μ’s MUSIC BOX   作:ぶりくすむ

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ご無沙汰しています(^q^)
気がつけばUA10万!!本当に有難うございます!!

これからも日々精進していきたいと思います!



そんな訳で超変化球の優木あんじゅ編です!




一応、Over Drive -小泉花陽編-をみるともっと楽しめると思います。


Promise you - 優木 あんじゅ 編-
# 01 カミングアウト


「高坂穂乃果さん…下で見た時一発で貴方だと分かったわ、映像で見るより本人のほうが遥かに魅力的ね。」

 

「人を引き付ける魅力……______」

 

 

俺は今アイドル研究部の部員としてμ'sのメンバーと何故かUTXにいる。

しかも天下のA-RISEが我が学院のスクールアイドルをべた褒めしてくれる

嬉しいことこの上ない状況だ…

 

しかし、俺の顔は今人生に無いくらい真っ青だと思う。

 

そりゃもう、下痢でトイレを数時間我慢させられてるくらい真っ青で…汚い話は止めよう。

 

真っ青な理由はとある案件がバレてしまうのではないかという恐怖と

バレてしまった時の俺はこの世に生存してるか怪しい不安に怯えているのが理由である。

 

 

何故俺がμ'sのメンバーとここに居るかというと遡ること数十分前…

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

「あ…ええぇぇ ! ? ! ? ! 」

 

「しっ、静かにこっち来て ! 」

 

 

LIVE会場をどうしようかと試行錯誤してる2年生組がアキバのスクリーンを眺めてる時、

A-RISEのリーダー綺羅ツバサは突如として現れ、高坂を連れ去って言ってしまった。

 

 

「今のは ! ! ! 」

 

「ツバサよね ! ? 」

 

 

花陽ちゃんと矢澤先輩はそれを見て駆け出し、

俺は狐につままれた気持ちで走り去っていくμ'sのメンバーを眺めていた。

 

 

「宏樹は追いかけないの ?」

 

「……お前いつからいたんだよ。」

 

 

俺は物陰から聞こえる聞き慣れた声の主の質問に質問を返す。

 

 

「高坂さん達が私達の新曲発表を見てたあたりかしら ? 」

 

「ほぼ初めからじゃん……。」

 

 

ニコニコと話してくる声の主を見て溜息を吐く。

 

 

「そんなことより ! 追いかけなくていいの ? 」

 

「ん~ ? ツバサさんはμ'sのメンバーに用があるんだろ?俺が追いかける理由は無いし。」

 

 

俺はあくまでアイドル研究部の部員でμ'sのメンバーのお手伝いをしている身、

μ'sの事案はμ'sで解決するのが筋だと思っている。

変に深入りしてμ'sがμ'sの良さを無くして欲しくないので手伝いを始めた当初から

そのスタンスは変えていない。

 

 

「ふ~ん……。」

 

 

声の主は何やら言いたげにニヤニヤと俺を見てくる。

 

 

「残念ながらツバサちゃんは貴方もご指名よ ♪ 」

 

「……え”?」

 

 

思いも寄らない言葉に一瞬固まってしまう。

 

 

「というわけで大人しく着いて来なさい ♪ 」

 

「おい ! ちょっと ! 」

 

 

抗議も虚しく俺は声の主に連行されUTXの一室でA-RISEとμ'sが対面している場に放り出された。

 

 

「…‥って、なんで伊達も付いて来てんのよ !? 」

 

「HAHAHA ……僕にもさっぱり分かりません」

 

 

矢澤先輩の厳しいツッコミも乾いた笑いでしか返すことも出来ず困り果てた。

前大会ラブライブ!王者と我が学院の救世主μ'sの対面な訳だが、俺はふと現状を冷静に分析した。

 

 

 

____この現場は声の主との関係がバレる可能性が非常に高い。

 

 

 

その現状に気がついた時、冷や汗が止まらなくなった……。

当人は気にもせずこっちをチラチラと見てはニコニコと笑ってくる……コイツ……人の気も知らないで !

 

 

そんなこのんなで冒頭に戻るわけである。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「そして、伊達宏樹君。」

 

「はいぃっ ! ? 」

 

 

無駄に回想をしていたら俺はツバサさんに名前を呼ばれていた。

 

 

「きっと、絢瀬さんや高坂さんの提案だと思うけど写真担当を設けたのは面白い考えだわ。」

 

「……ハハハ、ありがとうございます。」

 

「活動日誌もメンバー外からの目線で書かれていてHPのアクセスも増えてきているのは貴方の活躍もあると思うわ。」

 

「恐縮です。」

 

 

あの天下の綺羅ツバサにお褒めの言葉を仕ったのだがこちとらそれどころじゃないので返事も生返事である。

そんなこんなで話は佳境を向かえ……

 

 

 

 

 

 

「μ'sの皆さんお互いがんばりましょう……そして私たちは負けません。」

 

 

A-RISEのメンバーは伝えたい事は終わったようでその場を去ろうとしていく。

 

 

「あの ! 」

 

 

 

「A-RISEの皆さん ! 私達も負けません ! ……今日はありがとうございました。」

 

 

高坂はA-RISEの宣戦布告をμ's流……高坂穂乃果流でしっかりと返していた。

ここが、コイツの凄いところだ。

 

 

「ふふっ……貴方って面白いね……」

 

 

ツバサさんはどうやらこの返しを気に入ったようで、予選のパフォーマンスはUTXのステージでさせてもらえることになった。

 

 

 

「お堅いお話はここまで ♪ 」

 

 

高坂の一存でUTXの屋上でパフォーマンスすることになり、メンバーからは驚きの声が上がった……

 

 

が、そんなことお構いなしに、

そう言いながら俺を連行した張本人はツカツカとこちらに向かって来る。

 

 

いつものパターンなら『アレ』だよな ?

