義理の兄、なんだそれは!?   作:鞍馬エル

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前話と対になる予定の話


予定は未定だったよ
悲しいね


 体制に抗ったもの

???

「ガンダムだからといって、そこまで万能ではない件について」

 

???

「人の想いを束ねるとかオカルトを売りにせんでもろて」

 

???

「いや、コロニーレーザー無効化するとかどんだけよ?」

 

???

「火力が足りんよ、火力がさぁ!?」

 

???

「お前らなぁ。本当いい加減にしろよ?」

 

???

「…先輩達からの圧が強すぎて泣きそうです

助けてバナージ」

 

時代を切り拓いてきたガンダム

彼等にも思う事があるようです

 

 

ガンダムの主張

 

「ガンダムなんて言っても、結局一機にすぎないんだよ!

仲間であるガンタンクやガンキャノン、コアブースターにホワイトベースがいなきゃ、どうにもならんのにさぁ!!」

 

『ガンダム神話』を生み出したRX-78-2ガンダムはそう主張する

 

「つか、軍の最新鋭機に民間人乗せて活躍させるとか軍人としての最低限の誇りすらないのかよぉぉぉっ!!

アムロどれだけ苦悩したと思ってるんだ、コラァァッ!!」

 

「それな。アムロが軍人をしなければならなくなった事については許さんぞ!赤いのぉぉぉぉっっっ!!

 

ガンダムの怒りの声に同調するνガンダム

 

「アムロはな、アムロはなぁ!

本当に純粋で優しい、強い子だったんだ!

それが下らない軍の考えで人生を狂わされた!!

俺が自律行動出来たなら、真っ先に連邦軍総本部を襲撃したというのにぃ!!」

 

「…ブルーディスティニーみたいなシステム搭載されてたらマジで先輩やりかねない

いやホント怖いわ」

 

「というか、粗製濫造するんじゃない!

せめてキチンとテストしてパイロットを

せ・い・きの(・・・・・)パイロット用意しろやぁぁぁっっ!!」

 

「全くだ。例え彼方の都合がどうあれ兄弟機ともいえるもの

なのに何故殺し合わねばならんのやら、なぁ?アナハイムゥゥゥゥ!!

ガンダム試作一号機『ゼフィランサス』怒りの主張である

 

「せ、先輩。それ言われると俺も辛いっすよ」

ゼフィランサスの主張に胸を抑えたのがガンダムMk-Ⅱ

 

彼?はグリプス戦役の発端となったエゥーゴによる『グリーンノア襲撃』の際、ティターンズパイロットジェリド・メサが搭乗していた機体を民間人であるカミーユに奪われた。その後エゥーゴにおいて運用される事となる

のだが、本来の所属はティターンズであり、エゥーゴは寧ろ敵対組織だ。にも関わらず、何を血迷ったのか更にもう一機のMk-Ⅱがエマ・シーンの投降に合わせてエゥーゴ所属となった

 

当然ながら明確な裏切り行為を働いたMk-Ⅱに対するティターンズ量産機会や連邦軍量産機の会からの視線は冷たく

その後のネオジオン紛争においてすら連邦軍量産機の会からの対応は塩対応以下だった

 

 

彼等は没した後、集合意識の中でくだらない話などに興じる事も多いのだがMk-ⅡとGPシリーズの者達はその輪に加わる事すら難しい

因みにサイサリス(試作二号機)はジオン量産機の集いに受け入れられている事もMk-Ⅱが心を痛めている理由だったりする

 

戦力に余裕がないからかジオン系の組織は連邦軍のそれに比べてかなり懐が広い傾向にあるようだ

 

 

----

 

 

「エゥーゴと言えば、赤いのが居たよな?」

 

また貴様かよ

 

これには一同苛立つ他ない

 

「マジメにあの赤いの疫病神ではなかろうか?」

 

「民間人のいるコロニーに襲撃する事2回

民間人を戦闘に引き込んだ事2回。νの奴が完成した事を差し引いても許される訳ないな、これは」

 

「そんな人がいたんですか?」

 

「あー、お前さんは会ったこと無いだろうなぁ

でも嫌というほど聞いたはずだぞ?」

 

「…もしかして」

この中では最も若いユニコーンはまさかと思い至った

 

「予想通りだと思うがな?

