筆者は一気見予定なので今から見ます。
見たら創作のネタとか浮かぶのかなぁ??
本編は追い込みを掛ける第5話でございます。
「……はぁ……。」
私はUTXの屋上で溜息を付く。
「……昨日のといい今日といい調子が悪そうだな……あんじゅ……。 」
声を掛けられて振り向くとそこには英玲奈ちゃんがいた。
「英玲奈ちゃんが屋上なんて珍しいわね。」
意外な人物の登場に私は思わず質問への答えではなく、思ったことを口にしてしまう。
「友人が本調子ではなさそうなので心配になって来た……と答えておこうかな ? 」
英玲奈ちゃんは淡々といつもの様な雰囲気で話しかけてくる。
「……どうだ調子は ? 」
「……良くは無いわね……。」
「……そうか。」
英玲奈ちゃんは答えが分かっているような顔をして静かにそう答える。
従弟の頬を引っ叩いてしまってから3日後……
自分でも驚く行動を取ってしまった私は未だにアイツとまともに話が出来ていない。
「どうせ、お前のことだ伊達と喧嘩でもしたんだろう ? 」
「……うっ。」
この友人は何処までもお見通しなんじゃないかと思うくらい的確に予想を突いてくる。
「喧嘩……かもしれないわね……。」
「 ? ? ? 」
これは喧嘩なのだろうか……自分でも良くわからない。私は曖昧な返答をしてしまった。
ただ、残っているのはアイツを一方的に拒絶してしまったという事実とそれによってアイツ
に会うことが怖くなったということ。
「……あんじゅ……控室を出たときに伊達とすれ違ったがいつもと様子が違った……。別に何があったかは聞かないが……それが原因だろう ? 」
「……。」
やはり私と会う前からアイツは怒ってたんだ……。
そりゃそうだ……今まで散々口を酸っぱくしてアイツは私に無理をするなと言い続けてきた。
それを無視して練習して怪我して隠してイベントを迎えた……。
……怒るのも当然だ。
「……喧嘩かどうかよくわからないが、今まで通りの状態に戻りたいんだろう ? 」
「……。」
_____ 戻りたいのだろうか ? ?
きっと、誠心誠意謝れば……あの時どうしてあんな事をしてしまったのか話したらアイツは許してくれるだろう……。
それで良いのだろうか……。
「今まで通り……では引っかかるみたいだな。」
「……。」
英玲奈ちゃんは私の心を見透かしたようなセリフを喋りながら『フフッ』と笑う。
「人間は喋ることが出来て、感情を伝えることが出来る生き物だ。ちゃんと今思ってることを伝えるべきだと思うが ? 」
「……そうね…。」
従弟から今日会いたいというメールを改めて見つめ私はどうしようものかと空を見上げた。
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「……。」
俺は今UTXのいつもの部屋の前にいる。
海未にぶっ飛ばされてからすぐさまメールで我が従姉に今からこの部屋で会おうと伝えた。
……従姉から返信は無かった。
この扉の先にあんじゅが居るのか ? 居ないのか?
それだけでも正直ドキドキしている。もし居なかったら本格的拒否されているわけで、割りと次に打つ手が無い。仲直りするにはこの部屋にあんじゅが居ることが大前提なのである。
