問題児たちが異世界から来るそうですよ?~箱庭に訪れる冬~   作:bliz

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白夜叉のキャラが合ってるのか不安だ……


変態登場だそうですよ?

「どーしてあの短時間でフォレス・ガロに喧嘩を売っているのですか!!しかもゲームの日程は明日?どんな考えがあってのことですか。聞いているのですか四人共」

 

「「「ムシャクシャしてやった今は反省しています」」」

 

「腹が立った。あんなやつは潰されて当然。反省はしていない」

 

「黙らっしゃい!そんなことを聞いているのではありません。しかも吹雪さんは反省すらしてないじゃないですか!」

 

帰ってきて早々黒ウサギは怒っていた。

 

「まあまあ、あいつらもそう言ってるんだから許してやれよ」

 

「そう言われましても…このゲームで得られるのは自己満足だけなんですよ?」

 

「黒ウサギ、許してくれないか?僕もあの外道が許せなかったんだ」

 

「わかりました。フォレス・ガロ程度なら十六夜さんが一人いれば大丈夫でしょう」

 

その言葉に俺と飛鳥、十六夜が怪訝な顔をする。

 

「何いってんだよ。俺は参加しねえよ?」

 

「当たり前よ。貴方なんて参加させないわ」

 

二人の言い分に黒ウサギが慌てる。

 

「だ、駄目ですよ!コミュニティの仲間なんですから協力しないと」

 

「そうじゃない、黒ウサギ。この喧嘩は俺達が売った、そしてあいつらが買った。だから十六夜には参加させない。それに十六夜は世界の果てでゲームをしてきたんだろ?なら、次は俺達の番だ」

 

そう言うと黒ウサギは諦めた。

 

「わかりました。それじゃあジン坊っちゃんは先に帰っていて下さい。黒ウサギは皆さんのギフト鑑定をしてもらいに“サウザンドアイズ”に行きますので」

 

「「「「ギフト鑑定?」」」」

 

「ギフト鑑定というのは、ギフトの秘めた力や起源などを鑑定する事デス。自分の力の正しい形を把握していた方が、引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出処は気になるでしょう?」

 

そうしてジン君と別れた後、俺達は“サウザンドアイズ”に向かって歩きだした。

 

ーーーー

 

「桜の木………ではないわよね?真夏になっても咲き続けているはずがないもの」

 

「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合いの入った桜が残っていてもおかしくないだろ」

 

「……?今は秋だったと思うけど」

 

「えっ?今はクリスマス前の真冬真っ只中じゃなかったっけ?」

 

そんな噛み合わない会話をしていると、それを聞いていた黒ウサギが苦笑いをしながら説明をしてくれた。

 

「皆さんはそれぞれ違う世界から召喚されているのデス。元いた時間軸以外にも歴史や文化、生態系など所々違う箇所があるはずですよ」

 

「パラレルワールドってやつか?」

 

「近しいですね。正しくは立体交差平行世界論というものなんですが……説明をすると長いのでまたの機会にいたしましょう」

 

そうこうしている内に大きな店がみえてきた。

 

「……あれが“サウザンドアイズ”?」

 

「はい、そうです」

 

「てか、こんなにのんびりしてていいの?店閉めようとしてるけど」

 

それを聞いて走っていく黒ウサギ。

 

「待ってく」

 

「待ったなしですお客様。うちは時間外営業はやっておりません」

 

「なんて商売っ気のない店なのかしら」

 

「そ、そうです閉店前にお客を閉め出すなんて舐めすぎです」

 

「それもそうですね。ではどこのコミュニティか名前を教えていただけますか」

 

「……私達はノーネーム」

 

「では、どこのノーネームなのか旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

この店員わざとやってるな。商業コミュニティだから客を選ぶのはわかるが流石にこれは許せないな。

 

「おい、あんた。さっきから俺達がノーネームだとわかっt」

 

「いぃぃぃぃやっほおぉぉぉぉぉぉい!。久しぶりだのう黒ウサギィィィィィ!」

 

ボチャーーーーン

 

