凪、ポケモンマスターへの道   作:ベイタモ

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凪、ポケモンマスターへの道1

凪「えーっと、ボールボール…。」

 

玲王「どうした凪?なんか捕まえたいポケモンでも見つけたのか?」

 

凪「うん。ちょっと待ってて…。」

 

凪「このボールを…投げる、…、あれ?」

 

玲王「どうした凪?」

 

凪「いや、さっきからボール10個くらい投げてるんだけどなんか入らないからさ…。」

 

玲王「10個も投げたのかよ…。どれどれ貸してみ?」

 

凪「はい。」

 

玲王「それでお前の捕まえたいポケモンは?」

 

凪「あそこのトゲのついた大きい亀みたいなやつ…。」

 

玲王「えっと…、え…、いや、凪、コイツは…。」

 

???「ンガァァァァ!!誰だワガハイになんどもこのヘンテコなボールを投げてくるヤツは!!」

 

凪「うわっ、喋った。ポケモンって喋るんだ…。」

 

???「お前か!ワガハイにこのボールを何度もぶつけてたのは!」

 

凪「…。うん。だってポケモントレーナーが野生のポケモン捕まえるのは普通でしょ?」

 

???「ふざけているのか貴様!!このクッパ様に対して!!」

 

凪「…?いや、真面目だけど。」

 

玲王「おい、やめとけ凪。コイツはポケモンじゃない。」

 

凪「え、そう?玲王が知らない新種のポケモンなんじゃない?」

 

玲王「いや、あいつは俺のクソ親父が経営してる御影コーポレーションの取引相手のクッパ城の城主大魔王クッパなんだ。まあこっち側が一方的に物資を送ってるみたいだけど…」

 

凪「ふーん、まぁ強そうだからゲットしたいなぁ。図鑑図鑑…。」

 

凪「…。ねぇ、玲王。このポケモンやっぱり新種だよ。図鑑データなしって出たよ。」

 

玲王「いや、だから…。(コイツ俺の話聞いてない!?)」

 

凪「玲王が持ってるガブリアスっていうやつと同じ600族かなぁ~。」

 

玲王「…。(しばらくボケを聞いてみるか…。)」

 

クッパ「貴様…。大魔王のワガハイに対してボールをぶつけるだけでなく謝りもせんとは良い度胸をしているな。」

 

凪「…ども。でもさぁ、ポケモンにボールぶつける度に謝るなんてめんどくさいじゃん。」

 

クッパ「…は?ポケモン?何のことだ?」

 

凪「え?あんたポケモンでしょ?もしかしてポケモンじゃない?」

 

クッパ「ワガハイはクッパ様だぞ。知らんのか!」

 

凪「知らない。興味もない。とりあえずあんた強そうだから俺と来なよ。」

 

クッパ「ふざけるな!!まったく本当に失礼なやつだ!お前が来い!」

 

凪「はぁ~、めんどくさいなぁ。レオ~、ガブリアス貸して~。」

 

玲王「何するんだ?」

 

凪「コイツとバトルする。」

 

玲王「え、マジ?大丈夫か凪?」

 

凪「まぁ、チュートリアルみたいなもんでしょ。」

 

玲王「だったらさっき貰ったゼニガメ使えよ…。」

 

凪「あ、そっか。じゃあゼニガメよろしく。」

 

ゼニガメ「ゼニ!」

 

クッパ「ガハハハ!なんだその弱そうな亀は。こてんぱんにしてやるのだ!」

 

凪「あんたも亀じゃん。」

 

クッパ「うるさい!ワガハイは最強の亀なのだ!

 

凪「最強かどうかはどうでもいいけど、早く始めよ。」

 

クッパ「よし!いくぞ!後悔するなよ!」

 

凪「もういいや。この紫色のボールを投げちゃえ。」

 

玲王「ちょっと待て凪!!それは……。」

 

凪「えいっ!!」

 

玲王「マスターボール…。そういえば1個あげたんだったか…。

でも、ポケモンじゃないならさすがに捕まらないだろうな…。」

 

凪「あ……。」

 

クッパ「…。」

 

玲王「おぉ、まじか…。見事に捕獲成功だな……。」

 

凪「うん。」

 

クッパ「こらぁ!我輩を出さんかぁ!」

 

凪「え、ボールが喋ってるんだけど?」

 

玲王「さすがの精神力だな…。」

 

凪「なんかすごい怒ってる……。」

 

玲王「そりゃ怒るだろ……。ほら、出してやれ。」

 

凪「えー…。」

 

凪は仕方なくボールからクッパを出した。

 

クッパ「おい貴様!!」

 

凪「なに?」

 

クッパ「貴様、今何をしたかわかっているのか!!」

 

凪「え?このマスターボールってやつを投げただけだけど?」

 

クッパ「そんなことではない!!この大魔王であるワガハイを捕まえるとはどういう了見かと言っておるのだ!!」

 

凪「え、だってあんた強いんでしょ?」

 

クッパ「ワガハイが言いたいのはそういう事ではなく……。まあいい……。」

 

玲王「(意外と物分かりがいいんだな。)」

 

凪「それより、これからよろしくね。」

 

クッパ「おい、勝手に話を進めるな!ワガハイはまだお前らの仲間になると言ったわけではないぞ!」

 

凪「え、違うの?じゃあこのボールに戻る?」

 

クッパ「お断りだ!!そもそも、なぜ貴様のような小童に従わなければならん!!」

 

凪「俺が投げたボールで捕まったからじゃない?」

 

クッパ「ぐぬぬ……。とにかく、この大魔王がお前らに力を貸すことはない!」

 

凪「ふーん。あんたもうめんどくさいし好きにしなよ。」

 

玲王「だな。こんな借金亀なんかいなくても俺と凪なら世界一なんて楽勝だからな。」

 

クッパ「……、ワガハイをバカにするのもいい加減にしろ!侮辱した上に借金亀と罵って、さらにはワガハイなしで世界一だと?!世界を支配するのは我輩だぞ!」

 

玲王「(別に世界一だからな…。支配とまでは言ってない…。)」

 

凪「うわぁ……。本当にめんどくさい亀だなぁ……。」

 

クッパ「うるさい!ワガハイが世界一だと証明せんと気が収まらん!」

 

凪「じゃあ、一緒に来なよ。強いならなんでもいいから。」

 

クッパ「ふん、ついていってやらんこともない。だが勘違いするな!ワガハイを世界一にしたいお前と世界一を証明したいワガハイの利害が一致しただけだ!」

 

玲王「(別にクッパを世界一にしたいとは言ってない…。)」

 

クッパ「だが条件がある。ワガハイは一国の王なのだ。ワガハイが行きたい場所があればお前たちが行きたい場所があっても優先してもらうぞ。」

 

凪「うわぁ…。めんどくさ…。」

 

クッパ「あと、ワガハイをボールにはいれるな。」

 

凪「え~……。まぁいいよ。それくらい。」

 

玲王「おい、凪。それで本当にいいのかよ……。」

 

凪「大丈夫じゃない?多分。」

 

玲王「……、お前がいいならいいけどさ……。」

 

凪「じゃ、よろしく。」

 

クッパ「ふん、足を引っ張るんじゃないぞ。」

 

こうして凪はクッパを捕まえて、次の町へと向かった。

 

 

 

玲王「ところでさ、クッパ。お前いつになったらうちにお金返してくれるの?」

クッパ「なんのことだ?」

玲王「御影コーポレーション…。聞き覚えないか?」

クッパ「…。さ、さぁなんのことだか…。ガハハハ…。」

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