問題児たちが異世界から来るそうですよ?~箱庭に訪れる冬~   作:bliz

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えー、前回の更新から4ヶ月ぐらいですね。最近更新するごとにこんなこと言ってるのは気のせいじゃないですね。

前回の更新から何してたかはまた後書きにて。
今回で4巻はほとんど終了です。後一話か二話で5巻に入ります。目標は今月中にもう一話です。

それでは、本編をどうぞ!


巨龍討伐

46話

 

 黒い鷲獅子のような何かを倒した俺たちは耀の案内で玉座の間にやってきた。そこにはなぜか学ランを着ていない十六夜の姿があった。

 

「どうやらそっちは間に合ったみたいだな」

 

「まあな。お前学ランはどうした?」

 

「あれを攻略するのにグリーがケガしちまったからな。その止血に使っちまったんだよ」

 

「で、今は何をやってんだ?」

 

「このゲームの攻略だ。春日部は第三の勝利条件の謎解きができてたみたいだが、お前はどうだ?」

 

「全然。考える余裕もなかったからな」

 

「十六夜はいくつ解けてるの?」

 

 耀の問いに十六夜は少し自慢げに答える。

 

「第三と第四の二つだぜ。まあ、第四に関しては少し柔軟な発想が必要になってくるんだけどな。吹雪、吸血鬼の歴史は覚えてるか?」

 

 俺は攻略会議のために楓から情報を聞いたときについでに十六夜が話していた内容を思い出す。

 

「たしか……巨龍は吸血鬼の世界を背負う龍、だったか?」

 

「ああ。まあ、あれだ。吸血鬼の歴史を知っていて、衛星に関する知識があればこの城をそこに結び付けるのは簡単だからな。そうだろ春日部?」

 

「うん。私もこの城が衛星ってところまではわかったよ」

 

「で、そこからどう第四の勝利条件に繋がるんだ?」

 

「そこがわかればまずはゲームタイトルが目に付く。その次に俺が目を付けたのが第四の勝利条件だ」

 

「……十六夜、あれってミスリードじゃないの?」

 

「もちろんだ。あれを解くのには簡単な言葉遊びがあるんだよ。革命の英語の綴りはrevolutionだろ?これには別の意味があるんだが、知ってたか?」

 

「ううん。吹雪は知ってる?」

 

「なんだっけな……たしか前に授業で見た気はするんだけどな……降参だ」

 

 箱庭に来る前に授業でやった記憶があるが、それがどんなテーマの文章だったのかが思い出せない。それさえ思い出せばすぐに出てくるんだけどな……

 

「答えは公転だ」

 

「つまり、第四の勝利条件は公転の主導者である巨龍の心臓を撃て。こういうこと?」

 

「だいたいはそれで合ってるぜ」

 

 耀の確認に答えながら十六夜はレティシアの方を向く。

 

「……レティシア。外の巨龍はお前なんじゃないか?」

 

「……ああ。その通りだ」

 

「十六夜、どういうことだ?」

 

「簡単な話だ。タイトルと契約書類(ギアスロール)に二度登場するレティシアの名前。そこから推測すればいい」

 

「……さすがは十六夜だな。多くの場合、最強種を召喚するには星の主権と器が必要だ。そして、偶然にもゲーム開催当時の私はその二つを揃えていた。龍の純血種が生み出したこの身体と……十三番目の黄道宮という主権が。だが、ゲームが終了すれば巨龍の脅威はすぐに消え去る。私も無力化されてゲームセットだ」

 

「……信じていいんだな?」

 

 十六夜が手に持っていた最後の欠片を窪みに填めると、参加者側の勝利を示す契約書類(ギアスロール)が現れる。しかし、そこに書かれていた内容に誰も勝利を喜ぶことができない。

 

「……レティシア、お前はこのことを知っていたのか?」

 

「…………そうだ」

 

「……それがどんな結果になるかも当然わかってるんだな?」

 

「----死ぬ、だろうな。龍の媒介は私だ。それにこの玉座の頭上は水晶体。太陽が直射されることは間違いない」

 

