ウルトラギャラクシーファイト外伝(グリージョたちの激闘) 作:丹羽戸梨央
≪岩の惑星ノペル≫
ウルトラマンロッソ「ハァァァァ!」
ロッソがオーバースローで放った火の玉がアブソリュート兵たちに命中し、アブソリュート兵は黄金のしぶきをあげながら、爆散する。
攻撃を放ち、スキができたロッソにアブソリュート兵が攻撃しようと押し掛ける。
ウルトラマンブル「アクアジェットブラスト!」
ブルが迫ってきたアブソリュート兵に激流を浴びせアブソリュート兵が吹き飛ぶ。
ウルトラマンタイガ「スワローバレット!」
ウルトラマンタイタス「星の一閃、アストロビーム!」
ウルトラマンフーマ「光波手裏剣・斬破の型!」
3人のウルトラマンの放った光線がアブソリュート兵にあたり、大爆発を起こす。
しかし、ナラクから、次々にアブソリュート兵が押し寄せてくる。
タイガ「く、きりがない。」
タイタス「あのナラクを何とかしなければ・・・」
フーマ「でも、あれを破壊するには、たくさんのウルトラマンの力が必要じゃ・・・」
3人はすぐに近くに来たアブソリュート兵に視線を戻すと、戦闘を再開する。
ロッソたちから少し離れたところでウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーがアブソリュート・ディアボロと対峙していた。
ディアボロ「ふっ、楽しませてくれるな。」
ギンガ「悪いが、こっちは楽しんでる場合じゃねぇんだ。」
ビクトリー「お前を倒して、光の国を覆うバリアを壊す。」
ディアボロ「できるものならやってみろ!」
ギンガ「ショーラー!」
ビクトリー「テヤァー!」
何発かの攻撃をお互いにいなし、両者がある程度の距離をとると、
ディアボロ「コスモ幻獣拳究極奥義、剛力破牛拳!」
ギンガ「ギンガファイヤーボール!」
ビクトリー「ビクトリウムスラッシュ!」
ディアボロとギンガ、ビクトリーの間で、大きな爆発が起こる。
ウルトラマンジード「レッキングロアー!」
ジードの前で音が反響し、アブソリュート・ティターンのシックルソードをはじき返す。
ウルトラマンX「Xスラッシュ!」
ウルトラマンZ「ハァァァァ!」
アブソリュート・ティターン「ふんっ!」
Xの放った光線とZのZランスをヌンチャクのように使った攻撃を県でさばきながらティターンはジードのほうに向かう。
ジードはジードクローで応戦し、ティターンは攻撃を受ける。
ティターン「さすがに3対1では分が悪いか」
アブソリュート兵たちがティターンを囲むように集まる。
Z「先輩方、こいつらは任せてください」
Zはアブソリュート兵と戦い、ティターンの前には、ジードとXが残る。
ティターン「いざ、尋常に・・・」
X「くっ」
ジードはナラクから現れるアブソリュート兵を一瞥し、
ジード「エネルギーを抑えながら戦うのにも限界が・・・」
とつぶやく。
そう。皆、全力を出さず、エネルギーを温存しているのだ。光の国がバリアで覆われ、入れない状態のため、回復手段がない。仮にこの戦いでバリア解放の糸口をつかめなかった際、動けるウルトラマンがおらず、かなりの危機になる。そのため、ギンガはこの戦いの前に、皆になるべくエネルギーを温存しつつ戦うよう指示していたのだ。
ギンガ(このままでは、ジリ貧か。だが、ナラクを消すには・・・ウルトラマンレイガに、いや、今はグリージョとオーブがいないし、仮になれても、ナラクを破壊する間、Z一人で他の敵を相手することになる。どうすれば・・・)
ディアボロ「よそ見してる余裕はないぞ。」
ギンガ「ぐわぁ」
ディアボロのパンチを受け、ギンガが吹き飛ばされる。
ビクトリー「ヒカル!」
Xはその状態を見て、
X「ジード!ここを任せられるか?」
ジード「えっ?」
ジードはXのほうを一度向き、意思疎通すると、
ジード「わかりました。行ってください!」
そう答え、
ジード「見せるぜ!衝撃!!」「ジード!!」
ジードはアクロスマッシャーへチェンジする。
ジード「ディフュージョンシャワー!」
ジードクローから上空に発射された無数の光弾が、ティターンの足を止める。
ティターン「くっ」
X「Xスラッシュ!」