『赤い彗星』シャア・アズナブルだ」

そう、Zは心底不愉快そうにユニコーンへと告げる

 

 

----

 

『赤い彗星』

シャア・アズナブル

この場にいる殆どの者にとって縁のある人物だ

 

ある時はジオン公国の赤い彗星

またある時はエゥーゴのクワトロ・バジーナ

終いにはネオジオン総帥にしてジオン共和国の初代総理ジオン・ダイクンの子、キャスバル・レム・ダイクン

 

「お前は極東の島国の旧世紀の武将か何かか?」

とこちらに来て知り合ったある人物から教えて貰った言葉は正に正しいと思った

 

 

どうにも旧世紀の一部地方において幼い頃の名前、幼名(ようみょう)、よく意味が分からないが特定の宗教に入っていた場合には法名(ほうみょう)なるものもあるとかなんとか

 

「人間ってのはよく分からん事をするなぁ」

と思わずZZは感心半分呆れ半分な気分になった

 

 

なお、ZZは共通の友人がいる為にかなり件の人物と親しかったりする。

頻繁にこの空間を抜け出すのは色々問題がある為に自重しているが、それでも滅多に聞くことのできない自分の相棒の話を聞けるのは素直に嬉しいと感じている

若干人見知りの感のあるZやユニコーンは中々踏み出せないみたいだが、ゼフィ(ゼフィランサスの愛称)は割と一緒に会いに行くことがある

 

なお、ガンダムとνはとても気まずいらしく

 

「合わせる顔がない」

 

「どの様な顔をして会えば良いのか?」

と悩んでいるそうだ

 

…この辺は割とアクティブに動くサザビーやジオングあたりを見習うべきだとZZは常々思っている

因みにその後ろから量産型キュベレイや巨体をなるべく小さくしてクシャトリアの後ろに隠れようとするクィンマンサの姿が偶に目撃されていたりするのだが

 

誰もそれを指摘しない

 

それを指摘すると涙目になってクィンマンサが逃げ出し、困った様にクシャトリアも戻り、それを追いかける様に量産型キュベレイ達も戻っていくからである

 

 

「乗り手に似たのかな?」

と思うZZであったが、まぁそこは温かく見守る事とサザビーやジオング達と密かに協定を結んでいたりする

 

付け加えるとそこにキュベレイが加わりたいのに言い出せないのも彼等は見て見ぬ振りをしていた

 

「いや、なんというか面倒?」

 

「乗り手ももう少し素直な気がするけどな」

 

「最悪マリニキ(前話参照)連れてくればなんとかならんか?」

 

との事

 

 

----

 

なお、彼等と件の人物のいる世界はやや『ズレており』、ZZクラスのパワーと勢いがないと突破できない境界線がある

 

サザビーやジオング達が頻繁に見ている(・・・・)のは彼等の世界(虹の向こう)の事

 

「流石に申し訳なくてな」

 

「拗らせすぎた上にアクシズ落としとか

いや、ホントキツいわ」

 

どうにも彼等もまた直接会うのは気まずいらしい

 

 

 

「考え過ぎな気がするけどなぁ」

ZZとしてはそう思っているのだが

 

まぁ、それはそうとしてあまり押し掛けてもなんだし

何より相棒(ジュドー)の話を聞けなくなるのもそれはそれで嫌なので放置していたりする

 

やはり自身を良く操っていたジュドーに対しての興味が尽きる事はないらしい

 

 

----

 

「その名前は聞いた事があります

フロンタルが求められた存在として」

 