 大天幕の解放(・・・・・・)。それが意味するのはこの場所に直接日光が降り注ぐことであり、それによってレティシアがどうなってしまうのかは恐らくここにいる全員が文面を読んだ時点で察していた。その上レティシアの口から直接出たのだから避けられないだろう。

 

「耀、十六夜。まだ動けるか?」

 

「うん。傷も治ってきてるし大丈夫」

 

「ああ」

 

「手を貸してくれ。巨龍を討つ」

 

 大天幕が開けばレティシアが死んでしまう。それなら大天幕が開く前に巨龍を倒せばいい(・・・・・・・・・・・・・・・・)。勝算なんてものは全然ないがやらずに後悔するなんてことはしたくない。

 

「…………何を……言っているんだ? 十六夜、耀、吹雪を止めろ!!」

 

「春日部、お前はどうすんだ?」

 

「もちろんやるよ。十六夜は?」

 

「このまま一人でもやりかねない馬鹿野郎をほっとくわけにはいかねえよ。時間もねえんだ、作戦があるならとっとと言いやがれ」

 

「馬鹿な……見損なったぞお前たち。お前たちはもっと聡明だと思っていた。それがなぜそんな無責任なことを……!」

 

 レティシアの願いとは逆に、巨龍を討とうとする俺たちを見たレティシアは失望したような声で非難してくるが、俺からも言いたいことはある。 隣を見ると、どうやら十六夜も俺と同じようなことを考えているらしい。

 

「ああ、そうだな。こんな状況になって止めるどころかそれに賛同してる俺は無責任なんだろうな。……だがな、責任を背負おうともしない奴は、臆病者の卑怯者だ」

 

「なあ、十六夜。色々言いたいことはあるんだろうが、その後に言う俺のことも考えといてくれよ」

 

「こいつは失礼。それなら後はお前に譲ってやるよ」

 

「別にもうちょっと言ってくれてもよかったんだけどな。レティシア、さっきの発言俺に関しては前提から間違ってるぞ。俺は聡明なんかじゃない、仲間のためならどんな無茶でもする大馬鹿野郎だ。この状況で俺に巨龍を討つ以外の選択肢なんてない」

 

 箱庭に来て誰かに頼るという変化があったが、俺自身がこのギフトに掛けた誓いは仲間を守ること。これに偽りはないし、変わることもない

 

「そうだとしても……無理だ!相手はあの巨龍だぞ!」

 

誰が無理だって決めた?(・・・・・・・・・・)そんなのはやってみなくちゃわかんねえだろうが。たとえ1%未満の可能性だとしても、そこに仲間を救える可能性があるなら俺はそれに賭ける。……あとな、さっき言ってたよな。もう二度と同士を殺したくはないって。お前はそれを俺たちにやれって言ってるんだぞ!!」

 

「私だって…………私だって本心から殺してほしいと思っているわけがないだろ!!それでも…………それでも!もう嫌なんだ、私の手で同士を殺すのは!」

 

 俺の言葉を聞いてレティシアの本音が飛び出す。その表情は悲痛なもので、レティシアの苦しみが俺にも伝わってくる。それでも、俺の言いたいことはまだ言い切れていない。

 

「……俺には同士を殺した経験なんてないし、なんでレティシアがそんなことをしたのかはわからない。だけどな……何で一人で抱え込むんだ!俺たち(仲間)がいるだろ!何で頼らねえんだよ!!」

 

「できるならそうしていたさ!!それでも……もう一度同士を殺してしまうことを考えると……できないんだ」

 

「そうか。俺が言いたいことはあと一つだ。俺たちは誰一人としてお前のことを諦めたりしない。ここにいる俺や耀、十六夜だけじゃない。地上にいる飛鳥たちも含めてだ。俺が言いたいことは言ったけど、二人はまだ何かあるか?」

 

「いいや、俺はないな」

 

「私もないよ」

 

「ここから先は俺たちの自己責任だ。そのうえで俺たちはお前を救う(やりたいようにやる)。お前はそこで見てればいい」

 