Xはディアボロに向かって光線を放ち、距離と取りながら、ギンガのほうへ向かう。
ビクトリー「ハァァァ」
ビクトリーはエレキングをウルトランスし、ディアボロを食い止める。
X「ギンガ、Zの力を借りよう!」
ギンガ「Zの?」
X「ギンガストリウムの力とジードのロイヤルメガマスターの力をZに集中させるんだ!」
ギンガ「なるほどな。」
ギンガ「みんな、力を貸してくれ。」
ギンガが叫ぶと、ニュージェネレーションズが敵にけん制の攻撃を放ちながらギンガのもとに集まる。
そしてそれを囲うようにディアボロ、ティターンを先頭にアブソリュート兵が集まる。
X「ギンガとジードとZの力を使って、ナラクをふさぐ。他のみんなは、アブソリュート兵を足止めするんだ。」
ウルトラマンたち「おう。」
ギンガ「よし、みんな、ここからは、短期決戦でいこう。出し惜しみはなしだぜ。」
【ギンガに力を ギンガストリウム】
【ウルトランス EXレッドキング ナックル】
【サイバーゴモラアーマー アクティブ】
【変えるぜ運命! ロイヤルメガマスター】
【纏うは極み 金色の宇宙 ウルトラマンルーブ】
【燃え上れ 仲間とともに バディ ゴー ウルトラマンタイガ トライストリウム】
【真っ赤に燃える勇気の力 ウルトラマンZ ベータスマッシュ】
ギンガ「行くぞ!」
ウルトラマンたち「おう!」
ビクトリー「フゥアー トリャアー!」
X「ゴモラ振動波!」
タイガ「タイタスバーニングハンマー!」
ルーブ「ルーブコウリンショット」
ビクトリーがこぶしを地面にたたきつけフレイムロードを発生させ、それを追うようにXの振動波が押し寄せる。
これには、ティターンとディアボロも前に進めず、足止めされる。そしてそこへ、タイガの投げた炎をまとったハンマーが飛び、大爆発を起こす。
その爆風の中から何とか、前進してきたアブソリュート兵に、ルーブコウリンから放たれた攻撃が当たり爆発する。
Z「テヤッ テヤッ テヤァー」
Zの掛け声とともにZのウルトラホールが3つとも開く。
ストリウムブレス「ウルトラ兄弟の力を一つに」
ギンガ「ハァァァ!!!」
キングソード「ウルトラ6兄弟」
ジード「ハァァァ!!!」
ギンガストリウムをウルトラ6兄弟のオーラが覆う。本来はそのまま、コスモミラクル光線を放つが、ギンガはそのオーラを体内にまとったまま意識を集中する。
また、ジードもブラザーズシールドとして登場するウルトラ6兄弟の力をキングソードに集中させる。
ギンガ、ジード「「行くぞ!Z!」」
ジードはZの右側に、ギンガはZの左側に立つと、ジードは左手に持ったキングソードをZに向け、ギンガは右手をZに向ける。
二人のウルトラマンから光の粒子がZのウルトラホールに向かって流れこむ。
ギンガ「いまだ!Z!」
Z「ハァァァァ!スペース コスモミラクル ゼェェェェト!!!」
Z「フゥー ハァァァァ ティヤー!」
Zはウルトラホールにたまったエネルギーを光の球体にして、ナラクへ向かって放つ。
ナラクは虹色に輝きながら崩壊を始める。
ティターン「く、引くぞ。」
ディアボロ「チッ。」
ティターンとディアボロはまた崩壊していないナラクから逃亡する。
タイガ「タイガブラストアタック」
ナラクから逃げ遅れたアブソリュート兵へタイガが攻撃していく。
ギンガ「どうやら、こいつらは光の国のバリアとは関係ないようだ。」
タロウのウルトラ念力で光の国がまだバリアに覆われていることを知ったギンガ皆にが伝える。
ビクトリー「やはり、陽動だったということか。」
ジード「・・・とりあえず、オーブさんからの報告次第ですね。」
ギンガ、ジード、タイガ、ジードは先ほどの戦いで、エネルギーを消耗し、カラータイマーが点滅していた。
ブル「早く、光の国のバリアを解いて、アサヒのもとへ向かわないと。」
ロッソ「俺たち、光の国へ向かいます。」
ビクトリー「待て、やみくもに動いても、エネルギーがなくなるだけだ。少し落ち着け。」
ブル「でも・・・」
ギンガ「ゼロも一緒なんだ。きっと大丈夫。何とか、アブソリュートタルタロスの仕掛けた光の国のバリアを解こう。」
ロッソ「・・・はい。」
≪惑星ソドム≫
クール星人「はははははは。見ろ、ウルトラの一族が手も足も出ていない。」