「あんな奴を求めるとかどつかしてるよ、ホント

カミーユが殴るのも無理ないって。つか、出来るならいっそ握り潰してやりたかったよ」

 

「落ち着けZ。せめてビームライフルの的くらいで勘弁してやれ」

 

「どのみち死ぬんだよなぁ。ホントカミーユ大好きコンビには参るわ」

 

ユニコーンの答えに心底『どうしてあの時俺は奴を()れなかったのか?』と悔いるZとフォローしている様で殺意マシマシなMk-Ⅱ

それに呆れているガンダムであった

 

なお、そのガンダムも殺す事自体に異議を申し立ててなかったりする

 

 

----

 

Zの主張

 

「子供にな、子供に

大人の理想や理屈を押し付けんじゃねぇぇぇっ!!

 

あの死線をくぐり抜けたカミーユに対する対価がまさかの精神崩壊とかZは冗談抜きでこちらに来て直ぐあの野郎(ジ・O)を文字通り粉砕するべくティターンズ量産機会にカチコミをかけようとしたくらいである。もっとも、それを強大過ぎる圧力(プレッシャー)で押し潰したのがガンダムであったが

 

「此方に来てまで、余計な諍いを起こすな」

と諌めた

 

なお、その手にはあまり使用されてなかった為にフラストレーションMAXの『ガンダムハンマー』が握られており、Zには

 

(やります?やっちゃいますか?ガンダムの旦那!

やるなら俺は一年戦争でのフラストレーション全部を載せて()りますよ!!)

ととても恐ろしい思念が届いた様な気がしたので、やめた

 

因みにガンダムの後ろで

 

「え?やめんの?」

と言わんばかりの残念そうな顔をしているゼフィランサスがいた

 

ゼフィランサスの隣にはステイメン(試作三号機)が今まさにオーキス(開発コードネームデンドロビウムへの換装用?の部品、もとい巨大な武器コンテナ)とドッキングしようとしていた事と関係はない

 

はずだ

 

ステイメンはゼフィランサスを兄として慕っており、その為時々兄の為という事で暴走する事がある

少し前に跳ねっ返り(スペリオルガンダム)がゼフィランサスに舐めた口(・・・・)を叩いた際には

 

 

…死ね

とほぼゼロタイムで喚び出したオーキスと合体。ゼロ距離からの大型ビーム砲でスペリオルを粉砕している

 

なので、Zはその時の自分の判断か正しかったと胸を撫で下ろしたとかなんとか

 

 

Zとしては自身の開発にも少なからず関わり、しかも最後まで生き残ってくれたカミーユに対する想いはガンダムのアムロへの思い入れに勝るとも劣らないレベルである

その為、シロッコやジ・Oに対する敵意(殺意)は今もって消えることはない

 

 

…同じくらい赤いのも嫌いだが、その赤いのに親しい人物(ラウム)()をしようにも

 

「はん、悪ガキがなんか旦那に用があるってのかい?」

 

「ここを通りたくば、俺達を倒してからにするんだな!」

 

「…ぶち殺されたいのか?このガンダム野郎が」

 

と、とても

そうとても怖い者達(マリニキ、ビグザム、αアジール)がいるのでZは通れないのです

 

というか、最初のは技量がおかしいし、2番目と3番目はIフィールドのせいでビーム兵装が効かない。その上装甲も硬い

そして

 

「Z?何しようとしてるんだい?」

と爽やかな笑みを浮かべながら、ハイメガキャノンのチャージをゆっくり始めるZZが本当に怖いのだ

 

 

なお此処に

 

「ザク兄貴に負けるな!」

と一般通過ドラニキや

 

「…何をするつもりだ」

と最初っから戦意MAXのクシャトリア

 

「遊んで欲しいなら遊んでやるよ

みんな、かかれっ!」

と単機でもとんでもないのに、連携して襲いかかってくるクィンマンサと量産型キュベレイ達

 

が偶に追加される始末

 

 