「……て……れ」

 

 言いたいことを言って耀たちのほうを向いて歩きだそうとしたとき、俺の耳に微かな音が届く。

 

「助けてくれ!私もまだ死にたくない!!私は責任から逃げない!頼む、……私を救ってくれ」

 

 涙を流しながら訴えられてはあそこまで言った身としては断れない。もとより断るつもりもないけどな

 

「おう。任せとけ」

 

「さて、と。あんだけ言っといてあれだが、十六夜、巨龍は任せる。俺じゃ火力が足りないからな。耀、十六夜のサポートを頼む」

 

「吹雪はどうするの?」

 

「ないとは思うけど、もしもの保険をかける」

 

 そう言いながら空を指差し、二人はそれだけで俺のやろうとしていることを理解してくれる。

 

「一人で大丈夫なの?」

 

「この契約書類(ギアスロール)は外にも降ってるんだろ?それなら大丈夫だ。玲華(あいつ)なら俺のやりたいことはわかってくれる」

 

 

 

~~~~~

 

「我々の勝利は決まった!後はこの有象無象を蹴散らすのみ!同士よ、これが最後だッ!!死力を尽くせッ!!」

 

 参加者側の勝利を告げる契約書類によって魔獣との戦いで疲弊しきっていた連盟の同士たちの士気は再び高められていく。そんな中で玲華たちだけはそれに混ざらずにいた。

 

「……飛鳥ちゃん、レティシアって娘は吸血鬼なんだよね?」

 

「……ええ」

 

「となると……吹雪のやりそうなことは…………あたしたちがやらなきゃいけないことは……」

 

 飛鳥の言葉を聞いた玲華はぶつぶつと呟きながら思考に没頭していく。

 

「ねえ陽炎。一時的に太陽の光をどうにかできるとして、あの巨龍ってほっといてもいなくなると思う?」

 

「ないだろうな。今回の天幕の解放ってあれを消すための手段みたいなものだろ?」

 

「……あんたでもそう思うわよね」

 

「おい待て、それってどうい」

 

「飛鳥ちゃん。あたしは十六夜のことを陽炎と同等以上って認識しかないんだけど、巨龍を討つことってできる?」

 

 バカでもわかることを確認する為のような扱いをされた陽炎はそれを問い詰めようとするが、玲華はそれを無視して飛鳥に別の質問をする。

 

「……ええ。もちろんよ」

 

「となると……方針は決まりね。陽炎、一応確認するけどあんた巨龍(あれ)にダメージ入る?」

 

「たぶん無理だな。楓のフルバフもらって全力でやってワンチャンってところだな」

 

「それなら……あたしもサポートするわ。出力上がればどうにかなるでしょ?一応ダメージ入れる方法は考えてあるし」

 

「たぶんな。ぶっつけ本番だけどいけんのか?」

 

「あたしを信じなさい」

 

「はいはい。楓、もしもの時は任せた」

 

「は~い」

 

「あんたねぇ……」

 

 自分の扱いが雑な陽炎に対して玲華はジト目を向けるが、陽炎はそんなことを気にとめず話を再開する。

 

「おい、玲華!作戦会議してる暇ももうなさそうだぞ!」

 

 陽炎の視線の先にはアンダーウッドに突撃しようと平野へと急降下する巨龍の姿があった。

 

「それじゃあ陽炎(バカ)の動きは決まったから……飛鳥ちゃん、巨龍をお願い」

 

「ええ。私にできるのはそれくらいだもの」

 

「楓は陽炎にバフやったら飛鳥ちゃんのサポートね。土系で大丈夫だと思うわ」

 

「は~い」

 

「飛鳥ちゃん、楓、巨龍はよろしくね」

 

「ええ。ディーン!」

 

天よりの祝福(シエルブレッシング)ぅ」

 

 飛鳥がディーンを巨大化させ、楓が陽炎にギフトによる支援をする。

 

「それじゃああたしたちも「お前たちっ!!何をやっているんだ!早くここから離れるんだ!」

 

 それぞれが役目を果たそうと動こうとしたそのとき、サラが四人を逃がそうとやってくる。

 