それは流石にマズいから空気読めよ ? な ?

 

 

「あんまり真面目な話だとμ'sのメンバーもカチカチに緊張しちゃって楽しくないわ」

 

「なんで、僕の前に来るんですか ? 優木さん(・・・・)? 」

 

 

この名前の呼び方でお願いだから察してくれ……

 

 

「なんでもへったくれも無いでしょ ? そもそもなんでそんな余所余所しいの ? 」

 

 

身体中の毛穴と言う毛穴から汗が吹き出ている。こいつ絶対にこの空気を楽しんでいる……。

μ'sのメンバーは俺と……

 

 

俺を連行してきた張本人優木あんじゅの会話についていけず唖然としている。

 

 

 

「伊達とあんじゅさんは知り合いなの?」

 

 

矢澤先輩 ! ! それ以上は広げては行けませぇぇぇぇん ! !

 

 

「知り合いも何も……。」

 

 

優木あんじゅは俺の目の前でニヤリと悪そうな笑顔を向けてくる。

 

 

「おい……これ以上は……。」

 

 

 

 

_____ひ~ろき ♪

 

 

 

 

 

俺はその言葉とともに優木あんじゅに抱きつかれた。

 

 

 

 

 

 

 

あ~……俺の高校生活終わったな……。

 

そう思いながらA-RISEの面々を見ると『やっちゃったな』という顔をしていた。

助けて下さいよと訴えようとした瞬間……

 

 

「ええぇぇぇぇぇぇぇ ! ! ! ! ! 」

 

 

という怒号にも近いμ'sメンバーからの叫び声が部屋に響いた。

 

 

「伊達 ! ! アンタ何ふざけてんのよ ! あんじゅさんから離れなさいよ !」

 

「先輩……どう見てもこれ俺が抱きつかれてるでしょ……。」

 

 

あまりの混乱なのかA-RISEに対する幻想のせいか矢澤先輩は俺に離れろと言葉を浴びせてくる。

どう見ても俺が被害者なんですが……。

 

 

「矢澤さん……あんまり宏樹を悪く言わないで」

 

 

俺はようやく本当のことを説明してくれるのかとあんじゅを引き離そうとする。

 

 

「私と宏樹は一糸纏わず姿を見せ合った仲だから許してね ♪ 」

 

 

……コイツ……コロス……。

 

 

内心とは裏腹にその言葉を言われた俺は白目を剥かんばかりの驚き顔であんじゅを見る。

 

 

 

「ええぇぇぇぇぇぇぇ ! ! ! ! ! 」

 

 

本日二回目の叫び声が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

「それにしても、驚いたわ。」

 

「ホントよ。海未は知ってたんでしょ?」

 

「ええ、勿論です。」

 

 

希、にこ、海未の三人はUTXからの帰り道、今日の衝撃的な出来事を振り返っていた。

 

 

「まさか、伊達君と優木さんが……」

 

 

 

 

 

______従姉弟だったなんて……。

 

 

 

 

「というかなんでアイツは言ってくれなかったのよ。」

 

「このことを伝えると色々と面倒だと思ってたらしくこの学院でも私と澤村君しか知らないと思います。」

 

「よっぽど言いたくなかったのね……。」

 

「にしても、驚いたなぁ……」

 

 

希はニコニコと今日の出来事思い出す。

 

 

「まさかあの二人が一糸纏わず姿を見せ合う仲だったなんて。」

 

「小さい頃、お風呂入ったことあるだけでしょうが。伊達が血の涙出す勢いで否定してたでしょ ? 」

 

 

希の言葉に対しにこは溜息を吐きながら否定する。

 

 

「あのときのにこっち超テンパってたやん?」

 

「そりゃ……その……男女が一糸纏わず姿を見せ合ってるとか聞いたら……」

 

「にこっちのむっつり~ ♪ 」

 

 

「うっさい ! ! ! ぶっ飛ばすわよ ! 」

 

 

 

3人の下校はいつも以上に盛り上がった。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

「あのー……そろそろ離れてくんないかな……?」

 

 

μ’sとA-RISEのメンバーが去った部屋で腕に抱きついたままのあんじゅに話す。

 

 

「だ~め ♪ 折角、宏樹成分を摂取出来るんだから ♪ 」

 

 

そう言いながらあんじゅはより強く腕に抱きついてくる。

 

 

「お姉ちゃん悲しいわ……大好きな宏樹に『優木さん』なんて他人みたいな扱い受けるなんて……。」

 

 

おいおいと泣くマネをするあんじゅを見て俺は溜息を付く。

 

 

「はぁ……それは前から言ってただろ……。」

 

 

『自分の親戚にA-RISEの優木あんじゅがいる。』

そんなことがバレた日には面倒なことしか待っていないことは分かっていてずっと隠していた。

そして、今はμ’sを応援・サポートする立場なら尚更言える訳もない。

 

そんな理由もあってあんじゅには伝えていたのだが……。言う事を聞いてくれなかった訳で……。

 

 

「でもまぁ…今日皆に伝えることが出来て嬉しいわ ♪ 」

 

「……何が ? 」

 

「私達が超ラブラブってこと ♪ 」

 

 

俺は我が残念な姉を見て絶句し天井を仰ぐ。

 

 

そう、優木あんじゅは俺の従姉であり……

 

 

 

 

 

 

 

______ずっと大好きなお姉ちゃんである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧頂き有難うございます!


はい、今回はなるべく砂糖を皆に吐かせるよう頑張ります。

尚、本人が一番吐く模様。
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