示した。
「俺は迷惑なんて思わないんだけどなぁ…」
「これは、花陽の気持ちの問題なんです!」
「え~…あくまでも拒否する感じかぁ…」
「当然です!これは花陽個人の問題なんです!」
花陽自身の意思は固く宏樹の手助けを受ける気はなさそうだ。
「う~ん…。それじゃぁ…」
少し困り顔をする宏樹だがすぐに『悪い顔』になる。
「…例えば、お手伝いさせてくれなかったら居残り練習のことを皆に言うって言ったらどうする?」
「…えっ?」
花陽にとって思いもよらない言葉が返って来た。
普段、そんなことを言いそうにない先輩からの『脅し』である。
「せ、先輩…本気で言ってるんですか?」
「さぁ?どうだろうね?」
『悪い顔』は先ほどの一瞬だけで宏樹は今はいつものようにニコニコと受け答えをしてる。
多分、自分がバラしてほしくないことを宏樹は皆に言いふらすような人ではない。しかし、『脅し』を引き合いに出した…。
それだけ、練習に付き合いたいということなのだろうか??花陽は少し困り果てる。
「俺を練習に付き合わせるだけ!それだけで皆にはうまーいこと居残り練習のことは内緒にしてあげる!」
「うぅ…。」
「なんか、突っ込まれた時フォローも出来るし花陽ちゃんには損はないと思うよ~」
「はぁ…。分かりました。」
宏樹の謎の熱意に負けて花陽は暫く宏樹と一緒に居残り練習をすることを約束した。
「やった!これから宜しくね。」
ガッツポーズで勝利を勝ち取ったつもりなのか…
花陽には宏樹がなぜここまでして練習に参加したがるかよくわからないままだった。
「あんまり喜んでられねぇな。花陽ちゃんもう下校時間だよ。」
「えっ!?」
スマホの時計を見ると下校時間直前だった。
「もうこんな時間!?」
「早く着替えて校門出なきゃね。」
「急いで着替えてきます!!先輩は先に帰っててください!!」
花陽は荷物を取り屋上を出ようと走りだす。
「ちょっと!待った!待った!」
「ピャっ!?」
宏樹は駆け出そうとした花陽を止める。
「ななな、なんですか!?」
テンパリ気味の花陽をなだめるように宏樹は喋り出す。
「もう、暗くなってきてるし家の近くまで送るよ。先に校門で待ってるわ。」
「…えっ?」
笑顔でそう告げてきた宏樹を見て花陽はさっきまでの宏樹の行動を理解する。
「先輩もしかして…」
「女の子が一人で夜遅くまで練習して一人で帰らないといけない状況を無視して帰る男が居れば俺はそいつを説教するね。」
____さぁ、着替えに行った行った!
と宏樹に促され花陽は屋上を追い出された。
花陽を一人で帰さないためにこの人はあそこまでしたのか…。
花陽はそんなことを思いながら帰りの支度をする。
___全く、先輩はホントにお人好しで変な人だ…。
浮かんだフレーズに対し、呆れより少し笑顔になってる花陽がいた。
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「そんなわけで、コソ練1日目なわけだ。」
「はい!」
居残り練習1日目。厳密に言うと花陽にとっては2日目なのだが、宏樹にとってはということなのだろうと花陽は普通に返事をする。
「色々、準備をしてきました。」
「ええっ!?!?」
ただ、練習風景を見られるだけと思っていた花陽は驚きの声を上げる。
「まぁ、練習に付き合うって行った以上は出来る限りはしたいからね。」
「わ、悪いですよ…。」
「この期に及んでまだ迷惑の話する?」
「ううぅ…。」
たじろぐ花陽を尻目に宏樹はスマホを取り出す。
「スマホですか?」
「そ、メトロノームアプリを入れて来たよ。これで海未の手拍子の代わり」
「おぉ…。」
狙いのリズムで音が鳴ると思わず感嘆の声を上げてしまう花陽。
「んで、あとはこれ。」
「カメラですか?」
「そ、今日の皆の…というか海未と綾瀬先輩の振り付け風景をひと通り撮ってきたよ。」
「それをどうするんですか?」
「まだ少し先になるけど振り付けがひと通りミスなくできるようになったら手本の人との違いを比べてよくできればなぁ…って。」
「おおぉ…。」
花陽は宏樹が準備してきた居残り練習用の道具に少し感動する。
ただ闇雲に練習すればいいと思ってた彼女とは違い宏樹は宏樹なりの考えで改善方法を考えてきたのだ。
花陽は考えも案も素晴らしいと思った。
ただ、気になることがあった。
「先輩は…」
「ん?」
「どうしてそこまでしてくれるんですか?」
単純疑問だった。
夜道を歩かしたくないだけなら練習まで適当に時間を潰せばいい。
練習に付き合う必要などないのだ。
「えっ?…まぁ、その…なんだ…。」
急に赤面してたじろぐ宏樹。
「ちょっとクサいけど『頑張ってる人』は応援したくなる質なんだ。」
___はい!スマホ使って練習する!
と宏樹は少し恥ずかしそうに会話を打ち切る。
その日の練習は前日に比べればミスも減り花陽は転ぶことはなかった。
居残り以前に全体の練習での進歩も確実にしているようだった。
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「おっ、結構いい時間だね。」
宏樹は時計を確認すると下校時間も近くなっており練習も終わりにするにはキリがいいタイミングだったので終わりにするかと話す。
「つ、疲れた…」
「ちゃんとクールダウンしないと明日大変だぞ~」
ヘタレこむ花陽を見て宏樹は笑う。
「あのさ、花陽ちゃん。」
「はい?」
「練習を見て思ったんだけど次のファッションショーのライブでセンター目指さない?」
この、唐突な宏樹の提案を聞いた花陽は屋上で驚きの大声を響かせた。
最後までご覧いただきありがとうございます!
一応、今シリーズは今までにないパターンの予定です。
若干、宏樹くんのキャラも変えておりまする。
そんな部分も楽しんで貰えればなと思います。
次も早ければ近いうちに期待しない程度にお待ちください。