「私は逃げないわよ。私たちの後ろにはアンダーウッドがあるわ。それに、こんな状況になって吹雪君が何もしないわけがないわ。それなのに私だけ逃げることなんてできない!」

 

「俺たちだって同じようなもんだ。吹雪(あいつ)がやろうしてるんなら、俺たちが退かない理由はそれだけで十分だ」

 

「そうだね~」

 

「そういうこと。ほら、やるわよ!出ておいで、ライくん!!」

 

 玲華の呼び出しに応じて出てきたのは雷のような羽の色で体長が5メートルほどある鷲だった。

 

「で、俺はどうすればいいんだ?」

 

「ライくんの雷をあんたに落とすから、あれの体を削るわよ。超●磁砲のA●Mバー●ト戦でやってたやつ。後は、空を覆うくらいの雷雲!」

 

「なんでわざわざ……そういうことか。あいつに負けるわけにはいかねえな!」

 

 玲華の指示に疑問を感じた陽炎だったが、空に浮かぶ古城を中心にして暗くなっていくのを見てその理由を理解する。

 

「…………退く気はないんだな?」

 

「ええ」

 

「もちろんだ」

 

「そうだね~」

 

「うん」

 

「わかった。それなら私も覚悟を示そう」

 

「サラ!?」

 

 サラは帯刀していた刀を抜き、自らの龍角を切り落とす。慌てて駆け寄った飛鳥にサラは激痛に襲われながらも龍角を差し出す。

 

「…………龍角は、純度の高い霊格だ。神珍鉄にも溶けあうはず…………!アンダーウッドを……頼む……!」

 

「飛鳥ちゃんはそれを。後は楓に任せて」

 

豊穣の恵み(ナチュルグナーデ)~」

 

 楓がサラに回復させ、その表情が徐々に安らいでいく。それを見届けると飛鳥はサラから託された龍角をディーンに捧げる。

 

「迎え撃ちなさい、ディーンっ!!」

 

 ディーンと巨龍が正面からぶつかる。サラの龍角を得たことによる炎の噴射によって巨龍を止めようとするが完全に押さえることができずジリジリとアンダーウッドの方へと押されていく。

 

「楓!サポートよろしくね!」

 

「は~い」

 

 楓は言われていた通り、土系の魔法を使ってディーンの足元に支えを作る。それによって巨龍とディーンの押し合いはほとんど拮抗する。

 

「巨龍はどうにかなりそうだから……陽炎!こっちもいくわよ!」

 

「おうっ!!」

 

 事前の打ち合わせ通り、玲華の呼び出した大鷲から落とされた雷を陽炎はその身で受け止める。

 

「陽炎、いける?」

 

「……なんとかな。ほとんど加減なんてできねえぞ」

 

「大丈夫よ。あれってほとんど加減せずにおもいっきりやってもいけるわ」

 

「そいつはありがたいな。これでもくらいやがれ!」

 

 陽炎の放った電撃は巨龍の体の表面を駆け抜けていくが、巨龍はそれに対して一切の反応を見せない

 

「おい!ほとんど、流れてねえぞ!ほんとにこれでいいんだよな!?」

 

「大丈夫!後はそのまま限界まで流し込んで!」

 

「わーったよ!!」

 

 巨龍へと流し込まれる電流の量が更に増すと先程までは何の反応も見せなかった巨龍が苦しみの声を上げ始める。

 物理において、電流と熱には強い関係性がある。オームの法則という法則において、電圧と抵抗の積は電流に等しいという関係が存在する。ここで、電圧の値をほぼ変えずに電流の値を増加させると必然的に抵抗の値が増大する。このとき、抵抗によって余るエネルギーが熱エネルギーに変わる。玲華はこの膨大な熱エネルギーを使って間接的に巨龍を攻撃させている。

 

「このまま消し飛びやがれ!!」

 

 巨龍に流し込まれる電流の量が更に増し、目に見えて巨龍の体が消し飛び始める。

 

「吹雪、こっちがやれることはやったわよ」

 

 