チブル星人エクセラー「我々の勝のようですね。」
クール星人「アブソリュートタルタロスの作戦によれば、他のウルトラマンも陽動部隊に引っかかったころだ。」
チブル星人「エクセレント!これで、体力の回復していない、ギンガとビクトリーを攻撃すれば、倒せますね。」
二人「ふふふ。はははは。」
バリアに覆われたウルトラの星を見上げながら、談笑している2人の宇宙人の耳にハーモニカの音が届く。
チブル星人「なんです。この音は?」
クール星人「ウルトラマン!なぜ、ウルトラ戦士がここに・・・!お前は何者だ?!」
ウルトラマンオーブ「俺か?俺は銀河の流れ星。ウルトラマンオーブ。お前らか、ウルトラの星をあんな状態にしたのは!」
クール星人「ファー!ウルトラマンは陽動部隊に引っかかってエネルギーがないんじゃないのか!?」
チブル星人「ここは分が悪いです。逃げなくては。」
ウルトラマンオーブ「逃がさんぞ。チブル星人、クール星人。」
チブル星人「く、仕方ありませんね。」
チブル星人はゼットンへモンスライブを果たす。クール星人は自身の円盤に乗り込み、逃走を試みる。
ウルトラマンオーブは向かってくるゼットンを確認すると
「キレのいいやつ、頼みます」
【ハリケーンスラッシュ】
オーブは姿を変えると、オーブスラッガーランスを大きく振り、竜巻を起こし、ゼットンをけん制し、上空へ上がる。そして、クール星人の円盤めがけて
「オーブランサーシュート!」
オーブスラッガーランスから放たれた光線によりクール星人の円盤は爆散する。
オーブが地上に降りると、待ち構えていたかのようにゼットンが火球を放つ。
姿が見えなくなるくらいの爆炎がやみ、煙が薄くなると大きな二本の角の影が現れる。
「熱いやつ、頼みます。」
【バーンマイト】
チブル星人「死ねぇ!死ねぇ!死ねぇぇ!」
オーブの姿を確認するとチブル星人のライブしたゼットンは狂ったように火球を放つ。
オーブ「そんな炎、吹き飛ばしてやる! ストリウムバースト!」
オーブは胸元に火炎を集め、巨大な球にするとゼットンめがけて放つ。
チブル星人「ウヒャヒャハ、ウハハハハ、ギャアアア」
ゼットンは突如打たれた火炎弾に反応できず、もろに攻撃を受け、爆散する。
その爆風に紛れながら逃げようとするチブル星人に、
「光の力お借りします。」
【スペシウムゼぺリオン】
オーブ「スペリオン光輪!」
オーブの放った光輪はチブローダーごと、チブル星人を真っ二つにし、爆散させた。
オーブは上空のバリアに覆われたままの光の国を見る。
オーブ「奴らを倒しても、バリアは解けないのか?」
オーブがあたりを見渡すと、そこには白く四角い建物のようなものがあった。
オーブ「なんだ、これは。」
オーブがその建物の屋根の部分を外すと、おびただしい数の機械がびっしりと入っていた。
オーブ「えーと、あー、これなんだ?どうすればいいんだ?」
オーブは頭を掻きながら、建物の前でフリーズしていたが、やがて
オーブ「まぁ、たぶん、破壊すれば、バリアは解けるだろ。」
オーブ「スペリオン光線!」
オーブが腕を十次にクロスさせ、光線技を発射する。
白い建物が破壊されると同時に、光の国のバリアが解かれる。
オーブは、そのまま上空の光の国へ向かう。
≪光の国≫
ウルトラセブン「バリアが解けたか・・。」
ウルトラマンタロウ「ニュージェネレーションズが、バリアの動力源を破壊してくれたのか?」
オーブ「セブンさん、タロウさん。」
セブン、タロウ「「オーブ!」」
オーブ「今、おそらくバリアの動力源であろう物体を破壊しました。」
セブン「うむ。ありがとう。」
オーブ「いえ、いつぞやに助けていただいたお礼です。」
タロウ「タイガやギンガたちとは別行動だったのか?」
オーブ「はい。敵の陽動の可能性があったので、俺は事前に皆と別れていたんです。」
タロウ「なるほど。それでまさに陽動だったというわけだな。」
オーブ「はい。」
タロウ「よし、タイガやギンガには私のほうから念話を送ろう。」
セブン「あとは、地球のゼロたちか・・・。無事であってくれ。」
セブンはゼロと念話ができない状態に不安を覚えつつも、はるか遠くの青い星を思うことしかできなかった。