問題児たちが異世界から来るそうですよ?~箱庭に訪れる冬~   作:bliz

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今回かなり短いです。
説明の回でももう少しは書けるようになりたい・・・


おいしかったそうですよ?

「さてと、改めて私は4桁の外門、3345外門に本拠を構える“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の大きな美少女と認識しておいてくれ」

 

「はいはい、お世話になっております本当に」

 

投げ遣りな言葉で受け流す黒ウサギ。

その隣で耀が小首を傾げて聞く。

 

「その外門、って何?」

 

「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。数字が若いほど都市の中心に近く、同時に強力な力を持つ者達が住んでいるのです。箱庭の都市は上層から下層まで7つの支配層に分かれており、それに伴ってそれぞれを区切る門には数字が与えられています。ちなみに、白夜叉様がおっしゃった3345外門などの4桁の外門ともなれば、名のある修羅神仏が割拠する人外魔境と言っても過言ではありません」

 

「おんしも、恩人に対して言うな」

 

そう言いながら黒ウサギが外門の図を描いてくれた。

 

「超巨大タマネギ?」

 

「いや、これはバームクーヘンだろ」

 

「そうね。これはバームクーヘンね」

 

「そんなことより、見てたらバームクーヘン食べたくなってきた。ないの?」

 

「今ここにバームクーヘンがあるわけ「あるぞ」

 

「マジで?食べていい?」

 

「いいぞ、これぐらいならいくらでもやろう」

 

「それじゃ遠慮なく。いっただきまーす」

 

もぐもぐもぐもぐ。

 

ヤバいこれめっちゃウマイ、これならいくらでも食えそう。

 

もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。

 

「ーい、ーーき」

 

ん?何か聞こえるような気がする。

 

「おい、吹雪」

 

「何だ?」

 

「今の話は聞いてたか?」

 

「まったく(キリッ」

 

「はぁ……。食べながらでも話ぐらい聞いとけよ」

 

「いやぁ、あんまりにも旨かったからつい夢中になっちゃって。で、用件は?」

 

俺の返事に呆れながらも説明してくれる十六夜。

 

「白夜叉は階層支配者という偉い地位にいて、それになるにはかなりの実力が必要。こんだけで言いたいことはわかるだろ?」

 

「成る程、つまりこの辺りで一番強いから倒して最強になってしまおうってことか」

 

「そういうこと。察しがいいな」

 

そりゃわかるよ。こういうことに対する考え方はお前と似てる気がするし。

 

「えっ!?吹雪さんもそっち側なんですか?」

 

「何が?」

 

「吹雪さんなら十六夜さん達を止めてくれると思っていたんですが……」

 

「止めても良いんだけどな。自分の実力がどれぐらいか知っときたいし」

 

「そうですか………」

 

取り敢えず納得した様子の黒ウサギ。

 

「それでは問うとしようか。おんしらが望むのは“挑戦”か“決闘”か」




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