~~~~~

 

「吹雪、サポートって言ってたけど私は何をしたらいいの?」

 

「十六夜を巨龍のところまで運んでほしい。この人外もここからあれを倒すのは無理だろ?…………無理だよな?」

 

 城の最端、最も巨龍に近い位置にやってきた俺たちは最後の打ち合わせを行っている。俺は前にペストの死の風を防ごうとしたときと同じように空を雪の壁で覆いながらそれを進めている。完全に太陽の光を遮るのは不可能だとしても、完全に光が降り注ぐまでの時間稼ぎぐらいにはなるはずだ。

 

「さすがにそいつは無理だな。あれを倒しに行く手段があればレティシアもどきにあんなに苦戦したりしねえよ」

 

「それもそうか。というかお前が空中戦もいけたらほんとにもう人間じゃねえよ」

 

「わかった。それじゃあ、ちょっとだけ待ってほしいかな」

 

 耀は生命の目録を取り出し、目を瞑る。俺と十六夜がその様子を見ていると生命の目録が光を放ち、耀の両足を包んでいく。光が収まると、そこには耀の履いていた革のロングブーツではなく、装甲に包まれ、光を放つ翼の生えたブーツがあった。

 

「出来た……!…………二人ともどうしたの?」

 

 俺と十六夜がそれに目を奪われていると、反応がないことを不思議に思った耀が声を掛けてくる。

 

「いや、つい見とれてた。男からするとこういうのってほんとにドンピシャっていうか……だろ?十六夜」

 

「ああ。にしても、どうしたんだそれ。前まではそんなこと出来てなかったじゃねえか」

 

「……吹雪のおかげ、かな」

 

「その話は終わってからな。そろそろ出番だぞ」

 

 耀が十六夜のいじり方面の暴走スイッチが入りそうな答え方をしてしまった気がしたので話を無理矢理切り上げ、意識を巨龍へと戻す。

 そのときちょうど巨龍がアンダーウッドに向かって突進し始めるが、衝突の直前に動きが著しく遅くなる。おそらく飛鳥とディーンを主体にして押さえ込んでいるんだろう。すると、動きの鈍った巨龍に沿って電撃が走りその体を表面から消し飛ばしていく。

 

「俺も一応やるか。まともにダメージなんて入らねえだろうけど、ありったけくらいやがれ!!」

 

 ほとんど効果がないとは思いつつも手持ちの爆発物と武器を投下し、その場で追加を作ってさらに追撃をする。

 

「……吹雪、巨龍の体が消えていってる」

 

 巨龍の体は陽炎の電撃によって少しずつ消し飛ばされ、さらに俺と陽炎が空を覆っている隙間から漏れ出した太陽の光を浴びて溶けるように消えていく。

 

「耀、十六夜。後は頼むぞ」

 

「私ができるのは運ぶことだけ。十六夜、後はお願い」

 

「ここまでお膳立てされて、春日部にカッコイイもの見せてもらったからな。俺もとっておきを見せてやるよ」

 

 こうしている間にも巨龍の体は更に消えていき、その中から太陽の光にも負けないぐらいの輝きが放たれる。

 

「十六夜、行こう」

 

「おう」

 

 十六夜を抱えた耀が巨龍の心臓に向かって飛び立ち、ブーツから出る光の描く軌跡はすぐに心臓のあるところに到達する。その直後、その光の軌跡を上回る光の柱が現れ、巨龍の心臓を貫いた。おそらくあれが十六夜の言っていたとっておきだろう。

 

「あいつ、こんなの隠してやがったのかよ。なにはともあれこれでほんとにゲームクリア、だな」




前回更新が7月でそこから末まではテスト

テストが終わってスプラトゥーン2を買う

夏休み中ずっとバイト、スプラ2、バイトまで寝るを繰り返す

こんなことをやってましたね。次の話はある意味では一区切りになる予定なのでできるだけ早く上げる予定です。


今回も読んでいただきありがとうございました。
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