扉を開けたいのか ? 開けたくないのか ? こんな押し問答を自分の心の中で展開させて扉の前で2~3分固まったままである。
「ええい ! ままよ !」
俺は意を決して勢い良く扉を明けた。
「……珍しく遅刻ね。」
部屋にはおふざけな笑いをしているいつものあんじゅがいた。
俺はそれだけで少し安堵する。
「……色々あってな……。」
扉の前で押し問答してたなんて言えるわけもなく俺は適当に誤魔化す。
「……で、話って ? 」
早速、あんじゅは今日の呼び出しの目的について聞いてくる。
俺のやりたいことはただ一つだ。
______ ごめん ! !
誠心誠意この前の出来事を謝り頭を下げる……それだけだ。
「この前はあんじゅの話も聞かずに色々勝手な事をしようとして ! 」
色々冷静さを欠いていたあの時俺はあんじゅの意志も聞かずに勝手な行動を取った……。これは大いに俺に非がある。取り敢えず謝っておきたかった。その後どう言われるかはともかくとしてコレだけは済ませておきたかった。
「……顔を上げて……謝るのは私の方だから……。」
あんじゅはそう話すと優しく肩に手を掛けて俺の状態を起こす。
「ホントに……ごめんなさい……痛かったでしょ ? 」
あんじゅは今にも泣きそうな顔で俺の頬を触ってくる。
「衝撃的すぎて痛かったどうかなんて……覚えてねぇよ……。」
俺は苦笑しながらそう答える。
「……そっか……。」
あんじゅは無理矢理作った笑顔でスッと離れていく。
「……練習のし過ぎで足を痛めたのは前言ってた宏樹の予想通り。」
「μ'sの脅威がもうそこまで来てるのをあんじゅが感じてるって話し ? 」
「そう。」
迫り来る自分たちを脅かす存在に練習してでしか自信を保てなかった……ということなのだろう。
「ずっと、練習してはセーブを掛けてくれてた宏樹に怪我したなんて言えなくてね…‥。」
「それでイベントは強行出場した。」
「そう。」
『えへへ……。』と舌を出しておどけるがその顔には元気は無い。
「強行出場したらあの有様よ……。」
「……。」
パフォーマンスのクオリティは知っての通りである。
「正直、宏樹にはバレてないんじゃないかな~ ? って思ったの。」
「……んなわけねぇだろ。何百回も見てる踊りなんだぞ ? 」
「やっぱり ? 」
あんじゅはまたおどけた顔で話を続ける。
「でね、宏樹に怪我がバレて病院に行こうって言われて手を握られた時に……」
「…ん ? 」
______ 怖くなったの。
おどけた顔から一転あんじゅは真剣な顔で俺の顔を見つめて話してくる。
「宏樹に手を握られて、病院に行った瞬間私の中の『天才・優木あんじゅ』は終わってしまうかもしれないって……。」
「……。」
「宏樹に怪我がバレた時点で他の人にもバレてるかもしれない、しかも練習のし過ぎで怪我したなんてバレたら全部終わり……。そう思ったら怖くなって……。」
あんじゅの行動にはこんな理由があったのか……俺は驚きながらあんじゅの話を聞き続ける。
「だから……改めて、病院には行かないわ。」
あんじゅは真っ直ぐな視線で俺にしっかりと自分の気持ちを伝えてくる。
「OK。了解した。」
「あれ ? もっとしつこく言われるかと思ったんだけど。」
「そこはあんじゅの意志に任せるよ。どうせ言っても聞かないだろ ? 」
俺は半分呆れながらそう答える。
「やっぱり宏樹は理解が早くて助かるわ。」
「へいへい……。」
______ あとね……
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「伊達~日誌終わったの ? 」
「終わりましたよー。あと練習風景動画纏めて置いたので確認お願いしますね。」
あんじゅと話をした翌日……
宏樹は放課後の部活動の業務に勤しむべく、アイドル研究部の部室で部長の矢澤にこと仕事の話しをしていた。
「……いいじゃない……というかコレくらいできるなら毎回やりなさいよ。」
「いや~久々に気合が入って……。」
「何 ? 普段やる気がないってこと ! ? 」
「いや、そういうわけでは無くてですね……。」
宏樹とにこのいつものやり取りを海未と拓哉は観察するように見ていた。
「上手くいったんすかね ? 結局。」
「まぁ、元気がなくなる前に戻ってますし……というか以前より何処と無くやる気があるような……。」
「確かに……。」
にこの説教を少し嬉しそうに受けている宏樹は前日あんじゅの言われた言葉を思い出す。
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「私気が付いたの……。」
「何に?」
あんじゅは笑顔で話し出す。
「宏樹に管理してもらってもこんなミスって……だからと言って宏樹と話さない3日間は全然元気がないとか言われてね……。」
喜ぶべきなのかどうなのか微妙な心境で宏樹はあんじゅの話に耳を傾ける。
「ホントに宏樹に甘えっぱなしだったんだなって……。」
「そうか ? 」
それは宏樹も人のことが言えないので取り敢えず肯定しておく。
「だからね……」
______ ラブライブ!が終わるまでは1人で大会に望ませて欲しいの ! !
最後までご覧頂きありがとうございます!
そんな訳でこんな展開でございます。(どんな返答だよ)
あんじゅ編は次で終わる予定です!
いやーやっとゴールが見えた!\(^o^)/