μ’s MUSIC BOX   作:ぶりくすむ

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今週書けるのは今日だけだ!と勝手に思い込みガンガン書くバカの極み。

尚、今週あと1回位投稿する模様。

意味深な夢やら朝やらを迎えて取材編でございます。


#03

 

 

「よっしゃー!終わったー!」

 

 

 

終礼が終わり俺は伸びをしながらそう叫ぶ。

 

 

 

「なんか珍しくやる気があるな相棒・・・。」

 

 

 

拓哉がなんか物珍しそうな目で見ているがキニシナイキニシナイ・・

 

 

 

「あー・・今から取材か。」

 

 

 

「そっ、久々にバシバシ合法的に撮れるってことで気合い入りまくりよ」

 

 

 

講堂のLIVE以降まともな写真を撮っていなかった俺は写真が撮れるということでそこそこの気合いで今回は臨むつもりだ。

 

 

 

 

「合法的って・・・何か悪いこと普段してるみたい・・」

 

 

「ことりさん、コイツに今話しかけると変態伝染りますよ。」

 

 

「うるせぇやい。てめぇらはとっとと練習でも衣装作りでも行って来いや。」

 

 

 

からかってくる二人を追っ払う。

 

 

 

「うっし、海未ーもう弓道場行くか~?」

 

 

「あっ・・はい。今行こうと思ってたので・・・。」

 

 

「んじゃ、一緒に行くか。俺一人だと不審者だし。」

 

 

「はい・・・。」

 

 

 

今日の朝から海未はこんな感じ。目も合わせてくれないし話も続かん。

朝の『アレ』は許してるんだけどなぁ・・・・。

 

そう思いながら二人で弓道場を目指す。

 

 

 

 

「あの・・・宏樹・・。」

 

 

「ん?どした?」

 

 

 

移動している最中、神妙な面持ちで海未が話しかけてくる。

 

 

 

「今日の朝は・・スミマセンでした!」

 

 

 

やっぱり気にしてたんだな・・・確かに出来事だけ文章にしたら事件に聞こえなくもないしクレイジーに思われなくもない振る舞いだった。

 

 

 

「別に気にしてねーよ。慣れちゃいけねぇけど、お前には結構引っ叩かれてるし。」

 

 

 

 

「そういう問題では無くて!」

 

 

 

 

適当に会話を終わらしてリセットしようと思ったが海未が食い下がってくる

 

 

 

 

「お前が何の理由もなくあんな事すると思ってねーしそれなりの理由があるんだろ?」

 

 

 

「えっと・・・それは・・・。」

 

 

 

「言えないならそれでいい。別にほじくり返したい訳じゃないし。」

 

 

 

「宏樹は怒ってないんですか!?あんな事されて・・・。」

 

 

 

すごく罪悪感を漂わせてる海未がそう話す。

 

 

 

「そりゃー痛かったけど、別に怒ってはねーよ。まぁ、不機嫌だったけど。」

 

 

 

「だったらもっとはっきり言ってくれれば・・・」

 

 

 

「でもまぁ、こういうのも海未との付き合いの中でしか体験できないもんだからな。定期ビンタ」

 

 

 

無理やり会話を遮っていつものおちゃらけた解答をする。

湿った空気は正直うざったい。

 

 

 

「あなたは・・・ホントにお人好しです・・・。」

 

 

 

「はいはい。お人好しですよー。」

 

 

 

もう、謝罪が意味を成していないことに気が付き海未は笑ってくれる。

 

 

 

「湿っぽ話は終わり!今日は弓道部のエース園田海未さんの取材なんだから部活に集中してもらわないと困るんだわ」

 

 

 

「はぁ・・わかりました・・・。いい記事になるように部活に集中します。」

 

 

 

やっといつもの調子の海未だ。こうじゃないとやっぱりやり辛い。

 

 

 

「よっ!それでこそ皆のお姉様 園田海未!」

 

 

 

 

「なっ!!私は別にお姉様じゃありません!!」

 

 

 

 

「えー・・・後輩に大人気なんでしょう?」

 

 

 

 

「そんな事知りません!!」

 

 

 

 

 

ふざけ合いながら海未と弓道場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生に撮影の許可を改めて確認し俺は弓道場の隅で支度から出てくる海未を待っていた。

 

 

 

弓道場とは異質な空間だなとこの時改めて思った。

 

 

 

言ってしまえば射場と的場しか無いのだが、場からの緊張感や人から感じれるプレッシャーは他の競技では中々なさそうなものだった。

 

 

 

こんな状況で海未は的を狙って弓を射るのか・・・。

 

 

 

 

「すごい世界の住人じゃねぇか?これ・・・」

 

 

 

そう、ポツリと呟いた時海未が射場へやって来た。

 

 

 

集中してる顔は普段俺や高坂達と話している時の顔ではない凛々しく真剣な眼差しだった。

 

 

 

海未が弓を引いて矢を射る。

 

 

 

放った矢はほぼ真ん中の部分に中(あ)てる。

 

 

 

やべぇ・・・これはカッコいい・・・。

 

 

不覚にもかっこいいと思ってしまった。男の俺がこんな調子じゃこんな姿を見た女子なんてイチコロじゃねぇか。

 

 

そこからは一心不乱にカメラを構えて海未を写真に収めようと必死にシャッターを切った。

 

 

このかっこよさはアピールしていくべきだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一通り満足行く写真も撮れたのであとは見学を楽しもうとしていた時後ろから声をかけらる。

 

 

 

 

「せ~んパイ!」

 

 

 

「うおっ!?びっくりしたぁ・・・ん?君は」

 

 

 

「ワタクシ、1年生の兵藤さゆりと申します。」

 

 

 

 

イキナリ現れた後輩に驚きながら受け答えをする。

 

 

 

 

「んでその後輩のさゆりちゃんは俺に何のようなのよ?」

 

 

 

自分の嗅覚はこいつがものすごくめんどくさいと言っている・・・。

 

 

 

「イキナリ初対面の女子に下の名前でちゃん付けなんてジゴロですね先輩!」

 

 

 

キャッキャッと嬉しそうに反応してくる後輩君をかなり冷たいテンションで見つめる

 

 

 

「兵藤"さん"は何用で僕なんかに話をかけたんですかね?」

 

 

 

怒っていることを隠さずに話を続けようとする。

 

 

 

「お、怒らないで!ゴメンナサイ調子乗りました!!」

 

 

 

 

「・・・ったくあんま先輩をからかうなよ。」

 

 

おちょくってくるが憎めなそうな雰囲気はホントに「後輩」を絵に描いたような感じだ。

 

 

 

「先輩に色々聞きたい事がありまして!!」

 

 

 

さゆりちゃんは焦りながら機嫌を損ねないよう話しかけてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実はですね・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧頂きありがとうございます。

ポツポツとキャラ編は進めていきますのでボリュームが少なくてスミマセン。

多分今後は酎ハイの引っ掛けつつ書くので誤字脱字が多いかも・・・。

何かありましたらなんなりとご指摘下さい・・((((;゚Д゚))))
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