問題児たちが異世界から来るそうですよ?~箱庭に訪れる冬~   作:bliz

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KY登場だそうですよ?

 

説明を聞いた後、黒ウサギに連れられて歩いていると大きな門が見えてきた。

 

「ジン坊っちゃーん。新しい方々を連れて来ましたよ!」

 

「そちらの御三方が?」

 

「はいっ!こちらの御三方がそうで・・えっ!?三人?」

 

振り返って急に驚く黒ウサギ。

 

「どうかしたの?」

 

「呼ばれたのは本当は四人なんです。それで、もう一人の目付きと口が悪い"ザ・問題児"みたいな人はどうされたんですか?」

 

「ああ、十六夜か?それならな……」

 

 

 

~回想~

 

「おい、吹雪」

 

「ん?逆廻何か用か?」

 

「俺のことは十六夜でいいぞ。これから世界の果てまで行こうと思うんだが来るか?」

 

「いや、いいや。チャンスがあるならまだ黒ウサギが弄りたい」

 

「わかった。黒ウサギには言うなよ。後、春日部とお嬢様にも言わないように伝えといてくれ」

 

「了解」

 

~回想終了~

 

 

「みたいなことがあってだな」

 

「嘘です、絶対嘘です!ほんとはめんどくさかっただけでしょう!」

 

「「「うん」」」

 

ガクッとずっこける黒ウサギ。

 

「ほとんど本当だぞ。言わなかったのにはもう1つ理由があってだな」

 

「その理由とは?」

 

「黒ウサギを困らせたかった。黒ウサギが困ってるのを見ると楽しいから。ちゃんと十六夜にも言っただろ?弄りたいって(ドャ」

そう言ってドヤ顔をすると、

 

「何でそんなことを自慢気に言うんですか!それと、結構Sですよね!」

 

おもいっきり突っ込まれた。

 

「いやーそんなに褒められても背中に雪落とすぐらいしかできないよ。Sなのは今更だし」

 

「褒めてません!後、落とすのはやめてください」

 

疲れた様子の黒ウサギと漫才をしているとジン君が焦ったように、

 

「大変です!世界の果てにはギフトゲームのために野放しになっている幻獣が」

 

「幻獣?それってユニコーンとかドラゴンみたいなやつ?」

 

「は、はい。さすがにドラゴンはこんなところにはいませんが。それでも世界の果ての付近の幻獣は強力なので人間では勝てません」

 

「あら、彼はゲームが始まる前にゲームオーバー?斬新ね」

 

「なんか十六夜なら幻獣でも倒しそうな気がするけど。てか、ドラゴンいるんだ」

 

「……同感」

 

「そんな呑気なことを言ってる場合ではありません!」

 

そんなやり取りをしていると黒ウサギが立ち上がり、

 

「黒ウサギは十六夜さんを捕まえに行ってきます。みなさんは先に箱庭ライフを堪能していてください。ジン坊っちゃん案内をよろしくお願いします」

 

そう言って髪をピンクにして跳んでいった。

 

「箱庭のウサギはずいぶん速く跳べるのね」

 

「ウサギ達は箱庭の創始者の眷属ですので。ウサギ達は身体能力だけでなく、ギフトも強力です」

 

「てか、何あの髪の毛スーパーサ〇ヤ人?」

 

「「??」」

 

「……それは言わない方がいいやつだと思う」

 

何のことかわからないジン君と久遠さんは首をかしげていたいたが、わかった春日部さんに注意された。

 

「黒ウサギも言ってたことだし、中に行きましょうか。それと、自己紹介してなかったわね。久遠飛鳥よ、よろしく」

 

「……春日部耀。以下同文」

 

「白銀吹雪だ、よろしくな」

 

「あ、はい。ジン=ラッセルです。齢11ですがコミュニティのリーダーをしています。よろしくお願いします」

 

「さて、行きましょうか」

 

門をくぐって中に入るとそこには街があった。

 

「へえ、結構賑やかなんだな」

 

「そうね。それよりジン君、外から見たときは天幕があったように思うのだけれど。太陽が見えるのは何故なのかしら?」

 

言われて上を見てみると確かに太陽が見える。

 

「それは、日光を浴びることのできない種族のためですね」

 

「……吸血鬼でもいるの?」

 

「いますよ」

 

「とりあえずさ、どこか座らない?」

 

「それもそうね。じゃああの店にしましょうか」

 

俺達は久遠さんが指差した店に行った。

 

「ご注文は何になさいますか?」

 

「えーと、紅茶を二つと緑茶を一つ。軽食にコレとコレも」

 

『ミャアミャアミャア(ネコマンマも)』

 

「俺は炭酸水とピザとカレーとラーメン」

 

「…結構食べるわね」

 

俺の頼んだものの量に久遠さんが呆れてた。

 

「そりゃ、呼ばれる前に何も食べてないからね」

 

ここに黒ウサギがいたら仕返ししたのに。食べ物の恨みをおしえてやる。

 

「ご注文はティーセットが三つと炭酸水とピザとカレーとラーメンとネコマンマですね」

 

そうそう、それだけ。・・・ん、ちょっと待てネコマンマって誰が頼んだんだ?

 

「……もしかして、三毛猫の言葉がわかるの?」

 

「当たり前じゃないですか。私も猫族なんですから」

 

「というか春日部さんもわかるの?」

 

「…わかる」

 

「いいなぁ。俺も動物と話してみたい」

 

「凄いです!動物と会話のできるギフトはかなり重要ですよ。さっき言ったように、箱庭には幻獣がいるのでそれらと意思の疎通ができるのは心強いです」

ジン君が驚いたように言った。

よく考えてみればその通りだな。

 

「そうなの。春日部さんは凄いギフトを持っているのね」

 

「そう言えば久遠さんはどんなギフトを持ってるんだ?」

 

「飛鳥でいいわよ」

 

「…私も耀でいい」

 

「わかったよ。それで?」

 

「私のギフトは二人のに比べればひどいものよ。私のは」

 

飛鳥が続きを言おうとしたとき、

 

「座ってもよろしいでしょうか?」

 

ピチピチのスーツを着た人(?)がやって来た

おい、少しは空気を読めよ。

 




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