お久しぶりです。
書き出すと楽しいのですがどうにもこうにも腰が思い(苦笑)
体調も暫く悪かったのものあって更新遅くなっちゃいました。
「怪しい…。」
「いきなり、何がよ?」
HRの終わった教室で星空凛は西木野真姫に唐突にそう告げる。
真姫は主語の無い凛の言葉を受け流す程度に応える。
「何が怪しいって…かよちんにゃ!かれこれ1週間以上練習が終わったあと一緒に帰れてないにゃ!」
「ウルサイわね…花陽からは頼まれごとが今週まで伸びたって聞いたじゃない。」
「頼まれごとにしても長すぎにゃ!このままだと凛は❝かよちん成分❞不足で死んでしまうにゃ!」
「何それ…意味分かんない…。」
凛の嘆きにも似たボヤキに付き合う真姫も若干呆れながら話に付き合っていた。
「大体、花陽は練習には出てるし普段は私達と行動してるのに別にいいじゃない。」
「真姫ちゃんは分かってないにゃ!学校生活と放課後での❝カヨニウム❞は成分がちがうんだにゃ!」
「何よその得体のしれない成分は…。」
「カヨニウムはかよちんと過ごせる度に摂取できる成分だよ!」
「初めて聞いたわそんな成分。」
真姫はもう既に話半分で凛の相手をしだした。
「で、その放課後に摂取できるカヨニウムとやらが凛は欠乏していると?」
「さすが真姫ちゃん!話がわかるにゃ!」
「頑張って摂取してね。」
「…えっ?」
そう言って真姫は自分の席を立ち部室に向かおうとする。
「ちょっと待つにゃ!真姫ちゃんはカヨニズム欠乏症じゃないの!?」
「生憎、科学的に根拠の無い成分には興味なくてね。」
急いで、真姫を引き留めようとする凛だが、真姫はそれを無視して先に進もうとする。
「じょ、冗談だから凛の話を聞いてほしいにゃ!!」
「…ったく、初めからそうならそう言いなさいよ。」
真姫は呆れつつまた席につく。
「実は、練習が終わったあとにかよちんが練習着で残ってる姿が目撃されてるんだにゃ。」
「へぇ~…誰情報?」
「さゆりちゃん。」
「…あの子は普段何してんのよ…。」
同級生の怖い行動に少し呆れる真姫を尻目に凛は話を進める。
「さらに!同じ時間帯に普段残ってなさそうな人の目撃情報があったんだにゃ!」
「ふ~ん…。誰が居たの?」
「伊達先輩だにゃ!」
「へぇ~先輩がねぇ…誰情報?」
「さゆりちゃんにゃ。」
真姫は無言でさゆりが法に触れない程度にゴシップ集めをしているか確認しようと決意した。
「で、凛はその情報からどんな推理をするの?」
「よくぞ聞いてくれたにゃ!きっと先輩とかよちんは・・・。」
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宏樹「花陽ちゃん。今日もちゃんと残ってくれたんだ…」
花陽「はい…。」
宏樹「秘蔵のアイドルDVDが欲しいんだもんね。」
花陽「…はい。」
宏樹「じゃぁ…こっち来て。」
花陽「あぅ…先輩…いつまでこんなことするんですか…?」
宏樹「俺が満足するまでかな?」
花陽「うぅ…誰か助けてぇ!」
宏樹「そんなこといって花陽ちゃんも癖になってるんだろ?」
花陽「そんなことないです!!」
花陽「うぅ…お腹ぷにぷにしないでぇぇぇぇぇ!!」
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「とまぁ、嫌がるかよちんにDVDをネタに脅してイヤラシイことをシテルに決まってるにゃ!」
「ん?真姫ちゃんなんで席につきながらずっこけてるにゃ?」
「…凛が私が思った以上にピュアで私の心が汚れてたからかしら…。」
トンデモな推理を聞かされた&思った以上に薄い本のような展開を予想してなかった凛に驚き真姫はひっくり返っていた。
「まぁ、いいわ。ともかく練習の後に花陽と先輩が怪しい動きをしてるってことね。」
「そういうことにゃ!このままかよちんが汚されるの黙って見てられないにゃ!」
「…凛、そういうことは大きい声で言ったらダメよ…。」
「ん?なんでにゃ?」
親友のピュア具合に少し頭を抱える真姫とは対象に気合満点で練習後の調査に挑もうする凛の姿があった。
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「そんな訳で練習後にゃ。」
「なんでそんな説明口調なのよ。」