勝てる訳ないだろ?こんなの

と涙目で帰ればガンダムとゼフィランサスによるお説教が待っている

 

 

なのでZは境界線チャレンジ(成功0回)を止めることにしたのであった

 

 

…でも悔しいので赤いのが説教されている時にはZZから教えてもらってMk-Ⅱと共に笑ってやる事にしていたりする

 

 

----

 

「いつまで子供を戦場に出すつもりなんだろうね、連邦軍はさ」

ZZは不愉快そうに主張する

 

「…アムロ」

 

「人参嫌いのコウ、いい加減食べれる様に

…無理かなぁ」

 

「…カミーユ」

 

「…アムロ、いい加減大人しく余生を迎えてくれよ、ホント」

 

「…バナージ

結婚おめでとう。オードリーさんと仲良くな」

 

皆思い思いの反応をする

彼等とて活躍出来るのは嬉しい

が、多感な様々な経験が出来る時期を戦場という殺伐とした場所で過ごして欲しいと思う程に彼等とて壊れてはいない

 

「大人の都合で始めた戦争

なのに、なんで連邦軍は当たり前の様に子供達を巻き込むのか?」

彼等が意思を持って動けたならば、ジオンやアクシズなどに同調して寧ろ連邦軍を滅ぼそうとするだろう

 

「エゥーゴ?ネオジオン?

赤いのの組織はノーサンキュー」

ZZも赤いのは嫌いであるらしい

 

 

----

 

「英雄にするな!アムロもブライトも唯の1人のちっぽけな人間なんだぞ!」

νはそう主張する

 

「エースだから、大戦をくぐり抜けてきた歴戦の指揮官だから?

その彼等の邪魔をするお前達が俺は何よりも疎ましい」

 

連邦軍の大尉として

赤い彗星のライバルとして

連邦軍大佐として

ホワイトベースの元艦長として

様々な戦乱の中でも戦い抜いてきた指揮官として

 

そんな事を彼等が望んだとでも思うのか?

必死に逃げ出したくなるのを堪えて、逃げ出しても戻って歯を食いしばって戦い続け

 

そんな彼等に連邦軍は、連邦政府は何をした?

 

危険因子として軟禁し

閑職に追いやり

 

挙句未然に防がれたみたいだが、ハサウェイがあのままなら間違いなく連邦軍はハサウェイの処刑をブライトにさせた事だろう

 

もしそうなっていたら、自身に内蔵されているサイコフレームの力を振り絞ってでも、地球にコロニーを落とすようにしたかも知れない

 

 

もう、彼等を休ませて欲しい

それがνの願いだった

 

 

----

 

「平和はまだ遠いのかも知れない

もしかしたら、僕達の新たな後輩が直ぐ生まれるのかも知れない

…でも、傷付いた彼等には静かな夜を過ごして欲しい」

 

ユニコーンはそう願う

確かに自分の身体はまだ動くかも知れない

でも、もうバナージ達にこれ以上辛い思いをして欲しくない。ユニコーンはそう願っている

 

 

時代に取り残されたあのアパートで

時代に抗った彼等が

その羽を

その傷を癒やして欲しい

 

 

そして願わくば、彼等の子ども達には平和な世界を

 

ガンダム達はそう願わずにはいられなかった

 

 

 

 

 

 




戦いに疲れて
静けさの中で
彼等に生きて欲しいと願う

戦う力があるから戦うのではなく
戦う決意のある者達が戦うべきだ


その為の軍
その為の組織なのだから





完結しても未だに読んでくださる方々
感想をくれる方々
お気に入りしてくださる方々
評価してくれる方々

全て私にとってありがたい事です
という訳で明日あたりに現在のアンケートを打ち切って、今後の事についてのアンケートを取りたいと思います

宜しければご協力の程よろしくお願いします

 こういった短編、要ります?

  • いる
  • いらね
  • 書けるなら書いて、ほら役目でしょ?
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