俺が文句を言おうとしたら急に人が抱きついてきて水路に飛び込んだ。

取り敢えず、黒ウサギに合掌。

 

「あの~、あれはいったい?」

 

「…聞かないでください」

 

店員さんの反応でだいたいを察して黙っておく。

飛びつかれた黒ウサギはといえば驚いていた。

 

「し、白夜叉様!?どうしてこんな下層に!」

 

「それは黒ウサギが来る気がしておったからに決まっておるだろーが」

 

そして俺の横では、

 

「おい、この店にはあんなドッキリがあるのか?有るなら是非俺にも」

 

「ありませんし、やりません」

 

「なんなら有料でも」

 

「やりません」

 

「なら、逆に俺が水路に突き落としてやる」

 

「いりません」

 

十六夜と店員さんの謎のやり取りが始まっていた。

 

「いい加減に離れてください!」

 

ずっとスリスリされていたが、我慢の限界を越えたのか黒ウサギが白夜叉と呼ばれた少女を投げた。

それを十六夜が足で受け止め

 

「吹雪、パス」

 

なかった。その上こっちに蹴りやがった。

 

「しゃーねーな。こうなったら」

 

そう言って構えると

 

「シューーート!」

 

蹴飛ばした。もちろん黒ウサギの方に向かって

 

「えっ!?何でこっちに蹴飛ばしてるんですか!」

 

黒ウサギが驚いているがもう遅い。

 

「きゃぁぁぁぁぁ」

 

ズドーーーーン

 

黒ウサギ二度寝目の入水。なんか音がおかしかったけど気にしない。

すると、また白夜叉がスリスリしだしたので

 

「いい加減にしてくださいと言っているでしょうが!」

 

黒ウサギはさっきよりもおもいっきり投げ、今度も十六夜の方に飛んでいった。

今度こそは受け止め

 

「吹雪、もう一回パス」

 

なかった。

さて、どうするかもう一回やっても面白くないしだからって受け止める選択肢はないしな。

 

「ここは取り敢えず、リターン」

 

十六夜に向かって蹴り返した。

 

「甘いな」

 

それを更に蹴り返してくる十六夜。

 

「そっちこそ」

 

俺はそれを更に蹴り返す。

そんなことを繰り返していると急に十六夜がスルーした。

そして飛んでいった先には上がっていた黒ウサギ、その結果は当然

 

「またですかぁぁぁぁぁ」

 

黒ウサギの入水。

 

「「イェェェイ!」」

 

そしてハイタッチをする俺達。

 

「ど、どうして黒ウサギばっかりこんな目に……」

 

流石に三回目は嫌なのか今度は白夜叉を抱えて上がってきた。

そして降ろされた白夜叉はぐったりしながら尋ねてきた。

 

「お、おんしら。人をサッカーボールの様に扱うとは何様じゃ。しかし、三度も黒ウサギに飛びつけたしそれはそれで……」

 

「十六夜様だぜ。よろしくな、和装ロリ」

 

「俺は白銀吹雪だ。よろしくな」

 

「そして、白夜叉様は何を言ってるんですか!!」

それにしてもこの人なんだかヤバそうなんだけど。…変態みたいだし。

「貴方この店の人?」

 

「おお、そうだとも。それにしてもおんし、何故助けなかった」

 

白夜叉が店員さんに聞くと、

 

「これに懲りたら少しはその行動が治るかと思ったのですが。……はぁ」

 

「待たんか、それでは私が危ない発言をする変態みたいではないか」

 

「「「「「えっ?違うの?」」」」」

 

白夜叉からまさかの発言がとびだした。

これじゃあ本当に危ない人じゃないか。

 

「そんなことがあるわけないだろうが。私はただ黒ウサギのむn」

 

「それを変態って言うんです、この駄神様!!」

 

更なる変態発言にハリセンでツッコミをする黒ウサギ。

黒ウサギのツッコミにうんうんとうなずく白夜叉以外。

なにこのカオス。てか、ハリセンどこから出したんだよ。

 

「ま、まあいい。話は中で聞くとしよう」

 

あからさまに誤魔化した白夜叉についていく俺達。

あれ、何で揉めてたんだっけ?

 




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