「細かいことはいいにゃ。」
「はいはい。」
凛と真姫はμ'sの放課後練習が終わったあと花陽が屋上から帰ってくるのを待っていた。
「かれこれ20分位経つけど花陽も先輩も屋上に居たままね。」
携帯の時計眺めて真姫は凛に話す。
「やっぱりあのドスケベ先輩にかよちんはイヤラシイことされてるんだ!早く助けに行かないと!!」
「ちょっ!ちょっと落ち着きなさい!」
真姫は今にも階段を駆け上がり屋上に飛び込もうとする凛を抑える。
「いきなり飛び込んでも混乱するだけよ。取り敢えず、様子を見てみましょう。」
「…確かにそうにゃ。脅してイヤラシイことしてる現場を収めなきゃいけないにゃ。」
「(絶対そんな事ないだろうから取り敢えず様子見しないと迷惑かかるからに決まってるでしょう…)」
暴走気味の凛を宥めつつ真姫は屋上に向かった。
足音を立てず、物音を立てずに扉を開けた二人が見た先には…
振り付けの練習を黙々とこなす花陽とそれを少し離れた場所で練習の姿を見つめる宏樹の姿があった。
「どういうことにゃ…?」
「イヤラシイなんて単語全く出てきそうにない雰囲気なんだけど?」
予想とは大きく違う景色が広がっていることに不満顔な凛を尻目に真姫は屋上の二人の監視を続ける。
「結構いい時間になりましたね。今日はもう終わりにしますか?」
「…。」
「先輩?」
練習を一通り終えた花陽は宏樹に声を掛けるが宏樹はボーっとしているようで返事がない。
「センパーイ…。」
「おっと。悪い悪い」
ブンブンと前で手を振るとようやく宏樹は花陽が読んでいることに気がついた。
「どうしたんですか?何か考え事ですか?」
「え?いや~大したことじゃないよ。ただね…」
そういうと真剣な表情で花陽の前に立つ宏樹。
「花陽ちゃんめっちゃおっぱい揺れてるなって思っただけだ。」
キリッという効果音が付きそうな決め表情で変態発言をする宏樹に花陽は一瞬固まりみるみるうちに赤面していく。
「~~~っ!!!」
「どこ見てるんですか!!!」
花陽は勢い良くさっきまでメトロノームに使ってた宏樹の携帯を投げる。
「だって男の子だも~ん。そりゃおっぱいの一つや二つ気になりますわ。」
「知りません!エッチです!変態です!最低です!」
胸を抑えて猛抗議する花陽に宏樹はヘラヘラと受け答えする。
「真姫ちゃん。とりあえずあのドスケベ先輩にヒザぶち込んでいいかにゃ?」
「それは別の時間軸でやってるから我慢しなさい。」
ドアの影で怒りを爆発させんと腕を震わせている凛を真姫がなだめていた。
____っとまぁ…冗談は置いといて…。
「コソ練も今週で終わりにしようか?」
「えっ?」
突然の言葉に花陽は驚く。
「先輩…何か忙しくなったりしたんですか?」
「いやいや。俺の事情じゃなくて、もうコソ練しなくても十分なレベルじゃないのかなって。」
「確かにそうですけど…。」
確かに約1週間の練習で花陽はメキメキと上達しこの練習もいらないレベルまで達していた。
「練習しないと不安なのはわかるけど、あとは全体の練習で十分じゃないかな?」
「…。」
「不安なのはわかるけどあんまり根を詰め過ぎても仕方ないだろ?あとさ…。」
____あんまり練習ばっかすると凛ちゃんと真姫ちゃん心配するだろ?
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花陽達の練習が終わる前に気づかれぬよう凛と真姫は下校をしていた。
「…で、貴方の予想通り先輩はイヤラシイ事をしてた?」
「…してなかったにゃ。」
「むしろ、練習のお手伝いしてたみたいね。オマケに練習し過ぎの花陽をなだめて私達の心配までするとかお人好しが過ぎるわね。まぁ、相変わらずセクハラはしてたみたいだけど。」
今日の出来事を冷静に分析する真姫に対し凛はまた不満顔になる。
「納得いかないにゃ!!」
「納得も何も事実を述べてるだけよ。」
「む~!!明日先輩にカチコミにいくにゃ!!!!それではっきりさせる!!」
そう言って分かれ道で怒りの表情を見せる凛を真姫は見送っていった。
「はぁ…。なんか面倒なことになりそうね…。」
最後までご覧頂きありがとうございます。
りんまきで遊ぶのが楽しいです(^q^)
まだまだ先は長いのでボチボチお待ち下さい(^q^)
なんとか年内に終わらせたい…。